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福島の甲状腺がんの諸問題の考察〈おもに過剰診断と検診有効性〉
574
:
NATROM
:2018/07/31(火) 11:32:32 ID:RzTrYzBo
>>561
>その残った小さな癌細胞と元の全体の癌細胞とステップ率が同じだとすると、リンパ節だけが
>未分化癌にステップするという事になりませんか?おかしくないですか
「ステップ率」って何ですか?たぶん、分化がんが未分化がんに変化する確率ぐらいの意味だと解釈します。「検診で見つけて分化がんを早期に摘出したら未分化がんを防げる」かどうかが論点ですよね。これは他に情報がなければ「防げるかもしれないし、防げないかもしれない」としか言いようがないです。臨床的に検証しなければわかりません。韓国事例からは「たぶん防げないし、防げるとしてもとても検診の害に見合うものではない」と言えます。
頭の中で考えて「理論上、分化がんを早期に摘出したら未分化がんを防げる」という方針で医療を行うと、ときに大失敗します。だから、根拠に基づいた医療、EBMという考え方ができたのです。「臨床試験をやってみたら理論通りにいかなかった」なんて事例はごまんとあります。過去の教訓から学びましょう。
しかも、「検診で見つけて分化がんを早期に摘出したら未分化がんを防げる」かどうかについては、うまくいかないと予想できる理由がいくつかあります。韓国事例がそうですし、理論上もたとえば、「潜在的に未分化がんに変化する能力のある分化がんは、分化がんの段階からリンパ節に転移している」ということはいかにもありそうです。となると、分化がんを発見して甲状腺を切除しても、未分化がんを減らせません。じゃあ、分化がんは見つけ次第、リンパ節もぜんぶ郭清しますか。それはそれは今よりずっとひどいことになりそうです。
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