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大中華世界的話題(その3)

2796OS5:2023/11/26(日) 17:15:16
https://toyokeizai.net/articles/-/717440
台湾総統選、野党連合「ドラマ」終幕から3者競争へ
与党のリードは続くか、選挙戦はどう動くか
小笠原 欣幸 : 台湾政治研究者、東京外国語大学名誉教授
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2023/11/26 6:00

11月24日までの立候補登録期間を経て、2024年1月13日に行われる台湾総統選挙の構図が確定した。与党・民進党の頼清徳候補に国民党の侯友宜候補、民衆党の柯文哲候補の野党2氏が挑む。野党は候補の一本化による巻き返しを狙い、土壇場で前代未聞の動きを連発させたが、結局物別れに終わった。この間の「劇的」な動きを振り返りながら、残り1カ月半となった選挙戦の行方を展望したい。

前代未聞の展開となった野党一本化交渉
今年に入って本格化していった選挙戦は与党候補に対し、複数の野党候補が乱立する状態で展開してきた。この構図は与党に有利なので、野党陣営は早い段階から水面下で候補一本化交渉を断続的に続けてきた。しかし、どちらが総統候補、副総統候補になるかという「正副」問題をめぐって折り合いがつかなかった。

基本的にどうしても一本化したいのは国民党側だった。民衆党は単独で選挙戦に挑む腹積もりで国民党が何を提供してくれるのかを見るスタンスだった。民衆党からすれば、国民党の侯氏が「副」に回る一本化であれば喜んで受け入れるが、柯氏が「副」に回る一本化は最初から応じるつもりはなかった。一方の国民党は一本化によって勝利の可能性を高めたいが、総統候補を出さないという選択は受け入れがたい。

というのも、国民党は15人の県市長、38名の立法委員(国会議員)を擁するのに対して、民衆党は県市長わずか2名、立法委員は5名の小政党にすぎない。この政党の力が違うというのが国民党の言い分であった。民衆党は世論調査で支持率が高いのは柯氏で、侯氏を立てても勝てないとまで主張した。

双方ともに野党が分裂したままでは勝てないという認識は同じで、次第に交渉の機運は高まってきた。とはいえ、どちらも「副」に回りたくないという本音も同じであり、10月に表舞台での交渉が始まったがすぐに行き詰まり、10月末時点で交渉は時間切れになったとみられた。

事態が一変したのは11月10日。国民党の馬英九前総統が柯文哲氏に有利とされた「世論調査を使って正副を決める」という提案をした。柯氏は即座に賛同し、馬氏を立会人に国民党の朱立倫主席と侯候補、民衆党の柯候補兼党主席の4者が15日に会談した。

この4者会談後の共同会見はまさに「ドラマ」だった。大きなサプライズで一本化に向けた調整方法など6項目の合意が発表されたのである。しかも、その内容は世論調査で侯氏と柯氏の支持率が統計学上の誤差の範囲内であれば、柯氏が上回っている調査でも侯氏を「勝ち」とする柯氏に非常に不利なものも含まれていた。柯氏が「副」に回ることを受け入れたとも読めるものだった。合意書には柯氏のサインがあった。


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