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大中華世界的話題(その3)

2810OS5:2023/12/01(金) 07:28:18
「救世主」、国民党・侯友宜候補
 国民党の総統候補、侯友宜氏(66)は中部嘉義県の生まれで、警察官出身。1989年に雑誌「自由時代週刊」創刊者の鄭南榕氏が全面的な言論の自由と台湾独立を主張したため反乱罪の容疑をかけられた際に、侯氏が逮捕のため鄭氏がたてこもるオフィスに突入し、鄭氏がガソリンをかぶって火をつけ自殺した事件の当事者として知られる。

 侯氏は2006年に当時の陳水扁民進党政権から警政署長に抜擢され、中央警察大学校長を経て2010年、現在の国民党主席である朱立倫新北市長の下で副市長に任命された。副市長をほぼ2期務めた後、2018年には新北市長選挙に出馬、党内予備選挙と本選挙で共に勝利して市長に就任した。侯氏は2022年にも民進党候補に圧勝、台北市や高雄市といった台湾の6大直轄市の中で最大の人口400万を擁する新北市での地滑り的勝利は、総統選挙で連敗中の国民党にとって、起死回生の救世主になりうる存在と映った。国民党の朱立倫主席は2023年5月、侯氏と国民党公認を争った鴻海元オーナーの郭氏を退け、侯氏を党の総統候補にすると発表した。

 趙少康氏(73)は父親が中国河北省生まれの外省人2世で、基隆市生まれ。大学卒業後アメリカに留学し、中華民国反共愛国連盟のメンバーとして海外で反台湾独立の活動を行っていた。帰国後は台北市議を経て1987年に立法委員に当選し、1989年に王建煊、郁慕明、李勝峰ら各氏と共に国民党の改造を求める「新国民党連線」を結成、同時期に中国で起きた民主化要求運動を支持した。1991年には李登輝政権下で行政院環境保護署長に任命され、翌年の立法委員選挙では国民党の公認を得られなかったにもかかわらず無所属で出馬し大量得票を得る人気ぶりだった。

 1993年には国民党を離党して「新党」を結成したが、1994年の台北市長選に出馬して敗れるとメディア界に転身、UFOラジオや中国ラジオの経営にあたると同時に「少康戦情室」など政治討論番組の司会も長く務めた。趙氏は2021年に国民党に復党し、党内の外省人保守派勢力を代表する論客となっており、今回副総統候補に起用されたのは、本省人の侯氏が外省人票を固める意図があるものと思われる。


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