[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
大中華世界的話題(その3)
2813
:
OS5
:2023/12/01(金) 07:29:41
杜撰な調整案で決着つかず
この時、元総統兼国民党主席の馬英九氏が突如「個人の支持率のみによる世論調査」を支持すると表明、柯氏陣営に寄ったと見える立場で双方の立会人の役を買って出た。そこで示された案は、11月7〜17日にかけての各機関の世論調査の結果をもとに、「統計上の誤差を超えた場合は、勝った方に1点を与え、統計誤差の範囲内であれば、侯氏に1点を与える」というものだった。
柯氏陣営はこの案では不利と見て多くの幹部が反対したが、柯氏の独断でこの案を受け入れた。筆者はこの合意を見た際、「かなり国民党に有利な案ではないか」と感じた。というのは、「統計上の誤差」とは通常の台湾の世論調査の標本数では前後3%と言われている。つまり、ある候補の支持率が25%と出た場合、実際は22%〜28%の範囲内である可能性が非常に高いということだ。
しかしもし「統計誤差の範囲内」が前後3%の意味だとすると、例えば柯氏の支持率が28%で侯氏の支持率が22.1%と出たとすると、侯氏が1点獲得できることになる。さすがに柯氏はこんな悪条件は飲まないだろうから、実際は柯氏が3%以上多ければ柯氏に1点という意味なのかなとも感じていたが、それにしても侯氏にかなり有利な内容である。
さて、世論調査の結果が出たあと、この「統計上の誤差」をめぐる双方の解釈の違いが表面化した。柯氏の陣営は、9つの世論調査結果のうち、3つについては信用度が低いので外すべきだとした上で、残りの6つの結果は柯氏が3%以上勝った世論調査が3つあったので3対3だったと主張した。
ところが侯氏陣営は、「統計上の誤差」とは学問的に前後各3%であり、9つの結果は8対1,仮に柯氏陣営の主張通り3つの世論調査結果を外しても5対1で侯氏が総統候補の権利を得たと主張した。
双方の陣営が推薦した世論調査の専門家が参加したにもかかわらず、「統計上の誤差」の解釈すら明確にできていない杜撰な設計で、野党候補の一本化は幻と化したのだった。
まだ波乱要素、鴻海・郭台銘支持層の行方
今後の総統選挙の行方だが、野党一本化のケースと比べ、相対的に民進党の頼陣営有利に働くことは間違いない。今後の注目点の1つは郭台銘氏の支持層の票がどこに向かうかだが、郭氏は総統選挙からの撤退を表明した際、誰を支持するのかを明示しなかった。これについて台湾のテレビ局元幹部A氏は、「郭氏は柯氏との距離が近いので柯氏を応援したい気持ちはあるだろうが、中国が鴻海の税務調査をして圧力をかけたため、柯氏支持を打ち出せなかった」との見方を示す。
A氏によると、柯氏は今回のドタバタ劇でいったんした約束を反故にしたため、総統選挙での失速は避けがたく、侯氏の方が頼氏の有力な対抗馬になっていると見ている。その場合、郭氏が柯氏につけば反民進党の票が割れて頼氏の当選可能性が高まるので、中国はそれを許さないというわけである。
ただ、A氏の見立てでは現状で民進党の頼氏が侯氏を10ポイント前後リードしているとのことで、藍派に近いシンクタンク勤務のB氏も頼氏の当選確率は現状で70%以上と見ている。B氏は、侯氏が口八丁手八丁の趙氏を起用したことによる士気の高まりと、今後「民進党当選=中国との戦争」というイメージ・認識が台湾の有権者に浸透するかが逆転のカギになるとしている。
田 輝(ジャーナリスト)
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板