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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4

706避難民のマジレスさん:2019/03/13(水) 23:12:33 ID:LC3de7YgO
>>703
85の1『I AM THAT 私は在る』
【85 「私は在る」――すべての体験の根底】の1回目

 質問者 私は、あなたが自分自身に関して「私は永遠で、属性を超えた不変
     なるものだ」と言われるのを聞きました。いったいどのようにして
     それを知るのでしょうか? 何があなたにそう言わせるのでしょう
     か?
 マハラジ
 私はただ「私は在る」が現れる前の状態を描写しようと試みているだけだ。
 だが、マインドとその言語を超えたその状態自体は描写不可能なものだ。
 質問者 「私は在る」はすべての体験の根底です。あなたが描写しようと試
     みていることも、限定された一時的なひとつの体験に違いありませ
     ん。あなたはあなた自身が不変なるものだと話しています。私はそ
     の言葉の音を聞き、辞書の意味を思い起こしますが、不変の存在を
     体験したことはないのです。どうすれば私は障壁を打ち破り、不変
     として在ることの意味を個人的に、親密に知ることができるのでし
     ょうか?
 マハラジ
 言葉そのものが橋なのだ。
 それを覚えておきなさい。
 それについて考えなさい。
 それを探索しなさい。
 それとともに在りなさい。
 それをあらゆる方向から見てみなさい。
 誠実な忍耐とともにそのなかに飛び込みなさい。
 すべての遅れや失望に耐えなさい。
 突然、マインドが言葉から離れ、言葉を超えた実在に向かって振り返るまで。
 それは名前だけ知っている人を探しだすようなものだ。
 あなたの探求が、あなたに彼との出会いをもたらす日がやってくる。
 そして名前は実在のものとなるのだ。
 言葉には価値がある。
 なぜなら言葉とその意味との間にはきずながあり、もしたゆみなく調べれば、
 人は概念を超え、その根本にある体験のなかへと入っていくからだ。
 実際には、そのように言葉を超えていこうと繰り返し試みることが、瞑想と
 呼ばれるものなのだ。
 サーダナ(修練)とは言語から非言語へと超えていく執拗な試みにほかなら
 ない。
 その仕事は絶望的に見える。
 突然、すべてが明らかで、シンプルで、素晴らしく、たやすいものとなるま
 で。
 だが、現在の生き方に関心があるかぎり、あなたは未知へと飛び込む最後の
 機会を前にしておじけづいてしまうだろう。
 質問者 なぜ未知なるものが私に興味を起こさせるというのでしょうか? 
     未知が何の役に立つというのでしょうか?
 マハラジ
 まったく何の役にも立ちはしない。
 だが、何があなたを既知の狭い領域のなかに閉じ込めているのかを知ること
 は価値あることだ。
 あなたを未知へと連れだすのは、完全で正確な既知の知識なのだ。
 それを有用や有益といった条件で考えることはできない。
 静かで冷静に在り、すべての利己的な領域を超え、すべての自己中心的な考
 えを超えることは、解放のための避けることのできない条件だ。
 あなたはそれを死と呼ぶかもしれない。

 私にとって、それはもっとも意味深く、強烈な生き方だ。
 なぜなら、私はその完全性と全体性において生命とひとつだからだ。
 強烈さ、意味深さ、そして調和。
 これ以上何を求めるというのだろうか?
 質問者 もちろん、それ以上何ひとつ必要ありません。しかし、あなたは可
     知なるものについて語っています。
 マハラジ
 不可知なるものについて語ることができるのは、沈黙だけだ。
 マインドは知っていることについてしか語れないのだ。
 もしあなたがたゆまず可知なるものを調べるなら、それは消え去り、不可知
 なるもののみが残る。
 だが、想像と興味のかすかなゆらめきが、不可知なるものを隠してしまう。
 そして既知なるものが前面に現れるのだ。
 既知なるもの、変化するものは、あなたがともに生きているものだ。
 不変なるものは、あなたにとって何の役にも立ちはしない。
 あなたが変化するものに飽き果てて、不変なるものを熱望するときだけ、マ
 インドのレベルから見たとき空や暗闇として描写できるものへと方向転換し、
 踏み込む用意ができたのだ。
 なぜならマインドは内容と多様性を求めるからだ。
 一方、実在とはマインドにとって内容物のない不変なるものなのだ。
 質問者 私にとってそれは死のように見えます。
 マハラジ
 そうだ。
 それはまたすべてに浸透し、すべてを征服した、言葉を超える強烈なものだ。
 普通の脳では、粉砕されずにそれに耐えることはできない。
 それゆえ、サーダナが絶対的に必要なのだ。
 身体の純粋さ、マインドの明晰性、非暴力、そして非利己的な人生は、知的、
 霊的な存在としての存続に欠かせないのだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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