したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4

722避難民のマジレスさん:2019/03/19(火) 23:24:17 ID:LC3de7YgO
>>718
『I AM THAT 私は在る』
【86 未知なるものは実在の住処だ】(つづき)

 質問者 マインドの使い方を学ぶことで、私は何を得るのでしょうか?
 マハラジ
 マインドの誤用による欲望と恐れから自由になるのだ。
 単なる精神的な知識では充分でない。
 既知なるものは非本質的であり、未知なるものが実在の住処(すみか)だ。
 既知のなかに生きることは束縛であり、未知のなかに生きることが解放なの
 だ。
 質問者 すべての霊的修練は、個人的自己の消去にあると私は理解していま
     す。そのような修練には鉄の決意と容赦のない専念が要求されます。
     そのような修練のための高潔さとエネルギーを、どこに見いだせば
     いいのでしょうか?
 マハラジ
 あなたはそれを賢者との交わりのなかに見いだすだろう。
 質問者 どうやって誰が賢者で、誰が単に賢いだけなのかを知るのでしょう?
 マハラジ
 もしあなたの動機が純粋なもので、真理以外の何ものも探していないとすれ
 ば、あなたは正しい人たちを見いだすだろう。
 彼らを見いだすことはやさしい。
 困難なのは、彼らを信頼し、その助言と指導を最大に利用することなのだ。
 質問者 霊的修練のためには、目覚めの状態は眠りの状態よりも重要なので
     しょうか?
 マハラジ
 概して、私たちは目覚めの状態をあまりにも重要視しすぎる。
 眠りがなければ目覚めの状態は不可能だ。
 眠りがなければ人は狂ってしまうか、死ぬしかない。
 なぜそれほどまでに、明らかに意識に依存している目覚めの状態を重要視す
 るのだろうか?
 霊的な修練のなかでは、意識だけではなく無意識にも注意を払わなければな
 らない。
 質問者 どのようにして無意識を扱うのでしょうか?
 マハラジ
 「私は在る」に気づきの焦点を合わせつづけなさい。
 あなたが在ることを覚えておきなさい。
 そうすれば、あなたの努力なしに無意識は意識のなかに流れてくるだろう。
 誤った欲望や恐れ、偽りの観念、社会的抑制は意識との自由な相互作用を阻
 止し妨げる。
 ひとたび意識と無意識が自由に混ざりあえば、二つはひとつなり、ひとつは
 すべてとなる。
 個人は観照者のなかに溶け、観照者は気づきのなかに、気づきは純粋な存在
 のなかに溶ける。
 しかし、それでもアイデンティティは失われない。
 ただその限界が失われ変容されて、真我、サットグル(真の師)、永遠の友
 だち、そして導き手となるのだ。
 それは礼拝によって達することはできない。
 いかなる外的な活動によっても内なる自己に達することはできない。
 礼拝や祈りは表層にとどまるだけだ。
 より深層に、眠り、夢見、目覚めの状態を超えた彼方へ行くために瞑想は欠
 かせない。
 最初のうちは、試みにもむらがあるだろう。
 それからもっとたびたび起こるようになり、規則的になってくる。
 そして継続的に強烈になる。
 すべての障害が克服されるまで。
(´・(ェ)・`)
(おわり)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板