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大中華世界的話題(その3)

1514チバQ:2021/06/24(木) 15:09:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3843aca009133b3dbd897648ea71a1f06bda36df
香港「蘋果日報」廃刊…編集部と市民、借別の夜
6/24(木) 14:53配信
【6月24日 AFP】香港の民主派日刊紙「蘋果日報(アップル・デーリー、Apple Daily)」の記者らは、24日付の最終号を編集するために慌ただしく動いていた。一面トップのネタは、遠くへ出向かなくても、自分たちがいるビルのすぐ外にあった。

 挑戦的な編集スタイル、辛辣(しんらつ)な論調、時にはどぎつい報道手法で知られる香港で最も人気あるタブロイド紙は、自ら見出しを飾ることに慣れていた。

 だからこそ、表の通りに立つ何百人もの支持者に手を振る記者らの写真は、26年の歴史に幕を閉じる最後の一面にふさわしかったと言えるだろう。

 その見出しには「香港人、雨の中で惜別『われわれはアップルを支持する』」とあった。

 蘋果日報は、2019年の大規模な民主派デモを受け、中国政府が反体制派を排除するために昨年香港に導入した国家安全維持法(国安法)によって、ついに廃刊に追い込まれた。

 先週、当局はこの国安法違反の容疑で同社の資産を凍結し、編集長ら主要幹部5人を逮捕した。解散は、その6日後だった。

■「複雑な心境」

 23日の夜、ごった返した編集部では多くのスタッフが、最終号を作成しながら涙を流していた。集合写真を撮り、励まし合うスタッフもいた。

 ライバル紙の記者らが、追い詰められた自分たちの業界の分岐点となる瞬間を記録するために、せわしなく編集部内を行き交う中、AFPの取材に応じたデザイナーは「複雑な心境です」と語った。

 また匿名を希望したフォトグラファーは、最後の夜の編集部には普段よりはるかに多くの従業員が集まり、まるで同窓会か葬式のようだと言った。「同僚が一堂に会する歴史的な瞬間となりました」

 だが、楽観的な声はほとんど聞かれないと言う。「香港のニュース、報道の自由、報道界の将来が明るいとは思えません」

 夜になると、外で見守る群衆は着実に増えていった。大勢の人が励ましのスローガンやメッセージを唱え、携帯電話のライトを建物に向けて照らしていた。時に中からバルコニーに出てきて手を振ったり、携帯電話のフラッシュで応答したりする編集部員の姿もあった。

 交通機関で働くアラン・ツォー(Alan Tso)さん(30)は、12年前から蘋果日報を読んでいると話した。廃刊されることを知って、仕事先には早退を願い出たと言う。

 ツォーさんはこの日の朝、蘋果日報の名にちなんだ新鮮なリンゴを1箱編集部に送り、3ページにわたる手書きの手紙をビルの入り口に貼り付けた。「香港人のために踏ん張り、毎日ニュースを伝えてくれたことに感謝します」

「蘋果日報は、自分が正しいと信じることを恐れずにする精神の象徴です」とツォーさんはAFPに語った。「なくなったら、他の新聞は買いません」

■「香港には未来がない」

 新聞社の入り口にメッセージを書いた4人のうちの一人、チョウと名乗った黄色いマスクの男性は「香港には未来がないと思います」とAFPに語った。

「私たちはもう、昔の香港を取り戻すことはないでしょう。国安法の施行以来、報道の自由、表現の自由、集会の自由がすべて政府によって抑えつけられているからです」

 午前0時を過ぎて間もなく、印刷機が回り始め、スタッフが出てきて外の群衆に無料で最終号を配った。

 群衆の多くは泣いていた。民主主義をたたえるスローガンを唱えたり、これで仕事を失った1000人の従業員の一部と握手したりする人もいた。

 1995年の創刊時に入社したというフォトグラファーは、この夜、ビルの下に集まった群衆を眺めたり撮影したりしていた。彼の目は真っ赤だった。

 次に何をするかと聞かれて、彼はただ肩をすくめた。「やめるしかない。もう終わりだ。少し休もう」

 映像は24日撮影。(c)AFPBB News


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