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大中華世界的話題(その3)

619チバQ:2020/05/19(火) 21:24:47
鈴置:その単語をメディアが使い始めたのは4月からだったと思いますが、この政権は新型肺炎の流行以降、一貫して「韓国の防疫体制はすごいぞ」と、要は「K防疫」を宣伝してきました。

 2月13日、財界人を青瓦台(大統領府)に招いた文在寅大統領は以下のように語りました。

・国外からの流入など緊張せねばならない部分は残っているが、幸いなことに、国内の防疫管理はある程度、安定的な段階に入ったようだ。防疫当局が最後まで緊張感を持って最善を尽くしているので、新型肺炎はまもなく終息するだろう。

 すると、保守系紙を含め韓国各紙は一斉に「韓国すごいぞ!」と叫び始めました。デイリー新潮の記事「韓国で新型肺炎の患者が急増 保守派は『文在寅政権の無能、無策』と総攻撃」(2月21日)でご覧になれます。

 興味深いのは同時に、韓国紙が「日本の無能」を強調したことです。当時、日本はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で発生した集団感染への対応で世界から「ドジを踏んだ」と見なされていました。

「日本はだめだぞ」
――なぜ、「日本の無能」を強調したのでしょうか。

鈴置:韓国人にとってもっとも身近な先進国が日本です。その日本より「上」になれば、自動的に韓国も先進国ということになるからです。韓国メディアの常套手段です。

 わざわざ日本語で「韓国すごいぞ! 。日本はだめだぞ」とアピールする韓国人もいました。元・在日韓国人で、その頃は「The Korean Politics」編集長を名乗っていた徐台教(ソ・テギョ)氏です。

 徐台教氏は2月15日、韓国がなぜ日本と比べうまくやっているかをツイッターで説明し、誇りました。以下です。

・韓国政府は4月15日の総選挙を控え、感染拡大への対策において失態が許されないという緊張感があるのも大きい。さらに、過去のSARSやMERSを通じ整備された国家システムがある程度の水準で機能している。
・コロナウイルスに対する日韓の対応の差の一つは、予算投入の差というのは明白。具体的には調べていないが、韓国は1/28の段階で20億円以上を、その後も矢継ぎ早に予算を出し、さらには2000億円を超える予備費の投入も見越している。ニュースにも「〜〜自治体がコロナに〜〜億を投入」というのが目立つ。

 その前日、2月14日の徐台教氏のツイッターはクルーズ船で日本があたふたする姿を「検疫崩壊」と揶揄するものでした。

・今のダイヤモンド・プリンセス号と同じことを、韓国で、文大統領がやっていたらと考えてみてください。日本のワイドショーはずっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜と付きっきりで取り上げるでしょう。「韓国検疫崩壊」とか言って。

韓国を馬鹿にする安倍
――わざわざ日本語で……。

鈴置:「もう、韓国の方が上なのだ。いつまでも日本が上ではないのだぞ」と日本人に理解させることが重要なのです。韓国人同士でそう言い合っても、内輪褒めで終わってしまう。日本人に平伏させて初めて、韓国人は先進国入りを実感できるのです。

――でも、間もなく大邱で感染爆発が発生した。

鈴置:それが判明したのは2月19日のことです。韓国はその処理に追われ、日本を馬鹿にしている暇はなくなりました。

 それでも韓国人は日本を意識し続けました。自分たちがそれまで日本を下に見ていた以上、今度は日本人が韓国を馬鹿にしているに違いない、と考えたのです。

 ハンギョレは大邱の感染爆発が収まった5月1日、社説「安倍首相、今になって『韓国と新型コロナ対応で協力』言及」(日本語版)で以下のように書いています。

・安倍政権はこれまで韓国のCOVDI-19防疫の成功を無視し、韓国をこき下ろすことに汲々としていた。日本の政府とメディアは、事態の初期に自国の対応を自画自賛し、韓国が「医療崩壊」状況に陥ったと主張した。

 この記事は「安倍政権が韓国をこき下ろしてきた」具体例を一切挙げていません。被害妄想記事、と言われても反論できないでしょう。

「日本より上か、下か」「日本に勝ったか、負けたか」ばかりを考える――。韓国人のそんな異様な思考方式が、新型肺炎の流行で改めて明らかになったのです。


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