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大中華世界的話題(その3)

402チバQ:2020/04/01(水) 14:38:30
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202003/CK2020033102000145.html
ミャンマー スー・チー政権4年 改憲困難、強まる内向き






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2020年3月31日 朝刊


 【バンコク=北川成史】ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問率いる国民民主連盟(NLD)政権の発足から三十日で四年。公約の憲法改正は実現できず、国内和平は停滞、イスラム教徒少数民族ロヒンギャの迫害問題では、国際的批判が高まっている。十一月に予定される総選挙では、根強いスー・チー氏人気を頼りにナショナリズムを刺激して、戦いを有利に進めようとする政権の内向きな姿勢が浮かぶ。


 「ローマは一日にして成らず。スー・チー氏を引き続き支持するわ」。最大都市ヤンゴンの元英語教師ティン・スウェ・エイさん(65)は力を込める。


 国の独立に貢献した父を持ち、民主化運動を長年指導したスー・チー氏への信頼感は、多数派民族の仏教徒ビルマ人を中心に厚い。


 政治アナリストのモン・モン・ミャット氏は総選挙で「前回以上の議席獲得は予測できないが、国民の大半はNLDに投票する」と断言する。


 ミャンマー政府はロヒンギャへのジェノサイド(民族大量虐殺)の疑いで、オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)に提訴された。昨年十二月、スー・チー氏はICJの口頭弁論に出向き、ジェノサイドを否定した。


 ミャンマー専門家のデビッド・マシソン氏は「国民の大多数はスー・チー氏が国を守るために出廷したと受け止めた。ロヒンギャへの犯罪から国民の注意を背け、人気を高める狙いだ」と、ビルマ人らの愛国感情に訴える手法を批判する。


 NLD主導で今月、軍政時代に制定された憲法の改正案が国会で採決されたが、軍人議員枠の段階的削減など、国軍の影響力を弱める内容は全て否決された。


 現行憲法では、改憲には国会全体の75%を超える賛成が必要。だが、25%は軍人議員枠のため、当初から実現は困難だった。


 公約不履行とも言えるが、ミャンマー史が専門の根本敬(けい)・上智大教授は「今のミャンマーはスー・チー氏を守り、愛国心を示そうという傾向が強い」と指摘。否決は「スー・チー氏をいじめる国軍」という印象づけにはたらいたとして、一定の内政的効果を認める。


 ミャンマーでは独立から約七十年間、内戦が続いている。NLD政権下で、国軍と少数民族武装勢力との停戦交渉は減速し、国民融和は進んでいない。政権への不信感が募る中、少数民族地域では、総選挙でのNLD離れが予想されている。NLDが勝利しても、民族間の分断がさらに深まる恐れがある。

【国民民主連盟(NLD)政権の4年】


2015年11月  NLDが総選挙で国軍系政党などを抑え、上下両院で過半数を占める圧勝

  16年 3月 半世紀ぶりの文民政権となるNLD政権発足。アウン・サン・スー・チー氏は国家顧問兼外相に

  17年 8月 ロヒンギャ武装勢力と治安部隊が衝突。迫害を受けたロヒンギャ70万人以上がバングラデシュで難民に

  19年12月 スー・チー氏が国際司法裁判所(ICJ)でロヒンギャに対するジェノサイド(民族大量虐殺)を否定

  20年 3月 国会で憲法改正案を採決。国軍の影響力を弱める内容は全て否決

     11月 総選挙(予定)


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