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大中華世界的話題(その3)

836チバQ:2020/07/27(月) 17:22:22
民主化が試される11月の総選挙


2015年11月に行われたミャンマーの総選挙で国民民主連盟(NLD)が圧勝した後、初めて国会に登院したアウン・サン・スー・チー氏=2015年11月16日、ミャンマー・ネピドー【AFP時事】【時事通信社】
 ミャンマーでは2015年、半世紀ぶりに行われた政権交代が可能な民主的な総選挙で、地滑り的に圧勝したNLDが16年に政権の座に就いた。当時こぞって政権交代を求める論陣を張ったマスコミは、これで自由な報道ができると歓喜した。選挙運動でスー・チー氏を支えた市民活動家はこれで不当な逮捕がなくなり、民主的な世の中が訪れると涙を流した。
 それから4年余りが経過した。メディア関係者や市民活動家は、権力の座に就いたスー・チー国家顧問が言論の自由や市民活動に対して冷淡になったという思いを抱いている。記者が逮捕されていると批判されたスー・チー国家顧問は「適切な法手続きを踏んでいる」と反論してメディア関係者を失望させた。また、自分が参加する集会でプラカードを掲げた学生活動家を「ほかにも主張する方法があるだろう」と叱責したことが地元新聞の一面を飾るなど、大きな波紋を呼んだこともある。与党NLDの政治家は取材に応じないことも多く、あるジャーナリストは「前政権のほうが取材しやすかった」と不満を口にする。


2015年の総選挙で投票する有権者=ミャンマー・ヤンゴン[筆者撮影]【時事通信社】
 ミャンマーでは、次の政権を選ぶ総選挙が11月8日に予定されている。スー・チー国家顧問は引き続きカリスマ的な支持を保っている一方で、少数民族との和平が進んでいないこと、庶民の生活が楽にならないこと、改革が進んでいないことなどについて不満の声も上がってきた。
 選挙戦では、こうした有権者の不満に対して、スー・チー国家顧問率いる与党NLDが答えを示さなくてはならない。民主化を求める声に乗って政権の座に就いたNLD政権の5年間が問われることになる。
北角裕樹(きたずみ・ゆうき) ヤンゴン在住ジャーナリスト、映像作家。日本経済新聞記者などを経て、2014年にミャンマーに拠点を移す。17年ミャンマー語コメディー短編映画「一杯のモヒンガー」を監督。ミャンマーでは俳優としても活動する。海外書き人クラブ会員。
(2020年7月掲載)


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