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大中華世界的話題(その3)
1894
:
チバQ
:2022/01/16(日) 22:19:44
■国民党候補に相次いだスキャンダル
例えば、台中市が児童遊戯施設を建設するために保有していた土地を顔氏一族に貸与したところ、当初申請した大きさをはるかに上回る建築物を建てて、ゲストハウスとして使用していたことが暴露された。メディアをはじめとする各界から違法性について糾弾されたにもかかわらず、違法建築の撤去は遅々として進まず、人々が納得できる誠意ある対応はなかった。あろうことか、「法に則り処理する」などの無機質な回答を繰り返す顔氏に、人々はさらに憤ったのは言うまでもない。
他にも台中港での倉庫事業の一族への利益誘導疑惑、顔氏一族と関係が深い人物が、顔氏が貸し出した建物で違法賭博を行っていたり、台中メトロの運行予定路線が一族が所有する土地周辺を通るように変更されていたなど、次々に噴出するスキャンダルに整理が追いつかない状況となっていた。これまで噂程度に思われていた顔氏一族の政財界での影響力と金銭にまつわる不明瞭なつながりが、白日の下にさらされたのだった。
さらに人々の追及は、候補者の顔氏だけとどままらなかった。監督すべき台中市とそのトップである市長の盧秀燕氏にまで波及したのだ。盧氏は2018年の統一地方選で、当時民進党籍で現職の林佳龍氏を、21万票の大差をつけて破った国民党内で中堅ホープの一人。次回選挙でも再選する可能性が高かった。
普段はテキパキ仕事をこなし、家庭も大事にする女性政治家というイメージが強かった。ところが、顔氏の一連のスキャンダルでは自ら進んで対応する姿勢が見られず、よりによって子どものための土地が不正に利用されていたことがわかると、「子どもにやさしい政治家」というイメージは完全に地に落ちてしまった。
さらに、スキャンダルの火の粉を避けようとするあまり口数が減ったことで、問題に向き合おうとせず逃げているという悪印象も与えてしまった。一部では、「台中の真の主は顔氏一族で、盧市長ではなく盧秘書(顔家の秘書)だ」とまで揶揄する声も聞かれる。今では、盧氏の再選に黄色信号が灯った。
このような国民党のダークなイメージの典型例として、顔氏一族のような党内の本省人(戦前から台湾にいた人々)地方勢力と金の問題が有名である。一部では、故・李登輝元総統が、外省人(戦後台湾に渡った中国人)勢力を党内から追い出すために、このような人々を引き入れたと言われている。
以下は筆者の考えだが、今回の選挙戦を見ると、李元総統はいずれ民主化された台湾の有権者が、これら負の部分も一掃することを見越したうえで、顔氏一族のような人物を引き入れたのではと感じるようになった。時間はかかるが、民主社会では社会正義は確かに存在する。台中の補欠選挙では、台湾の良心が見えた。
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