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福島の甲状腺がんの諸問題の考察〈おもに過剰診断と検診有効性〉
515
:
NATROM
:2018/07/29(日) 07:57:42 ID:9GSsx8w2
>>504
>仮に甲状腺癌の摘出が100%行われたと仮定すると、低分化、未分化癌は半数になりませんか?
なりません。甲状腺を摘出してもリンパ節に転移しているかもしれません。甲状腺がんは微小がんでもけっこうリンパ節に転移しています。韓国ではがっつり全摘しても死亡率は下がっていないという教訓をお忘れでしょうか。多中心性の多発もあります。
>百万人に1人のリスクが百万人に1.数人のリスクに増えただけって事ですか?
>そんな微小なリスク増加を知る方法が存在するのですか?
微小なリスク増加を知るのはきわめて難しいです。たぶん将来は、被ばくによって何十倍も増えたなんて主張がまるきり間違っていることがもっと明確になりますので、「このデータは相対リスク1.6倍の増加があることを示している」「それは交絡や偶然誤差で説明可能だ」といったたぐいの議論が起こるでしょう。それはそれとして有意義な議論になりえますが、検診の有効性とは無関係です。「どっちにしろ、検診が有効なわけなかったよね」という話にしかなりません。
>それは成人例で、それを理由に多発が無いとは思いません。
別に「韓国では過剰診断だった。だから福島の過剰診断だったのだ」なんて雑な議論はしていません。それはそれとして、韓国ではどうだったのかを理解しないまま福島でどうだ、なんて議論はできないでしょう?そして、PASSさんは韓国ではどうだったのかを理解していなさそうだ、という話をしています。
『「日本では1990年代で成人女性が数倍の多発」、韓国は15倍とさらに多いです。
韓国は被曝の影響がある可能性がありますので、韓国が単純に過剰診断と結論づけるのはどうなんでしょうね』
というPASSさんの主張が間違いであることはわかりましたか?
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