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大中華世界的話題(その3)

1892チバQ:2022/01/16(日) 22:16:00
 実は、2021年にはコロナ禍でSRTの普通列車が威力を発揮した。余剰車両を集めて通常の倍以上の20両ほどの編成を組み、乗客のソーシャルディスタンス確保を実現したのだ。SRTの重厚長大な設備が生かされたわけである。お荷物と思われていたバンスー―フアランポーンの間の路線が、コロナ禍を契機に見直された可能性はある。

■いつまで走り続けるか? 

 公式には現時点でなんら発表はなく、いつフアランポーン駅発の長距離列車チケットの発売が中止されてもおかしくない状況ではある。ただ、メモリアルイベントでも今後の予定に関する告知はなく、SRT職員は参加者からの質問に対し、今後の会議次第で現時点では何もわからないと明言を避けている。

 ただ、前述の第3の理由のように、安全に関わる重大な問題も含まれている。曲がりなりにも日本の高品質なインフラ輸出政策の一環として完成したレッドラインであるだけに、このあたりの判断は日本、タイの関係者間で慎重になされるはずだ。

 一方、非公式情報ではあるが、2021年末に中国の車両メーカーCRRC(中国中車戚墅堰)で落成し、全50両が引き渡されるディーゼル機関車(CDA5B1)と、同じくCRRC(中国中車長春)から2016年以降に導入されている寝台車を組み合わせた編成など、新型車両を用いる一部の列車のみが今後バンスー中央駅発着に移行するとも言われている。

 新車の導入や既存車両の改造ペースにもよるが、少なくとも2022年内はフアランポーン駅から発着する長距離列車を味わうチャンスはまだあるのではないだろうか。自由に世界各地へ渡航できる日常が今年こそは戻ってくることを願いたいものである。

高木 聡 :アジアン鉄道ライター

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