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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4

736避難民のマジレスさん:2019/03/26(火) 19:52:02 ID:LC3de7YgO
>>735
1『I AM THAT 私は在る』
【89 霊的な人生における進歩】1

 質問者 私たちは女性二人で、イギリスからインドを訪ねてきま
     した。私たちはヨーガに関してほとんど知らず、ここに
     来たのも、インドにおいて霊的な師はたいへん重要な役
     割を果たしていると聞いたからです。
 マハラジ
 ようこそ。
 あなた方はここで何も新しいことを見いだしはしないだろう。
 私たちのしている仕事は時を超えているのだ。
 一万年前も同じだったし、一万年後もまた同じだろう。
 いくつもの世紀が変わりつづけるだろうが、苦しみと苦しみの終
 焉(しゅうえん)という人類の問題は変わらないのだ。
 質問者 先日、七人の若い外国人たちが数日の宿泊のために宿を
     求めてやって来ました。彼らはボンベイで講話をしてい
     る彼らのグルに会いに来たのです。私も彼に会いました。
     たいへん風貌の良い若い男
性で、実際とても有能な人の
     ようでした。しかし、彼には平和と沈黙の雰囲気が漂っ
     ていました。彼の教えはカルマ・ヨーガ、帰依、グルに
     仕えることなどを強調した、伝統的なものです。『ギー
     ター』のように、非利己的な仕事が解放をもたらすと彼
     は言うのです。彼は野心的な計画をたくさんもち、多く
     の国々で瞑想のセンターをはじめる信奉者たちを訓練し
     ています。どうやら、彼は彼らに権威だけでなく、彼の
     名のもとに仕事をする力も与えているようです。
 マハラジ
 そうだ。
 力の譲渡といったものは存在するのだ。
 質問者 彼らと一緒にいたとき、私は不可視になったような奇妙
     な感覚をもちました。帰依者たちは彼ら自身をグルに明
     け渡すことで、私までもグルに明け渡したのです! 何
     であれ私が彼らのためにしたことは、彼らのグルが私を
     通してしたことであって、私はただの道具としか見なさ
     れませんでした。私は単に右か左に回された蛇口でしか
     なかったのです。そこにはどんな個人的な関係性もあり
     ませんでした。彼らは少しだけ、私を彼らの信仰に帰依
     させようと試みましたが、わずかに抵抗を感じるなり、
     私に注意を払うのをやめました。彼らどうしでさえ、そ
     れほど理解しあっているようには見えませんでした。彼
     らを繋(つな)いでいるのはグルへの興味だけなのです。
     私にとっては、それは冷たく、ほとんど非人間的でさえ
     ありました。自己を神の手にある道具と見なすことはひ
     とつの考えです。しかし、「すべては神である」ゆえに
     注意や思いやりをすべて否定することは、残酷さにも近
     い無関心に導くでしょう。
結局すべての戦争は「神の名」
     のもとに行われたのです。人類の全歴史は「聖なる戦争」
     の連続です。人は戦争のさなかほど非個人的になること
     はないのです!
 マハラジ
 強要したり、抵抗したりすることは、存在しようとする意志に含
 まれるのだ。
 存在しようとする意志を取り除いてみなさい。
 何が残るだろうか?
 存在と非存在は、時間と空間のなかの何かに関係している。
 今とここ、そのときとそこ。
 これもまたマインドのなかにある。
 マインドは類推のゲームをしているのだ。
 それはつねに不確実で、不安に悩まされ、落ち着きがない。
 あなたはある神かグルの単なる道具として扱われたことに憤慨し、
 個人として扱われるべきだと主張している。
 なぜなら、あなたは自分の存在に確信がなく、個人として在るこ
 との安楽と安心を手放したくないからだ。
 あなたは、これがあなただと信じているものではないかもしれな
 い。
 だが、それはあなたに継続性を与えてくれる。
 あなたの未来は現在のなかに流れ込み、精神的衝撃もないまま過
 去となる。
 個人的存在を否定されることがこわい。
 だが、あなたはそれに直面し、人生全体とのあなたのアイデンテ
 ィティを見いださなければならないのだ。
 そうすれば、誰が誰に使われたのかという問題はなくなるだろう。
 質問者 私が注意を払われたのは、彼らの信仰に帰依させようと
     試みたときだけでした。私が抵抗したとき、彼らは私に
     興味を失ったのです。
 マハラジ
 人は改宗や偶然から弟子になったりはしない。
 普通、そこには何生をも通して保たれてきた昔からのつながりが
 あり、愛と信頼として花開くのだ。
 それがなければ弟子としての地位はありえない。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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