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大中華世界的話題(その3)

439チバQ:2020/04/12(日) 21:28:14
 文政権の支持率は、新型コロナ問題への対応が評価され、最近は50%台前半を保つ。政権を支える共に民主党の支持率も40%台前半に上昇。最大野党の未来統合党は30%前後にとどまる。

 ただ、首都圏を中心に与野党候補の支持率が拮抗(きっこう)する選挙区も多い。各候補は新型コロナウイルスの感染が心配される大規模集会などを自粛しつつ、ユーチューブなどSNSを使って選挙活動を繰り広げる。街頭で有権者と接する時はマスクを着け、握手は避けてグータッチをするなど、感染症対策を取りながら票の取り込みを狙う。

前・元首相が一騎打ち
 選挙戦が始まって初めての週末。ソウル市内の選挙区で4日、候補者が舌戦を繰り広げた。共に民主党で前首相の李洛淵(イナギョン)氏と、未来統合党代表で元首相の黄教安(ファンギョアン)氏だ。2人とも党全体の選挙を率いる立場でもある。

 「新型コロナウイルスとの闘い、経済の痛みとの闘い。二つの戦争に我々は勝つ」。世論に評価されている政権と与党の対応に触れながら、有権者の心をつかもうと訴える李氏。感染が広がる前から経済は低迷していたとし、「力を合わせて文政権の審判をしよう」と政権交代を叫ぶ黄氏。

 韓国の総選挙は、2人を含め大統領選の候補として名前が挙がる人たちが、党や世論からの支持を固める舞台でもある。両氏が立候補した鍾路区ではかつて李明博(イミョンバク)氏や故盧武鉉(ノムヒョン)氏が当選し、後に大統領になった。大統領府も位置する国の中心で、「政治の一番地」と呼ばれる。

 「それだけではない。鍾路が韓国という国全体の縮図という点も見逃してはならない」。そう語るのは大統領府の元高官だ。大統領府の周辺には、高い壁に囲まれた財閥家の豪邸が立ち並ぶ。一方、日本の観光客も多い東大門市場の周りには、ここに衣服を供給する零細企業が密集する。鍾路区は、保守を支持する傾向が高い高所得者、革新支持の色合いが濃い労働者に加え、浮動票ともいえる会社員らと家族が多く住む地域もあり、有権者層がバランスよく分散している。

 韓国では南西部の全羅道が進歩、南東部の慶尚道が保守と支持が分かれる地域主義が今も強いが、総選挙でも大統領選でも、ソウル首都圏を中心に浮動票を集めないと勝てない。「鍾路の勝敗の行方は次の大統領選のバロメーターになる」と元高官は言う。

 40年以上、東大門市場近くで縫製業を営む朴貴成さん(60)は、新型コロナウイルスの感染が広がった1月ごろから売上高が例年の1割ほどまで減った、と嘆く。古参の職員を解雇し、内職をする人の多くにも休んでもらっている。

 もともと南西部の全羅道の生まれ。金大中(キムデジュン)・元大統領の流れをくむ進歩系の地盤で、朴さんも父親の代から家族ともども進歩系の支持者だった。ところが最近、サムスン系の企業に勤めて幹部までなりながら進歩系の支持者だった兄が保守系にくら替えした。

 「人がここまで変われるのかと怖くなる。今は話が通じず、会う時も『兄さん、政治の話は抜きにしよう』と前置きしなければいけない」と朴さん。朴さんは、兄はお金を稼いで成功し、守るものができたからだと考えている。

 総選挙全体の見通しについて、政治コンサルタント企業代表の朴聖珉さんは、必ず保守系や進歩系に投票する一定の人たちは今回も態度を変えないとみつつ、「中道寄りの保守、中道寄りの進歩の行動がカギを握る」とみる。

 中道保守は朴・前大統領の疑惑の際に一時的に進歩に支持をかえただけで、中道進歩は文政権の曺国(チョグク)・前法相をめぐる数々の事件や政権の閉鎖性を快く思っていないと指摘。「中道保守が文政権の審判に加わるのか。中道進歩が文政権から離れるのか。それによって現時点の世論調査の数字は投開票日まで変わりうる」と語る。政界では、新型コロナウイルスによって保守志向の強い高齢者層が投票をためらうかどうかなどの要因も、選挙の行方を左右するとみられている。(ソウル=鈴木拓也、神谷毅)


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