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大中華世界的話題(その3)

2756OS5:2023/10/29(日) 00:23:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/21a57f5061f30fee850e2e426e12a592651fb5e7
天下取り損ねた政治スター 権力闘争敗北で影響力低下 李克強氏
10/28(土) 7:51配信
時事通信
中国の李克強首相(当時・前列中央)の肩をたたく胡錦濤前国家主席。前列右は習近平国家主席=2022年10月、北京(AFP時事)

 【北京時事】中国の李克強前首相は、いずれ頂点に立つのではないかと注目を集めたことのある「政治スター」だった。

 運命を狂わせたのは習近平国家主席の政権運営で、習氏が権力を固めるのに伴い、李氏の影響力は失われていった。抜群の実務能力を発揮し、上からも下からも慕われたが、たった一つ、権力闘争だけは苦手だった。

 ◇胡錦濤氏が引き立て
 「後継者は習氏でなく李氏」。胡錦濤前政権時、中国ウオッチャーの間では、こうした予測が多かった。李氏の能力にほれ込んだ胡氏がそれを強く望んでいたとされる。しかし、天下を取るには、あと一歩足りず、2012年の習指導部発足時に李氏の序列は習氏に次ぐ2位だった。

 とはいえ、13年の首相就任後も人気は衰えることがなかった。李氏の名前を冠した経済改革「リコノミクス」がもてはやされ、改革の旗手と称賛された。李氏の発する一言一句が世界の株価を動かすほどの影響力を持ち、日米欧との協調を最重視する「新中国」が始動したかに見えた。だが、首相の最重要任務であった経済運営の実権は次第に習氏周辺に奪われ、李氏の存在感は薄れた。

 李氏は名門の北京大で法律、経済、英語を熱心に学んだ。当時の同級生は「控えめで冷静、温和だった」と証言する。集合写真を撮影する際はいつも後方か端を選択。自ら話題を提起することはせず、仲間の話に合わせる傾向があったという。この控えめな性格がその後、激烈な権力闘争を勝ち抜く上で弱点となったようだ。

 ◇疎まれた共青団派
 英語の得意な李氏は、卒業後に留学するつもりでいた。ところが、北京大の共産党組織幹部が李氏特有のリーダーシップに目を付け、党が指導する青年組織「共産主義青年団(共青団)」の学内活動を率いてほしいと懇願。これが運命の分かれ目となった。留学を諦めて共青団幹部への道を歩み始め、先輩幹部だった胡氏に気に入られた。

 この「胡氏・李氏」の共青団派コンビは、習氏の権力固めの前に大きく立ちはだかった。習氏周辺は共青団出身者を人事で冷遇するなどして中枢部から遠ざけ、ついに昨年10月の党大会で、李氏を指導部から排除。それどころか、李氏の後継首相との観測もあった胡春華氏を重要ポストから外し、「共青団派一掃」人事を敢行した。

 「もし李氏が中国を率いていたら、中国を取り巻く国際情勢は今と全く違うものになっていたはずだ」。西側外交筋はこう指摘するが、専門家の間では「豪腕の習氏でないと中国をまとめることは不可能」との見方もある。現代史を塗り替える可能性もあった人物が、静かに去った。


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