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大中華世界的話題(その3)

319チバQ:2020/01/10(金) 16:50:50
他のメディアとは険悪に

 再選を目指す民進党の蔡英文総統に各種世論調査で差をつけられていた韓氏は11月末、世論調査の多くが「偽物だ」と主張。支持者に対し、韓氏ではなく「蔡氏を支持している」と答えるよう呼びかけた。調査を混乱させ、自分は負けていないと強弁する前代未聞の手法だ。

 韓氏の選挙事務所の報道官は産経新聞の取材に、「世論調査は社によって(蔡氏との差が)8〜30%の開きがある。公平性を欠き、特定の陣営(蔡陣営)の攻撃の道具になっている」と説明。韓氏も12月8日の新北市の選挙集会で、「民進党は90%のメディアをコントロールしている」と主張した。

 韓氏の主張に対し、台湾メディアは正式な抗議はしていない。ただ、韓氏は記者団の取材時に、不倫疑惑や中国に関する質問を無視したり「次の質問」と回答を拒否したりして、現場レベルで険悪な雰囲気になることがある。12月18日に行われた政見発表会後の取材でも、回答を避けて立ち去る韓氏に記者から「なぜ答えないのか」と怒号が飛んだ。

 昨年12月29日のテレビ討論会では、女性・金銭疑惑を有権者にどう説明するのかを問う蘋果日報の代表に「下らない。レベルが低すぎる。蘋果日報の記者の良心は犬に食われた」と激高。中台関係について聞いた中央通信社の代表には「質問自体がイデオロギーにとらわれている。哀れだ」と見下した態度を取り、主流メディアとの関係悪化を決定付けた。

■それでも強固なファン

 型破りの韓氏を支えるのは、「韓粉(韓ファン)」と呼ばれる熱狂的な支持者だ。18年11月の高雄市長選や19年7月の国民党の予備選では、台湾各地の集会に毎回数万人が駆け付け、支持の厚さを見せつけた。特徴は、韓氏個人を支持しても、必ずしも国民党全般を支持してはいない点だ。高雄市長選では党重鎮の演説にブーイングを浴びせる場面があった。

 台湾の世論調査では、世代別の区分はあるものの、所得別の調査は見当たらない。ただ、韓氏の支持者は「軍公教」と呼ばれる軍人、公務員、教員の出身者や、中国からの観光客の減少で影響を受けた零細事業者などの低所得者が多いとされる。「庶民が総統を選び、庶民が総統になる」も韓氏のキャッチフレーズの一つだ。

■支持者囲い込み戦術は…

 こうした支持者に向け、韓氏は「フェイク(偽)ニュース」と指摘されても仕方のない情報を発信している。

 12月18日の政見発表会では、「蔡政権下で企業3万社が解散した」「桃園国際空港で乗り換えただけの外国人も訪台観光客の統計に加えている」と主張した。だが、蔡氏は「3万社はペーパーカンパニーの整理だと公表時に説明済み」だと反論。行政院(内閣に相当)も直ちに「乗り換え客を観光客統計に加えたことはない」と否定した。

 韓陣営は支持者向けのSNSアプリも開発。韓氏に批判的な報道やSNSの投稿に逐一、反論しており、支持者の囲い込みに余念がない。

 台湾では、潜在的な支持者の割合は国民党系が55%、民進党系が45%ともいわれる。このため、支持層を固める手法を取る韓氏と蔡氏の差は、世論調査の数字ほど大きくないとの見方が根強い。

 ただ、国民党の事情に詳しい政治大選挙研究センターの兪振華准教授は、「大統領投票人を州ごとに勝者が総取りする方式の米国では、(たとえ全国的に)40%の支持率でも重要州で勝てば大統領選に勝利できる。だが、台湾では全土で集計した総得票数で相手候補を上回る必要があるため、韓氏はトランプ氏と同じ手法では勝てない」と指摘している。


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