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科学と疑似科学とを判別する(2)

146diamonds8888x:2021/08/26(木) 06:12:09 ID:Qix9q/lA
>>144
 無限というものに対する「世間一般の正しいアプローチ」を述べておきます。

 あるものAの個数が無限であるということは、どれほど多くの個数のAを集めても、さらに別のAが存在するという状態を言います。
 宇宙が無限であるということは、どれほど遠くへ行こうとも、さらに遠くに宇宙が続いているという状態を言います。
 未来が無限であるということは、どれほど多くの時が経っても、さらに未来の時間が存在するという状態を言います。

 むろん観測という面から言えば、これまで上記の状態が続いていたとしてもいつか有限と判明するかも知れません。そして実際に上記の状態である場合は、そのことは有限時間内の観測では永遠にわかりません。
 それは承知の上で、とりあえずいつまでも続くと仮定しておくのが「無限である」という言葉の「世間一般の正しい意味」です。正しいというのが嫌なら「世間一般の普通の意味」とか「世間一般の通常の意味」としておいてもいいでしょう。

 まさに以下の発言のとおりです。
[>>113]
>ですが、それは、空間や時間は「ここまで」という境界を具体化できないから、どこまでも続くと仮定するしかないからでしょう。


 さらに(自然科学の)理論というものは、余分な要素を除いた理想状態を想定しているものです。例えば万有引力の法則も静電引力の法則(クーロンの法則)も2体問題という理想状態を想定した法則です。我が太陽系の惑星の運動では、その惑星と太陽との2体問題と仮定しても観測との違いが観測不可能なほど小さかったということです。

 脱出速度も同様で、宇宙が無限という仮定の他にも、月や太陽や地球大気の空気抵抗や、隕石や人工衛星との衝突や、様々な現実の存在を無視した理想状態を想定して計算したものです。それで十分に役に立つ予測が得られるし、無視した現実が影響しそうな場合は、それも想定して予測すれば済むことです。

 理想状態を想定しているから現実とは違うと言って、余計な言葉を付け加えるのは野暮なツッコミというものです。


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