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ID再考 & 科学と疑似科学とを判別する

67Ken:2024/02/28(水) 01:15:53 ID:j5b29EhE
>同様に科学の遅れをもたらし得るからです。

その具体例が、ルイセンコ農法と子宮頸癌ワクチンの普及の遅れですか?

まず、ルイセンコの理論ですが、私の歴史理解が正しければ、旧ソ連邦の農業が被害を受けたのは、ルイセンコ理論が登場したからではなく、ルイセンコ理論以外が弾圧され、提唱者が処刑されたからでしょう。

これは重要な点ですよ。何かを教えるな、というのは、制約をかける行為です。スターリンがルイセンコ理論以外にしたこと、ドーキンスがIDにしてること、あなたがIDと光波動説にしてること、みなこれに該当します。

なにを教えてもよい、というのは制約を外す行為です。これが科学の進歩を妨げることはありません。なぜなら、どんな理論にもチャンスがあるなら、優勝劣敗の自由競争が働くからです。その中から結果を出す理論が現れます。光波動説が19世紀に結果を出したのが、その例です。

要するに、正しい科学理論は実利につながるのです。実利を生む理論は栄え、そうでない理論は淘汰されます。つまり生物種の進化と同様の選択圧力が働くのです。ゆえに、多様な理論が現れることは、多様な遺伝子変異が起こることに相当します。それを止めれば進化も止まります。

特定の理論は有害だからと、あらかじめ排除するのは、生物の突然変異を人為的に選択するのと同じなのです。生物なら、それで、すくなくとも人間にとっての、望ましい品種改良ができるかもしれませんが、どの科学理論が実利を出すか予想などできません。光波動説はよい例です。地動説だって、コペルニクスの時代には大矛盾があったのですよ(>>22の前半参照)。ジェンナーが始めた種痘だって、その効果が納得されるまでは、故意に病気に感染させるなど、狂気の沙汰と思う人が多かったことでしょう。いずれも、どんな理論を唱えてもよいという自由があったからこそ、生き残った理論といえます。

私は、子宮頸癌ワクチンの経緯を知りません。しかし、本当に医療実利を出せるワクチンの普及が妨げられたのなら、対立する理論が教えられたのが原因ではありません。実利を出せるという事実を教えるのが妨げられたからです。つまり、人為的な制約がかけられ、自由競争ではなかったからです。違いますか?

生物種の進化でも、科学の進化でも、制約をかけることこそ、有害なのです。光波動説であれIDであれ、意図的に普及を妨げる必要などないし、やるべきでもありません。学びたい人には学ばせればよい。実利がなければ、競争の中で自然淘汰されるだけです。




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