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福島の甲状腺がんの諸問題の考察〈おもに過剰診断と検診有効性〉
889
:
NATROM
:2018/10/05(金) 17:00:21 ID:5I1lLgBQ
>>879
「診療ガイドラインに拠って手術適応なのだから、過剰診断ではない(その蓋然性は低い)」という主張を「臨床医(特に甲状腺専門医)」がおこなった場合、どのように反論すべきか。
(1)過剰診断の定義を再確認する。
(2)がん検診では過剰診断はつきもので、診療ガイドラインで過剰診断を避けることができないことを、他のがん腫を例にご説明する。
(3)韓国の甲状腺がんの「流行」は、診療ガイドラインでは抑制できなかったことをご説明する。
という感じです。
(1)過剰診断の定義を再確認する。
ご承知の通り、がん検診の文脈では過剰診断の定義は「治療しなくても症状を起こしたり、死亡の原因になったりしない病気を診断すること」です。「手術適応なのだから過剰診断ではない」と主張する外科医の先生方は、これとは異なる定義を使っていらっしゃる可能性が高いです。可能性が高いというか、まず間違いなくそうだと思います。「過剰診断とは、手術適応ではないがんを手術適応だと診断すること」などというつもりであったなら、これは話が通じるはずがありません。
手術というのはひじょうに侵襲性の高い治療介入ですから、適切な病期診断と適切な術式決定について、外科医の先生方はたいへん気を使っておられます。ドラマや漫画では外科医の「メスさばき」が外科医の腕を表すように描かれますが、実際には手術の上手下手は外科医の資質のごく一部を占めるのみであって、術前診断や術式(どこまで切除するか等)の決定(や術後管理や外来でのフォローアップ)が重要なのです。外科医の先生方はそれに誇りをもっておられます。
なのに、外科医でもない外部の人間が「手術の必要がない患者さんを手術したんちゃう?」みたいに聞こえるようなことを言ったら、外科医の先生方が反発するのも当然です。なので、過剰診断の定義の確認と、過剰診断は外科医の判断を責めるものではまったくないこと、外科医が完璧に手術適応を判断したとしても起こってしまうことを、ご理解していただくことが大事になってきます。
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