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ID再考 & 科学と疑似科学とを判別する
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物理の話は、慎重に説明しないと、誤解を招くかもしれません。
>当時は物質を介さないで力を伝えるモノは普通に理解されてましたよ。重力とか。
波動が伝わるには力が伝わらねばなりませんが、力なら何でもよいのではありません。>>385で振動の方程式を紹介しました。
m d²x/dt² + c dx/dt + kx = 0
「kx」がばねの力です。ばね定数(k)と変位(x)の積になってることで分かるように、つり合いの位置からの変位に比例した力で、変位はどちらの方向にも起こるから、ベクトルとしてのkxは、プラスにもマイナスにもなります。押すことも引くこともある、という意味です。
波動が伝わるのに必要な力はこういうもので、18世紀の知識体系では、切れ目なくつながる(=物体を透過できない)物質でしか起こりません。
一方、重力を表す方程式は、こういうものです。
F = G m₁m₂ / r²
2つの質量(m₁とm₂)の積を距離(r)の2乗で割り、重力定数(G)をかけたものです。質量も距離も正の数だから、力も1方向にしか働きません。「引力」ともいうように、これは引っ張り合う力です。
ばねの力は、釣り合いからの変位の1乗に比例し、押すことも引くこともある
重力は、質量の積に比例し、距離の2乗に逆比例し、つねに引く
18世紀の知識体系で、物質を介さず伝わることが観測されていたのは、後者の力です。波動が伝わるのに必要なのは、前者の力です。そして、前者の力は、質量と弾性をもつ物質(ばね)でしか、観測されていなかった、ということです。
ここまで説明したら、理解されますよね。
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