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大中華世界的話題(その3)

2537OS5:2023/05/14(日) 12:33:36
https://mainichi.jp/articles/20230510/k00/00m/030/333000c
タイで進む高齢化 王室への見方で若者との分断に拍車/下
高木香奈

毎日新聞 2023/5/11 16:01(最終更新 5/11 16:01)
 4年ぶりとなるタイ下院(定数500)の総選挙が14日に投開票される。2014年の軍事クーデターを率いた元陸軍司令官のプラユット首相による親軍政権から、農村部の貧困層に浸透するタクシン元首相派の野党に政権交代するかが焦点。与党側が内紛で分裂するなど激しい選挙戦が続く中、各地を歩き、社会の課題を探った。

 「家賃を延滞しながら何とか暮らしています」。タイの首都バンコク中心部にあるスラムに住むルンナパーさん(69)は3月下旬、取材にそう話し、ため息をついた。息子(45)、孫(13)との3人暮らしだが、息子は体調が優れないため働けず、古着や母親のルンナパーさんが集めたペットボトルを売って生計を立てている。国から月600バーツ(約2400円)の高齢者手当を受給するが、家賃と電気・水道代だけでもその5倍以上はかかるといい、困窮の日々だ。

 ノーイさん(52)も、寝たきりの母(73)と妹と同じスラムで生活する。自身も体に障害があるが、数年前に父親が亡くなってからは自動車修理の仕事をやめて母を介護しているという。タイはこの時期が1年で最も暑く、気温は連日35度を超えるが、一家が住む平屋にはエアコンもない。4月のタイ正月の大型休暇も「いつものように母の面倒を見るだけです」と悲しそうに語った。

 タイは東南アジアの中でシンガポールに並び高齢化が急速に進み、昨年中に60歳以上が人口の2割に達したと推計されている。だが、介護保険制度はなく、年金などの社会保障制度も十分に整備されていない。貧富の差が激しいため、高齢者間の生活格差も深刻化している。NGO「福祉ウオッチネットワーク」のアドバイザー、スリーラットさん(63)は「タイは不平等な社会で、大半の高齢者は働き続けるか、経済的に家族に依存しないと生活できない」と指摘する。

 高齢者の持病や孤立も問題になっている。スラムの住民を支援する社会活動家のプラティープ・ウンソンタム・秦さん(70)が創設した財団が昨年実施した実態調査では、約3300世帯中、寝たきりや障害のため外出できない人が200人以上いるほか、高血圧や腎臓病などの慢性疾患を抱える人が660人以上いることが判明…


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