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大中華世界的話題(その3)
3392
:
OS5
:2025/01/01(水) 18:47:16
後者は、1989年に江沢民(こう・たくみん)上海市党委書記が、「3段飛び」で総書記に抜擢されたケースがある。だがその時は、首都・北京で起こった天安門事件によって共産党政権が崩壊の危機に瀕した非常事態だった。そうなると、習総書記が2027年の第21回共産党大会で退任するとしたら、やはり現在の常務委員である次の6人の中から、「後継者」を選出すると見るのが妥当である。
序列2位…李強(り・きょう)首相
序列3位…趙楽際(ちょう・らくさい)全国人民代表大会常務委員長(国会議長)
序列4位…王滬寧(おう・こねい)中国人民政治協商会議主席(諮問機関トップ)
序列5位…蔡奇(さい・き)党中央弁公庁主任(官房長官)
序列6位…丁薛祥(てい・せつしょう)筆頭副首相
序列7位…李希(り・き)党中央規律検査委員会書記
この中で、「ポスト習近平」になりえるのは、中国ウォッチャーとして確信を持って言えるが、序列2位の李強首相と、序列6位の丁薛祥副首相の2人だけだ。残りの4人は、おそらく習近平時代の終了とともに引退であろう。もしくは1人くらい残るかもしれないが、「お飾り」にすぎない。
つまり、仮に習総書記が2027年秋の21回大会を持って身を引くとするなら、「ポスト習近平」は「李強vs丁薛祥」になっていくことが見込まれるのだ。
李強首相の経歴
Photo by gettyimages
「両雄」を見比べた時、現在の地位や実力、経験からすれば、明らかに65歳の李強首相の方に分がある。新華社通信が発表している李強首相の略歴の主要部分は、以下の通りだ。
1959年7月 浙江(せっこう)省瑞安生まれ
1976年~1978年 浙江省瑞安県馬嶼区の機械式電気式排水灌漑所職工
1978年~1982年 浙江農業大学寧波分校農業機械系農業機械化専業で学習
1982年~1984年 浙江省瑞安県で中国共産主義青年団の職員、書記など
1984年~1996年 浙江省民政庁で副処長(副課長)、処長(課長)、副庁長など
1996年~1998年 浙江省金華市党委常務委員、永康市党委書記など
1998年~2002年 浙江省弁公庁副主任、工商行政管理局長など
2002年~2004年 浙江省温州市党委書記
2004年~2011年 浙江省党委秘書長
2011年~2016年 浙江省党委副書記、省長など
2016年~2017年 江蘇省党委書記
2017年~2022年 上海市党委書記、党中央政治局委員
2022年~現在 党中央政治局常務委員
2023年~現在 首相
いわば「土着の浙江人」である李強首相の人生の最大の転機は、43歳の2002年、福建省から習近平が浙江省に転じてきたことだった。習近平浙江省党委書記は、日本で言うところの「体育会系性格」の李強を気に入り、2004年に自分の秘書長に据えた。当時の両者を知る浙江省の人物は、15年ほど前に私にこう語った。
「李強はエリートでなく、命令に従順で、眼鼻が利き、体力があって、進んで汗をかき、文句を言わず、目立とうとせず、褒美を求めない。そんな姿は、習近平党委書記にとって理想の部下に映ったのだ。2004年から2007年年初までの間、二人は何をするにもどこへ行くにも二人三脚で、まるで兄弟のようだった」
李強は2023年3月、それまで10年間務めた李克強首相の跡を継いで、上海市党委書記から首相になった。中央政府の副首相を経ずに首相になったのは、初のケースだった。この時の経緯については、こんな話が漏れ伝わっている。
「李強上海市党委書記は2022年4月と5月の2ヵ月間、習近平主席の命令で、最大の経済都市である上海をロックダウンさせられた。それで2500万上海市民を苦しめ、計り知れない経済的打撃を与えたことで責任を感じ、同年10月の第20回共産党大会で引退を申し出た。
ところが習近平総書記は、引退どころか首相就任を要請した。結局、『経済分野は任せる』という条件で、首相就任を受け入れた。他の幹部は皆、必死に習総書記に阿諛追従(あゆついしょう)してポストを分けてもらったが、李首相だけは違った」
実際、2023年3月13日、1時間23分に及んだ李強首相の就任記者会見をCCTVのインターネットTVで生放送で見ていて、上記の話は事実なのではと思った。「李克強前首相と李強新首相は、名前が一字違いだが、言っていることもほとんど変わらない」と感じたからだ。「習近平総書記を核心とする党中央の指導の下に……」という他の幹部たちが多用する「枕詞」(まくらことば)を極力省いて、国民目線で語っていたのだ。
李克強首相は習近平総書記の「最大のライバル」と言われながら、10年間首相を務めた。そして引退して半年後の2023年10月に、上海市内のホテルのプールで水泳中に、心臓麻痺を起こして急死した。だがその「精神」は、李強首相が引き継いでいるのである。
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