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福島の甲状腺がんの諸問題の考察〈おもに過剰診断と検診有効性〉
70
:
nagaya
:2018/05/12(土) 13:23:45 ID:DKkqQRio
>>4
>利益に乏しく害が大きい医療介入を止めようという点において、薬害の問題に似ています。私が薬害を止めようとしている側で、nagaya2013さんが薬害をスルーする側です。たとえるなら「免疫不全を起こすウイルスに感染する蓋然性が高いから非加熱製剤の利用を中止しよう」と私が言っていて、nagaya2013さんが「血友病を放置しろとでもいうのか。わからないんだから何もするなは科学の否定だ」と言っているようなもんです。
害(不利益)とリスクについて整理しましょう。
一般的に「害」には3種類あります。
A利益を得るための害
B加害者や過失者がおり、法令違反や権利侵害である害
C存在および経時コストとしての害
※これが「集団として」「個人として」に分かれます。
なとろむさんが例に挙げた「薬害」はBですね。ワクチンもBです。
このBは誰だって止める側です。
「薬害なんかないんだ、それは別の要因で起こってるんだ」と言い張る人はいますがスルーする人はいません。(無関心な人は別として)
これは「良い子は法律を守りましょう」と同じレベルで社会の根幹です。
福島の甲状腺ガンについても同じ構図なんです。
・原発事故が起こり、どの程度のリスクに子供たちが見舞われるかわからなかった時点で被曝防護をほとんどせず何もせずに手をこまねいていたこと。
・初期のリスクをきちんと測定しなかったこと。
このことが検査の必要性を生みました。
逆に言えば事故後にヨウ素剤服用や一時避難などの被曝防護がきんとなされ、被曝量が包括的に調査されていれば、検診は必要なかったのかもしれないんです。
でも、それはなされなかった。
このまま住民を放置して万が一チェルノブイリと同じように5〜10年後に自発受診による甲状腺ガンの多発が取りざたされ出したら大変なことになる。
これは原子力行政にとって致命的なことになりますし、将来、勝ち目のない訴訟をたくさん抱えることになる可能性もある。
ほかの公害や薬害と同じくそうなれば泥沼です。
だからこそ資源エネルギー庁は県民健康調査を予算化したんでしょう。
ちょっと横道に逸れましたが、福島の甲状腺ガン検診はまず検診をせざるを得なかったという害、被曝によって何十年もガンの心配をしなければいけないという害の回復が目的になっているんです。
しかもあれだけの多発が確認されていて、被曝が原因ではないという論拠は初期被曝にしろ過剰診断にしろほとんど信用性がない。
これはまずはじめにAの方法論の問題ではなく、存在論の問題なんです。
だから、Aについてエビデンスベースで検討し、「患者に利益がないから検診のあり方を見直そう」ならまだいいんです。
問題は廃止した後、公害として今そこにあり将来も危惧されるBとしての害にどう対処するかなんです。
>nagaya2013さんが「血友病を放置しろとでもいうのか。わからないんだから何もするなは科学の否定だ」と言っているようなもんです。
以上の点をもって、この主張は福島の真の問題がまだわかって証拠です。
>C存在および経時コストとしての害
これ、触れてませんでしたね。ここでは関係ないんで省略します。
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