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福島の甲状腺がんの諸問題の考察〈おもに過剰診断と検診有効性〉

229nagaya:2018/06/15(金) 21:41:07 ID:slTJLDwI
>>221

>Q-5 前立腺がんについては、甲状腺がんと同じくアクティブサーベイランスされることがありますが(つまり、発見しても経過観察され「手術をしない」という選択肢がある)、それでも前立腺がん検診は一般的には推奨されていません。これをnagayaさんは矛盾と考えますか?

矛盾かどうかは基準点(定点)が必要です。何度も言いますが手術ガイドライン、経過観察のガイドラインといった「個人の」行為の指標がある場合、検診の有効性などといった「集団の状態」に対する評価と並行できません。
矛盾はガイドラインの正当・不当性、合理・不合理によって顕在化します。

>Q-7 「早期発見をすれば、その分ステージが軽い状態で発見できるので助かる率は高まる」のであれば、一般集団の甲状腺がん検診もやったほうがいいのではないですか?

これ、ざっくり言うとですが40歳くらいの人間の元々のベースの年間死亡率は1000人に1人くらいです。
ガンの自覚症状後の介入による対人口死亡率がそれより低い場合、検診はいりません。
それこそ別のリスクに対処したほうがいい。

ただし、公害の場合は別です。どれくらいの流行があるかが不明ですから、死亡が出始めてからでは遅い。
公害の場合は、一人の死亡も出さないという覚悟とそのための合理性のある制度が必要です。
検診の害との折り合いという意味で足切りと経過観察が行われているんだと思います。
また、多発する手術のなか、全摘を避け機能を維持しようという試みがされています。
この行方も注目でしょう。

自然発症は個人の責任ですが、公害は社会の責任です。きちんと見守る体制が必要です。


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