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大中華世界的話題(その3)

2510OS5:2023/05/02(火) 00:59:31
https://www.sankei.com/article/20230501-POPPBTLGE5LFLOA4KTGTXMDEQA/
与正氏に叔母「兄を静かに補佐しなさい」 金王朝の舞台裏
2023/5/1 18:16
桜井 紀雄

【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権を特徴づけてきたのは正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長の突出した存在感だった。だが、正恩氏の娘の公の場への頻繁な登場と比例するように、その存在感は揺らぎ始めているという。北朝鮮の元外交官で韓国の研究機関の責任者も務めた高英煥(コ・ヨンファン)氏が最新の情報を基に、〝ロイヤルファミリー〟の舞台裏を読み解いた。

北朝鮮元高官が高氏に語った与正氏の影響力を示す場面は次のようなものだ。


北朝鮮の外相や国防相、軍総参謀長ら各部署トップが正恩氏への面倒な報告があればまず、与正氏に電話をかけ、「きょう報告をさし上げて大丈夫でしょうか」と尋ねる。

正恩氏の機嫌が悪ければ、与正氏は「今日はダメ」と答え、後日、兄の機嫌がいい日を見計らって電話を返し、「きょう報告しなさい」と告げる。各部署トップはようやく報告の機会を得る。

与正氏は兄の気持ちを読み取って先回りすることに秀で、正恩氏に通じる扉の鍵を握る意味から政権の「キーウーマン」とみなされたと高氏は説明する。


正恩氏は父、金正日(キム・ジョンイル)総書記の突然の死で2011年末に最高権力者に就いたものの、周囲は父や祖父時代からの幹部ばかりで、妹に頼り切った。

金正恩一家の家系図
金正恩一家の家系図
叔母の忠告
「お父さん、私も大きくなったら党のお仕事をしたい。党幹部になりたい」

元高官の証言によると、幼い与正氏は、正日氏にこうねだった。父は「ダメだ」と突っぱね、「お前が男に生まれていればよかったのに」と口にした。

与正氏は子供時代に正恩氏らとスイスに留学中も兄より成績が良かったとされる。その上、目立ちたがり屋でもあった。


正日氏の妹で叔母の金慶喜(キム・ギョンヒ)氏は「私みたいに、静かに兄さんを補佐しなさい」と与正氏をたしなめた。最高指導者は独り輝くべきものだが、きょうだいが権力を持つと、それに従う幹部が現れ、混乱を来すことを慶喜氏は実体験していた。

18年の南北首脳会談などで与正氏と接した当時の韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権の高官らは与正氏の好印象を称賛したが、北朝鮮元高官が見た与正氏は気性が荒く、たびたびヒステリーを起こした。祖父ほど年が離れた上司格の幹部に書類を投げつけ、声を張り上げたこともあった。


依存と関心離れ
正恩氏は与正氏に対外政策を任せたものの、19年のベトナム・ハノイでの米朝首脳会談が決裂したのを契機に、与正氏への依存度が落ち始めたと高氏はみる。子供の成長に伴って関心が子供と李雪主(リ・ソルジュ)夫人に移るのは自然な流れだった。

与正氏の出過ぎた言動が子供に悪影響を与えることに李夫人が不安を募らせたとも高氏は推測する。正恩氏が、夫人の意をくんで娘を頻繁に行事に同伴させ、報道で写し出される妹との「物理的な距離」も置くようになったとの見立てだ。


最近の与正氏の談話の米韓への非難がより先鋭化しているのも、存在感を再度示そうとする与正氏の焦りの表れと高氏は解釈する。外務省や党統一戦線部など各部署から上がった談話の草案は必ず与正氏の添削が入るといい、米韓首脳を激しくののしる言葉も与正氏の手によるとみられる。


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正恩氏は21年の党規約の改正で総書記を代理する「第1書記」のポストを新設した。高氏は、数年以内に正恩氏に万一の事態が起きれば、与正氏が第1書記に就き、一時的に最高指導者の代役を務める可能性はあるとみる。ただ、さらに数年が経過するなら、最側近の補佐の下、成長した息子が後継者に就くことが妥当だとの見方も示した。


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