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大中華世界的話題(その3)
1717
:
チバQ
:2021/10/12(火) 11:23:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/c78511ce577da98079a398c605782717cbe70f72
草原の民・モンゴル族、「内」と「外」の微妙な関係
10/12(火) 5:00配信
読売新聞オンライン
[New門]は、旬のニュースを記者が解き明かすコーナーです。今回のテーマは「モンゴル」。
中国政府が内モンゴル自治区の少数民族モンゴル族に強めている同化政策は、国際社会に懸念を広げつつある。その同胞による独立国家で「外モンゴル」とも呼ばれるモンゴル国の動きは鈍い。それでも、中国はその動向が気にかかる。
進む中国の同化政策「母語を救おう」
この問題が国際的に関心を呼んだのは、自治区政府が昨夏、モンゴル族が通う小中学校の教科書をモンゴル語版から全国統一の中国語版へ切り替える方針を示したことが発端だった。自治区では授業ボイコットが起き、多くの拘束者も出た。
モンゴル族は、政府が進めてきた同化政策に加え、就職などに有利な中国語への傾斜が進み、深刻な母語離れが指摘されてきた。これを機に、チベット族、ウイグル族に比べて注目度が低かった民族の危機を世界に訴えようとしている。
9月12日には、「母語を救おう」をスローガンとした抗議デモが、東京、大阪、名古屋のほか、米国、ドイツなどで行われた。中国の少数民族問題に敏感な米国では議員らも関心を示す。
モンゴル国政府は公式の反応は示していないが、やむを得ない部分もある。長年にわたり、石炭や銅など輸出総額の9割前後を中国が占める。直接投資を受ける外国企業の約5割も中国企業だ。国内経済の生命線は中国に握られている。
モンゴル国 したたかな対中政策
(写真:読売新聞)
エルベグドルジ元大統領は昨年9月、個人の立場で「母語の尊重」を呼びかけ、今年3月には国内に支援組織を発足させた。それでも支援は民間レベルにとどまり、同胞の危機に積極的に動いているように見えない。
背景には、モンゴル族が、長年にわたり共存してきた漢族と「融合した」と見下すモンゴル国の「純血主義」も指摘される。モンゴル国民の歴史的な強い嫌中感が、内モンゴルの同胞に対する複雑な感情につながったものだ。
中国は、モンゴル国の事情を見越しているはずだ。それなのに、王毅(ワンイー)国務委員兼外相は昨年9月、ウランバートルに出向き、「国内問題に干渉するな」とわざわざクギを刺した。今年3月まで在モンゴル日本大使館で公使参事官を務めた林伸一郎氏が指摘する「したたかな対中政策」への警戒感があるのだろう。
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