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大中華世界的話題(その3)

1929チバQ:2022/02/08(火) 21:32:12
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20220207k0000m030157000c.html
国外に逃亡する富裕層 武器手にする若者 格差広がるミャンマー
2022/02/07 16:26毎日新聞

国外に逃亡する富裕層 武器手にする若者 格差広がるミャンマー

ミャンマー国軍の弾圧や戦闘を逃れタイ国境を越えるミャンマーの人々=タイ西部カンチャナブリ県で2022年2月、タイ国軍広報のフェイスブックより

(毎日新聞)

 2021年2月に国軍によるクーデターが起きたミャンマーでは、国軍に弾圧される危険などのために「未来に希望が持てない」と、外国を目指す人々が後を絶たない。専門家は今後、富裕層の20代を中心に海外脱出を図る人が増えるとみる。国境を越えタイに逃れた人に思いを聞いた。

 「道に迷って食料もなくなり、死ぬかと思った」。ミャンマー東部カヤー州で都市政策などのシンクタンクを主宰していたメイズィントゥさん(38)は、クーデターから約9カ月後の21年11月に森の中を3日間さまよい、タイ北部に着いた。

 クーデター直後から国軍に抗議するデモに加わった。しかし、次第に国軍の弾圧が激化。家の近くでも一日中、銃声が聞こえるようになり、同年3月末に地元の村を出た。そしてタイ国境付近に少数民族武装勢力が設けた施設に避難した。

 フィリピンなどに留学経験があり、政治学の修士号を持っている。避難生活の間、タイの大学の博士課程に合格した。だが、手続きを進める過程でミャンマー当局に民主派を支援していることを知られ、逮捕される可能性を懸念。密出国を選んだ。今は大学の理解を得て、奨学金も受け取っている。今後はミャンマーで奪われた「人権と平和」を研究するつもりだ。

 ミャンマー最大都市ヤンゴンの高校で数学を教えていたルーゾーラットさん(42)も職場を放棄することで抵抗の意思を示す「不服従運動」などに参加していたが、身の危険を感じ脱出を決めた。

 中部バゴーなどに潜伏後、21年12月に東部を拠点とする少数民族武装勢力の兵士の手引きで国境を越えた。何とかバンコクにたどり着き、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に難民認定申請した。

 欧米諸国に渡りインターナショナルスクールで働くのが目標だ。ルーゾーラットさんは「いつか母国に戻った時のため教員としてのスキルを磨きたい」と言う。

 ただし、国外脱出が成功するとは限らない。その機会すらない人がほとんどだ。UNHCRによると、クーデター後、国軍による弾圧を逃れたり国軍と民主派勢力の戦闘を避けたりするために推計3万2000人がタイやインドに逃れた。さらに、国内避難民は40万6000人いるとみられる。

 20年の選挙で与党だった国民民主連盟から出馬し、地方議員に初当選した30代の女性は「ミャンマーには避難民や恐怖におびえながら武器を手に闘う若者がいる。タイから民主派の後方支援をしているが、時折、罪悪感を覚える」と話した。

 上智大の根本敬教授(ミャンマー近現代史)は「今後、主に2000年以降に生まれた世代の富裕層を中心に、海外脱出を図る人が増えるのではないか」と予想。その一方で国内では貧困層の生活水準がクーデター後の経済混乱でさらに下がるとし「良い展望が全く描けない状況だ」と懸念を示す。【ヤンゴン高木香奈、メソト(タイ北西部)で石山絵歩】


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