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科学と疑似科学とを判別する(2)

63Ken:2021/07/11(日) 17:23:27 ID:l3c2r2bk
>>62

>それを言えば現在は間違いとされた過去の全ての理論が、正しい科学を妨げたことになってしまいます。

いや、それでは私の意図とずれてしまいます。

正しい科学を妨げるのは、疑似科学の必要条件であっても、それだけで十分条件ではないでしょう。それとは別に、疑似科学を疑似科学たらしめる条件があり、それがつまりdiamonds8888xさんが挙げている基準に違反することではないのですか?

アッシャーは世界の年齢を6千年と考えましたが、19世紀のヘルムホルツは、地球ができてからの年月を約2500万年と考えました。彼の論拠は、太陽のエネルギー源は、重力による収縮で、位置エネルギーを熱エネルギーに変えることしか考えられない、というものです。観測されるエネルギー放出を太陽が続けてきたとすると、過去にゆくほど太陽は大きく、2500万年前には地球の軌道まで広がっていたから、それ以前に地球は存在できなかった、というのがヘルムホルツ理論です。

この理論も、地質学や生物学の見地からは受容できないものでした。地層ができるプロセスも、生物が進化してきたプロセスも、2500万年よりはるかに長い年月が必要と考えられたからです。しかし、旧約聖書が根拠のアッシャー理論とは異なり、「物理法則からそうなるのだ」とヘルムホルツに言われると、地質学者も生物学者も沈黙するしかありませんでした。今から振り返れば、さすがのヘルムホルツもこの件では、科学を妨げてしまったというしかありません。

でも、だからといって、ヘルムホルツの行為が、疑似科学に該当しないのは言うまでもありません。

逆のケースが「旭日高く」です。太陽が低い位置にあることを示す「旭日」と「高く」の両方を含むのだから、あきらかに「P∧¬P」ですよね。つまり、疑似科学の一方の必要条件は満たしますが、この表現が具体イメージにならない以上は、正しい科学を妨げるという、もう一方の必要条件を満たしません。「旭日高く」が、私の知る限り、疑似科学として排除されないのは、それが理由だと思います。そして私は「太陽が昇る∧太陽が昇らない」にも、同じことがいえるのではないか、と問いかけているのです。

私の認識では、疑似科学が正しい科学を妨げる、というのは基準以前の大前提です。だって、科学を妨げないものを、なぜ排除する必要がありますか?

>>61

>四則演算=>皿の枚数の勘定
>2次関数論=>落体の軌道、惑星の軌道

計算結果が、皿の枚数や物体の位置で検証できるから、科学でしょう。

>3段論法規則=>具体的な全ての推論

たとえば、

爬虫類は卵を生む → 蛇は爬虫類である → ゆえに、蛇は卵を生む

推論で導かれる蛇の卵生は観測で検証できるから、科学だと思います。


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