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大中華世界的話題(その3)

996チバQ:2020/11/09(月) 10:21:15
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 タイ政府はメソトを最重要警戒地区と位置づけ、軍も投入し、24時間態勢でミャンマーからの不法入国に伴うウイルス流入を防ごうと躍起だ。メソト駐在のタイ陸軍大尉(56)もモエイ川沿いのパトロールに出る。約10年前までミャンマー少数民族勢力とタイ軍との衝突があったメソトだが「今は対ウイルス防衛が最優先だ」と苦笑した。

「このままでは共倒れになる」

タイ・ミャンマー国境地図
 ミャンマーの地元紙によると8月以降、タイへの不法入国の摘発は数千人に達するとされる。大尉は、昼なのに頭に荷物を乗せモエイ川を渡ろうとする複数のミャンマー人を目撃し、追い返したことがある。「庶民の日常的な往来を禁じるのは複雑な思いだが、ウイルスを持ち込ませるわけにはいかない。仕方がない」

 メソトには、地元行政や業者、ミャワディ側の少数民族組織が独自にモエイ川を使った貨物往来を管理する拠点も約20カ所あり、双方の暮らしと経済を支えてきた。うち1カ所の見学が許され、飲料や卵などを船でミャワディ側に運ぶ様子を確認できた。だがこうした“非公式”の交易拠点もコロナ禍で大半が閉鎖されているという。

 メソト市街地を歩くと、閉店した飲食店が目立つ。約50軒あった川沿いの屋台は全て閉鎖され、約200店が入る市場も30店以上が閉店。夕暮れになると、以前は人や車で混雑していた国境ゲート付近に野犬が多くうろついていた。

 「メソトとミャワディは兄弟のような一つのコミュニティー。だから経済面でも気持ちの面でも影響は深刻だ」。ターク県商工会議所元会頭で現顧問のボンパットさん(61)によると、ミャワディ側でも中国企業による再開発工事のためタイ人も越境通勤していたが、工事は中断。モエイ川越しに並ぶカジノ目当てにメソトを経由する観光客もいなくなった。

 「感染防止のため国境閉鎖が続くのは仕方ないが、このままでは共倒れになる」。ボンパットさんは悩んだ末、こんな決断をして地元政財界に働きかけている。「今後はミャワディとの交流に頼るのではなく、タイ国内から人を呼び込む街に転換しないといけない」。国境の街が国境に背を向けようと、もがいていた。 (タイ・メソトで川合秀紀)
ミャンマーの感染者、2カ月で50倍
 ミャンマーでの新型コロナウイルスの累計感染者数は約5万人で、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国では4番目に多い。約900人だった8月末から約2カ月で約50倍に急増し、死者も千人を超す。

 感染の中心は最大都市ヤンゴンだが、バングラデシュに近い西部ラカイン州でも感染者が多い。

 政府はヤンゴンを対象に市民の原則出勤停止や地方への移動制限などを実施。11月8日に予定される総選挙でも感染防止策として選挙運動が制限されている。
西日本新聞


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