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鬼和尚の仏教購読会 別館
142
:
避難民のマジレスさん
:2018/12/17(月) 06:22:06 ID:LC3de7YgO
>>140
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
第三話 アニムスとアニマ(つづき)
より抜粋
続いて法蔵は、天覧劇の幕を閉じるために小さな水晶玉を取り出して言った。
「さあ、ご覧ください、陛下。これらすべての大きな鏡と、
その鏡が反射する無数の形がこの小さな玉に映る様を。
究極の実在においては、何の障害もなく無限に小さなものが無限に大きなもの
を内に蔵し、無限に大きなものが無限に小さなものを内に蔵している様をご覧
ください!
ああ、時間と永遠が、過去、現在、未来が、互いに妨げられずに浸透し合うこ
とを証明することさえできれば。
しかし悲しいことに、これは異なった水準で把握されねばならない。
生きて躍動するプロセスなのです・・・」
人間は孤島ではない。何ひとつ孤島ではない。
あらゆるものが相互に関連し合っている。
あらゆるものが相互に依存し合っている。
独立とは、まさにその言葉からして虚偽だ。
依存もまたそうだ。相互依存が実相だ。
万物は他の万物とあまりに深く結びついているので、何ひとつばらばらでは存
在しえない。
小さな薔薇の花を余すところなく全一に理解できたら、宇宙全体を理解したこ
とになる。
なぜなら、全宇宙がその小さな薔薇の花に内包されているからだ。
もっとも小さな草の葉にさえいっさいが含まれている。
だが、覚えておきなさい---法蔵が女帝に言ったように、すべての例証、 すべ
ての描写は静的だが、<存在>は躍動する流れだ。それは川のようなものだ。
ひとつひとつの事物が他のあらゆる事物のなかに浸透し続けている。
どこでひとつのものが終わり、どこで別のものがはじまるのか、 その線を引く
ことはできない。
境界線はない--そんなものはありえない。
したがって、区別はすべてたんに実用的な目的のためにあるだけであって、そ
れらに実存的な価値はない。
これがまず最初に理解すべきことだ。
これは道家タオイストの煉丹術のまさに基礎となるものだ。
ひとたびこれを理解すれば、道家の煉丹術の全容を把握できるようになる。
そうなったら、低次のものを高次のものに変容させることができる。
なぜなら、低次のものにはすでに高次のものが含まれているからだ。
卑金属を黄金に変容させることができるのは、何ひとつ分かたれているものは
なく、低次のものにもすでに黄金が含まれているからだ。
上のごとく下もあり、下のごとく上もまたある。
あらゆるものが相互に関連し合っているというとらえ方そのものが変容を可能
にする。
事物が相互に関連し合っていなかったら、いかなる変容の可能性もない。
(´・(ェ)・`)
(つづく)
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