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大中華世界的話題(その3)

1786チバQ:2021/12/04(土) 09:46:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/25d9600d1bfc72f54750c6b36c670a82507290b2
ラオス中国鉄道開通、地域経済発展に期待 「債務のわな」リスクも
12/3(金) 18:10配信
 東南アジアのラオスで、中国・雲南省昆明までを結ぶ初の長距離鉄道「ラオス中国鉄道」が完成し、3日に首都ビエンチャンで開通式が開かれた。中国にとっては巨大経済圏構想「一帯一路」の一環で、東南アジアを貫く鉄道網構想の第一歩となる。ラオスの指導部は経済発展に結びつくことを期待するが、収益が上がらない場合に権益などを中国に譲渡する「債務のわな」のリスクも抱えている。

 中国の習近平国家主席は開通式にオンラインで出席し「中国ラオス間の鉄道は『一帯一路』の象徴で、世界で新たな経済機会を構築し、参加する国々に利益をもたらすものだ」とあいさつ。「両国の繁栄に貢献する人材育成のために、中国はこれからもラオスに協力する」と述べた。

 ラオスのトンルン国家主席も2日、同国の建国記念日に合わせた演説で、国家戦略の一環としての長距離鉄道の開通に言及。内陸国ラオスと近隣国が鉄道でつながる意義を強調し「我が国が発展するための重要な一歩」と期待を寄せた。

 今回開通したのは首都ビエンチャンと中国国境のボーテンを結ぶ約410キロの単線。2016年に着工し、貨物と旅客の線路を併用している。10月末に配備された最初の旅客車両(中国製)の最高時速は160キロ。将来は昆明からビエンチャンまで約1000キロをつなげる。

 ラオス側の発表によると、当面は旅客列車2往復4本(ビエンチャン―ボーテン1往復、ビエンチャン―ルアンプラバン1往復)と、貨物列車2往復が運行する。中国側も3日から雲南省の玉渓から国境の町、磨憨までの区間の運行を始めた。

 世界銀行によると、鉄道開通でラオスを経由した中国とタイやマレーシア、シンガポールとの貿易量は16年の200万トンから30年までに390万トンに拡大し、中国・ラオス間の陸上貿易量も16年の120万トンから30年までに370万トンに増加する可能性がある。

 建設と運営を担う合弁会社は、中国側が7割、ラオス側が3割を出資。建設費用約60億ドル(約6800億円)のうち6割は中国の政府系金融機関から借り入れており、中国への依存は大きい。

 中国外務省の汪文斌(おうぶんひん)副報道局長は1日の定例会見でラオス中国鉄道開通について「両国が共同で建設する質の高い『一帯一路』の旗艦プロジェクトだ」と強調。「鉄道はラオスを『閉ざされた内陸国から陸の連結国』へと転換させ、中国とラオスの『運命共同体』構築を加速する」と期待感を示した。

 ただ中国の国営メディアなどの報道は総じて抑制的だ。新設された駅舎や山岳地帯での工事、テスト走行の様子などを報じるが、大々的なアピールは控えている模様だ。背景には「一帯一路」に絡んだ「債務のわな」の批判を回避したいとの思惑が透けて見える。鉄道の開通によりラオス経済が発展し債務返済が順調に進めば、中国としても良いアピールとなるが、運営がうまくいかず債務不履行に陥る場合、欧米などからの批判が強まる可能性は高い。

 中国が「一帯一路」構想で描く鉄道網は、東南アジア経済の中枢であるタイやマレーシア、シンガポールまで延伸し、戦略的にも経済的に大きな価値を生み出す狙いだ。ただし今回の結果次第では、その構想にも影響を及ぼしかねない。【北京・岡崎英遠、バンコク高木香奈】


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