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大中華世界的話題(その3)

2355チバQ:2022/12/21(水) 18:48:16
 ▽11月10日規制緩和の決定。政策修正は失敗し行動制限は強化された

 北京の抗議デモからさかのぼること17日。習氏は最高指導部の会議を主宰し、新型コロナ対策の緩和を協議していた。重大方針は習氏の鶴の一声で決めることが多いが、この日はメンバー7人で決を採った。内幕を知る中国メディア幹部が明らかにした。

新疆ウイグル自治区ウルムチ市の高層住宅で発生した火災として11月24日、「微博」に投稿された画像(提供写真、共同)

 会議では感染が広がっていた新疆ウイグル自治区のケースなどから、重症化率や死亡率が低いオミクロン株の特性が重視された。習氏が「私は緩和に賛成だ」と言うと、他も追随したという。ゼロコロナ政策を続けながらも、隔離期間を短縮するなど緩和を進める方針を決めた。

 これを受け、一部の地方都市はコロナ関連の規制を大幅に撤廃した。ところが全土で感染が急拡大し、北京や広東省広州などは行動制限を強化した。ゼロコロナの継続と規制緩和という相反する方針に、地方や市民は振り回され、政策の軌道修正は失敗した。

 ▽11月20日W杯開幕。SNSで広がったマスクなしの動画

 習指導部はこれまで、中国が日米欧など先進国に比べて感染症を効果的に抑え込み、「社会主義制度の優位性を示した」と宣伝してきた。

 コロナ対応に苦戦する海外の情報を大々的に取り上げ、中国だけが成功しているとの構図を演出。国民の多くは「他国に比べて犠牲は少ない」と納得して厳しい行動制限を受け入れてきた。だが11月20日に開幕したW杯カタール大会がこの構図を突き崩した。


 「W杯で現地のファンは誰もマスクを着けていない。彼らは私たちと別の星に暮らしているのか?」。中国のSNSで、中国政府の対応を疑問視する投稿が広がった。すぐに閲覧不能となった。

 共産党・政府は海外の情報が国内に流入することを厳しく規制しているが、W杯を遮断するわけにはいかない。当局はW杯中継の関係者に「観客のマスク未着用や集団でお祭り騒ぎしている場面を突出させたり、国内のコロナ政策と結び付けたりしない」よう求める内部通達を出した。ただSNSでは、観客席の動画を投稿するなどして抗議する人が相次いだ。

 地方政府は感染拡大の責任追及を恐れ緩和に踏み切れず規制強化に傾く。庶民の間では緩和への期待が高かっただけに落胆が激しく、不満に火が付きやすくなっていた。

 ▽11月24日ウルムチで火災。「封鎖を解除せよ」抗議は全国に拡大

 ゼロコロナは習氏の看板政策で、他国のような「ウイルスとの共存」戦略への転換は難しい。「中国だけが取り残されている」(SNS利用者)との認識が広がる中、習指導部は出口戦略を描けずにいた。当局が右往左往する中、その虚を突くような形で市民は反旗を翻した。

中国の上海の中心部で、白い紙を掲げて新型コロナ対策に抗議する人たち=11月(共同)

 内陸部の重慶市の路上で男性がゼロコロナ政策を批判する演説を行った。「自由がないのなら死んだほうがましだ」「W杯を見たくないか、広場で盛り上がりたくないか」と熱弁した男性は警察に連行されそうになるが、住民が救出し、観衆から歓喜の声が上がった。11月24日、この動画がSNSで瞬く間に広がった。

 この日の夜、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で火災が発生。その犠牲に怒りと悲しみを爆発させた群衆が25日に「封鎖を解除せよ」と叫びデモを起こした。ウルムチ市のデモに呼応しゼロコロナへの抗議の動きが燎原の火のように全国に拡大した。北京の複数の居住区では封鎖に反対する住民が立ち上がり、解除を勝ち取った。

 26日、江蘇省南京の学校では全身黒服姿の女性が静かに白い紙を掲げた。抗議と受け止めた学校側がその紙を没収する動画がSNSに投稿されると、コロナ発生から約3年にわたりほぼ校内に閉じ込められ、息が詰まるような閉塞感を抱く全国の若者らを刺激し、白い紙は強権的なゼロコロナ政策に対する抵抗の象徴となった。言論統制により奪われた言葉を取り戻したい願いも込められていた。


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