したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

大中華世界的話題(その3)

2457OS5:2023/03/08(水) 21:35:25
https://www.tokyo-np.co.jp/article/233409
出生率「0.78」世界最速で少子化が進む韓国で起きていること 経済苦に悩むシングルマザーを支えるのは
2023年2月27日 06時00分
<格差に沈む国>㊤
 部屋中の壁に生えたカビが異臭を放ち、台所やベッドが朽ちかけていた。2021年に未婚で長男を産んだ韓国仁川インチョン市のキム・ミジョン=仮名=(38)は、親族から借りた「屋上部屋」に母子2人で暮らし始めた。
韓国仁川市で1月下旬、シングルマザーの経済苦を語ったキム・ミジョン(仮名)
韓国仁川市で1月下旬、シングルマザーの経済苦を語ったキム・ミジョン(仮名)

 韓国で住宅屋上に仮設されたコンテナの部屋は、20年に米アカデミー賞を受けた映画「パラサイト 半地下の家族」で格差の象徴とされた半地下部屋と並ぶ劣悪な住環境だ。
 不衛生な環境のせいか、長男は生後3週間で発熱して衰弱した。ウイルス感染症と診断され、集中治療で一命を取り留めた。だが、その後も免疫不全が続き、入退院を繰り返す。

◆妊娠後、交際相手の親に別れを迫られ
 長男の父は名門大学を卒業した20代の理工系研究者だ。交際して2年で妊娠が分かり、相手の親にあいさつに行くと、別れるよう迫られた。「彼の母親は、立派な高学歴者に育てた息子の人生を、年上の女が妨害すると思い私を嫌った」
 ミジョンは長年、広告デザインの仕事を続け、コンピューターの技術も持つ。「1人で稼ぎ、育てられる」。自信はあった。しかし病気の乳児を受け入れる保育園は見つからず、働きに出られなかった。困窮の末に申請した生活保護も、所有していた車を売ったり、資格審査を受けたり、受給までに時間がかかった。
 助けを求めたのが、ソウル市内のキリスト教系団体「主愛チュサラン共同体」だった。さまざまな事情を抱えながらも手元で子どもを育てたいと願う親を支援している。ミジョンも社会福祉が専門の職員に窮状を訴え、おむつやミルクなどの支援を受けて生活を立て直した。
ソウルで1月末、赤ちゃんポストに預けられた乳児を抱く職員
ソウルで1月末、赤ちゃんポストに預けられた乳児を抱く職員

 さらに同団体は「赤ちゃんポスト」を設置して子育てができない親から乳児を預かり、児童福祉施設への入所や養子縁組なども仲介する。09年冬の設置以来、12年間で約2000人を引き受けた。同団体と交流のある熊本県の慈恵病院が運営する赤ちゃんポストが07〜21年に預かった161人と比べ十数倍多い。
◆物質的豊かさを追い 人類史上まれな低出生率
 団体代表の李鍾洛イジョンラク(67)は「韓国は経済大国となったが、国民はマンションや車など物質的な豊かさを他人と競い、子育ては後回しになった」と語る。
 22日に韓国統計庁が発表した昨年の合計特殊出生率(女性1人が生涯に産むと見込まれる子どもの数)は、過去最低の0.78。戦乱や飢餓のない平和な社会としては人類史上でもまれに見る低さだ。
 李は婚外子比率に注目する。出生率1.65から約30年で1.8まで回復したフランスは20年の同比率が62.2%。経済協力開発機構(OECD)の平均は41.9%だが、韓国は2.5%。日本の2.4%と並び最も低い水準だ。「韓国もシングルマザーを差別するような文化を脱し、すべての親が安心して子育てできる政策、公的支援が必要だ」(仁川で、相坂穣、写真も)=敬称略
 ◇ 
【連載】<格差に沈む国>
 世界最速のペースで少子化が進行する韓国。貧富の格差や男女の不平等などその背景を探る。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板