したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

ID再考 & 科学と疑似科学とを判別する

217Ken:2024/03/20(水) 12:56:50 ID:j5b29EhE
何度か主張された論点がありますね。

>>90
>ID論を教科書に取り上げるとして、古典的創造論や宇宙人介入説やスパモンはどう扱うのですか?

要するに、根拠のないID論を教育に持ち込むなら、同じく根拠がない他の理論だって持ち込んでもよいのか、というものです。

まず、科学教育の完全自由を主張する私は、教わりたい人には教えればよいと考えます。ただし、上記の論点の問題は、観測実例があり、効果が確認され、原理が分かっている品種改良と、まったく観測例がない天地創造論や宇宙人を、同列に扱うことです。1億年前を観測することはできなくても、現在観測できる事象から過去を想像することには、合理性があります。それも、20億年ではなく1億年の過去で、40億年の地球生物史の2.5%にすぎません。2.5%に、どれだけの意味があるでしょうか?

人類史を例に考えましょう。類人猿と分かれたのが700万年前とすると、2.5%は175000年。ホモサピエンスの登場は20〜30万年前と推定されるので、今の人類から17〜18万年前の生物を想像するのは、十分に可能なはずです。生物種の進化に要する時間を考えると、日常感覚で膨大に思える年月でも、決定的な差を生じるほどの時間差ではないということです。

これは、現在と過去という時間軸上の比較ですが、空間軸上でも、同じことは行われます。観測ができない遠くの世界で、何が起こるかです。

現代科学が行う考察に、宇宙の他の星に生物が存在するか、存在するなら、どういう原理に基づく生物か、というものがあります。そういう考察の多くが、他の星の生物も、水(H₂O)をベースにしたものであろうと結論し、アンモニアのような別種の流体を想定することは、まずありません。木星や土星のような環境なら、アンモニアが豊富にあるのに。

その理由は、水をベースにした生物は、地球生物という観測例があるからです。水が生命のベースになれる原理も分かってます。H₂O分子は水素と酸素の電気陰性度の違いのせいで、大きな極性をもち、非常に多様な化学物質の溶液になりうる。ゆえに、生命活動を為す化学反応に、最適の環境を提供できるからです。

宇宙の彼方の生物を観測はできなくても、観測できる実例から想像することは、真っ当な考察で、同じく観測できない過去の生物を、観測できる現在の生物から想像することも、真っ当な考察です。まったく観測例がない宇宙人の介入など、比較対象にもなりません。

過去の品種改良は、実行者を特定できないという批判を受けますが、かつての光波動説は、波を伝える媒質を特定できませんでした。しかも、ID実行者には、空間を充たす、鉄よりも硬い物質なんて、物理法則に反した特徴はありません。

疑似科学を持ち込むなと主張する人に共通するのは、科学と疑似科学を判別する基準を、ダブル・スタンダードではない形で提示できず、提示を求められると、答えに窮することです。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板