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大中華世界的話題(その3)

2070チバQ:2022/05/12(木) 15:15:44
 馬氏は、党指導部ナンバー4で国政諮問機関の人民政治協商会議(政協)主席である汪洋氏が広東省党委書記時代に中央の工業・情報化次官から広東に引っ張った実務派幹部。汪氏は胡錦濤前国家主席や李克強首相と同じ共産主義青年団(共青団)出身で、習政権では非主流派に属する。

 公式報道によると、汪氏は3月に新疆を視察した際、「民生改善、団結増進」や「法律・規定に沿った反テロ・安定維持工作」を指示した。ウイグル族を抑え込む方針自体が変わるとは思えないが、新疆当局では馬書記の赴任後、恒常的に休日返上で「安定維持工作」に当たる過酷な勤務態勢が改められたといわれる。

 天津市では4月27日に廖国勲市長が急死した。廖氏は官僚としては貴州省出身で、習氏の権力基盤となっている浙江省での勤務経験もある。貴州時代は習氏の盟友とされる栗戦書全人代常務委員長(党指導部ナンバー3)、浙江では政協副主席と国務院(内閣)香港マカオ事務弁公室主任を兼ねる習派大幹部の夏宝竜氏が上司の省党委書記だった。

 浙江勤務は短く、習派の中核を成す「之江新軍」(浙江人脈)とは言えないものの、党中央委メンバーではないのに近年急速に出世しており、習派有力者たちの評価が高かったのは間違いない。いずれ政治局入りしてもおかしくない人材だった。

 廖氏の死去について、天津市当局は「突発的な疾病のため、不幸にも他界した」と発表したが、死亡時の詳しい状況は不明。汚職取り締まりの調査対象になって自殺したとの説もある。

 中国の「反腐敗闘争」は事実上、政治的粛清の手段として使われている。汚職調査絡みの自殺説が事実とすれば、廖氏は政権主流派だったにもかかわらず、粛清の標的になったということになる。

◇李首相周辺は続々昇進

 一方、4月30日に内モンゴル自治区党委書記の退任が発表された石泰峰氏は、最大級の公式シンクタンクである社会科学院の院長に就任した。複数の香港紙は、来春には政協副主席を兼ねる見通しだと報じた。

 石氏は1歳年上の李首相と同じく北京大で法律を学び、李氏に近いといわれる。昨年9月、定年の65歳になったが、内モンゴル自治区党委書記を続投していた。社会科学院に移ったことから、権力中枢の政治局に入ることはないだろうが、政協副主席になれば、国家指導者に昇格する。

 今年3月以降、上記の応、石の両氏を含め、65歳前後の省・自治区党委書記6人が退任した。新しい書記のほとんどが閣僚など中央からの起用という珍しい人事。省長(省党委副書記兼任)から省党委書記に昇格する通常のパターンは青海省の1人だけだった。

 中央から異動した5人のうち3人は国務院の住宅・都市農村建設相、退役軍人事務相、税関総署署長(閣僚級)。いずれも李首相の部下である。

 主要閣僚ではない国務院の高官を相次いで地方トップに起用する人事は単なる偶然なのか、それとも、政権内で力関係の変化や人事ルールの変更があったのかは今のところ判然としない。


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