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科学と疑似科学とを判別する(2)

201diamonds8888x:2021/10/17(日) 10:17:45 ID:Qix9q/lA
>>200,>>195

 さて科学理論には大きく分けて、経験則と仮説演繹法による理論に分けられます。

 ・経験則:既知の観測事実に成り立つ規則(パターン)をそのまま採用する理論。
   いわば帰納法による理論。パターンの発見に才能と努力を要することもある。

 ・仮説演繹法:仮説からの演繹により既知の観測事実を予測または説明する理論


 経験則は事実をそのまま述べているだけで論理を使った推論はしていません。ゆえに基準01-06等のフィルタは初めからパスしています。残るは未知の観測事実との一致のみです。基準01-06等のフィルタがかけられるのは仮説演繹法による理論のみです。

 以下、両者の実例です。

 ・経験則
   メンデレーフの周期律 ボイル・シャルルの法則(気体の状態方程式)
   熱力学マクロ版(観測事実を定量表現したもの)
 ・仮説演繹法
   原子核の陽子中性子理論 気体の分子論
   統計熱力学(熱力学マクロ版を分子運動論から演繹した)

 ・経験則
   天体運行の規則、ケプラーの法則、惑星のボーデの法則(Titius–Bode law)
   ケプラーの多面体太陽系モデル(パターン当てはめだけなら)
 ・仮説演繹法
   天球理論:恒星は天球に固定されているという理論
   プトレマイオスやティコ・ブラーエの天動説(周転円モデル)
   ニュートンの万有引力理論
   ケプラーの多面体太陽系モデル(多面体を実在とするなら)


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