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大中華世界的話題(その3)
691
:
チバQ
:2020/06/15(月) 00:26:43
◇世代で重層化する対立軸
保守は長らく韓国社会の「主流」だった。冷戦期、韓国は自由主義陣営の最前線に立つ、「反共」を国是とする権威主義体制だった。冷戦の崩壊と前後して民主化し、定期的に選挙が実施されるようになったが、朝鮮半島は分断されたままで、社会主義や共産主義を標榜(ひょうぼう)する政党が成立する余地は依然としてなかった。
当初、政党間の対立軸は「地域」で、嶺南と湖南(朝鮮半島南西部、光州・全羅北道・全羅南道)出身の政治家はそれぞれの縁故を強調し、大衆動員をかけた。湖南出身の金大中が4回目の挑戦でようやく大統領になり、政界から引退すると、「理念」や「世代」という新しい対立軸が浮上した。しかも、この二つは重なっていて、若年層ほど進歩である一方で、高齢層ほど保守であるという傾向が見られる。
そうした「進歩」「386世代(1960年代生まれで80年代に大学に通った当時30代)」という「新しい政治」を体現したのが、文在寅が大統領府の民情首席秘書官・秘書室長として仕えた盧武鉉元大統領である。この「86世代」は現在50代で、加齢によって保守化することなく、進歩志向が強い世代を形成している。
そのため、世界の中でも急速に進んでいる韓国の少子高齢化は、必ずしも「保守有利」にならない。むしろ若年時の「社会化(socialization)」過程において「進歩」に帰属意識を有すると、ライフサイクルを通じてそのまま持続する可能性が高い。今回の総選挙から投票年齢が19歳から18歳に引き下げられたが、生涯で最初の投票という経験は個人一人ひとりだけでなく、社会全体、それぞれの党派にとって決定的な影響を及ぼす。
「保守」対「進歩」、左右の対立軸は国や時代によってさまざまな形で形成されるが、今日の韓国では安全保障、経済、社会の三つから成り立っている。保守は「米韓同盟」「規制緩和」「法と秩序」を強調する一方で、進歩は「北朝鮮との平和共存」「市場の規制」「自由と多様性」を重視する。さらに、保守と進歩それぞれの中でも、年齢層や世代によって、この三つの軸の中で力点の濃淡がある。「イルチャリ(働き口)」に困っている「2030世代(20代・30代)」の進歩派にとって、大統領府をはじめ各セクターで中枢を占める86世代、つまり50代の進歩派は「チャリ(ポスト)」を譲らない「既得権」にも映っている。
このように再編された「イデオロギー地平(ideologicalterrain)」において、未来統合党の立ち位置は「保守」というよりも「守旧」に他ならない。現行憲法の手続きにのっとって行われた朴槿恵前大統領の弾劾・罷免についていまだ何も総括していないし、金泳三政権期に自ら法定記念日に指定した「5・18光州民主化運動(1980年)」について「北朝鮮に教唆された暴徒ら」うんぬんという話が選挙期間中にも出てきた。これでは、いくら看板(党名や代表)を替えても、韓国の「未来」や「統合」を担う責任ある政党として国民に認識されない。
未来統合党は来年4月の補欠選挙まで、党外のテクノクラートで1940年生まれの金鍾仁に全権を委ねる非常対策委員会体制へと転換した。「何らかの形で変わる方法を知らなければ、自らを保持することができない(Astatewithoutthemeansofsomechangeiswithoutthemeansofitsconservation)」(エドマンド・バーク)というが、韓国の保守主義(conservatism)は正念場を迎えている。
李洛淵氏=2020年4月14日、ソウル【EPA時事】
李洛淵氏=2020年4月14日、ソウル【EPA時事】
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