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大中華世界的話題(その3)

963チバQ:2020/10/03(土) 10:13:32
◇「アスファルト右翼」との決別

 党名変更と並ぶもう一つの党刷新の目玉がある。太極旗を掲げてソウル中心部の光化門で朴前大統領の釈放を求めて集会を開いてきた親朴系グループと線を引くと党幹部が公言し続けていることだ。

 このグループは、国会ではなく、路上を主に政治活動の場とすることから通称「アスファルト右派」、あるいは「太極旗部隊」と呼ばれる。文在寅氏ら進歩系勢力が16年に朴氏の弾劾訴追案可決を求めるロウソク集会を推進していたころ、対抗して親朴系の市民は弾劾阻止集会を始めた。秩序を重んじる保守系は路上でデモする文化があまりなかったが、政権交代後は「文政権打倒」や「朴槿恵即時釈放」を求めて毎週末、2000人前後が光化門に集うようになった。

 この保守系市民らが所属する政党はバラバラだ。今年4月の総選挙では、未来統合党や極右ミニ政党の「ウリ共和党」、親朴系でつくる「親朴新党」に分かれ、活動した。軍隊や警察のOB、保守的なプロテスタント信者グループ、朴槿恵氏のファンクラブ「朴サモ(朴氏を愛する会)」ら性格に異なる複数のグループが文政権を批判するトピックごとに「本部」を結成して集う、ネットワーキング型勢力だ。

 昨年秋には曺国(チョ・グク)法相の辞任を求めた集会は40万人規模まで膨れ上がった。取材した当時の印象では、60代以降のリタイアした男性が多く、女性はキリスト教信徒が目立った。集会場付近には大型バスが数十台連ねて駐車しており、保守系地盤の慶尚道や江原道から組織的に参加者を募っているようだ。

 その太極旗部隊を出している母体の一つ、プロテスタント教会の「サラン第一教会」(本部・ソウル市)の全光焄(チョン・グァンフン)牧師が解放記念日の今年8月15日、文政権批判の大規模集会を光化門で開催。その2日後の17日に、全牧師が新型コロナウイルスに感染していると診断され入院し、コロナ感染の発生源として太極旗部隊が浮上した。ソウル市は8月末、同教会関連の感染者1035人の診療費のうち国民健康保険公団が負担した計55億ウォン(約5億円)を賠償請求すると発表し、社会問題化している。

 無防備な集会を開いたとして太極旗部隊に対する国民の批判が広がる中、金氏は8月25日、「(太極旗部隊とは)関係ない」と断言。朱院内代表もKBSのラジオ番組で「我々は(太極旗部隊のような)極右とは違う。国民の情緒にあっていない極右のせいで、我が党全体がそんな考えだとみられている。くやしい」と公然と批判した。4月の総選挙前、黄代表体制だった当時の未来統合党幹部は何度か太極旗集会に参加していたが、金氏長率いる非常対策委員会幹部は集会に連帯したことも、演説したこともないという立場だ。

 ◇首都圏の30〜40代有権者に照準

 金氏らが極右の支持層をここまで冷遇するのは、総選挙の結果を踏まえて見切ったというのが定説だ。「国民の力」の改革派議員の関係者が解説する。

 「投票行動の計算式が朴槿恵前大統領弾劾後、変わった。今年4月の総選挙を見ると、太極旗部隊で投票した数は有効投票数の1%に満たない。彼らは冷遇されても進歩政党に投票する人たちではないので、無視してもいい。むしろ彼らを守ることで中道層が離れる副作用が大きいと判断した」

 4月の総選挙では、極右系のウリ共和党の比例得票率は0.74%、親朴新党は0.51%で、1議席もとれなかった。これまでは保守政党は小選挙区253のうち、慶尚道(65議席)を抑え、議席の半数を占める首都圏(ソウル49、京畿道72)で互角の勝負をすれば勝てた。しかし、今回の総選挙で有権者の8割以上が共に民主党に投票した首都圏は、進歩系の政治拠点と化した。首都圏で勝てる体質に自ら変わらない限り、保守政党は負け続けるのだ。


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