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福島の甲状腺がんの諸問題の考察〈おもに過剰診断と検診有効性〉

595NATROM:2018/08/03(金) 10:41:57 ID:NiJ.XafQ
>>588
>治療をした人は医療介入です。検診は医療介入の前段階だと思います。

がん検診は介入であることは>>575でご説明いたしました。

Q-10 専門家の間でがん検診は介入とみなされていることはご理解できましたか?

ご理解できておられないようなら、説明を追加いたします。専門家の間でがん検診は介入とみなされていますし、介入を行うなら介入する側が効果があるエビデンスを示す必要があるとされています。PASSさんが専門家の間のコンセンサスを十分にご理解していないのか、それとも十分にご理解した上でコンセンサスを否定しているのか、いったいどちらなのかを知りたいのです。


Q-8 成人の甲状腺がん検診を公的に推奨すべきですか?

という質問にお答えをいただいていません。


>>Q-8' 成人の甲状腺がん検診を公的に推奨すべきではないとお考えだと仮定して、「死に至るような癌でも症状が出るまでは何もするなと言うのか。症状が出るまで医者にかかるなって事か」という指摘にどのように反論しますか?
>好きに受けさせたらいいのでは?自己責任で。

Q-11 成人に対して子宮頸がん検診は推奨されていますが、甲状腺がん検診は推奨されていません。つまり「両方とも好きに受けさせたらいいのでは?自己責任で」とはなっていません。なぜだと思いますか?

私は、子宮頸がん検診は子宮頸がん死を減少させるといった効果が認められるのに対し、甲状腺がん検診はそうではないからだと考えています。



>加害者には費用等で責任を負ってもらい、医療機関には過剰診断の無いよう最大限の努力をしてもらえばいいのでは?

Q-12 甲状腺がん検診に利益がなく害しかなくても、福島県の子供たちに検診を受けさせるべきですか?
Q-12' 「甲状腺がんの進行を予防する甲状腺がんワクチンを子供たちに受けさせるべきだ。なぜなら加害者の責任だからだ。医療機関には副作用の無いよう最大限の努力をしてもらえばいい」という主張に賛成しますか?

●加害者に責任があるからといって、利益より害の大きな医療介入をしていいわけありません。


>過剰診断の可能性の高い人に比例し、手術は可能な限り避けていただくのが良いかと思います。

どうやって?そんなことができれば苦労はしません。「宝くじを買って儲けよう。外れくじは可能な限り避けていただくのが良いかと思います」って言っているようなものです。


>現実でもリンパ節郭清でリンパ節の癌は取り除かれます。

全例にリンパ節郭清するんですか?それにリンパ節といってもたくさんありますよ。郭清範囲はどうやって決めますか。広く郭清すればその分害が大きくなります。


>そうですね。「介入」の前に「医療」がつかなければ違和感はありませんね。

そういう問題だったんですか?(ちなみに医療における介入を医療介入と呼んでいて、ここでは特に私は区別していません)。PASSさんの違和感のない用語に基づいて、改めて質問しましょう。

Q-1' 甲状腺がんの進行やがん死を予防すると称する介入Xがあるとして、その介入Xの有効性がまったく証明されていないばかりか、成人の場合はかなり副作用があることが既知である場合に、「介入Xを使おう。反対するなら効果がないという証拠を出せ」という主張は、合理的ですか?


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