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福島の甲状腺がんの諸問題の考察〈おもに過剰診断と検診有効性〉
442
:
NATROM
:2018/07/23(月) 16:44:21 ID:RzTrYzBo
>>436
>「成人の甲状腺がん検診の知見」と「小さい絶対リスク」、被曝がどちらも関係が無いですね。
もし被ばくによる多発があるとしても、それでも福島県の小児の絶対リスクは小さいんです。
>その根拠だけなら私も反対です。被曝は考慮せずに、単に癌検診反対ってことですよね。
違います。被ばくを考慮した上で、小児の甲状腺がんは有効ではないという蓋然性がきわめて高いと主張しております。聞き方を変えましょう。
Q-4 被ばくによる多発がまったくない場合に、小児の甲状腺がん検診は有効だとお考えですか?
Q-4' 被ばくによる多発があるがそのリスクの大きさが相対リスクで(たとえば)1.1倍だった場合に、小児の甲状腺がん検診は有効だとお考えですか?
Q-4'' Q-4'が「有効ではない」というお答えだった場合、被ばくによる甲状腺がんの相対リスクが何倍ぐらいなら、小児の甲状腺がん検診は有効でしょう?(大雑把な推測でかまいません)
これも、たまに、「子どもが被ばくしているんだから検診をすべきなんだよ!」としか解釈できないような主張が散見されますもので。こちらの質問は、
●がん検診の有効性、とくに利益について絶対リスクに依存する。絶対リスクが小さいとがん検診から得られる利益が小さい。
有効ながん検診でも、絶対リスクが小さい集団に対しては害が勝るんです。仮に胸部CTを受けたことのある男性の乳がんリスクが(たとえば)2倍になることが判明したからといって、「有害であることが既知である医療被ばくという暴露を受けた男性にも乳がん検診をすべきだ」ってことにはならないでしょう?(ならないんですが、おわかりにならないなら改めてご説明します)。
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