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大中華世界的話題(その3)

353チバQ:2020/02/16(日) 22:49:12
https://www.jiji.com/jc/v4?id=2019chinawatch0012
香港出先機関トップ、混乱の中で更迭〜後任は異例の半引退「門外漢」〜
中国政府在香港連絡弁公室の駱恵寧主任=2020年1月6日【AFP時事】
中国政府在香港連絡弁公室の駱恵寧主任=2020年1月6日【AFP時事】

 中国政府は政治的混乱が続く香港の出先機関トップ(閣僚級)を更迭した。反政府勢力を過小評価するなど香港の政治情勢を見誤ったためとみられる。解任されたのは香港問題の専門家だが、後任は香港政策に関わった経験が全くない「門外漢」が初めて起用された。高齢で第一線から退いていた半引退幹部を引っ張り出したという点も合わせ、極めて異例の人事だ。

スケープゴート?

 中国政府の香港出先機関である連絡弁公室(中連弁)主任が王志民氏から前共産党山西省委員会書記の駱恵寧氏に交代する人事が1月4日、発表された。

 王氏は在任2年3カ月。年齢は62歳で、閣僚級の定年(65歳)には達していない。過去の同主任は平均で約5年務めていたので、更迭であることは明らか。香港返還から20年以上たつが、中国政府出先機関のトップがクビになるのは初めてだ。

 王氏はかつて福建省の党委員会や政府機関に勤務。同省勤務が長かった習氏の福建人脈に連なるといわれる。返還前の新華社香港支社(中連弁の前身)で働いたことがあり、香港中連弁の部長や副主任、国務院(内閣)香港マカオ事務弁公室副主任(次官級)、マカオ中連弁主任を経て、香港中連弁主任に就任した。中国政府有数の香港通と言ってよい。

 社会主義国の高官が政策上の失敗で辞めることは非常に少ない。まして政権主流派である習派の高官であるのならば、派閥の庇護(ひご)で続投できそうなものだが、王氏はあっさり解任された。

 王氏は逃亡犯条例改正の動き(既に撤回)への反発をきっかけに始まった反政府運動の盛り上がりを予想できず、区議会選挙で親中派が惨敗する事態を招いた責任を問われた形だ。しかし、根本的な原因は習政権の香港に対する極端な政治的締め付けなのであるから、王氏はスケープゴートになったようにも見える。

 王氏は党中央党史・文献研究院の筆頭副院長に異動した。このポストは閣僚級なので、形式上は横滑りだが、研究機関の閑職への転出であり、実質的には左遷である。

初の地方トップ経験者起用
中国の習近平国家主席(中央)=2020年1月17日【EPA時事】
中国の習近平国家主席(中央)=2020年1月17日【EPA時事】

 急きょ香港へ派遣された駱氏は青海省の省長(知事に相当)と省党委書記、山西省党委書記を歴任した(いずれも閣僚級)。同氏を香港中連弁主任に起用した人事は次のような特徴がある。

 一、歴代の同主任と異なって、香港工作の経験が皆無。香港問題と関連する台湾・外交政策の仕事もしたことがない。

 一、閣僚級定年の65歳に達して、全国人民代表大会(全人代=国会)財政経済委員会の副主任委員(副委員長に相当)という名誉職に就任していたのに、重要な第一線ポストに戻った。65歳は歴代主任で最高齢。

 一、全人代財経委副主任委員に任命されてから、わずか1週間で転出した。

 一、1級地方行政区(省・自治区・直轄市)のトップ経験者として初めて中連弁主任に就任した。

 以上の特徴から、駱氏は香港と縁がないにもかかわらずというより、縁がないからこそ中連弁主任に起用されたと言えるだろう。

 これまでの主任はいずれも就任の時点で香港事情に通じていたが、それだけに親中派の政党、企業など現地のさまざまな勢力としがらみがあった。それが中央への報告や建議に影響していた可能性は否定できない。

 駱氏の着任直後、香港の政情に詳しい現地の消息筋は筆者に「駱氏は中連弁や親中派を粛清するだろう」と述べる一方で、「(香港社会に対して)柔軟な姿勢を示すが、それは表面的なものにすぎない」との見方を示した。別の現地消息筋も「中央が軟化することはあり得ない」とした上で、「中央の香港に対する干渉はさらに強まり、全面的になる。香港の経済、世論、教育、司法に有形無形の手段で介入してくるだろう」と語った。


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