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科学と疑似科学とを判別する(2)

223Ken:2021/12/11(土) 12:02:46 ID:l3c2r2bk
本当にEnt2の前提で、つまり第2法則が成立する条件で、起源問題を解決する理論があるのなら、是非うかがいたい。それだけでも、本スレッドの話を続けてきた甲斐があります。

私が知る限りで、起源問題に取り組んだ人は、たしかに、みなEnt2を前提にしています。その結果、だれも矛盾を解消できていません。

まず思いつくのはファインマンです。彼は、我々が観測する宇宙の外から、エントロピーの小さい状態が入ったかもしれないと述べました。また>>169で紹介された須藤という人は、外部にエントロピーを捨てると表現しました。表現は異なっても本質は同じでしょう。考察対象は宇宙全体ではなく、その一部を切り取ったもので、外部にさらなる空間があり、エントロピーやエネルギーが移動するというものです。

ですが、これでは矛盾の解消になりません。外部を含めた全体系のエントロピーはなぜ減ったのかと、問題を先送りしたに過ぎないからです。部分空間のエントロピーが減るだけなら、宇宙論を持ち出すまでもなく、冷蔵庫がそれをやっています。

>>207で挙げられたような、S=0が続くとか、過去は無限ではなく、ある時点から時間が始まる等も、部分空間の話をしているなら、むろん可能です。しかしそれはEnt1ではありません。そういうことが、部分ではない全体系で起こるのがEnt1で、「P∧¬P」を解消するには、それが必要であると思います。


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