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大中華世界的話題(その3)

1850チバQ:2022/01/02(日) 19:46:02
現在は車内での飲食禁止
筆者の調査では、中国との国境からビエンチャンまでのラオス国内全線を通じ、運営に当たっているのは雲南省を拠点とする中国鉄路昆明局集団公司(以前の昆明鉄路局)だ。こうした背景もあり、車両はもとより駅関連の施設や装置は中国国内のものとほぼ同じとなっている。


CR200Jの車内。座席は日本の新幹線と同じような2列×3列の配置だが、回転はしない(写真:古賀俊行)
検問を受けてから列車に乗るのも中国と同じだ。「駅舎に入るには、中国の鉄道で行われている”三品検査”(危険物や燃えやすいもの、爆発物などの検査)に似た荷物検査、身体検査を受ける」(古賀さん)。襟の裏を触られるなど検査が入念なのも中国の事情と似ている。

中国の長距離列車の楽しみは、車内や駅頭で沿線の名物を買ったり食べたりすることだ。ところがラオス国内区間については目下、「コロナ対策で車内での飲食は禁止」と楽しみが奪われてしまっている。昆明発の列車については「沿線の名物にちなんだ料理や弁当を売る」と伝えられているが、車内飲食が自由になる日が早く来ることを期待したい。

車内では地元の乗客がタブレットやスマートフォンを使って動画を楽しんだり、会話したりしていたという。静かに車窓を楽しむという雰囲気ではなさそうだが、これも現地の習慣と思って受け入れたい。車内からのネット接続は「トンネルが多いものの、乗った区間の半分くらいは通じていた」と古賀さんは話す。


ビエンチャン―ルアンパバーンの優等列車普通席運賃は片道で110人民元(約2000円)と、東京―豊橋間に匹敵する300kmほどの区間としては日本と比べ格段に安い。運賃は中国人民元をベースに決められており、ラオスの現地通貨キップでの支払い額はレート変動によって変わるとされている。また、1月1日時点では中国国内各駅への直通運賃は発表されていない。どんな形の「国際列車用きっぷ」が出てくるか楽しみなところだ。

中国ラオス鉄道の開通を受け、ラオスから遠く離れた欧州の鉄道ファンも沸いている。中国と東南アジア、具体的にはマレー半島方面へ鉄道がつながったことになるからだ。


僧侶が列車に乗り込む様子はいかにもラオスらしい(写真:古賀俊行)
今回の鉄道開通により、欧州からはロシアなどを経由して中国へ、そして中国ラオス鉄道を経てタイ国鉄に乗り継ぎ、マレー鉄道へと向かう接続ルートが実現した。英国の新聞インディペンデントは「欧州から列車を乗り継いでシンガポールに行ける」「所要日数は約21日、運賃の総合計は1000ポンド(約15万5000円)」と、いかにも鉄道好きのイギリス人が考えそうな記事を掲載した。

記事は「コロナ禍の影響で、中国からラオスへの入国さえもできない」と述べ、すぐに実行に移すのは難しいとするが、実現可能なルートだ。各国の行動制限が緩和されれば、実際に3週間余りをかけてユーラシア大陸の西の果てから南端のマレーシアやシンガポールを目指す若者が出現しそうだ。


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