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ID再考 & 科学と疑似科学とを判別する

55Ken:2024/02/24(土) 18:16:55 ID:j5b29EhE
>18世紀の光学研究分野で波動説を支持する人はほとんど居なくなっています。

これが、私の一番の論点につながります。

ほとんどいなくなったと言われますが、波動説を支持し、積極的に追及する人々はいたのです。1人1人が孤立していたのでもありません。情報を共有しながら、17世紀のホイヘンス以来の光波動説を発展させていったのです。ヤングもその1人で、ついに1801年の2重スリット実験にいたりました。

よろしいですか。この人々は19世紀の強い証拠が見つかる前に、波動説に明かな矛盾があった時に、真剣に追及していたのです。

それが可能だったのは、光波動説が伝えられたからで、それが次の時代を開きました。

18世紀までの光波動説は、あなたから見ても、今のID論以上に支持できる理論ではないのですよね。では、今ドーキンスがIDに対してやってるように、真っ当な科学でないという理由で、光波動説が教育の場から排除されたら、歴史はどうなっていたでしょうか? ヤングの実験を転回点とする次の発展はなかったか、大幅に遅れたはずです。

特定の理論を教えるのをやめさせる害悪は、ここにあります。あなたは>>49で、

>根拠も薄く取り上げてそれが優位な説と同等かそれ以上と騙る

行為を「有害」とし、ドーキンスを支持されましたが、私に言わせれば、有害なのは彼の行為です。ドーキンスはIDの問題点を指摘してるだけではないのです。IDを教えるな、教育の場から排除せよと主張しているのですよ。

その理論に関心がないなら無視しておればよい。そういう人が多ければ、支持は集まらないでしょう。しかし、他人が学ぶことまでやめさせるのは、別問題です。ましてや、訴訟を起こし、社会的強制力を加えて、やめさせるなど、許されません。しかし、その実例はあるのです。2005年、ID教育をやめさせる訴訟が起こされ、裁判になりました。
en.wikipedia.org/wiki/Kitzmiller_v._Dover_Area_School_District

結果は原告勝訴。その学区でのID教育は止められました。ちなみに私が繰り返し引用するドーキンスの寄稿も2005年です。当然、上記の訴訟が念頭にあったでしょうし、ID教育差し止めの判決も、ドーキンスに代表される強い主張の影響を受けたろうと思います。
www.theguardian.com/science/2005/sep/01/schools.research

こんなことをする権利がだれにあるでしょうか。そこでの教育が気に入らないなら、転校するか、公立校なら自分たちの考えを反映させる政治家を選べばよいだけです。

もしも、その理論が、科学ならぬ疑似科学だからやめろというなら、ダブルスタンダードではない基準は絶対条件です。でも、そんな基準をつくるのは不可能だと、私は考えます。基準もなしに、恣意的に疑似科学なんて言葉を使う人の方が、科学の進歩を妨げているというしかありません。




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