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大中華世界的話題(その3)

1889チバQ:2022/01/16(日) 22:15:00
■在来線の改良で運行開始

 しかし、今回のレッドラインプロジェクトは、厳密に言えば在来線の改良である。

 これまで、SRTは長距離輸送が本分であり、いわゆる「普通列車」は首都バンコクでさえも日にわずかな本数しか設定されておらず、都市鉄道としてはほぼ機能していなかった。そこで、通勤需要の見込めるSRT北本線および南本線の近郊区間を電化、高架化し、電車の高頻度運転を開始した(電車の運行はSRTETが実施)。それがレッドラインの正体である。

 よって、ディーゼル機関車牽引の客車や気動車で運行される長距離列車もレッドラインを経由することになる。特に北本線側のダークレッドラインは、各駅停車の電車が外側線を、長距離列車が内側線を走る複々線となっている。内側線も電化されており、将来的には急行電車も設定される予定だ。

 ただ、レッドラインの都心側の始発駅はフアランポーン駅ではなく、同駅から北へ7kmほどのバンスー中央駅だ。ここにはSRTの広大な遊休地が広がっており、これを活用して東南アジア最大のターミナル駅である同駅が建設された。SRTの長距離列車とレッドラインのほか、将来的には高速鉄道、またエアポートレールリンクの乗り入れにも対応する準備工事がなされている。すべて合わせると、線路の数は20を超える。

 また、近辺には、MRTバンスー駅、BTSモーチット駅、それにバスターミナルも点在しており、バンスーはバンコクの新たな交通結節点となる。さらに今後は「バンスー中央駅周辺総合開発計画」として、引き続きSRT遊休地を活用し、バンコクの副都心を目指すTOD開発が実行される予定である。

 つまり、このレッドラインおよびバンスー中央駅の完成と引き換えにフアランポーン駅は営業を終了し、すべての列車の発着はバンスー中央駅に統一される予定であった。


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