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大中華世界的話題(その3)

1255チバQ:2021/02/26(金) 13:52:18
若い人々はSNSの扱い方に慣れているうえ、民政移管前の暗い軍政時代の経験が少ないから、軍の暴力の本当の怖さを知らないようだ。軍がフェイスブックのサービスを止めようとすると、すぐに別のSNSに切り替える。軍もインターネットを完全に遮断すると、軍とつながった政商が黙っていないため、対応が後手に回っている。

ただ、11日くらいから、軍が中国からIT専門家や機材の支援を受け、本格的にSNSの規制に乗り出すという情報が流れ始めた。軍は自分たちのメンツもあるから、絶対に引かないだろう。88年のデモは3月から8月ごろまで続いたが、結局は鎮圧された。市民たちは今は猛烈に怒っているが、対立が長期になれば市民に不利だろう。

――軍と市民との間で話し合いによる解決を探れないのでしょうか。

まず、軍がどんな状況にあり、誰が何を望んでいるのかを知る必要がある。

2月3日の国営紙の写真を見ると、クーデターの翌日、高僧に供物を捧げるミンアウンフライン総司令官は防弾チョッキを着用しているようにも見えた。軍の内部での反乱を懸念していたと推測している。

また、ミャンマー軍は「軍隊」というよりも、半世紀にわたって立法・行政・司法を支配していた「武力を持った官僚組織」と捉える方がいいのではないか。つまり、ミャンマー軍を見る際、組織の人事と予算がどのようになっているのか検証しないと、軍の内部で誰が力を持っていて、何を求めているのかが浮かび上がってこない。

→2011年に始まった民主化の時期は今や、10年の時を経て「軍事政権下のスーチー内閣」として幕を閉じかけているといってもいいのではないか。

ミンアウンフライン総司令官は本来、今年7月で定年になるはずだった。彼が本当の独裁者になるのかどうかは、まだわからない。軍が国際社会の介入を嫌っていることと、人権や選挙を重視する民主主義を目指していないことだけは間違いないと思うが、軍の今後の行動については慎重に予測した方が良い。

――アウンサンスーチーさんの消息もよくわかっていません。

いまだ自宅軟禁状態で公の場に姿を見せていない。2月16日以降、非公開の場で、裁判官がビデオ形式で審理を進めていると伝わっている。

スーチー氏は従来、軍に対し、一貫して対話を呼びかけていた。西側の一部に「スーチーさんは頑固だ」という評価がある。もちろんそういう見方も可能だ。しかし、対話を拒み続ける軍側に対して、諦めずに働きかける一貫した姿勢は頑固者でなければできない。スーチー氏は今回も必ず、軍に対話を求めているはずだ。

軍は今は、自分たちの組織を整えることで精いっぱいのようだ。スイス・ジュネーブにあるミャンマーの国連代表部のホームページもクーデター発生前日の1月31日から、2月21日時点でずっと更新されていない。人権問題について国際社会に発信する最重要拠点の情報を更新できないのは、体制が整っていない証拠だ。軍は88年のように、民主化デモを抑え込めると思っていたところ、予想外に全国に抗議デモが広がり、SNSによってその様子が世界中に発信されてしまったことに戸惑っているのではないか。

軍は体制を整えれば、スーチーさんとの対話には応じる可能性があるかもしれない。でも、どのような対話になるのかは、軍の実情をもう少し把握しない限り、予測は難しい。


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