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大中華世界的話題(その3)
2048
:
チバQ
:2022/05/05(木) 18:03:58
父の実績強調 負の側面はなかったことに?
政策論争を避けるマルコス氏が、運動の中心に据えているのは、SNSを通じた発信です。YouTubeのチャンネル登録者数は現在220万人を数え、フェイスブックのフォロワー数は580万人に上る「スーパーインフルエンサー」になっています。
繰り返し強調しているのは、父親の故・マルコス元大統領の政権初期の実績です。
建設された高速道路や公共施設などを紹介し、息子である自分も、大統領に当選すれば、インフラ建設を通じて、コロナ禍で疲弊したフィリピン経済の復興を進めると訴えています。
字幕:「一緒にもう一度立ち上がろう」
動画では美しい映像と音楽で夢のような明るい未来を宣伝する一方で、独裁政権の負の側面は、まるでなかったことのように、触れられていません。
父親の独裁政権についてマルコス氏自身は過去に何度か発言しています。
マルコス氏
「教科書には、マルコス元大統領がこれを盗んだ、あんなことをやったと書いてあるが、こうした主張はすべて裁判では証明できずに真実ではなかったと判決が出ている。これは政治的なプロパガンダだ」
(2020年の会見での発言)
マルコス氏から聞かれるのは、あたかも父親は政治闘争に敗れた結果、ぬれぎぬを着せられたと主張するような発言です。
実際には、不正蓄財も人権侵害も、政府による調査や裁判で、明確に証拠が示されていて、事実とは異なります。
マルコス候補に熱狂する若者たち
マルコス候補を支持する人々は、どう考えているのでしょうか。集会に参加した人たちに話を聞きました。
23歳・女性
「マルコス元大統領の時代に汚職なんてなかった。そう信じている。反マルコスのニュースは読まない。主にソーシャルメディアで情報を得ている」
25歳・男性
「マルコス候補を僕が支持しているのは父親の実績があるからだ。人権侵害なんて無かった。裁判で棄却されて証明されていないと聞いた」。
マルコス氏の歴史を塗り替えるような主張は、確実に浸透しているようです。
なぜ、こうした情報を鵜呑みにしてしまうのか。2つの背景が指摘されています。
(1)独裁体制の記憶の風化
フィリピン国民の平均年齢はおよそ25歳、人口の7割が40歳未満です。マルコス政権の独裁体制を経験していない世代が増えています。当時の記憶が風化しているのです。
(2)世界トップレベルのSNSの広がり
フィリピンの人たちはインターネットの利用時間が1日平均10時間と、世界で最も長いという調査結果もあります。出稼ぎで働く人が多く、離れている家族と連絡を取り合うためのSNSの使用率も世界トップレベルです。
身近なSNSで、家族や友人から共有された情報について、疑いを持たずに受け入れているのではないかと見られています。
民主化に失望した世代も
しかし、選挙でマルコス氏を支持するのは、若者だけではありません。さらに上の世代にも、支持が広がっています。
独裁政権が倒れた後、多くの人は経済発展から取り残されたと感じているからです。
サイレル・デグズマンさん(57)
首都マニラに住むサイレル・デグズマンさん(57)は、36年前の抗議運動に加わりましたが、いまは熱心なマルコス支持者です。
マルコス政権崩壊からいままで、安定した仕事には就けず、ガードマンやバイクタクシーなどの短期雇用の仕事を転々とするしかありませんでした。
政権がかわっても相変わらず政治の腐敗と貧困が続く中、振り返るとマルコス元大統領だけが、フィリピンの発展に尽くしたと考えるようになったといいます。
背景に深刻な貧富の格差
フィリピンの経済は高成長を続けていますが、貧富の格差は際立っています。高層ビルのすぐ脇にスラム街が広がる光景も珍しくありません。
所得分配の不平等さをはかる指標、「ジニ係数」の推移を世界銀行がまとめたグラフです。
1に近づくほど、格差が大きいことを表します。
2000年以降、フィリピンは社会が不安定になるとされる0.4を常に超えています。データがある直近の2018年では、タイやインドネシアなどほかの東南アジアの国々が0.4を下回るなか、フィリピンだけが0.4を超えています。
格差が是正されず、置き去りにされたと感じる人たちは、民主主義や既存の政治に対する不信感を抱えています。
かつてのマルコス政権時代を知る世代の間でも、社会全体が貧しくても、ともに発展を目指していたあのころは、今よりはよかったと、懐古主義が広がっているのです。
マルコス氏は、こうした不満の受け皿にもなっていると見られています。
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