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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4
975
:
避難民のマジレスさん
:2019/06/09(日) 13:36:26 ID:LC3de7YgO
>>974
> その(真我)実現の中で、彼はすべての存在の根底に「一なるもの」を見いだします。
この「一なるもの」をググったら、黄金の華の秘密の最後に語られた("一者から一者への飛翔")プロティノスの解説に出会えた。
>プロティノスの思想はプラトンのイデア論を受け継ぎながら、その二元論を克服しようとしたものである。
プラトンの『パルメニデス』に説かれた「一なるもの」(ト・ヘン to hen)を重視し、語りえないものとして、これを神と同一視した。
万物(霊魂、物質)は無限の存在(善のイデア)である「一者」(ト・ヘン)から流出したヌース(理性)の働きによるものである(流出説)。
一者は有限の存在である万物とは別の存在で、一者自身は流出によって何ら変化・増減することはない。
あたかも太陽自身は変化せず、太陽から出た光が周囲を照らすようなものである。
光から遠ざかれば次第に暗くなるように、霊魂・物質にも高い・低いの差がある。
また、人間は「一者」への愛(エロース)によって「一者」に回帰することができる。
一者と合一し、忘我の状態に達することをエクスタシスという。
[エネアデスVIの第11節] ただし、エクスタシスに至るのは、ごく稀に、少数の人間ができることである。プロティノス自身は生涯に4度ばかり体験したという。
(´・(ェ)・`)つ
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