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第49回衆議院議員総選挙(任期満了2021年)スレ

1チバQ:2017/12/06(水) 23:12:37
ということでスレ立てします!

第48回総選挙(2017年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1419422882/l50

第47回総選挙(2014年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1364563920/l50

第46回総選挙(2012年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50

第45回総選挙(2009年)
その2 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30
その1 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l30

第44回総選挙スレ(2005年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l30

3686チバQ:2021/10/21(木) 19:15:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdedc9fc76e7532cecb10fbc894a54d96ec596db
[衆院選2021]序盤情勢 四国(小選挙区・比例)
10/21(木) 16:06配信

徳島:仁木と後藤田 競る…1区
 1区は、仁木と後藤田が激しく競り合う。仁木は政権批判票の取り込みを図り、立民支持層の約8割を固めた。後藤田は7期の経験を武器に精力的に企業回りなどを重ねるが、自民県連との関係悪化で自民支持層の支持は6割弱にとどまる。

 2区は、11選を目指す山口が有利な戦い。自民県議らの支援で自民支持層の8割超を固めた。中野は3人の子育て経験などをアピールするが、浸透しきれていない。

香川:玉木 支持固める…2区
 1区は、7度目の対決となる小川と平井がデッドヒートを展開している。小川はドキュメンタリー映画への出演で知名度を上げ、野党支持層に加え、無党派層にも支持を広げる。平井は党支部をフル回転させ、組織戦を展開。デジタル相だった実績を訴え、自民支持層の7割弱の支持を得ている。

 2区は、玉木が先行し瀬戸が追いかける展開だ。玉木は党代表として各地を遊説するため、地元入りは限られるが、国民支持層の9割超を固めた。無党派層にも食い込んでいる。前回選で玉木に2万票以上の差をつけられ、比例復活も断たれた瀬戸は地元企業や団体などを精力的に回り、支持固めに躍起だ。

 3区は、4選を目指す大野が安定した戦い。父親の功統・元防衛庁長官の強固な地盤を継ぎ、自民支持層の約9割を固め、公明支持層にも浸透する。尾崎は唯一の野党候補として政権批判票の掘り起こしを図るが、立民支持層などの支持を固めきれていない。

愛媛:塩崎 優位な展開…1区
 1区は、塩崎が戦いを優位に進めている。塩崎は父の恭久・元官房長官の地盤を引き継ぎ、自民支持層の8割以上を固める。友近は元プロサッカー選手としての知名度を生かし、無党派層の票の取り込みを狙う。

 2区は、12選を狙う村上が頭ひとつ抜け出す。自民支持層の約8割をまとめ、公明支持層にも浸透する。石井はSNSで毎日、政策を訴える動画を配信し、無党派層への支持拡大を図っている。

 3区は、井原と白石が横一線の戦い。参院議員からくら替えした井原は県議9年、市長9年などの実績を訴え、自民支持層の8割弱を固めた。白石は、立民支持層の9割超をまとめ、無党派層にも支持を広げている。

 4区は、長谷川が一歩リードする。引退した山本公一・元環境相の地盤を引き継ぎ、副知事時代の人脈も生かす。桜内は元衆院・参院議員として政策立案能力を訴え、無党派層への浸透に力を入れる。

高知:尾崎 幅広い支持…2区
 1区は、11選を目指す中谷が戦いを優位に進めている。元防衛相の知名度を生かし、自民支持層の9割超を固め、無党派層にも浸透する。武内は立民、共産支持層の8割超を固め、無党派層への支持拡大が課題だ。

 2区は、前知事の尾崎が安定した戦い。自民、公明支持層の約9割を固め、幅広い年代から支持を集める。前回選で自民候補を破った広田一は、立民支持層の9割弱を固めたが、保守層への支持は広がりを欠いている。

比例(定数6):維新と国民 苦戦
 自民は3議席を維持し、今後の情勢次第では4議席目に手が届きそうだ。全年齢層で幅広く支持を集めており、自民支持層の8割以上を固めた。立民は2議席獲得を視野に入れており、無党派層への支持拡大が課題となっている。公明は1議席を守る見通しだ。

 共産は議席を獲得できるかどうか正念場だ。2014年以来の議席獲得を目指す維新と、ブロック内に玉木代表の地元がある国民は苦戦している。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3687チバQ:2021/10/21(木) 19:15:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/721883536fd8447e5e5ecf19806f14fcacdd0788
[衆院選2021]序盤情勢 九州(小選挙区・比例)
10/21(木) 16:08配信

読売新聞オンライン
福岡:城井と山本 激しく争う…10区
 1区は、井上が安定した戦い。財務政務官などを務めた実績をアピールし、幅広い世代に浸透する。自民支持層も手堅くまとめた。坪田は街頭演説を重ね、知名度アップを図るが、浸透しきれていない。

 2区は、稲富と鬼木が横一線の戦い。稲富は地道につじ立ちを続け、立民支持層の9割以上を固めたほか、共産支持層にも浸透しつつある。鬼木は自民支持層の票固めを急ぎ、無党派層への支持拡大も目指す。

 3区は、古賀と山内が互角の戦い。古賀は厚生労働副大臣への就任を追い風に、無党派層を取り込もうと支持拡大に懸命だ。唯一の野党候補の山内は政権批判票の受け皿となることを狙う。

 4区は、宮内が安定感を増している。農林水産副大臣などを務めた実績を訴え、自民支持層の票固めに注力する。サラリーマンや主婦層にも浸透しつつある。森本は、反自民票の取り込みを狙うが、伸び悩む。

 5区は、堤と原田が激しく競り合う。堤は立民支持層の約9割をまとめたほか、女性票などの積み上げを狙う。自民党内の公認争いを経て出馬した原田は9選を目指すが、自民支持層をまとめきれていない。

 6区は、鳩山が優位に戦いを進める。地元経済界の支援を受けるほか、自民支持層を着実に固めた。元オペラ歌手の田辺は、知名度向上を目指すが、無党派層に浸透しきれていない。

 7区は、藤丸が頭ひとつ抜け出す。秘書として仕えた古賀誠・自民元幹事長の支援者や、地元市議らの支援を受け、組織戦を展開する。青木は自治体職員としての約25年の経験をアピールし、巻き返しを図る。

 8区は、14選を目指す麻生が安定した戦い。首相や財務相を歴任した知名度は高く、自民支持層の票固めに余念がない。元直方市議の河野は、反自民票の結集を目指すが、伸び悩んでいる。

 9区は、緒方と三原がしのぎを削る。無所属で出馬した緒方は、特定の政党や組織の支援を受けず、幅広い支持層の取り込みを図る。9選を目指す三原は組織戦で票固めを進めるが、無党派層への浸透が課題だ。

 10区は、城井と山本が一歩も譲らぬ展開だ。城井は立民支持層の9割以上や無党派層に浸透し、保守層の切り崩しも進める。岸田派副会長の山本は、岸田首相との近さをアピールするが、自民支持層をまとめきれていない。

 11区は、武田が安定した戦い。地盤の田川地域を中心に首長の支援を受け、自民支持層の8割を固めた。商工自営業者にも浸透する。無所属で挑む村上は、無党派層の取り込みを図るが、知名度不足が課題だ。

佐賀:原口と岩田 五分…1区
 1区は、原口と岩田が接戦となっている。原口は小学校区単位での国政報告会に力を入れ、立民支持層の9割以上を固めた。岩田は、前回選で自主投票だった農業団体の推薦を受け、自民支持層の8割弱を取り込んだ。

 2区は、大串が先行し、古川が追いかける展開だ。大串は立民支持層の9割以上を固め、無党派層の支持も拡大している。前回衆院選で大串に惜敗した古川は各地に後援会を設立し、自民支持層の7割弱を固めた。

3688チバQ:2021/10/21(木) 19:16:19
長崎:西岡と初村 激戦…1区
 1区は、西岡と初村が激しく競り合う。西岡は三菱重工業労組の支援を受け、無党派層の5割弱からも支持を得ている。安倍元首相の秘書を務めた初村は、地元県議らの支持を得て票固めに懸命だ。

 2区は、加藤と松平が接戦となっている。加藤は父の寛治・前衆院議員から後援会を引き継いだほか、農業団体の支援を得るなど組織戦を展開。松平は市街地を中心に浸透を図り、無党派層の取り込みを狙う。

 3区は、谷川と山田勝がしのぎを削る。7選を目指す谷川は各地の後援会をフル稼働するが、自民支持層を固めきれていない。山田勝は立民支持層をまとめ、無党派層の5割弱にも浸透しつつある。

 4区は、末次と北村が横一線の戦い。末次は政権批判票の受け皿となることを狙い、更なる支持拡大を目指す。北村は自民内での公認争いを経て出馬した。自民支持層をまとめきれておらず、引き締めに躍起だ。

熊本:西野 有利な戦い…2区
 1区は、木原が戦いを優位に進めている。首相補佐官を務めた実績をアピールし、個人後援会を中心に支持固めに余念がない。連合の推薦を受ける濱田は、立民支持層のほか、浮動票の取り込みを狙う。

 2区は、初当選を目指す西野が有利な戦い。世代交代を訴える西野は、無党派層に加え、自民支持層の4割超に食い込む。17選を目指す野田は高い知名度を持つが、自民支持層をまとめきれていない。

 3区は、坂本が安定感を増している。1億総活躍相としての実績を訴え、幅広い年代に浸透。自民支持層も手堅くまとめ、地元首長らの支援も得た。馬場は、出身の労組OBらに支持を呼びかけるが伸び悩む。

 4区は、岸田内閣で初入閣した金子が頭ひとつ抜け出す。昨年7月の九州豪雨からの復興に尽力したことをアピールし、組織戦を展開する。矢上は、政権批判票の取り込みを目指すが、浸透しきれていない。

大分:岩屋と横光 譲らず…3区
 1区は、吉良と高橋が横一線の戦い。吉良は旧国民と旧立民の合流に加わらず、無所属での挑戦となった。連合大分の支援を取り付け、立民支持層の約7割を固めた。高橋は100以上の自民友好団体から推薦を受け、自民支持層の7割弱を固めた。知名度向上が課題で、街頭演説を重ねている。

 2区は、吉川と衛藤がしのぎを削る。立民公認としては初選挙となる吉川は、離党した社民の県連も協力する意向で、立民支持層の9割超、共産、社民の8割超に浸透している。衛藤は各地の後援会組織が支持固めを図っており、自民支持層の約8割をまとめたが、無党派層の支持は広がりを欠く。

 3区は、岩屋と横光が互角の戦い。岩屋は元防衛相の実績をアピールし、幅広い年代の支持を集めて自民支持層の8割以上、公明の約9割を固めた。横光は立民県連を発足させ、前回選よりも増した組織力が強みとなっている。立民支持層の9割超を固めた。

3689チバQ:2021/10/21(木) 19:16:45
宮崎:渡辺と武井 接戦…1区
 1区は、渡辺と武井が激しく競り合っている。渡辺は立民支持層の8割超を固め、候補者の擁立を見送った共産支持層の7割以上からも支持を得た。武井は自身の車検切れの問題などを巡って、自民県連が事実上の自主投票を決めた影響もあり、自民支持層の支持が約5割と伸び悩んでいる。

 2区は、江藤が戦いを優位に進めている。農相を務めた知名度を生かし、自民支持層の8割超を固めた。農業、商工団体の支援を受け、農林水産業者や商工自営業者の支持も手堅くまとめている。長友は連合傘下の労組を中心に支持拡大を図っており、立民支持層の約7割を固めた。

 3区は、古川が安定した戦い。法相としての高い知名度を生かし、自民支持層の9割超を固め、無党派層にも支持を広げている。松本は共産支持層の約8割を固めたものの、立民支持層の支持が4割超にとどまっており、他の野党への浸透が課題だ。

鹿児島:三反園と金子 競る…2区
 1区は、川内と宮路が接戦となっている。連合などの支援を受ける川内は立民支持層の9割超を固め、無党派層にも浸透しつつある。宮路は自民支持層の8割弱を固め、商工自営業者の支持が目立つ。

 2区は、三反園と金子が激しく競り合う。無所属の三反園は県知事を務めた知名度を生かし、無党派層の4割超に浸透している。金子は組織を固め、自民支持層の6割弱、公明支持層の4割以上をまとめた。

 3区は、野間と小里が横一線の戦い。野間は立民支持層の9割以上を固め、主婦層からの支持が厚い。小里は自民支持層の8割弱、公明支持層の6割弱を固めたが、無党派層に食い込めていない。

 4区は、森山が安定した戦い。農相や自民国会対策委員長を務めた実績をアピールし、自民支持層の9割弱を固めた。農林水産業者の支持を集めている。米永は市民団体の支援を受け、政権批判票の取り込みを狙う。

沖縄:屋良 抜け出す…3区
 1区は、8選を目指す赤嶺が優位に立つ。赤嶺は立民の7割以上を固め、玉城デニー知事の支援を受けて、無党派層にも浸透する。前回比例復活した国場は自民支持層の約7割、公明支持層の8割超を固めた。

 2区は、新垣が安定した戦い。新垣は引退した照屋寛徳の地盤を引き継ぎ、立民支持層の9割弱、社民の9割超を手堅くまとめた。宮崎は自民、公明支持層の8割前後を固めたが、無党派層への浸透が課題だ。

 3区は、屋良が頭ひとつ抜け出した。屋良は来年の名護市長選立候補予定者らと連携し、立民、共産、社民などの政権批判票の9割超をまとめた。島尻は自民支持層の9割弱を固め、無党派層の取り込みを狙う。

 4区は、西銘と金城の接戦となっている。西銘は沖縄相就任をアピールし、自民支持層の約9割、公明支持層の8割弱を固めた。金城は野党系首長の支援で支持拡大を目指しており、立民、共産支持層の9割超をまとめた。

比例(定数20):公明 3議席確保
 自民が8議席を固めた。全年齢層で支持を集めて他党を引き離している。立民は5議席を確保する見通しで、さらなる積み増しを目指している。公明は3議席を確保し、2014年衆院選で獲得した4議席目まで届く可能性がある。

 維新、共産は1議席にとどまる公算が大きい。社民は1議席を死守できるかどうかが注目される。支持層の一部が立民に流れているが、沖縄を中心に支持を集めている。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3690とはずがたり:2021/10/21(木) 19:22:05
「戦闘準備」は進めていた…?世耕弘成議員の幻の選挙カーを発見!
10/18(月) 20:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/da9b365239121f6a129df84f031baae3c1ef3e4d
FRIDAY

二階氏が引退していたなら…
自民党、とはどこにも書いていないのがポイント…!?

岸田新政権発足からまばたきをする間もなく突入する解散総選挙。あまりに時間がなかったため、直前まで正式な候補者が決まらなかった選挙区もあるほどだ。

そんななか、ひそかに注目を集めていたのが和歌山3区。ここは言わずと知れた自民党の重鎮・二階俊博氏の牙城であるが、現在82歳とご高齢の二階氏は、選挙を前に引退して、地盤を息子に引き継ぐのではないかと目されていた。

この「二階から二階」の禅譲に警戒心を募らせていたと言われるのが、こちらも自民党の有力者である世耕弘成・参議院自民党幹事長だ。二階氏と同じく和歌山を拠点として活動する世耕氏だが、こちらは参議院議員。衆院と参院は別なので、本来なら二階氏の選挙区の動向に神経をとがらせる必要はないはずだが…。

「以前から世耕さんが、和歌山の選挙区から衆議院選挙に出馬する…という噂は流れていました。世耕さんは実力者ですから、いまより上を目指すためには、参議院議員ではいろいろと障害があると思っていたのでしょう。虎視眈々と、和歌山の選挙区から衆院選に出る機会をうかがっていた。

とはいえ、二階さんの目の黒いうちは世耕さんも動くのは難しかった。世耕さんは二階さんには敬意を示していますから。

ところが、今回の選挙に際して、二階さんが息子に地盤を譲るのではないかという話が出たため、世耕さんの周囲が急に騒がしくなりました。今年9月ごろには、世耕さんが衆院選挙への出馬準備、つまりは『戦闘準備』を本格的に始めた…との報道も出たほどでした」(自民党関係者)

結局、31日投開票の衆院選では、和歌山3区からは二階氏が出馬することが決まり、世耕氏の出馬のウワサは立ち消えになった。

そんななか、FRIDAYデジタルは、公示直前まで世耕氏が衆院選に出馬する気満々だったことを示す「証拠」を見つけた。

それが、この写真だ。

和歌山県の街中で見かけたこの車。ひと目で世耕氏の選挙カーであることが分かるが、よくよく細部を見てみると、「和歌山県第三選挙区 衆議院議員候補 せこう弘成」と書いてあるではないか…!

「二階さんの引退に備え、世耕事務所が急遽こしらえた選挙カーだと聞いています。二階さんの息子が正式に後継者に選ばれたら、世耕さんは無所属でもこの選挙区から出馬する気だった…との話も流れていました。そのためでしょうか、この選挙カーにはどこにも『自民党』の文字が入っていないのです。ただ、この車があることはマル秘とされているようですよ」(同)

選挙区内の様子はどうなのか、と和歌山3区の田辺市を訪ねてみると、なんと、新たな事務所の準備中であった。事務所から出てきた関係者に話を聞いたところ、「前の事務所から移転をしているところだけど、いつの選挙のための準備、ということではないですよ。(選挙カーについて尋ねると)うーん、別の場所で進めているのかどうか、こちらではわかりません」と濁すのだった。

この車の存在について、そして今後「衆院選出馬」の計画があるかについて、世耕議員の事務所に訪ねたが、期限までに回答はなかった(今後、回答があれば追記する)。

結局、二階俊博氏が出馬を決めたことで、今回はこの車の出番はなくなったようだがさて、近い将来にこの車の出番はあるのか。それとも…?

取材・文:加藤慶

3691チバQ:2021/10/21(木) 20:25:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211021k0000m010238000c.html
激戦大阪2区 初勝利目指す維新 地元強調の自民 差別化図る立憲
2021/10/21 20:07毎日新聞

激戦大阪2区 初勝利目指す維新 地元強調の自民 差別化図る立憲

集まった有権者らに支持を訴える大阪2区の候補者(右端)=大阪市阿倍野区で2021年10月19日、望月亮一撮影(画像の一部を加工しています)

(毎日新聞)

 「岸田(文雄)首相は安倍(晋三)さん、菅(義偉)さんでも足りなかった改革の路線を、古い自民党時代に戻そうとしている」。大阪2区の日本維新の会、守島正氏は19日に大阪市阿倍野区での第一声で政権批判を展開し、改革姿勢をアピールした。

 維新は、松井一郎代表(大阪市長)が安倍、菅両氏との強固なパイプを築いてきたが、菅氏の退陣で政権との蜜月関係に終止符が打たれ、対決色を強めている。

 大阪2区は、維新が国政に初挑戦した2012年以降の3回の衆院選で、候補者を立てながら一度も勝利できていない府内2選挙区のうちの一つだ。維新は初勝利を目指し、公示直前まで大阪市議だった守島氏を擁立し、政治家一族で6選を目指す自民党の左藤章氏に挑む。守島氏は「ここで勝つことが、維新の唱える改革を全国に広げる意思表示になる」と意気込む。

 大阪府内では、改革志向が強い中堅・若手の自民党地方議員が10年、当時知事だった橋下徹氏をトップとして、地域政党「大阪維新の会」を結成。府議会、大阪市議会では、初めて挑んだ11年統一地方選の府・市議選以来、第1会派の座を守り、自民などの他党を圧倒している。

 11年の大阪市議選で初当選した「橋下チルドレン」の一人が守島氏だ。大阪市を廃止して特別区に再編する大阪維新の看板施策だった「大阪都構想」の制度設計にも関わるなど政策通として活躍。19年からは大阪維新の政調会長として政策全般のとりまとめを担う。

 不安要素は知名度だ。守島氏は大阪市議時代、大阪2区に含まれない大阪市東淀川区で選出されており、浸透が課題となる。維新は、新型コロナウイルスへの対応で発信力のある副代表の吉村洋文知事が公示日に2カ所で守島氏の応援に入った。吉村氏は街頭演説で「2区はずっと古い体質が続いてきた。ここでがらっと変えよう」と現状の改革を訴える。

 ただ、守島氏を支援している大阪維新の地元議員の中には、左藤家の秘書を務めていた人が多く、左藤氏を徹底批判することへのためらいも残る。ある議員は「恩義が簡単に切れるか。まとまらなければ勝てない」と、情を断って選挙戦に徹する必要性を語る。

 左藤氏は府知事や防衛庁長官を務めた義祖父や、法相・郵政相を歴任した義父を持ち、代々引き継がれた強固な地盤が強みだ。自民党岸田派に所属し、9月の党総裁選で派閥トップの岸田氏を総裁・首相へと押し上げ、自らも党幹事長代理のポストを得た。

 新型コロナ禍による延期を経て、10月9日に大阪市内で営まれた義父恵氏(1月死去)の葬儀には岸田氏も参列。左藤氏は「忙しい中、時間を割いて来ていただいた。こういう優しい心をもった政治こそ必要だ」と岸田氏との近さを強調してみせた。

 自らの議席を脅かす守島氏への批判は厳しさを増す。20日の街頭演説では「他の候補は落下傘。私はこの地で骨をうずめる。関係ない人たちにこの地を任せるわけにはいかない」と訴えた。府内のコロナ患者の死者数(20日時点で3031人)が、東京都に迫っていることを引き合いに、「(対策に)失敗して、『よくやっている』と言うのはおかしい」と吉村知事にも批判の矛先を向ける。

 立憲民主党の尾辻かな子氏は、前職として政府の新型コロナ対策を検証してきた実績をアピール。左藤氏らを念頭に「岸田さんのイエスマン」と批判し、維新については「与党の補完勢力である政党の議員では政府をチェックできない」と訴え、両氏との差別化を図っている。【田畠広景、隈元悠太、石川将来】

3692チバQ:2021/10/21(木) 20:26:55
https://news.goo.ne.jp/article/bsn/region/bsn-kennai20211021-16321753.html
衆院選序盤 新潟県6選挙区の情勢
2021/10/21 19:37BSN新潟放送

衆院選序盤 新潟県6選挙区の情勢

衆院選序盤 新潟県6選挙区の情勢

(BSN新潟放送)

衆院選の選挙戦序盤の情勢です。JNNと毎日新聞が行った調査に取材を加味して分析したところ、新潟県内6つの選挙区のうち1区、4区、5区で野党系候補がリード。2つの選挙区で与野党の候補が激しく競り合っています。

この調査はJNNと毎日新聞が共同で、公示日19日と20日に電話で行いました。

【新潟1区】
立憲民主党の西村智奈美候補が一歩リードし、自民党の塚田一郎候補が追っています。日本維新の会の石崎徹候補は伸び悩んでいます。

【新潟2区】
自民党の細田健一候補が優位に戦いを進めていて、共産党の平あや子候補、国民民主党の高倉栄候補はともに伸び悩んでいます。

【新潟3区】
前回50票差という激戦だった3区は、自民党の斎藤洋明候補が若干優勢。立憲民主党の黒岩宇洋候補が追う展開です。

【新潟4区】
立憲民主党の菊田真紀子候補が先行し、自民党の国定勇人さんが猛追しています。

【新潟5区】
首長経験者同士の三つどもえの戦いは、事実上の野党統一候補で無所属の米山隆一候補に追い風が吹いています。自民党の泉田裕彦候補と、無所属の森民夫候補との間で自民票などの分裂が生じています。

【新潟6区】
立憲民主党の梅谷守候補と、自民党の高鳥修一候補が激しく競り合い、無所属の神鳥古賛候補は独自の選挙活動を続けています。

無党派層を中心におよそ2割の人が投票先をまだ決めていないと答えていて、情勢は投票日までに変わる可能性があります。

【支持政党】
自民党42%、立憲民主党20%、共産党5%、公明党3%、日本維新の会2%、社民党2%、国民民主党1%、れいわ1%、NHK党0%、支持政党はない22%

88%の人が「衆院選に関心がある」と回答していて、高い関心が伺えます。

3693チバQ:2021/10/21(木) 20:28:40
https://news.goo.ne.jp/article/fminpo/region/fminpo-20211021190442.html
投票まで10日 福島県内選挙区「序盤情勢」【2021ふくしま衆院選】
2021/10/21 19:04福島民報

投票まで10日 福島県内選挙区「序盤情勢」【2021ふくしま衆院選】

福島民報

(福島民報)

 衆院選の県内小選挙区に立候補した十人は三十一日の投票に向け激しい論戦を繰り広げている。共同通信社は十九、二十の両日、各選挙区の有権者に電話調査を実施した。福島民報社の取材を加味した序盤情勢は、1区では自民党の前職と立憲民主党の前職の支持が拮抗(きっこう)している。2区は自民前職が先行し立民新人が猛追、3区は立民前職がリードし自民前職が迫る。4区は立民前職と自民前職が競り合う。5区は自民前職が優勢で、共産党の新人が追う展開となっている。ただ、投票する候補者を決めていない有権者が多く、情勢はまだ流動的だ。中・終盤の戦いが勝敗を分けるとみられる。(文中敬称略。各選挙区の立候補者一覧は届け出順。丸数字は当選回数。☆は比例東北との重複立候補)



■1区 亀岡氏、金子氏の支持拮抗

 小選挙区で一勝一敗同士の自民の亀岡偉民と立民の金子恵美が激しく競り合っている。

 亀岡は大票田の福島市でリードし、金子は伊達地方と相馬地方で優位に立っている。

 支持政党別では、亀岡は自民、公明の支持層の七割前後を固めたが、金子にも一部が流れている。金子は共産、国民、社民からも支持を得ている。

 年代別では亀岡が二十代以下、三十代、四十代で金子を上回り、金子は六十代以上に支持を広げている。



■2区 根本氏先行、馬場氏が猛追

 九選を目指す自民の根本匠が優位に立ち、立民の馬場雄基が激しく追っている。

 根本は大票田の郡山市、二本松市などでリードするが、馬場も支持を広げている。

 支持政党別では、根本は自民、公明の支持層の七割超を手堅くまとめている。馬場は立民、共産の支持層の八割を固めた。無党派層の支持はほぼ拮抗している。

 年代別では根本は二十代など若年層からも支持され、馬場は六十代に浸透している。



■3区 玄葉氏リード、上杉氏迫る

 立民の玄葉光一郎が選挙区内全体で優位に立ち、自民の上杉謙太郎が追い上げている。

 玄葉は地元の田村地方、須賀川市などで安定して支持を得ている。上杉は地元の白河地方で善戦している。

 支持政党別では、玄葉は立民支持層の九割弱、共産、国民の七割強から支持を集める。上杉は自民の七割、公明の六割を押さえている。

 年代別では二十代以下は上杉が上回った一方、三十代以上は玄葉がリードしている。



■4区 小熊氏、菅家氏競り合う

 立民の小熊慎司と自民の菅家一郎が四度目の当選を懸け、激戦を展開している。

 小熊は喜多方市の出身で、菅家は会津若松市長を務めた。両市で互角の戦いを繰り広げており、周辺の町村部でも競り合っている。

 支持政党別では、小熊が立民の八割近くを固め、共産や国民、社民にも浸透。菅家は自民、公明の七割近くをまとめた。

 年代別では小熊が二十代以下からの支持が厚く、菅家は三十代、四十代に強い。



■5区 吉野氏優勢、熊谷氏追う

 自民の吉野正芳が足場を固め、共産の熊谷智に差を付けている。

 吉野は地元いわき市、双葉郡と選挙区全域から厚い支持を集める。熊谷はいわき市で浸透する一方、双葉郡で伸び悩んでいる。

 支持政党別で、吉野は自民の八割弱、公明の七割弱の支持を固めた。熊谷は共産の七割ほどに加え、立民、社民の支持層も取り込んでいる。

 年代別では六十代は支持がほぼ並んだが、他の各年代は吉野が強さを見せている。



【1区】
金子恵美 56 ☆立民 前(2)
亀岡偉民 66 ☆自民 前(4)



▽福島市、相馬市、南相馬市、

伊達市、伊達郡、相馬郡

▽有権者数=40万5092人

(18日現在)



【2区】

馬場雄基 29 ☆立民 新
根本匠 70 ☆自民 前(8)



▽郡山市、二本松市、本宮市、安達郡

▽有権者数=34万8011人(18日現在)



【3区】

上杉謙太郎 46 ☆自民 前(1)
玄葉光一郎 57 ☆立民 前(9)

▽白河市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、西白河郡(西郷村を除く)、東白川郡、石川郡、田村郡

▽有権者数=26万4629人

(18日現在)



【4区】

小熊慎司 53 ☆立民 前(3)
菅家一郎 66 ☆自民 前(3)

▽会津若松市、喜多方市、南会津郡、耶麻郡、河沼郡、大沼郡、西郷村

▽有権者数=23万7712人(18日現在)



【5区】

熊谷智 42  共産 新
吉野正芳 73  自民 前(7)



▽いわき市、双葉郡

▽有権者数=32万934人(18日現在)

3694チバQ:2021/10/21(木) 20:31:00
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211021k0000m010135000c.html
自民が「情勢緊迫」通達 全国の候補者引き締め 与党優勢報道受け
2021/10/21 17:09毎日新聞

自民が「情勢緊迫」通達 全国の候補者引き締め 与党優勢報道受け

自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 自民党は21日、甘利明幹事長と遠藤利明選対委員長の連名で、「情勢緊迫 1票1票の獲得に全力を」と題した衆院選の「急告」を全国の候補者に送った。報道各社が序盤調査で与党の優勢を報じたことを受け、引き締めを図る狙いだ。

 文書では、「全国各地で多くのわが党候補者が当落を争う極めて緊迫した状況にある」との現状認識を示し、多くの選挙区で立憲民主党など5野党共闘候補と一騎打ちになっていることや新型コロナウイルス禍で「組織力が十分に発揮できない現状に至っているのは憂慮に堪えない」と危惧した。

 その上で、一騎打ちの構図について「この選挙が『(自公の)自由民主主義政権』か『共産主義(が参加する)政権』かの体制選択選挙であることが鮮明」と改めて強調し、「自信を持って政権の継続を訴えていかなければならない」と呼びかけた。【野間口陽】

3695チバQ:2021/10/21(木) 20:33:35
https://news.goo.ne.jp/article/mbc/region/mbc-2021102100052407.html
衆院選 序盤情勢 鹿児島1・2・3区で接戦
2021/10/21 20:11南日本放送

衆院選 序盤情勢 鹿児島1・2・3区で接戦

衆院選 序盤情勢 鹿児島1・2・3区で接戦

(南日本放送)

鹿児島県内4選挙区で10人の候補が争う衆議院議員選挙、JNNと毎日新聞の共同調査に、MBC独自の取材も加味した選挙戦序盤の情勢分析では、1・2・3区で接戦となっています。

MBCでは、JNNと毎日新聞が衆院選が公示された19日と20日の2日間行った電話調査の結果に、MBCの独自取材も加味して、選挙戦序盤の情勢を総合的に分析しました。

選挙区ごとにみると、鹿児島1区では、自民党の比例九州前職・宮路拓馬さんと、立憲民主党の前職・川内博史さんが与党・野党それぞれの支持層に浸透し、激しく競り合っているとみられます。

鹿児島2区では、自民党前職の金子万寿夫さんが自民・公明の与党支持層に食い込む一方、無所属新人の三反園訓さんも与党や野党の支持層に浸透してきており、接戦となっています。これを共産党新人の松崎真琴さんが追っているとみられます。

鹿児島3区では、無党派層にも浸透を図る立憲民主党元職の野間健さんが現時点ではややリードし、自民党前職の小里泰弘さんが激しく追っていると見られ、情勢は流動的です。

鹿児島4区では、厚い保守地盤に支えられた自民党前職の森山裕さんが先行し、社民党新人の米永淳子さんが野党支持層を固めながら追っています。NHK党新人の宮川直輝さんは伸び悩んでいるとみられます。

ただ、いずれの選挙区でも回答者の2割から3割ほどがまだ投票先を「決めていない」としていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。

3696チバQ:2021/10/21(木) 20:35:35
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211020k0000m010375000c.html
維新堅調、追う自民 大阪府内19選挙区の序盤情勢 衆院選
2021/10/21 05:00毎日新聞

維新堅調、追う自民 大阪府内19選挙区の序盤情勢 衆院選

大阪城とキタのビル群(奥)=大阪市内で、本社ヘリから加古信志撮影

(毎日新聞)

 31日投開票の衆院選で、毎日新聞は19〜20日に序盤情勢を探る特別世論調査を実施した。調査データに取材を加味した大阪府内19選挙区の情勢などを紹介する。調査では投票先を決めていない人が多数おり、終盤にかけて情勢は変わる可能性がある。【矢追健介、石川将来、鶴見泰寿、野田樹】

 ◇1区

 維新の井上英孝氏がリードし、自民の大西宏幸氏が追う。

 前回は1200票あまりの僅差で敗れた井上氏は、維新支持層の大半を固めた上で、自身や支援府議らがかつて所属していた自民の支持層からも一定の支持を受けている。若い世代からの支持を多く集めている大西氏は、公明支持層に浸透しているが、肝心の自民支持層を固めきれていない。立憲の村上賀厚氏と共産の竹内祥倫氏は、無党派層からの支持拡大のために街頭演説などを展開する。

固めきれていない。立憲の村上賀厚氏と共産の竹内祥倫氏は、無党派層からの支持拡大のために街頭演説などを展開する。

 ◇2区

 維新の守島正氏が先行し、組織票を持つ自民の左藤章氏が追う。

 維新副代表・吉村洋文知事の後押しを受け、守島氏は知名度不足を挽回。幅広い年代から支持を集め、自民支持層にも一部食い込んでいる。左藤氏は公明の協力は得られているものの、組織の引き締めを急ぎたい。立憲の尾辻かな子氏はカジノを含む統合型リゾート(IR)反対を訴え他候補との差別化を図る。無党派層では半数ほどが態度未定で、今後の行方を左右しそうだ。

 ◇3区

 公明の佐藤茂樹氏が大きく先行し、共産の渡部結氏、立憲の萩原仁氏が追っている。

 佐藤氏は公明支持層をほぼ固めているが、自民党の元大阪市議が選挙区での出馬を検討した経過もあり、固め切れていない自民支持層への浸透を急ぐ。渡部氏は共産支持層をほぼ固めており、いまだ投票先を決めていない層への浸透を目指す。萩原氏は立憲支持層の大半を固めた。無党派層からも支持を受け巻き返しを図る。無所属の中条栄太郎氏は全体的な支持向上を目指す。

 ◇4区

 維新の美延映夫氏が先行し、自民の中山泰秀氏が追う展開。立憲の吉田治氏、共産の清水忠史氏が続く。

 美延氏は維新支持層の大半を固め、自民支持層、無党派層の一部からも支持を受けて、選挙戦を優位に進めている。中山氏は、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場を開設した実績や外交問題などを訴え、自民、公明支持層を固めるのに必死だ。吉田氏は立憲支持層の大半、清水氏も共産支持層のほとんどを固めており、巻き返しに向けてさらなる浸透を目指す。

 ◇5区

 公明の国重徹氏が安定した戦いを進める。共産の宮本岳志氏、れいわの大石晃子氏が後を追う。無党派層の多くが投票先を決めておらず、各陣営が取り込みを狙う。

 国重氏は各年代からまんべんなく支持を集めた。公明支持層はほぼ固めており、自民支持層からの協力もさらに広めたい考え。宮本氏は共産のほか、協力関係にある立憲支持層にも浸透しつつある。大石氏はれいわ支持層以外への広がりが課題。無所属の籠池諄子氏は直前での出馬表明が響き支持が伸び悩む。

 ◇6区

 公明の伊佐進一氏が一歩リードし、立憲の村上史好氏が必死に追う展開だ。

 伊佐氏は強固な公明支持層をほぼ固めた。一方、与党で協力関係にある自民の支持層は多くが投票先を決めておらず、取り込みを急ぐ。村上氏は立憲と共産の支持層から強い支持を受け、巻き返しを図る。無党派層の大半は投票先を決めておらず、今後の情勢の鍵を握りそうだ。

3697チバQ:2021/10/21(木) 20:35:50
 ◇7区

 維新の奥下剛光氏と自民の渡嘉敷奈緒美氏が競り合っている。

 奥下氏は維新の支援者から強い支持を受けている。大阪での維新の改革をアピールする戦略が奏功し、働き盛りの世代から評価が高く、前回選で破れた渡嘉敷氏への雪辱を誓う。渡嘉敷氏は副環境相などの経験を生かして支持者を固めるが、女性への浸透が課題となっている。立憲の乃木涼介、共産の川添健真、れいわの西川弘城の3氏は野党支持層を奪い合っており、無党派層の取り込みで浮上を狙う。

 ◇8区

 維新の漆間譲司氏が一歩リードし、自民の高麗啓一郎氏と立憲の松井博史氏が懸命に追い上げる。

 漆間氏は府議を辞して国政に初挑戦。対話型の集会を重ねながら、維新の国会議員や吉村洋文知事らの応援も受けた総力戦で臨んでおり、幅広い世代で支持を広げている。

 高麗氏は元自民候補予定者の不出馬で、公示直前に立候補を決定。自民、公明票を固め、出遅れを挽回したい。松井氏は立憲や共産など野党の支持層に浸透しており、無党派層を取り込んでいきたい。

 ◇9区

 前回は接戦となったが、今回は維新の足立康史氏が優勢で自民の原田憲治氏が懸命に追っている。

 前回約2000票差で敗れた足立氏は街頭活動やSNS戦略が実を結び、自民支持層にも食い込む。8月末の池田市長選で支援した新人が当選するなど勢いもみえる。原田氏は党内規で定める「73歳定年制」に該当して重複が認められず退路を断たれての戦い。まず自公票のとりまとめを急ぎたい。社民の大椿裕子氏は市民団体などの協力で巻き返しを図る。無所属の磯部和哉氏は知名度向上を狙う。

 ◇10区

 知名度を生かして先行する立憲の辻元清美氏を、府議からの転身を目指す維新の池下卓氏が激しく追う。ただ、無党派層の多くが投票先を決めかねている。

 党副代表である辻元氏は他候補の応援で選挙区を空ける機会も多いが、労働組合を中心とした強固な組織が不在をカバー。高齢の女性らから特に支持を集める。ともに高槻市議の祖父、父を持つ池下氏も維新支持層だけでなく無党派層の取り込みを進める。自民の大隈和英氏は支持者固めを急ぐ。

 ◇11区

 枚方市長や府議も務めた維新の中司宏氏が優勢で、自民の佐藤ゆかり氏と立憲の平野博文氏が競り合いながら追う展開だ。一方で無党派層や公明支持層の一部が支援先を見極めている。

 中司氏は府内での維新人気もあり、広い年代に浸透。維新へ移る前に所属していた自民からも一定の支持を集める。経済政策に明るい佐藤氏は、支持者固めや高齢層への浸透を図る。平野氏は選挙戦の準備が他陣営より遅れたのが響き、立憲支持層以外への広がりを欠く。

 ◇12区

 維新の藤田文武氏が優位に戦いを進め、自民の北川晋平氏が追う。立憲の宇都宮優子氏、共産の松尾正利氏が続く。

 支持政党は維新と自民で拮抗(きっこう)しており、無党派層への浸透度で差が出た。現職の死去に伴う2019年の補選で勝利した藤田氏は維新支持層以外からも支持を集め、再選を狙う。その補選で敗れた北川氏は自民、公明支持層以外の取り込みを懸命に進める。宇都宮氏と松尾氏はそれぞれ政権交代を訴え、与党批判の受け皿役を狙う。

3698チバQ:2021/10/21(木) 20:36:05
 ◇13区

 自民の宗清皇一氏と維新の岩谷良平氏が激しく競り合っている。

 塩川正十郎・元財務相の秘書も務めた宗清氏は公明党からの強い支援を受けており、自民支持層の引き締めも進める。一方、自民支持者も一部取り込んだ岩谷氏は無党派層にも浸透し始めている。ただ無党派層の半数近くが投票先を決めていない。直前に不出馬を決めた元職が持つ保守票の行方も鍵を握りそうだ。共産の神野淳一氏は組織固めを急ぎ、ほかの2氏にも流れる立憲票を食い止めたい。

 ◇14区

 維新の青柳仁士氏が大きくリードする。自民の長尾敬氏が続き、共産の小松久氏は巻き返しを図る。

 14区は維新の松井一郎代表の地元・八尾市が含まれており、元国連職員の青柳氏は強固な地盤を背景に、維新支持層の大半を固め、自民支持層の一部や無党派層にも浸透している。党副幹事長で4期目を目指す長尾氏は自民票を固めきれておらず、支持に広がりを欠く。小松氏は自公政権への対決姿勢を強調し、野党票の積み上げを狙っている。

 ◇15区

 維新の浦野靖人氏が先行し、自民の加納陽之助氏、共産の為仁史氏が追う展開だ。

 前回、前々回と比例復活だった浦野氏は、維新が取り組んできた「身を切る改革」を訴え、幅広い年齢層に浸透している。連続8期務めた竹本直一氏の後継で娘婿の加納氏は、9月に公認候補に決まり、まだ自民支持層を固めきれていない。為氏は自公政権や維新の批判票を集め、立憲支持層の受け皿にもなっている。無党派層の大半は投票先を決めていない。

 ◇16区

 立憲の森山浩行氏と公明の北側一雄氏が大接戦。政党支持率も拮抗し、半数近くが投票先を決めていない中で、終盤まで戦いはもつれそうだ。

 前回比例復活の森山氏は立憲と共産支持層の大半を固め、野党共闘が奏功。自公政権のコロナ対策への批判を強めており、無党派層への浸透を進める。10選を目指す北側氏は、国政報告会に安倍晋三元首相を招いて自公関係の良好さをアピールしており、自民支持者を固めたい。NHK党の西脇京子氏は知名度不足の克服を急ぐ。

 ◇17区

 維新の馬場伸幸氏が大きくリードし、自民の岡下昌平氏と共産の森流星氏が追う展開になった。

 党幹事長の馬場氏は議員定数や報酬の削減を掲げ、経済成長のための投資なども訴える。幅広い年代層から支持を集め、自民支持層の一部も取り込んでいる。前回、前々回と比例復活だった岡下氏は、与党の議員としての実績を強調するが、自民支持層を固め切れていない。森氏は医療費負担減などを訴え、共産に加えて立憲の支持層の受け皿にもなっている。

 ◇18区

 維新の遠藤敬氏が大きくリードし、自民の神谷昇氏が追う。共産の望月亮佑氏、立憲の川戸康嗣氏が巻き返しを図る。

 4選を目指す遠藤氏は、「身を切る改革」などの実績を強調して幅広い年代層から支持を得ており、維新支持層に加えて自民支持層の一部にも浸透している。前回は比例復活だった神谷氏は、国産の新型コロナウイルス治療薬の早期開発などを掲げるが、まだ自民、公明支持層を固めきれていない。望月氏と川戸氏は、政権への批判票を食い合っている。

 ◇19区

 維新の伊東信久氏を自民の谷川とむ氏が追い、立憲の長安豊氏が巻き返しを狙う展開。共産の北村みき氏は支持の拡大を図る。

 過去3回は大阪11区で出馬した伊東氏が、この選挙区に移って国政復帰を目指しており、維新支持層の大半を固めることに成功している。前回は比例復活だった谷川氏は若い世代から支持を得ており、保守票を固めて追い上げたい。長安、北村両氏は支持の広がりを欠く。無党派層の半数近くはまだ投票先を決めていない。

 ◇政党支持率 維新30%、自民28%

 大阪府内の政党支持率は大阪を地盤とする日本維新の会が30%と最も高く、与党第1党である自民の28%を上回っており、府内における維新の根強い支持が改めて示された。政党支持率は立憲8%、共産7%、公明6%と続いた。

 維新は30歳以上の幅広い世代で30%前後の支持を受けている。自民は10〜20代では最も高い33%の支持を得ており、30歳以上でも維新に次ぐ30%弱の支持を受けた。立憲は60代で9%、70歳以上で12%と若年層に比べて高年齢層からの支持が高く、共産も同様の傾向があった。

 また、無党派層を意味する「支持政党なし」は18%いた。若者ほど支持政党が固まっていない傾向にあり、30代以下の約3割が「支持政党なし」だった。比例の投票先を尋ねたところ、「決めていない」が38%と最も多く、維新(21%)、立憲(13%)、自民(12%)と続いた。小選挙区の投票先は、無党派層の55%が「決めていない」と答えた。

 衆院選に関心があるかを尋ねる項目では、「関心がある」が87%と大半をしめ、「関心がない」は5%だった。「どちらともいえない」との回答も8%あった。

3699チバQ:2021/10/21(木) 20:37:52
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211021ddlk28010260000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>序盤情勢 自公、11選挙区で優位 立・共、維新 浸透課題(その2止) /兵庫
2021/10/21 06:52毎日新聞

 ◆3区

 ◇関氏先行、和田氏追う

 3区は副経産相や副環境相を歴任し、経済通をアピールする関氏が保守層を中心に支持を集めてリードする。元県議で知名度がある和田氏は無党派層から一定の支持を集めて追いかける。赤田、佐藤の両氏は野党支持層を分け合っている。

 関氏は自民、公明支持層を固め、無党派にも支持を広げる。元保守系の無所属県議だった和田氏は公認を得た維新の支持層の大半を取り込む。赤田氏は共産支持層をまとめ、佐藤氏は国民支持層から一定の支持を得ている。両氏で立憲支持層を二分しており、野党共闘に至らなかった影響が出ている。

 ◆4区

 ◇藤井氏、安定した戦い

 4区は保守地盤の北播磨地域を中心に藤井氏が安定した戦いを進める。今泉氏は唯一の女性候補をアピールし、無党派が多い神戸市西区などで追い上げを図る。赤木氏は公示2カ月前に12区から国替えし、知名度アップが課題となっている。

 藤井氏は新型コロナウイルスワクチン接種担当の副内閣相や初代副デジタル相の実績を訴え、与党の支持層を固める。今泉氏は共闘する立憲、共産、れいわ、社民の支持層に幅広く浸透し、無党派層からも一定の支持を得る。赤木氏は起業家の立場から規制改革などを訴え、維新支持層を固めている。

 ◆5区

 ◇谷氏を梶原氏が猛追

 5区は、谷氏を梶原氏が激しく追い上げ、遠藤氏も続く展開。7選を目指す谷氏は、経済再生を訴え、知名度を背景に自民や推薦を受けている公明の支持層をまとめつつあり、全世代から支持を集めている。梶原氏は政権批判を展開し、立憲や共産支持層をまとめ、無党派層にも浸透しつつあり、60代以上や非正規労働者、農林水産関係者からの支持を得ている。遠藤氏は他の2候補を意識し、若さを強調して世代交代を主張しており、維新支持層をほぼ固めつつある。自民支持層や無党派層へも浸透しつつあり、女性からの支持も集めている。

 ◆6区

 ◇注目区、大串氏が先行

 6区は、4期目を目指す大串氏が先行し、市村、桜井両氏が横一線で追う展開。大串氏は国政や地元での実績を中心に訴え、幅広い世代に浸透している。自民支持層や、推薦を受ける公明支持層の約半数を固める一方、無党派層への広がりが課題となっている。維新の政策とともに、3期の議員経験を強調する市村氏は維新支持層をほぼ固め、自民、公明支持層の一部にも食い込む。政権交代をアピールする桜井氏は立憲支持層のほか、候補擁立を見送った共産支持層の多くをまとめている。他候補よりも無党派層の支持を集め、さらなる拡大を目指す。

 ◆7区

 ◇山田氏が一歩リード

 7区は、山田氏が一歩リードし、三木氏、安田氏が競りながら追う。4期目を狙う山田氏は与党としての実行力を訴える。自民支持層の多くを固めており、公明支持層から半数以上の支持を受ける。若年層からの支持が高い。三木氏は維新支持層の多くを固め、勢いがある。自民と公明の支持層からも一定の支持を得ている。安田氏は立憲支持層や、共産支持層をほぼまとめた。野党共闘の効果が表れているとみられ、無党派層の一部にも浸透している。無党派層の半数以上が投票先を決めておらず、それぞれ支持層以外への浸透が課題となる。

3700チバQ:2021/10/21(木) 20:38:22
 ◆8区

 ◇中野氏、支持層固める

 8区は2014、17年は公明と共産の一騎打ちの構図だったが、今回選ではれいわが割って入り、三つどもえの争いとなった。4選を目指す中野氏は経産政務官などを務めた実績を強調し、公明支持層をほぼ固めた。幅広い業界団体からの支持も取り付け、推薦を受ける自民支持層、維新支持層の一部にも浸透しつつあり、リードしている。元尼崎市議の小村氏は共産支持層の多くを固めた。尼崎生まれ、3人の子育て経験などをPRし、立憲支持層の約半数に食い込んでいる。辻氏はれいわ支持層を固め、無党派層などへの支持拡大を図る。

 ◆9区

 ◇西村氏、男女から支持

 9区は、7選を目指す西村氏が国の新型コロナ対策を担当し、連日メディアに登場したことで更に知名度を上げ、優位に立つ。自民支持層と公明支持層をまとめ、維新支持層にも半数近く浸透している。男女とも幅広い世代から支持を集め、無党派層への浸透でも差をつけた。野党共闘を前面に出す福原氏は、共産支持層の多くを固めたが、立憲支持層への食い込みは半数程度にとどまっている。娘2人を育てる生活者の視点や、若さをアピールしたことが共感されてか、30代と60代で健闘しており、無党派層からも一定の支持を得ている。

 ◆10区

 ◇渡海氏を2氏が追う

 10区は、渡海氏が一歩リードし、隠樹氏と掘井氏が追う展開。

 文科相も務め10選を目指す渡海氏は、知名度を背景に全年代に満遍なく浸透しており、農林水産関係者からの支持が厚いが、自民支持層を固め切れていない。社会福祉の充実を訴える隠樹氏は立憲支持層をほぼ固め、野党共闘効果で共産支持層へも浸透している。男性からの支持が多いが若い世代が課題。加古川市議と県議を経た掘井氏は、神戸市以西での維新勢力拡大を目指して改革を訴え、自民や公明支持層にも一定程度浸透しつつあり、維新の支持層固めを進めている。

 ◆11区

 ◇松本氏、大きくリード

 11区は、松本氏が大きくリードし、住吉氏、太田氏が追う展開。

 8選を目指す松本氏は、旧民主政権で外相を務めるなどした知名度と固い地盤を背景に、30代以上の世代で高い支持を集め、自民・公明支持層を固めつつある。元県議で30代の住吉氏は、「税金が国民のために使われているか」と問い、10〜20代で支持を集めている。維新支持層を固めつつあり、自民、立憲支持層にも食い込む。1996年以降、隣の12区から4回立候補し、今回国替えした太田氏は「政権交代」を訴え、共産支持層をほぼ固め、立憲支持層からの支持も集めている。

 ◆12区

 ◇山口氏、全世代が支持

 12区は、山口氏が大きくリードし、池畑氏と酒井氏が追う展開となっている。

 7選を目指す山口氏は、環境相として初入閣した勢いもあり、全世代から支持を得ている。自民と公明の支持層を固めつつあり、野党支持層への食い込みも見せている。元県議で無所属で国政をめざして活動してきた池畑氏は公示直前の公認となったが、維新支持層を固めつつあり、自民、公明支持層にも一部浸透。酒井氏は、労働者の雇用を守ることや介護を担う家族の支援を街頭で訴え、立憲支持層や連携関係にある共産支持層をまとめつつある。

………………………………………………………………………………………………………

 毎日新聞が実施した衆院選の世論調査では有権者に支持政党や衆院選への関心を尋ねた。県内の政党支持率は自民が38%で他党を引き離した。回答者の88%が衆院選に「関心がある」と答え、新型コロナウイルスの影響が長引くなか、政権選択選挙への高い関心がうかがえた。

 ◇支持政党 自民党、38%でトップ 維新15%、11%の立憲超える

 県内の政党支持率は自民が38%でトップ。阪神地域を中心に勢力を拡大する維新は15%で、野党第1党の立憲の11%を超えた。支持政党なしのいわゆる「無党派層」が21%で高い割合を占めている。

 自民は各年代で35〜39%の支持を得る。男性の支持率は40%に対し、女性は33%にとどまった。維新は男女でほぼ変わらなかった。立憲は70代以上が17%あったが、50代以下は5%程度にとどまった。支持政党なしは女性が25%で男性の19%を上回った。共産、公明も女性の支持率が男性より高かった。

 支持政党なしの比例の投票先は維新、立憲が16%で拮抗(きっこう)し、自民の12%を超えた。ただ、4割は「決めていない」と回答している。

3701チバQ:2021/10/21(木) 20:39:34
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211021ddlk12010089000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>序盤情勢毎日新聞調査(その1) 7選挙区で自民優位・先行 立憲は3選挙区で /千葉
2021/10/21 06:35毎日新聞

 毎日新聞は19、20日に特別世論調査を実施し、取材を加味して衆院選の序盤情勢を分析した。県内の13小選挙区のうち、自民党は7選挙区で、立憲民主党は3選挙区で優位かやや先行。残り3選挙区は両党の候補者が激しく競り合っている。共産党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、NHKと裁判してる党弁護士法72条違反でなどは追い上げを図る。有権者の約3割が投票先を決めていないとしており、情勢は変化する可能性がある。

 ◆1区

 ◇田嶋氏を門山氏が猛追

 立憲・田嶋氏が先行し、自民・門山氏が猛追している。

 前回、希望の党から出馬した田嶋氏は野党共闘ができず、門山氏に1357票差で敗れ、小選挙区の議席を明け渡した。一騎打ちとなった今回は立憲や共産の支持層の8割前後を固め、無党派にも一定程度の浸透を見せる。非自民票の受け皿を目指すとともに、地域をこまめに回って得た知名度で無党派層の支持拡大を図る。

 門山氏は公明の推薦を受け、法務政務官など政府や党での実績をアピールして支持を訴える。公明支持層の8割を固めたが、自民支持層を固めきれていない。「政権選択選挙」を強調して無党派層に支持を求める。

 ◆2区

 ◇3連勝中の小林氏優位

 小選挙区3連勝中の自民・小林氏が優位に戦いを進め、立憲・黒田氏、共産・寺尾氏が追う展開。

 小林氏は前回と前々回、次点にダブルスコアの票差で圧勝する強さを見せた。経済安全保障担当相として初入閣した今回も、自民支持層の約8割、公明支持層の6割を固め、維新支持層からも一定の支持を集める。

 黒田氏は立憲支持層の8割を固める。市議1期、県議4期を務めた経験から、支持基盤以外にも知名度で地域に浸透。非自民票と無党派層の取り込みで巻き返しを図る。

 寺尾氏は格差是正やジェンダー平等を掲げ、支持拡大を目指すが、共産支持層の6割の支持にとどまる。

 ◆3区

 ◇松野氏、幅広く浸透

 8選を目指す官房長官の自民・松野氏が安定した戦いを進める。

 松野氏は公示日の午前に地元入りして以降は本人不在の選挙戦だが、支持する県市議らと後援会がフル回転して支持を訴えている。知名度を生かし、自民、公明支持層を固め、幅広い年齢層に浸透している。

 松野氏とは7度目の対決で初めての一騎打ちとなる立憲・岡島氏は、立憲、共産支持層を固めたものの、他の野党支持層をまとめ切れていない。

 無党派層の支持は割れており、半数が投票先を決めていない。

 ◆4区

 ◇野田氏が安定した戦い

 前回、県内で非自民で唯一小選挙区で当選した元首相の立憲・野田氏が強固な地盤に支えられ安定した戦い。立憲をはじめ野党の支持層を固め、無党派層にも支持を広げている。前回、ダブルスコアの票差で突き放した自民・木村氏が比例復活したこともあり「4区だけが勝っても意味が無い」と他の立憲候補の応援に力を入れる。

 3度目の挑戦で初めて前職として挑む木村氏は岸田文雄内閣で内閣府政務官に就任した。「4区に与党の議員がいることが大事だ」と国とのパイプと4年間の実績を強調するが、無党派層に食い込めていない。

 ◆5区

 ◇薗浦氏が優位に進める

 5選を目指す自民・薗浦氏が優位に戦いを進め、立憲・矢崎氏が追っている。無党派層の6割近くが態度を決めておらず、今後の情勢を左右しそうだ。

 薗浦氏は自民、公明支持層に加え、無党派層からも一定の支持を得ている。副外相や首相補佐官を務めた実績と地元への貢献を強調。陣営は「自民への逆風が吹いている」と支持者を引き締める。

 自民前職に新人と元職4人が挑む乱立の構図が予想されていたが、公示直前に共産候補が6区に移った。矢崎氏は立憲と共産の支持層を固めている。浦安市選出での県議4期の実績を強調するとともに、市川市での知名度不足の克服に懸命だ。

 維新・椎木氏、国民・鴇田氏は所属政党支持層以外に広がりを欠き、無党派層にも食い込めていない。

3702チバQ:2021/10/21(木) 20:39:54
 ◆6区

 ◇自民・渡辺氏がリード

 自民・渡辺氏がリード。公示直前で5区から移った共産・浅野氏が追いかけ、立憲の公認を辞退した無所属・生方氏と維新・藤巻氏が巻き返しに必死だ。

 渡辺氏は自民支持層の6割弱しか固め切れていないが、公明支持層は7割以上をまとめている。無党派層への浸透が課題。

 浅野氏は「市民と野党の共同候補」と訴え、共産支持層を8割固めたが、生方氏と立憲支持層を奪い合っており、野党共闘が進んでいない。

 生方氏は立憲支持層の3割に食い込むが、広がりを欠いている。藤巻氏は若返りと「しがらみのない政治」を訴え、維新支持層を7割固め、他の支持層にも広がりを見せるが伸び悩んでいる。

 ◆7区

 ◇安定の斎藤氏、竹内氏が追う

 5選を目指す自民・斎藤氏が安定した戦いを進め、立憲・竹内氏が追う展開。

 斎藤氏は自民支持層の7割を固め、公明支持層にも浸透する。地元の参院議員や県議らも応援に入り、更なる支持拡大を狙う。

 竹内氏は立憲支持層の7割を固め、無党派層にも浸透しつつある。候補擁立を取り下げた共産の支持層からも6割の支持を得ており、共闘が一定の成果を上げているようだ。

 維新・内山氏は「腐った政治を正したい」と訴え、維新支持層を固めるが広がりを欠いている。NHK党・渡辺氏は出遅れの挽回を図るが、伸び悩んでいる。

 ◆8区

 ◇一本化で本庄氏に幅広い支持

 事実上の一騎打ちは、立憲・本庄氏が幅広い支持を得て優位な戦いを進める。落下傘候補ながら約2年間、地道に地元回りを重ねる中、れいわから立候補を表明していた太田和美氏が同日選の柏市長選に出馬を表明。共産も立憲との候補者調整で公示直前に候補者を取り下げ、一本化したことが有利に働く。立憲支持層をほぼ固め、れいわ、社民、共産にも支持を広げて無党派層にも食い込む。

 8選を目指す自民・桜田氏は、失言による五輪担当相辞任への批判に加え、地元回りも出遅れ、自民、公明支持層をまとめ切れていない。男性に比べ女性の支持は半数程度だ。共産と組む立憲を批判し、安定した自公政権の維持、国とのパイプや長年の実績を強調して巻き返しを図る。

 ◆9区

 ◇秋本氏、奥野氏競り合う

 れいわが公示直前で候補者擁立を見送り、与野党の前職同士の一騎打ちとなった。小選挙区3連勝中の自民・秋本氏と立憲・奥野氏が激しく競り合っている。投票先を決めていない人が3割強おり、その行方が鍵となりそうだ。

 秋本氏は自民支持層の7割近く、公明の約7割を手堅く固めている。いずれも人気の高い河野太郎・前行政改革担当相や小泉進次郎・前環境相らを選挙区入りさせるなどして上積みを狙い、50代以下に支持を広げている。

 奥野氏は、公示前から枝野幸男代表や蓮舫代表代行ら党幹部が応援に駆けつけ、立憲支持層の約8割をまとめた。一方、共産支持層は固めきれておらず、「野党統一候補」をアピールできるかが課題だ。

 ◆10区

 ◇谷田川氏と林氏が激戦

 立憲・谷田川氏と自民・林氏が激戦を繰り広げている。

 2009年に続いて2回目の小選挙区勝利を目指す谷田川氏は立憲支持層の9割を固め、共産支持層にも浸透、無党派層からも4割の支持を集める。60代、70代以上の高齢者の支持も厚い。3月の知事選で圧勝した熊谷俊人知事との連携も強調し、さらなる支持拡大を目指す。

 10選を目指す林氏は自民支持層の6割しか固めきれていない。推薦を受けた公明支持層への浸透も7割で、無党派層の支持も谷田川氏には及ばない。党幹事長代理などの要職を歴任した実績を強調、強固な後援会組織で巻き返しを急ぐ。

 梓氏は自民支持層の1部を取り込むが、伸び悩んでいる。今留氏は知名度不足で厳しい戦いだ。

3703チバQ:2021/10/21(木) 20:40:17
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211021ddlk12010095000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>序盤情勢毎日新聞調査(その2止) /千葉
2021/10/21 06:36毎日新聞

 ◆11区

 ◇11選目指す自民・森氏、浸透

 負け知らずで県内最多となる11選を目指す自民・森氏が優位な戦いを進めている。党支部や県議後援会などの支援組織が中心となって自民支持層をほぼ固め、公明支持層にも浸透しつつある。過去選挙の圧勝ぶりから組織内に漂う楽観論に警戒して引き締めを図る。

 野党共闘による候補者一本化が行われなかった結果、候補者を立てない立憲の支持層が割れるなど野党の勢いは分散している。共産・椎名氏は共産支持層のほか、一部の野党支持層にも浸透しており、さらなる支持拡大を目指す。れいわ・多ケ谷氏は保守系の一部にも食い込みを図り、挽回に力を注ぐ。

 ◆12区

 ◇強固な地盤、自民・浜田氏優位

 強固な地盤に支えられ10選を目指す元防衛相の自民・浜田氏が、自民、公明支持層の7割を固め、優位に選挙戦を進める。無党派層の一部も取り込んだほか、年代、性別を問わず幅広い支持を集める。

 浜田氏を追いかける立憲・樋高氏は、立憲支持層の8割を固めているが、鍵を握る無党派層への広がりが伸び悩んでおり、上積みが課題だ。

 共産・葛原氏は共産支持層の7割を固めた。中・若年層への知名度が不足しており、無党派層への浸透が必要だ。

 ◆13区

 ◇宮川氏と松本氏が横一線

 立憲・宮川氏と自民・松本氏が横一線で激しく競り合い、維新・清水氏が追う。支持が割れている無党派層の取り込みが鍵を握る。

 宮川氏は立憲支持層の8割を固め、候補者の擁立を見送った共産支持層の6割以上から支持を得ている。松本氏は自民支持層と、推薦を受けた公明支持層の半数以上に浸透する。清水氏は維新支持層の6割を固めたものの、自民や立憲、公明の支持層に食い込めず、やや広がりに欠ける。

 無党派層からの支持は、3氏とも1〜2割台にとどまる。無党派層の半数は投票先を決めておらず、3氏は駅前や商店街での街頭演説に力を入れ、取り込みに躍起になっている。年齢別では、宮川氏が70代以上に強く、松本氏は若い層からの支持が高い傾向にある。

 ◇政党支持率 自民41%、立憲15% 「支持政党ない」25%

 支持政党を尋ねたところ、県内で最も多かったのは自民で41%を占めた。2017年の前回衆院選の調査では29%で、12ポイント上昇した。2番目に多かったのは立憲で15%、3番目は共産の6%だった。その他は公明4%、維新3%、れいわ2%。国民、社民、NHKは1%で、支持政党がないという回答は25%だった。

 自民は全ての年代で男女ともに最も支持されている。男性は全年代で4割超、女性は30代を除く世代の3割超が支持した。立憲は世代が上がるほど支持する人が増える傾向があり、男女とも30代以下は一桁台だが、70代では2割超だった。

 「支持政党がない」という回答は40代以下の男性と50代以下の女性に多かった。特に女性は30代で53%、18〜29歳で43%に上り、無党派層の中でも若い女性の投票行動が選挙結果を左右しそうだ。

 小選挙区の投票先は、自民支持層の6割が自民、立憲支持層の7割が立憲を選んだ。共産支持層は4割が立憲に投票すると回答した。無党派層は「決めていない」が半数を占めており、既に決めている人の回答では立憲が自民を上回った。【石川勝義】

 ◇ある89%、ない4% 関心、高齢男性ほど高く

 衆院選への関心は89%が「ある」と答え、「ない」は4%、「どちらともいえない」は7%だった。年齢が高くなるほど関心が高まり、50代以上の男性と70代以上の女性で「ある」が9割を超えた。男性に比べると女性は関心が低く、男性は全年代で8割以上が「ある」と答えたが、女性は18〜29歳で68%、30代で76%にとどまった。

 職業別では、自営業・自由業と農林水産業の9割、主婦の88%、正社員の87%、契約社員・アルバイトの86%が関心を持っていた。学生は79%が「ある」と答えたが、「ない」は9%、「どちらともいえない」は11%だった。【石川勝義】

3704チバQ:2021/10/22(金) 10:57:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/df0bb59b00b02eff1ee65fa6840a92bd2a54eee3
譲れぬ「旧民主」対決 自民移籍組、迎え撃つ元首相 東京18区【注目区を行く】
10/22(金) 7:09配信

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時事通信
衆院選の候補者の演説に耳を傾ける聴衆=17日、東京都小金井市(一部画像を加工しています)

 「7回目の選挙。初づくしだ」。

 自民党候補の長島昭久は17日、新天地である東京18区のJR武蔵小金井駅前に立つと「初挑戦」を強調した。旧民主党出身で隣接する東京21区から国替えし、出直しを図る長島。対抗馬は同じ旧民主出身で当選13回を誇る立憲民主党の元首相菅直人だ。菅も議席を明け渡す気はない。互いに譲れぬ戦いが始まった。(敬称略)
 ◇恩人
 長島の初当選は2003年衆院選。出馬した東京21区は、中選挙区時代の菅の地盤の一部だった。選挙戦最終日には菅が応援に駆け付け、マイクを握り長島支持を訴えたこともある。長島にとって菅は元同僚議員というだけでなく、自らの政界入りを後押ししてくれた恩人でもあった。

【写真】衆院選の候補者の演説に耳を傾ける聴衆

 以来当選6回。17年に旧民進党を離れるまで菅とは同じ党で行動を共にした。希望の党結党に参画し、無所属を経て19年6月に自民党に入党。東京21区には自身が前回選挙で下し、比例代表で復活当選した自民党現職がいるため、昨年1月に18区支部長に就任した。

 今回は新しい選挙区で戦うのも自民党の看板を背負うのも初めてだ。やりにくさはある。それでも「反対と批判ばかりでは子どもたちを取り巻く厳しい現状を変えることはできない」と腹を決め、菅との直接対決を受け入れた。

 駅頭に朝夕立ち、企業・団体回りも重ねる。ただ、40年余の議員生活で地元に根を張る菅と比べて、「新参者」の長島の知名度不足は否めない。18区の自民党元職、土屋正忠の支援をどの程度得られるかも不安材料だ。

 「土菅(どかん)戦争」と呼ばれる激しい戦いを繰り広げた土屋は、17年衆院選で約1000票差で菅に敗れた。長島も所属した希望の候補に保守票を食われたことが敗因とみている。

 昨年1月、土屋は事務所を訪れた長島に「邪魔はしないが、手のひらを返したように応援はできない」と言い放った。1年以上たち、今は「わだかまりはない」(関係者)とされるが、支援の効果は未知数だ。

 ◇たすきに「本人」
 「20年近く応援してくれた東京21区の有権者を見捨てて、なぜ18区に移ったのか」
 18日に行われた地元青年会議所主催のオンライン公開討論会で、菅は長島を激しく追及した。長島は「お怒りになっている方もいると思う」などと釈明したが、菅は「勝手に選挙区を変えるのは有権者への冒涜(ぼうとく)だ」と、攻撃をさらに強めた。

 菅も最近の選挙は苦しい戦いの連続だ。12、14年は比例復活、17年は小差の勝利だった。長島への厳しい物言いは危機感の裏返しにも映る。街頭演説では大きく「本人」と書かれたたすきが目立つ。首相経験者としては異例の演出だ。陣営関係者は「今までのやり方だけで支持は広がらない」と語る。

 新たな支持層を掘り起こそうと、若者向けの発信を強化。昨秋からオンライン勉強会を開き、インターネット交流サイト(SNS)も積極的に活用する。ツイッターでは、街頭演説の告知の際などに「#会いに行ける元総理」のハッシュタグを付け、身近な存在をアピールしている。

 そうした取り組みが功を奏したのか、陣営によると菅の街頭演説を聞く若者が増えたという。「忖度(そんたく)政治が自民党政治だ。今回の選挙は政治を根本から変えるチャンスだ」。17日に長島が演説していたほぼ同時刻、隣駅のJR東小金井駅前での街頭演説では立ち止まって聞く若い女性の姿もあった。

 ただ、選挙戦の行方は見通せない。陣営関係者は語る。「向かい風は吹いていないが、追い風も吹いていない。楽観はできない」
 ◇立候補者名簿
 【東京18区】
 長島昭久 59 元防衛副大臣 自 前    推(公)
 子安正美 71 会社社長   無 新 
 菅直人 75 元首相    立 前
※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。自=自民党、無=無所属、立=立憲民主党。丸かっこは推薦政党。

3705チバQ:2021/10/22(金) 10:58:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/a07e649c3cc41e9852a11db2e1e3d94b2720545e
<ルポ短期決戦>激戦大阪2区 初勝利目指す維新 地元強調の自民 差別化図る立憲
10/21(木) 20:08配信

毎日新聞
集まった有権者らに支持を訴える大阪2区の候補者(右端)=大阪市阿倍野区で2021年10月19日、望月亮一撮影(画像の一部を加工しています)

 「岸田(文雄)首相は安倍(晋三)さん、菅(義偉)さんでも足りなかった改革の路線を、古い自民党時代に戻そうとしている」。大阪2区の日本維新の会、守島正氏は19日に大阪市阿倍野区での第一声で政権批判を展開し、改革姿勢をアピールした。

【あなたと政党・候補者の一致度は?】えらぼーと2021

 維新は、松井一郎代表(大阪市長)が安倍、菅両氏との強固なパイプを築いてきたが、菅氏の退陣で政権との蜜月関係に終止符が打たれ、対決色を強めている。

 大阪2区は、維新が国政に初挑戦した2012年以降の3回の衆院選で、毎回候補者を立てながら一度も勝利できていない府内2選挙区のうちの一つだ。維新は初勝利を目指し、公示直前まで大阪市議だった守島氏を擁立し、政治家一族で6選を目指す自民党の左藤章氏に挑む。守島氏は「ここで勝つことが、維新の唱える改革を全国に広げる意思表示になる」と意気込む。

 大阪府内では、改革志向が強い中堅・若手の自民党地方議員が10年、当時知事だった橋下徹氏をトップとして、地域政党「大阪維新の会」を結成。府議会、大阪市議会では、初めて挑んだ11年統一地方選の府・市議選以来、第1会派の座を守り、自民などの他党を圧倒している。

 11年の大阪市議選で初当選した「橋下チルドレン」の一人が守島氏だ。大阪市を廃止して特別区に再編する大阪維新の看板施策だった「大阪都構想」の制度設計にも関わるなど政策通として活躍。19年からは大阪維新の政調会長として政策全般のとりまとめを担う。

 不安要素は知名度だ。守島氏は大阪市議時代、大阪2区に含まれない大阪市東淀川区で選出されており、浸透が課題となる。維新は、新型コロナウイルスへの対応で発信力のある副代表の吉村洋文知事が公示日に2カ所で守島氏の応援に入った。吉村氏は街頭演説で「2区はずっと古い体質が続いてきた。ここでがらっと変えよう」と現状の改革を訴える。

 ただ、守島氏を支援している大阪維新の地元議員の中には、左藤家の秘書を務めていた人が多く、左藤氏を徹底批判することへのためらいも残る。ある議員は「恩義が簡単に切れるか。まとまらなければ勝てない」と、情を断って選挙戦に徹する必要性を語る。

 左藤氏は府知事や防衛庁長官を務めた義祖父や、法相・郵政相を歴任した義父を持ち、代々引き継がれた強固な地盤が強みだ。自民党岸田派に所属し、9月の党総裁選で派閥トップの岸田氏を総裁・首相へと押し上げ、自らも党幹事長代理のポストを得た。

 新型コロナ禍による延期を経て、10月9日に大阪市内で営まれた義父恵氏(1月死去)の葬儀には岸田氏も参列。左藤氏は「忙しい中、時間を割いて来ていただいた。こういう優しい心をもった政治こそ必要だ」と岸田氏との近さを強調してみせた。

 自らの議席を脅かす守島氏への批判は厳しさを増す。20日の街頭演説では「他の候補は落下傘。私はこの地で骨をうずめる。関係ない人たちにこの地を任せるわけにはいかない」と訴えた。府内のコロナ患者の死者数(20日時点で3031人)が、東京都に迫っていることを引き合いに、「(対策に)失敗して、『よくやっている』と言うのはおかしい」と吉村知事にも批判の矛先を向ける。

 立憲民主党の尾辻かな子氏は、前職として政府の新型コロナ対策を検証してきた実績をアピール。左藤氏らを念頭に「岸田さんのイエスマン」と批判し、維新については「与党の補完勢力である政党の議員では政府をチェックできない」と訴え、両氏との差別化を図っている。【田畠広景、隈元悠太、石川将来】

3706チバQ:2021/10/22(金) 11:14:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/091e28ab6f40517bd2f1c402e44bacec4b961f6b
東北の注目選挙区ルポ ㊥青森2区 
「大島氏VS田名部氏」の代理戦争の様相
10/21(木) 22:35配信

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産経新聞
席死守へ懸命

「江渡(聡徳)先生と(前衆院議長の)大島(理森)先生が築いてきた皆さんとの絆を受け継ぎ、新しい時代を作っていくためのスタートの選挙」

公示日の19日、青森県十和田市役所前で街頭演説を行った2区の自民党新人、神田潤一氏は声を張り上げた。演説では、候補者を選挙区と比例代表で入れ替えるコスタリカ方式によって1区で戦う自民前職の江渡氏と、自身を後継者に指名した大島氏を意識した言葉を並べた。傍らには、演説に盛んにうなずく大島氏の姿があった。

2区は八戸市が主戦場となる。同市ではこれまで、大島氏と田名部匡省元農水相・匡代参院議員(立憲民主党県連共同代表)との間で、保守勢力を二分した「八戸戦争」と呼ばれる激戦を繰り広げており、無敗の自民にとって議席死守は至上命題だ。

引退表明した大島氏も精力的に動いている。神田氏の総合選対本部長として陣頭指揮を執り、神田氏とともに企業、支持団体へのあいさつ回りも行っている。また、選挙区内に張り巡らせた党支部もフル稼働させ、組織票を固めながら票の上積みを狙っている。

選挙初挑戦の神田氏だが、八戸市政界では曾祖父が同市長を3期務めたことで知られ「神田姓はブランド」(陣営幹部)だ。それでも、選対の清水悦郎自民県連幹事長は「大島氏の選挙とは勝手が違う。きめ細かく動いて新たな支持層を掘り起こす必要がある」と気を引き締める。

与野党の見解一致

一方、立民新人の高畑紀子氏の陣営では、匡代氏の後援会が選挙活動を下支えしている。19日は八戸市内だけで街頭活動を展開し、夕方にスーパーマーケット前で行った演説には匡代氏も駆けつけた。

「コロナ禍で生活困窮者が増えている。生活者目線で皆さんの代弁者になりたい」と現場目線の政治を訴える高畑氏は、県公安委員長を務めたほか、観光業やホテル業に携わり、経済団体などに一定の人脈を持っている。田中満選対本部長は「街頭演説を中心に、一人でも多くの人に声掛けしていく」としており、支持層を固めるとともに、無党派層や非自民票の取り込みを図っている。今後は集会の開催も予定している。

共産党新人の田端深雪氏も19日は終日、八戸市内で支持を訴え「税金の使い方を根っこから変え、憲法9条を守るため政治を変える一票を」と呼びかけた。八戸市選出の同党県議や同市議、市民団体などと連携しながら、比例代表と連動した戦いで票の上積みを図っている。

選挙戦は、大島氏と匡代氏の「代理戦争」の様相を呈す中で、共産が党勢拡大を目指す構図。ただ、県政界を牽引(けんいん)してきた重鎮が政治の表舞台から退いたことで「一つの時代の終わりを告げる分岐点の選挙になるのでは」(清水氏)、「長らく続いてきた八戸戦争の終焉(しゅうえん)になるかもしれない」(立民県連の田名部定男選対本部長代理)と与野党の見解は一致している。

選挙結果は今後の自民、立民両党の県組織の趨勢(すうせい)にも影響を与えそうだ。(福田徳行)

3707チバQ:2021/10/22(金) 11:30:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/5db227570f60547f6078026c2237b5283557b263
自民、大都市苦境 東京「風」警戒 大阪は維新堅調
10/21(木) 20:47配信


産経新聞
JR川崎駅前に集まった有権者ら=19日午前、神奈川県川崎市(寺河内美奈撮影)

衆院選(31日投開票)に向け、岸田文雄首相(自民党総裁)や立憲民主党の枝野幸男代表ら与野党幹部は21日も全国を駆け回り、支持を訴えた。産経新聞社の序盤情勢調査で自民は単独過半数を維持する勢いだが、多数の選挙区で候補者を一本化した野党も浸透を図る。特に投票行動が読みにくい東京や、日本維新の会の地盤の大阪では接戦の選挙区が多く、自民は警戒を強めている。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン

「東京は有権者の入れ替わりが激しい。せっかく顔と名前を覚えてもらっても、次の選挙のときにはいなくなっていることも多い」

東京の選挙区に立候補した自民前職はこう漏らす。自民は一般的にドブ板選挙の徹底で地盤を強固にする戦略を得意とするが、人口の出入りが頻繁な東京では通じにくく、結果的に「風」に左右されやすい環境が生まれる。

新型コロナウイルス対応などで政権に批判が集まる中で行われた7月の都議選で自民は過去2番目に少ない33議席だった。岸田政権の誕生に伴い逆風は収まったが、「決して追い風に変わったわけではない」(党中堅)のが実情だ。

東京の25選挙区で自民は公明党とあわせ平成26年の前々回は23勝、前回の29年も20勝と結果を出してきた。今回は現時点で石原伸晃元幹事長(8区)や井上信治前万博相(25区)らも盤石とは言い難い情勢だ。政府与党への批判票を集めやすい立民や共産党などによる候補者一本化も不安要素で、甘利明幹事長らは21日、都内でマイクを握り、基本政策が異なる党同士の共闘を厳しく非難した。

大阪では19選挙区のうち、自民は公明候補が出馬した選挙区を除く15選挙区で維新と対決。大阪府知事でもある維新の吉村洋文副代表がコロナ対応でメディアに露出している影響もあって維新人気は根強く、現状で「当選確実」と言える自民候補は見当たらない。

自民に衝撃をもたらしたのが、政治資金問題を報じられた維新元副代表の辞職に伴い、3日に投開票が行われた府議貝塚市選挙区の補選だ。維新の不祥事がきっかけだったにもかかわらず、自民候補は大阪維新の会候補に大敗を喫した。

衆院選で自民は閣僚らを大阪に続々と送り込むが、ある自民候補は「新たな支援者を獲得しようと一歩外に出れば、周囲は維新支持者だらけ。逆風をまともに受けている」と苦り切った表情を見せた。(石鍋圭、清宮真一)

3708チバQ:2021/10/22(金) 13:33:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa89c2fb0051906f67e49cda80b39f586e17adab
神経とがらせ「飛び込み警戒」 突然の立候補者への対応とは【#あなたの衆院選】
10/22(金) 10:02配信


毎日新聞
集会で支援者に主張を訴える候補者=福岡市で2021年10月19日、津村豊和撮影(写真と本文は関係ありません)

 選挙報道のために、報道機関がそれぞれの候補者から入手しなくてはならないものがある。顔写真と、候補者に経歴などを書いてもらう「調査票」だ。立候補者全員の正確な情報を報じるため、公示日などには自治体の選挙管理委員会のそばで事前に把握できていない立候補に備えて待機することもある。業界で「飛び込み警戒」と呼ばれる仕事の一端を紹介する。【柳澤一男】

【写真特集】9党首の第一声の演説内容

「緊張の時間」神経とがらせ選管前で待機
 衆院選が公示された19日、記者は昼過ぎに東京23区内のある区役所に向かった。朝から詰めていた同僚記者と交代して「飛び込み警戒」の仕事につくためだ。

 選管事務局の近くにあるフリースペースに陣取ると緊張の時間が始まる。事前に把握していない立候補があった場合、ここで候補者の顔写真と調査票を得られなければ、紙面やウェブの立候補者一覧に載せることができなくなるからだ。突然やってくる立候補者がいないか神経をとがらせた。

 調査票とは報道機関が選挙を報じる上で欠かせない候補者の情報を書いてもらう書類のことだ。氏名や生年月日、現在の職業や肩書といった基礎的な情報から、届け出る党派や出馬経験など記載内容は多岐にわたる。主要政党の立候補者や現職議員は連絡先がすぐに分かるため、調査票や顔写真は早めに入手できる。だが、無所属新人らの立候補を事前に把握することは難しく、選管前でチェックを続けることになる。

 顔写真については、各報道機関とも加工されたものや古い写真の掲載を避けるため、提供写真ではなく、各候補予定者に撮影をお願いしている。

 実は顔写真や調査票を集める作業は公示前から始まっている。記者会見などを行わない無所属新人の場合は、選管に必要書類を取りに来たり、事前審査のために来たりする候補予定者に一人一人に声をかけてお願いしている。

「ほっとして力が抜ける」調査票受けとるまでの苦労
 公示数日前のことだ。記者が担当する選挙区に無所属新人の太田さん(仮名)が出馬するかもしれないとの情報が同僚記者から入った。太田さんは選管を訪れたものの、調査票の提供を依頼するまではできなかったようだ。

 記者にとっては耳にした覚えのある名前だった。前にも選挙に出たことがある人じゃないかと思い当たり、会社で過去の資料をめくった。やはり4年前の衆院選に出た際の太田さんの調査票が見つかった。

 調査票にあった固定電話はつながらず、ひとまず記載先の自宅に向かう。少なくとも公示前日までには候補者全員と接触して調査票と顔写真を手に入れるのが理想だ。だが呼び鈴を鳴らすものの、反応はない。1時間半ほど待ったが帰宅せず、お願いの手紙とともに調査票と返信用の封筒などを置いていくことにした。手紙に連絡先を書いて祈るような気持ちで新聞受けに差し込んだ。

 「おはようございます。昨日は済まんね。忙しくて遅い時間に帰ったもので」。翌朝、太田さんから電話がかかってきた。事前審査のため選管に行く機会があるといい、そのあとで対応してくれるという。写真撮影の約束も取り付けるとほっとして力が抜けた。太田さんからは無事新しい調査票をもらうことができた。

公示日当日、午後5時までの緊張の時間
 こうして迎えた公示日当日。カメラと、空欄が並ぶ調査票を手にして新たな候補者が来た場合に備える。選管が見える場所で待機しつつ、1時間に1回、選管事務局にも誰か来ていないか確認した。緊張の時間は届け出が締め切られた午後5時に終わった。選管に近づくと職員が右手を横に大きく振って「朝のまま変更なく締め切りました」と教えてくれた。

 今回の衆院選で小選挙区から立候補した人は857人に上る。全ての候補者に協力してもらい、得られた情報を報じることで投票の参考にしてもらう。公示日の紙面が完成するまでには各地の選管で同じような「飛び込み警戒」が行われている。

あなたの衆院選

「あなたの衆院選」は毎日新聞社とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。選挙の基礎知識のほか、政策課題などに

3709とはずがたり:2021/10/22(金) 14:46:44
風変わりな9連ポスターで「無敗の男」を包囲 衆院茨城7区の異変
https://mainichi.jp/articles/20211016/k00/00m/010/047000c?inb=ys
茨城
毎日新聞 2021/10/16 09:44(最終更新 10/16 11:58) 1136文字

 事実上の選挙戦が始まった衆院選。茨城7区では風変わりなポスターが注目を集めている。9人の男女が写る「9連ポスター」。自民党前職の永岡桂子氏(67)を中心に、選挙区内全8首長が勢ぞろいした。かつて首相候補とも目された立憲民主党前職、中村喜四郎元建設相(72)の陣営からはため息が漏れる。いったい何が起こっているのか。

 永岡氏の陣営によると、ポスターは今年3月下旬から茨城県南西部の結城市や境町などで約1500枚、自民党広報板に張ったという。演説会を告知する政党活動ポスターで、市町長は弁士の扱い。中村氏の陣営幹部は「『中村はひとりぼっちだよ』とアピールしている。こんなことは今まで無かった」と嘆息する。


 選挙に強い中村氏は「無敗の男」の異名を取り、通算14回の当選を誇る。1994年にゼネコン汚職事件で逮捕され、自民を離党してからも無所属で当選を重ねた。その秘訣(ひけつ)は徹底した「どぶ板選挙」にある。2003年に最高裁で実刑判決が確定し、04年に仮釈放されると「昼間は支持者回りを300軒、夜は集会場で後援会の役員会」(関係者)のおわび行脚を展開。05年の選挙で復活を遂げた。

 対する永岡氏は初出馬した05年以来、5回連続で比例代表の復活当選に甘んじてきた。だが今回は選挙区内の首長全員を取り込み、中村氏を支援する県議会会派の切り崩しにも成功。4人中3人が自民会派に転じ、最後に残った中村氏の元秘書も永岡氏の支援を表明した。さらに中村氏が立憲から出馬することで、前回まで3回続けて中村氏に推薦を出した公明党も永岡氏の推薦に回った。


 「包囲されたとかは、よくある話だ」。中村氏は9月下旬、報道陣に強気の姿勢をアピールした。だが選対幹部は「立憲入りに反発する支持者も少なくなく、厳しい戦いになる」と不安を隠さない。

 永岡氏に近い県議は9連ポスターについて「『首長が全て自民に変わった。これが今の構図』と伝える内容。最初は『なんだこりゃ』という人が多かったが、理解してもらっていると思う」と説明する。

 長く保守系無所属だった中村氏は近年、野党共闘を後押しする立場に転じた。立憲入りはその延長線上にある。だがそうした選択がプラスになるとは限らない。「家族単位ほどの小さな支援者グループをたくさん作る。個人個人のつながりだから切り崩せない」(陣営古参幹部)という支持者に、9連ポスターはどう映ったか。答えはもうすぐ明らかになる。

 茨城7区ではこのほか、参院議員秘書で日本維新の会新人の水梨伸晃氏(42)も立候補を予定している。【小林杏花、安味伸一】

衆院茨城7区・予想される顔ぶれ(50音順)
永岡桂子  67 元副文科相

中村喜四郎 72 元建設相

水梨伸晃  42 参院議員秘書

3710チバQ:2021/10/22(金) 15:55:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/e84d518747deb50cfef9d84df5ec42051b418d64
「月曜から夜ふかし」で人気の新宿2丁目名物ママも衆院選に出馬していた!
10/22(金) 11:30配信

東スポWeb
ゆっこママ氏(東スポWeb)

 マツコ・デラックスと関ジャニ∞村上信五の人気番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)の“名物素人”が、今回の衆院選に出馬していた。


 東京・新宿2丁目などでゲイバーを営むゆっこママ(35)だ。比例代表・東京ブロックで、「政権交代によるコロナ対策強化新党」から出馬。しかも名簿順位は、清水三雄党首に次ぐ2位。

 選挙活動では本名の「金澤祐介」とともにママ名も使うらしい。大手メディアが特設した衆院選サイトの候補者一覧で「ゆっこママ」を見つけたファンらは「これ、マジ?」「この名前でいくところがすごいですよね」「何かの罰ゲームかな?」とツイッターで驚いている。

 ゆっこママ氏が「月曜から夜ふかし」に登場したのは7年前。夜の街の定番あいさつ「お疲れ〜」を改良した「お疲レーシック。角膜ペリペリ〜」などのギャグがウケ、一躍人気者になった。「店はもともとゲイ向けだったけど、テレビ出演でノンケ(そのケのない男女)が詰め掛け大繁盛。かなり潤って、銀座に2号店を出したほど」とは2丁目関係者。

 今回の出馬で、本名や年齢、出身(茨城県)や最終学歴(東京外語専門学校)が公になった。またフジテレビの「キムタク」こと木村拓也アナは、祖母の弟の孫、つまりはとこだ。これはゆっこママ氏本人が5年前、自身のブログで明かしている。

 前触れのなかった出馬だったため、SNSのフォロワーや同業者はビックリ。本人的にも急な出馬だったようで、選挙ビラを見ないと所属政党名すら言えない自虐動画をSNSに投稿している。「ただ、ゆっこは以前コロナにかかり、味覚をなくした経験がある。コロナ対策をうたう新党からの出馬は矛盾してない」と同関係者。

 SNSに「出馬したものの、政治まったくわかんない! とにかく同性婚実現させます! 彼氏いないけど!」と投稿しているゆっこママ氏だが、「前は某プロレスラーと長く付き合っていた」(前同)そうだ。

東京スポーツ

3711チバQ:2021/10/22(金) 15:56:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce50e42bb1482aca4cde33cc88adf0c1b98ec5c8
【大阪】吉村知事の人気で維新が席巻?「比例で惜敗率を争う身内が敵」と自民〈dot.〉
10/22(金) 8:27配信

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日本維新の会の松井一郎代表(左)と吉村洋文副代表のツートップ(C)朝日新聞社

 衆院選前半戦の情勢が見えてきた。政権与党、自民党は伸び悩み、単独過半数(233)に届くか微妙な状況だ。自民党幹部は苦々しい口調で話す。

【図版】自民、維新、立憲など大阪19小選挙区のシミュレーションはこちら

「自民党の情勢調査でも苦戦の数字になっている。こちらが減らした議席は立憲民主党と日本維新の会へ流れそうだ」

 解散前の勢力が10議席だった日本維新の会は、ホームグラウンド・大阪での勢いが顕著だ。府内の19小選挙区のうち、維新は15人の候補者を擁立。入手した自民党、立憲民主などの情勢調査を見ると、維新がかなり優勢という結果になっている。

 自民党が維新と互角、優勢に戦っている選挙区は4つの小選挙区にとどまっていた。

「大差がついている小選挙区もあり、大阪は維新に惨敗しかねない」

 自民党の小選挙区候補者は危機感をこう募らせる。公明党が候補者を擁立する4つの小選挙区は、自民党、維新と調整しており、いずれも優勢だ。また、大阪10区は立憲民主の前職、辻元清美氏と自民党の前職、大隈和英氏、維新の新人、池下卓氏の3つ巴となっている。自民、立憲の情勢調査ではいずれも辻元氏が優勢となっている。


 ちなみに2017年の衆院選で小選挙区は、自民党が10議席、維新は3議席だった。しかし、今回は逆転しかねない情勢だという。

 維新の原動力は、大阪市長の松井一郎代表と大阪府知事の吉村洋文副代表のツートップだ。公示日も大阪市内で2人がマイクで呼びかけると、多くの聴衆が集まった。

 岸田文雄首相が「成長と分配の好循環」と掲げている経済政策に吉村氏はこう噛みついた。

「自民党が分配するには元手が必要だ。成長する機会がないと分配できない。その土台が必要でそれが改革です。自民党は改革を放棄しました。維新はやってきた。改革して成長させる。改革なくして成長なし。国の主導で経済はよくなりません。改革政党は維新の会しかない」

 維新の小選挙区立候補者は手応えをこう話す。

「吉村、松井両氏が応援に来てくれると、コロナ禍なのに吸い寄せられるように人が集まります。街宣車で吉村氏の声が録音された音声を流すと急に手を振ってくれる。維新の創立者、橋下徹氏と遜色ないパワーを感じます。コロナ禍で吉村氏が全国区の知名度となり、維新の改革という言葉に好感が得られていると思いますね。自民党の怖さはあまり感じません。維新の党本部には吉村氏への応援要請が殺到し、取り合いになっていると言っていました」

 これまで大阪府が中心だった維新の勢力。今回は兵庫県や京都府の小選挙区でも自民党や立憲民主の候補者と「互角」という情勢調査の数字もある。そこで、注目されるのが比例の議席数だ。

 17年の衆院選では近畿ブロックは自民党が9議席、維新は5議席だった。

 今回は自民、立憲民主などの情勢調査から自民党の前回並みより、維新はさらに上積みすると予想される。

 自民党は大阪の小選挙区で維新に敗れる候補者が増えるとなれば、比例で争いが激化する。仮に自民党が比例で前回の9議席を確保できたとしても、比例順位の1位は前職の奥野信亮氏、2位は元大阪市議の新人、柳本顕氏がすでに決まっている。次の3位は近畿ブロックの小選挙区の候補者が横一線に並び、残る椅子は7議席のみだ。


 奥野氏は小選挙区から比例区に党の方針で転出していたので既定路線とみられる。「番外」だったのは柳本氏だ。衆院選の直前、公明党が議席を確保している大阪3区から無所属で出馬を宣言したが、最終的には撤回して比例にまわった。自民党幹部がこう打ち明ける。

「大阪や近畿の小選挙区の候補者からすごいクレームが来ているのが近畿比例ブロックだ。柳本氏は突然、無所属で出馬と言い出し、公明党からすさまじいクレームがきた。抑えるために本部が柳本氏を比例2位にした。『ごねたら、上位になるのか』と妬む大阪の候補者もいます」

 柳本氏は出発式で比例にまわった複雑な胸中をこう語った。

「自民党公認でなければ批判を受けたかもしれない。自民党という枠組みを突き抜けて、一市民として立候補する覚悟もあった。ご期待に応えられなかったかもしれないが…」

 複数の自民党の候補者から「なんで自分より柳本氏の方が比例で上やねん」という声も聞かれる。自民党の小選挙区候補者はこう天を仰ぐ。

「維新がこれだけ強いと、大阪では小選挙区は3、4議席ほどでしょう。比例の近畿ブロックでは最後は身内が敵になる。惜敗率を争うような叩き合いになりますよ」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

3712名無しさん:2021/10/22(金) 16:00:30
選挙公報見たら調布市長が自民と立憲の両候補応援してる
都議選は中選挙区だったからいいけど小選挙区でこれやって大丈夫かな
https://www.r3syuugiinsen1.metro.tokyo.lg.jp/img/syousenkyoku/area/area22.pdf

3713チバQ:2021/10/23(土) 09:28:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/55e57272fe081a0aeaae1bf3df887e5fa8e4ceab
衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は
10/23(土) 6:01配信

「横浜市長選のてん末にびっくりした人もいると思う。結果が出せなかった」

 公示日19日に同市鶴見区で行われた自民党の中西の出陣式。マイクを使わず、大きな声であいさつする元衆院議員の小此木八郎の姿があった。

【写真で見る】出陣式や街頭での神奈川3区の候補

 3区を地盤とし、8度の当選を重ね、国家公安委員長を務めたベテラン。8月の市長選に突如、無所属で立候補を表明し、後継候補には中西を指名した。

 自民が進めてきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致に反対の声を上げた波紋は大きく、市長選で自民が分裂した一因となった。落選し、政界を引退した小此木は「みなさん複雑な思いをされていると思う。だが、中西さんを一緒に応援してほしい」と声を振り絞った。

 小此木を長年支援してきた男性は「市長選で自民党内が大混乱した。勝てば良かったが、結果は完敗。頑張った支援者ほど『しばらく選挙はやりたくない』と思っている」と話し、自民の牙城が揺らいでいると感じている。

 今回の選挙戦では「小此木が立候補した」と勘違いされないよう、小此木は街頭では中西と一緒に立つことはない。しかし、数多くの支援者を紹介するなど顔をつないできた。それでも、3代にわたり横浜で築いた「小此木ブランド」の票が、中西に受け継がれるかは未知数だ。

 中西は神奈川選挙区選出の参院議員2期の実績があるとはいえ、3区の支部長になったのはわずか2カ月前。「準備期間が短く、名前が浸透していない」と陣営は危機感を募らせる。有権者から「小此木先生の後は誰が出るの」と目の前の中西自身が尋ねられることもあるという。

 一方、野党など候補3人は小此木の引退を絶好の好機と捉える。選挙戦序盤の20日、鶴見駅前で演説する立憲民主党の小林は、有権者の反応が良くなっていると感じていた。「引退は大きな転機で、『頑張れ』と声を掛けられることが多くなった。政治に変化を求めている人が増えているのでは」と期待する。

 神奈川区内で保護猫カフェを経営する無所属の藤村も選挙の構図に大きな変化があったことを出馬理由の一つに挙げた。

 好機と捉える一方、野党陣営は歯がゆい思いも抱いている。野党共闘による候補者の一本化が進み、県内18選挙区のうち7選挙区で一騎打ちの構図が生まれた。しかし、3区では立民と共産が競合したからだ。

 共産の木佐木は鶴見区選出の元県議で、小選挙区では横浜市内唯一の共産候補。共産の県委員会が神奈川区に本拠を置くなど共産が比較的強い地域ということもあり、立民との一本化が実現できなかった。

 野党陣営の幹部の一人は声を落とし気味に言う。「自民候補を倒す大きなチャンスが巡ってきたが野党共闘ができなかった。政権交代を実現させるという強い思いを有権者に伝えたいのだが」=敬称略

神奈川新聞社

3714チバQ:2021/10/23(土) 09:28:58
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/nishinippon-1000820346.html
【激戦区ルポ】争点は「安倍政治」 元秘書と「西岡党」激突、長崎1区
2021/10/23 06:00
 22日夕、長崎市の繁華街。元首相安倍晋三が車の上でマイクを握った。自身の秘書を17年間務めた自民党新人、初村滝一郎の応援に駆け付けたのだ。

 「誰よりも生まれ故郷、長崎を愛する男。私の右腕です」。初村をたたえ、千人以上の聴衆に支持を呼び掛ける。その後、初村と力強くグータッチ。2人並んで3度拳を突き上げた。

 父は中選挙区時代の長崎1区の衆院議員、祖父は元労相の政治家一家で育った初村。だが、出身は選挙区外の長崎県諫早市だ。出馬が決まった背景には、安倍の働き掛けが影響した。

 前回衆院選で比例復活した前職が6月、不出馬を突然表明し、党県連は候補を公募。当初は女性県議が有力視されたが、初村が応募を決意すると、安倍は県連関係者に直接電話を入れた。「しっかりと公正に選んでください」-。「(安倍の顔をつぶすと)先々やっかいだ」(県連幹部)。そんな空気が急速に広がり、選考はスピード決着した。

 初村がアピールするのは安倍の秘書時代に培った官邸や省庁とのパイプだ。「永田町、霞が関、官邸。政治のど真ん中で経験を育めた」。この日の演説では国政中枢との近さを強調。今後の選挙戦でも、前首相の菅義偉や経済産業相の萩生田光一が来援する。官邸主導の「1強政権」を7年8か月も維持した安倍の下で、手足となって働いた初村。「官邸や霞が関を知り尽くし、どんな事業をするにも国の支援が欠かせない長崎にとってこれ以上の人材はいない」。県連関係者は期待を寄せる。

 ただ、安倍を巡っては「森友、加計(かけ)学園」や「桜を見る会」などの問題が今もくすぶり、「安倍との近さ」を打ち出し過ぎれば「反安倍」の有権者の票が逃げる危険をはらむ。長崎1区がある被爆地・長崎市はリベラルな考えを持つ有権者が少なくなく、憲法改正の主張など保守色の強い安倍をどう受け止めるかも不透明だ。

 仮に初村が敗れれば、永田町での安倍の求心力が低下する可能性もある。「落選して安倍さんの顔に泥を塗ったら、長崎がどんな目に遭うか…」。県連関係者は緊張感もにじませた。

      ■

 22日昼。安倍と同じ場所で、国民民主党代表の玉木雄一郎も街頭に立った。安倍政権から続く「1強」が森友学園の問題を巡る公文書改ざんや、国会軽視の姿勢をもたらしたと指摘。「安倍、菅、岸田政権」とひとくくりし「都合の悪いことは説明しない。そんな政治は即刻やめてもらいましょう」と声を張った。

 前回、希望から出馬して初当選した九州唯一の国民前職、西岡秀子の応援に玉木が入るのは、10月に入り3度目だ。党の支持率は低迷し、西岡は比例復活は厳しい。元参院議長の父から継いだ地盤は「西岡党」と呼ばれ保守層にも浸透するが、自民を挙げた支援を受ける初村の戦いぶりは大きな脅威だ。

 そこで陣営は「政治の信頼」の争点化を狙う。「安倍政権以降に政治への信頼が失われた」と捉え、玉木は初村を「安倍政権の象徴」と断言。陣営関係者は「初村さんは安倍氏の『負のイメージ』も引きずっている」と話す。

 共産新人の安江綾子も、街頭などで政権交代の必要性を訴えている。=敬称略 (泉修平、岡部由佳里、松永圭造ウィリアム)

   ◇    ◇ 

 論戦が続く衆院選。注目の選挙区の攻防を追う。 (随時掲載)

3715チバQ:2021/10/23(土) 09:30:46
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/nation/hochi-20211022-OHT1T51184.html
菅直人元首相「東京18区長菅戦争」自身政権時の防衛政務官だった長島昭久氏と事実上の一騎打ち
2021/10/23 06:00スポーツ報知

菅直人元首相「東京18区長菅戦争」自身政権時の防衛政務官だった長島昭久氏と事実上の一騎打ち

菅直人元首相(左)と長島昭久氏

(スポーツ報知)

 東京18区は、かつて民主党で行動を共にしていた自民党の長島昭久元副防衛相(59)と立憲民主党の菅直人元首相(75)が、敵味方に分かれて激しい「長菅戦争」を繰り広げている。民主党政権時は、菅内閣で防衛政務官を務めた長島氏。自民党の土屋正忠元武蔵野市長(79)からバトンを受け継ぐ形で、東京21区から「国替え」して18区から出馬した。選挙戦は事実上の一騎打ちの様相になっている。

 公示日の19日午前、図らずも2人が出陣の地に選んだのは、府中市にある大国魂神社の大鳥居前だった。平日も多くの人でにぎわいを見せる場所で、菅氏は手を合わせ必勝を祈願。東日本大震災時の首相だった際に掲げた「原発ゼロ」を打ち出し、「もう一度、政権奪取をしようではありませんか!」と声を張り上げた。

 菅氏はこれまで、自民党の土屋氏と5度の「土菅戦争」と呼ばれる激戦を繰り広げてきた。2勝2敗で迎えた17年衆院選では、約1000票の僅差で菅氏が勝利。1980年の初当選から40年以上にわたり、「政治家として鍛えられた場所」で強固な地盤を築く。

 知名度は既に十分だが、公示日前から「本人」と書かれたタスキをかけ「声をかけていただくことがありがたい」と謙虚な姿勢も。その裏には「長島氏の存在もちらついているはず」と立民関係者は明かす。公開討論会では舌鋒(ぜっぽう)鋭く、長島氏に「なぜ18区に移られたのか、きちんとお答えいただきたい」と要求。菅氏と共に市民運動を行ってきた伸子夫人は「政治家は国民に信じてもらわなければできない仕事。信じられない人を18区から送らないでほしい」と断じる。菅陣営の府中市議の稲津憲護氏は「年齢的にも潮時という話も出ていたが、菅さんも今回は“最後のお願い”と銘打っている。強い思いで戦っている」と話す。

 一方、選挙区を替えて初陣となる長島氏は、選挙カーの使用をやめ、徹底した“ドブ板”で臨む。もともとは外交安全保障を重視する保守政治家。民進党(旧)時代に共産党との共闘路線に疑問を感じ、17年に離党。19年に自民党に入党した。

 だが、昨年から猛威を振るった新型コロナウイルスが直撃し、有権者と触れ合う機会は激減。長島陣営の小金井市議・遠藤ゆりこ氏は「知名度が足りない。正直言って、現状は不利な立場」と危機感をあらわにする。

 自民党本部は東京25選挙区のうち、18区を最重点地区に位置づける。7月の都議選で、自民は8議席増の33議席にとどまり、党内では都市部での自民離れを懸念する声が高まっている。党は野党の象徴でもある元首相に狙いを絞り、河野太郎広報本部長や菅義偉前首相が応援に入った。長島氏は約4時間、マイクを使わずに有権者の声をひたすら聴く独自の戦い方を展開。「相手は元首相。こちらは著名な人を呼ぶし、開票日までにどれだけ長島の顔と名前を知ってもらえるかが鍵」(選対関係者)。同区からは無所属新人の子安正美氏(71)も立候補。熾烈(しれつ)な戦いは最終盤まで続く。(増村 花梨)

 ◆東京18区(武蔵野市、府中市、小金井市)

長島 昭久59 自民前〈6〉

子安 正美71 無新

菅 直人75 立民前〈13〉

※敬称略、届け出順。〈数字〉は当選回数。年齢は31日の投開票日現在

3716チバQ:2021/10/23(土) 09:32:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/5da545e278e0b9bd876346bcf5b24fa42c2f3145
石原王国崩壊危機…「軍団」解散の年に、伸晃氏 11回連続当選黄信号
10/23(土) 5:30配信

スポニチアネックス
公示日の19日に、東京・南阿佐ヶ谷の杉並区役所前で演説を行う石原伸晃氏

 ◇衆院選2021 31日投開票

 れいわ新選組の山本太郎代表(46)による出馬表明と撤回で注目された東京8区。自民党の石原伸晃元幹事長(64)と野党統一候補で立憲民主党の吉田晴美氏(49)が激しく競り合っている。11回連続当選を目指す伸晃氏の牙城とされてきたが、今回は小選挙区での敗北の危機も指摘され、永田町では「石原王国の崩壊か」とのささやきも漏れ始めた。

【写真】東京3区に出馬している石原伸晃氏の弟・宏高氏

 突然の東京8区出馬宣言で騒動を巻き起こした後、比例東京ブロックから出馬した山本氏は22日、同区内のJR阿佐ケ谷駅前で演説を行った。ここに吉田氏がゲストとして合流。「1枚目の投票用紙には吉田晴美、(比例の)2枚目には“れいわ”とお書きください」とアピール。小雨が降る中、足を止める有権者が続出し、気付けば聴衆は約200人規模へと拡大。山本氏が与党を批判するたびに「そうだ、そうだ!」の合唱や拍手が湧き起こった。

 吉田氏は「野党統一候補として戦う責任と感謝でいっぱい」とあいさつ。山本氏から「衆議院で会いましょう!」と声を掛けられグータッチを交わした。吉田氏は演説終了後に報道陣に対し「(山本氏の応援は)心強かった。感無量です」とバックアップに感謝した。

 自民党都連関係者はこの様子に表情を曇らせた。「野党統一候補になった効果と“山本騒動”で吉田氏の知名度が上がった。そして今回のような“合流街頭”でさらに勢いづくかも」と口にしたのは懸念。中選挙区時代を含め、同区を地盤として10回連続の当選を果たしている伸晃氏だが、関係者がやきもきするのには不安材料があるからだ。17年の衆院選では約9万9000票で伸晃氏が当選を果たすも、次点だった吉田氏は約7万6000票。これに希望の党候補、共産党候補の票を合計すると13万9000票となり、伸晃氏の票数を上回る。

 都政関係者は「この4年間、地元で地道に出馬の準備をしていた吉田氏には“山本乱入”に遭って気の毒との同情の声も広がった。石原氏をリードしているとの調査もある」と明かす。

 石原陣営では「これまでで一番厳しい戦い」との声が上がり、危機感が広がっている。石原氏はこの日、JR高円寺駅前などを遊説し「今回は本当に厳しい選挙です」と頭を下げた。杉並区役所前で行った19日の第一声でも、地元企業など約300人の支援者の前で「政治信念の違う野党共闘に負けるわけにはいかない」とマイクを握る手に力を込めた。

 父の石原慎太郎氏(89)の背中を追いかけ初当選したのは90年。慎太郎氏は68年に参院選で初当選し、72年に衆院に鞍替えした後、75年に都知事選で落選したが、この1年を除き、国政の場から石原家が遠ざかったことはなかった。自民党関係者は「仮に伸晃氏が小選挙区で敗れても比例復活の可能性が高いが、現在、石原派の閣僚はゼロ。派閥の領袖(りょうしゅう)として一国一城の小選挙区を落としたら影響力の低下は加速するだろう」とみる。弟の石原宏高氏(57)も東京3区で激戦だ。今年に入り、かつて力強い援軍だった「石原軍団」も解散。政界の石原王国の存続にも危うい空気が流れる。

3717チバQ:2021/10/23(土) 09:35:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/9674a81cc9946983a7d70ad66683fc3b5edb657a
千葉8区 一本化手応えの本庄氏 実績訴える桜田氏
10/22(金) 22:10配信


産経新聞
夕闇の柏駅前で帰宅を急ぐ市民に支持を訴える8区の立候補者=20日(江田隆一撮影)

千葉県柏市の一部と我孫子市が選挙区の衆院千葉8区は事実上、自民と立憲民主の一騎打ち。4年前の前回選挙に続き、柏市長選も同じ投開票日となったが、立民新人の本庄知史氏が市長選と連動し、野党一本化で序盤戦を優位に進める。自民前職の桜田義孝氏は「保守」を訴え、与党支持層固めや票の上積みで巻き返しを狙う。

「次期市長選には立候補しない」。8月30日の定例会見での秋山浩保市長(53)=現在3期目=の発言が始まりだった。9月10日、れいわ新選組で8区からの出馬が決まっていた元職の太田和美氏(42)が、市長選への転向と衆院選での立民支持を表明。公示直前の13日には共産党が擁立を見送り、初めての野党一本化が実現。前回の与野党三つどもえから与野党対決になった。

本庄陣営は、自民の指定席化した議席奪取のチャンスと意気込む。桜田氏は前回10万115票を獲得したが、得票率は5割を下回る約48・8%で、一本化ならこれを上回るからだ。

野党一本化に加え、本庄氏は街頭活動での無党派層の獲得に力を入れる。2年前から「400回、駅頭に立った」(本庄氏)。公示前から立民幹部が応援に入り、岡田克也元副総理の秘書を長年務めた本庄氏の「即戦力」をアピールしている。本庄氏は街頭で「政治を私物化し、生活を苦しくした自民党1強政治の打破」を訴える。激励の声を掛けてくれる人も増えているといい、陣営は手応えを感じている。

小選挙区制導入の平成8年に初めて当選した元五輪相の桜田氏は8期目を目指す。秋山市長と並んだ写真が目を引く自民党の機関紙号外を配るなど、地域密着やこれまでの実績を訴え、保守層や支持層固めを進める。街頭では「日本の領土、領海、領空を守れるのは自公連立政権だけしかない。日本を存続させるため負けるわけにはいかない」と訴える。

失言で五輪相を辞任した過去を心配する声があるが、地元では人柄の良さには定評があり、「もう一度、大臣をやって」の声もある。野党関係者も「桜田陣営には底力がある。しっかり票を出してくるだろう」と警戒する。

無所属新人の宮岡進一郎氏は選挙公報で政策を訴える。(江田隆一)

3718チバQ:2021/10/23(土) 09:36:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/812f389fbe9af77a5837dd732ec6d340816eb8fa
青森2区、因縁の「八戸戦争」が再燃 大島氏VS田名部氏
10/23(土) 6:00配信

河北新報
 自民党の大島理森前衆院議長が引退した青森2区で、因縁の「八戸戦争」が新たな形で再燃している。大島氏と立憲民主党の田名部匡代参院議員は過去6回の衆院選で直接対決し、保守勢力を二分する戦いを繰り広げてきた。2人は今回、それぞれ候補者擁立の中心的役割を担い、選挙戦でも前面に立って激しい火花を散らしている。

■大島氏、自身の後援会をフル回転

 「国政に立たせてもらった37年間、ご支援や激励、ご指導いただいた」

 19日夕、八戸市内であった自民新人神田潤一候補(51)の街頭演説。議長在任最長を記録した大島氏が切り出すと、さながら引退セレモニーのような雰囲気に包まれた。さらに続ける。「私を育てた皆さんの力を神田さんに与えてほしい」

 背筋を伸ばし隣に立つ神田候補は「大島さんが築いた古里との信頼、絆を途切れさせない。たすきをつなぎ、新しい時代をつくる」と後継をアピールした。

 大島氏は陣営の総合選対本部長として指揮を執る。地域に張り巡らせた自身の後援会は当面存続させ、フル回転させる。公示から数日間、神田候補に付き添って市町村を一巡し「大島の選挙」を印象付けた。

 神田候補も政策を語るより、大島氏に絡めた話題に時間を割く。陣営幹部は「おんぶに抱っこで構わない。引退の節目に泥を塗ることがあってはならない。大島氏の名があってこそ組織がまとまる」と話す。

■田名部氏、父から続く支持者が奔走

 自前の支持基盤を持たない点では、立民新人高畑紀子候補(58)も同じ。後ろ盾になるのが八戸市で根強い人気を誇る田名部氏だ。「田名部党」とも呼ばれ、元農相の父匡省氏の時代から連綿と続く支持者たちが高畑候補を売り込む。

 「選択肢を示そうと立ち上がってくれた高畑さんと一緒に、この国の政治を変えてほしい」

 田名部氏は19日午後、市中心部を回っていた高畑候補に駆け付け、結束を演出してみせた。この日の第一声で高畑候補は「生活者の目線で国政に声を届ける」と熱弁を振るった。「匡代さんゆかりの八戸で、選挙戦をスタートさせる。私にもご支援いただけると心強い」と、田名部党への呼び掛けも忘れなかった。

 ただ田名部氏は来夏の参院改選を控え、2区だけに入り浸るわけにいかない事情を抱える。県内の他の立民候補はもちろん、全国からも数多く応援依頼の声が掛かる。陣営幹部は「少し絞ってもらえれば」と気をもむ。

 小選挙区制が導入された1996年の衆院選以降、旧青森3区で大島氏と田名部親子は7回激突し、議席を争った。2016年に田名部氏が参院にくら替えしたのに続き、大島氏が引退。八戸戦争は終結を迎えるかにみえたが、その気配は今のところない。

 青森2区では、共産党新人の田端深雪候補(64)も党の政策を訴えている。

【青森2区立候補者】

神田 潤一 51歳 自新(公推)

高畑 紀子 58歳 立新 

田端 深雪 64歳 共新 

河北新報

3719チバQ:2021/10/23(土) 09:37:57
https://news.goo.ne.jp/article/tokaitv/nation/tokaitv-20211022-1633-12819.html

「何党」より「何をして頂けるのか」…全トショックで労組票どこへ 激戦の愛知13区 “共闘”への抵抗感も
2021/10/22 16:33東海テレビ

「何党」より「何をして頂けるのか」…全トショックで労組票どこへ 激戦の愛知13区 “共闘”への抵抗感も

ニュースOne

(東海テレビ)


 4年ぶりに実施される10月31日投開票の衆議院議員総選挙。今回から大きく変わろうとしているのが、「労組は野党を支える」という構図です。労組がスタンスを変える理由や、現場への影響について取材しました。

■変わる労組のスタンス…旧民主党系政党を支援してきた関係に変化

立憲民主党の大西健介氏: 「岸田政権が変われないなら、私たちが変えるしかない。皆さんと一緒に変えていきたいと思います」


 10月19日、JR刈谷駅前から選挙戦をスタートした、立憲民主党の前職の大西健介さん(50)は、今回5期目の当選を目指しています。


 戦いの舞台となる愛知13区は、刈谷市や安城市など5市からなる西三河南部のエリアで、毎回自民党と旧民主系の政党の激戦となることで知られています。もともと自民党を支持する保守層の強い土地柄ですが、それと同じぐらい労働組合が強いためです。


 とりわけ、デンソーやアイシンといったトヨタグループ各社の労組の組合員が多く住んでいて、その支援なしでは選挙は戦えません。


立憲民主党の大西健介氏: 「(13区が)日本でも有数の豊かな自治体であり続けているのは自動車産業のおかげで、そこで働く皆さん、組合の皆さんとも一緒になって、同じ方向で私はやっていけると思います」


 選挙では労組に支えてもらい、当選すればその意図する政策の実現に向けて汗をかくという“持ちつ持たれつ”のはずでしたが、今回の選挙ではその関係に変化が起きています。  10月9日、大西さんの選挙事務所開きの時のことでした。


連合愛知の幹部: 「労働組合として、しっかりと大西さんを支援していきたいところなんですが、連合の組織している組合によって、支持する政党が違うということだけご認識をいただきたい」


陣営幹部: 「野党が、立憲民主党と国民民主党に分かれていることで、支援組織の連合の中にも足並みの乱れが生じております。そのため、今回の選挙は決して楽観できるものでなく、むしろ厳しいと言えます」  これから選挙に臨もうという場で、冷や水を浴びせるような発言。「なぜ?」と思う言葉の背景には、大西さんが所属する立憲民主党が加わった「野党共闘」があります。

■トヨタ系労組が立憲候補に距離…「共産党と協力」への抵抗感

 候補者の一本化などで共産党をはじめ、れいわ、社民との連携を深めてきた立憲民主党。政権交代の実現に向けた手段ですが、「労使協調路線」をとるトヨタ系の労組には、思想が異なる共産党と協力することへの抵抗感が根強くあります。


全トヨタ労連幹部: 「立憲民主党は、共産党とあれほど親和性を高くしている。ありえない」 全トヨタ労連出身の連合愛知関係者: 「自動車の基本は中立。共産アレルギーはかなり強い」


 実際、グループ各社の労組で組織する「全トヨタ労働組合連合会」=通称「全ト」は、前回までの選挙では愛知県内15選挙区全ての旧民主系の候補を推薦していましたが、今回推薦したのは野党共闘に加わらない国民民主党の候補1人だけです。


関係が比較的深い大西さんたちにさえ、「全ト」本部ではなく、下部組織の「地方協議会」からの推薦に留めました。「全ト」本部の推薦がないという状況は、毎回選挙戦を支えてきた傘下の組合幹部や、全ト出身の地方議員の動きを鈍らせています。


全ト傘下組合の幹部: 「全ト(本部)の推薦があれば縦で降りてくるが、地協(地方協議会)レベルだと横。各単組(単位労働組合)ごとの判断になる。うちも今回は推薦していない」 全ト出身の地方議員: 「全トが、親分が入ってないのに、我々組織内議員が陣営に入れるはずがない」

3720チバQ:2021/10/23(土) 09:38:34

■大変革期を迎える自動車産業…従来の関係をリセットし政党との関わり方に変化

「全ト」が立憲の候補と距離を置き始めているのには、共産党へのアレルギーに加え、もう1つ大きな理由があります。  自動車業界は今、「100年に1度」と言われる大変革期に。脱炭素=カーボンニュートラルへの対応を迫られ、スピーディーに、かつ効果的に対応できなければ、現在の雇用を守れなくなるとの危機意識から、全トは民主系だけでなく、自民党などとも連携も図る方針に大きく舵を切りました。


 これが端的に表れたのが、衆議院が解散した10月14日に発表された、古本伸一郎前衆議院議員の不出馬表明です。愛知13区の隣で、トヨタのお膝元の11区から6期連続で当選していた「全ト」の組織内候補の突然の不出馬。


古本伸一郎前衆議院議員: 「国を良くしたい思いが同じであるならば、“対立より解決”の方法がないものか。街をよくしたい思いが同じならば、組合は旧民主党、地域は自民党という壁をなくせないものか」  50年以上にわたって守ってきた議席を捨て、自民党との対立を避けました。


トヨタ労組の西野勝義委員長: 「今後は従来以上に政策実現に重きを置きながら、『何党』ということよりも『何をしていただけるのか』を重視して、是々非々で連携を模索していきたい」


 従来の関係をリセットし、政党との関わり方を大きく変えた「全ト」。今回の動きに専門家は…。 早稲田大学社会科学部の篠田徹教授: 「『これから大変な困難に立ち向かうんだから、これくらいのことはするんだぜ』っていう覚悟を示したメッセージだと。『全ト』が自分たちの雇用を確保するために、もっとはっきりした形で産業支援をしてもらえるような政策を打とうとするところに支持を求めようと。カーボンニュートラルの時代に向かって、どういう政策を皆さんは考えていますかと。より選択肢を広げるという風に理解したほうがいいのではないかと」

■自民党の候補には追い風か…決着がつく投開票日は10月31日

 こうした組合の変化を当然歓迎しているのが、碧南市議や愛知県議を経て、大西さんの対抗馬として今回初めて衆院選に出馬した自民党の新人・石井拓さん(56)です。組合の方針転換が、自身の選挙への追い風になるのではと期待を寄せています。


自民党の石井拓氏: 「社会全体としては、労働環境とか雇用環境をきちっと整備していくのも国とか行政の役割ですし、そういった面では当然、僕らも今まで自民党というか保守系の議員も、ずっとそのために動いてきたし…。蓋を開けないとわかんないと思いますよ、選挙というやつは」


 小選挙区で勝ち上れるのは、ただ一人。 立憲民主党の大西健介氏: 「いろいろ難しい部分はありますが、今まで4期一緒にやってきたということですから、私自身も自動車産業が抱える課題についてもこれまでも取り組んできたし、これからもしっかり取り組んでいきたいと思っていますので、そこは大きな影響はないと信じてますけど…」


 労組票を奪えるのか、守れるのか。決着がつく投開票日は10月31日です。

3721チバQ:2021/10/23(土) 09:45:08
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-138413.html
保守票の行方 混とん 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/23 07:17東京新聞

保守票の行方 混とん 衆院選とうきょう・注目区ルポ

第一声で、手ぶりを交えて支持者に訴える候補者=江東区で

(東京新聞)

<東京15区 江東区>

 政治とカネを巡る汚職事件で自民を離党し、一審で実刑判決を受けた秋元司前衆院議員が出馬を断念した選挙区は七人が乱立。これまで野党だった前職を含む二候補に対する自民の推薦に落下傘候補と、出馬までの経緯が分かりづらい候補もいて、互いに「有権者軽視」と批判しあう事態となっている。

 「一人を選ぶ小選挙区で、二人を推薦した自民のお家騒動と、利権に汚させてはならない」。十九日、江東区内であった立民、井戸正枝さんの出陣式。野党共闘で選挙区を譲った共産の比例候補、小堤東さんは、候補を一人に絞れず、政治とカネの問題をうやむやにしている自民を批判した。

 井戸さんは公示直前、4区から国替えした。立民や旧民主が近年、候補を出せなかった地域ながら「共産が頑張ってきた」と手応えを話す。「立民と言うと振り向かれ、野党共闘というと手を振ってくれる。待ち望まれていたと感じる」

 一方、井戸さんら他候補を「選挙直前に来て地名も分からないのでは」と皮肉るのは自民推薦を得た無所属の柿沢未途さんの陣営。かつて自民の衆院議員だった父の故弘治さんから根付く地盤で「構図は明確で地元対落下傘」と強調する。

 過去四度の総選挙はみんなの党、維新、希望の党で当選。最近まで無所属の立民会派に所属した。「与党で責任を果たして」と、古くからの支援者に背中を押され、転身した。与党系の応援はまだ細田勇公明都議くらい。柿沢さんは訴える。「本当に厳しい戦い」

 十九日、もう一人の自民推薦、今村洋史さんの出陣式では、地元自民区議が柿沢さんへの対抗心をあらわにした。「自民の反対にいた人。政党政治はそんなに薄っぺらではない」

 秋元前衆院議員の後釜が見つからず、今月になって党都連が愛知から引っ張った。にも関わらず、党本部は直後に二人を推薦。勝った方が公認という。山崎孝明江東区長は「意地でも勝たせたい」。今村さんも話す。「必ず人の気持ちに応える勝利を得たい」

 維新新人の金沢結衣さんの出陣式でも他党批判が飛び出した。「党内抗争に明け暮れている自民にも、野党談合の立民にも国を守れない」と維新の音喜多駿参院議員。相模原市出身の金沢さんは三年前まで、江崎グリコで「ポッキー」に携わる仕事をしていた。「キャリアか出産、育児か選ばなければならない社会に疑問を持ち、政治を志した。私たちの声で動く当たり前の世界に変えたい」(井上靖史)

3722チバQ:2021/10/23(土) 09:45:59
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-138412.html
重鎮引退 5人の新人 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/23 07:19東京新聞

重鎮引退 5人の新人 衆院選とうきょう・注目区ルポ

候補者とともに「頑張ろうー」と気勢をあげる支援者=足立区で

(東京新聞)

<東京13区 足立区(東中部)>

 「土田慎という名前を知っているのはここに集まった方ぐらいだと思います」。十九日、自民の土田慎さんは足立区のJR綾瀬駅前で百人以上の支援者らを前に実直に語りかけた。

 九期二十八年衆院議員を務め、知名度のある自民の鴨下一郎元環境相が強さを誇ってきた選挙区。今回は鴨下さんの引退に伴い、候補者全員が新人で、年齢も若い三十代から五十代の戦いへと情勢が一変した。

 鴨下さんの後継に山東昭子参院議員の元秘書、土田さんが内定したのは九月末。鴨下さんの引退を知らない有権者も少なくない。神奈川県出身で足立区と関わりがなく、選挙初挑戦の土田さんの知名度向上は陣営の最大の課題だ。

 「知名度不足の解決策は時間。でもその時間がない」と土田さん。自民支持層の票固めを最優先に区議らと支援者へのあいさつ回りを徹底した。朝夕の街頭演説では若さや政治家を志した理由を訴え「鴨下一郎の後継」と強調してきた。

 わずか一カ月の活動期間。ある自民都連幹部は「鴨下さんのようになるには何年もかかる」。立民の北條智彦さんに触れ「北條さんとは前回も戦った。自民の組織力を総動員できるかが大きなポイント」と話す。

 一方、北條さんは「街頭演説九百三十九回」「つじ立ち七千四百三回」と、チラシでPRする。前回、敗れた後も駅頭に立ち、経済政策を中心に訴えてきた。演説を聞いた主婦は「毎朝、駅で見かける。他の候補者の名前と顔はぱっと出てこない」。準備した分、名前が浸透しているようだ。

 前回、ダブルスコアに近い約十二万票を許して敗れ、壁だった鴨下さんの引退で、立民支援者からは「チャンス」との声も上がるが「簡単ではない」と陣営幹部。「自民には組織力がある。コロナで投票率も下がるかもしれない。油断なんてもってのほかだ」

 共産の沢田真吾さんも足立区と縁はない。支持拡大には「後援会のネットワークを使った草の根の広がりしかない」と語る。名前と顔を売るより「政策論争では勝っている。こんな政策を言っていたな、と覚えてほしい」。街頭演説では政権批判を交え、コロナや経済、ライフワークでもある労働問題などの政策を訴えている。(西川正志)

3723チバQ:2021/10/23(土) 09:48:38
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-138201.html
尾を引く菅原氏問題 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/22 07:32東京新聞

尾を引く菅原氏問題 衆院選とうきょう・注目区ルポ

政策を訴える候補者=練馬区で

(東京新聞)

<東京9区 練馬区(中西部)>

 公示日前日の十八日早朝、練馬区の練馬高野台駅前。都内の最低気温が今秋、初めて一〇度以下となった寒空の下、自民の安藤高夫さんが半袖の白衣姿で駅に向かう人に声をかけていた。「いってらっしゃい」。医師として「コロナ対策を訴えたい」とも口にする。

 「向こうからも人が来てます」と地元都議がアドバイスする。前回衆院選で東京比例で選出された安藤さんは選挙運動が実質的に初めて。陣営スタッフも「分からないことが多く、地元の支援は助かる」と話す。

 一九九一年の練馬区議初当選を皮切りに都議、衆院議員へと上り詰めた菅原一秀元経済産業相の地盤から出馬が決まったのは今年九月。元経産相は地元有権者に現金などを配った疑惑で六月に議員を辞職した後、公職選挙法違反(寄付行為)の罪で公民権停止などの略式命令を受け、三年間、立候補できなくなった。

 十九日、前川燿男区長は安藤さんの事務所開きでマイクを握り「不祥事以来、初の選挙。自民と公明に勝ってもらわないと区政にも大きな影響が出る」と強調した。自公の区議や都議らも支援するが、出席した区議が安藤さんの名前を間違える場面もあった。陣営関係者は「まずは顔と名前を覚えてもらうことが先決」と厳しい表情を浮かべる。

 この日、立憲民主の新人山岸一生さんは、野党統一候補として練馬駅前での出陣式に臨んだ。「相手の組織力、資金力にはとてもかなわない。しかし、彼らにないものが僕らにはある。今の政治を変えたいという情熱です」。新聞記者出身。二年前、立民が菅原元経産相の対抗馬として擁立を決めた。

 前回、9区では希望の党(当時)と共産がそれぞれ候補を立て、野党票が割れて菅原元経産相に敗れたが、今回は共産も支援する。支援者は「一本化できたのは大きい。必ず結果を出したい」と話す。

 山岸さんは、これまで「政治とカネの問題、反省があるのかないのかまったく見えない。そうした中で新しい候補者を出してきた」と訴えてきたが、元経産相の不出馬で「政治とカネ」という分かりやすい争点はかすみがちだ。ただ、支援者は「元経産相の問題はあってはならないことだが、強敵がいなくなったことにもなる。山岸さんの政治改革への思いがどこまで届くかが鍵」と期待を込めた。

 諸派元職の小林興起さん、日本維新の会新人の南純さんも出馬している。(砂上麻子)

3724チバQ:2021/10/23(土) 09:49:53
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-138200.html
鈴木さん2人、違い強調 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/22 07:30東京新聞

鈴木さん2人、違い強調 衆院選とうきょう・注目区ルポ

池袋駅西口で、支持者とグータッチする候補者=豊島区で

(東京新聞)

<東京10区 新宿(北西部)・中野(北部)・豊島(12区除く区域)・練馬区(東部)>

 「みなで力を合わせ、国民生活を守り抜こう」。十九日昼すぎ、自民の鈴木隼人(はやと)さんが池袋駅西口で声を上げた。たすきには「実績多数」の文字。国会に提出された認知症基本法案を起草したことや、再生医療の規制改革を進めたことを挙げ、他候補との違いを強調した。

 二〇一七年の前回衆院選では、立民の鈴木庸介(ようすけ)さんに二万一千票差をつけて勝利。ただ今回は野党共闘で前回に候補を立てた共産に加え、れいわが擁立を見送った。国民民主も候補を立てなかった。共産は立民の鈴木さんのポスター掲示やハガキの郵送に協力するなど足並みをそろえている。

 隼人さん陣営には「脅威だが、地道に取り組むしかない」と危機感もにじむ。市民とのコミュニケーションが一方通行にならないよう、選挙カーに乗らず街を練り歩いて支持を訴える。

 一方、自民政権下で停滞した経済に触れ「この国の経済を前に進めなければならない」と街角で強調したのは立民の鈴木さん。一九一センチの長身が目立つ元NHK記者で、飲食店などの運営会社を営む。コロナ禍で打撃を受けた当事者としての目線でも訴える。演説では「ようすけ、ようすけ」と連呼する場面もあった。

 二人の「鈴木」さんを有権者はどう思うのか。豊島区内で選挙ポスターを見ていた会社員男性(40)は「二人とも四十代半ばのイケメンだと会社で話題になった」と苦笑い。別の女性(31)は「投票用紙に『鈴木』とだけ書く人がいるかもしれない」。豊島区選管によると、名字だけの「鈴木票」は得票数に応じて各候補に案分されるという。

 10区では一六年まで比例代表を含め四期、小池百合子都知事が衆院議員を務めた地盤でもある。前回、小池氏率いる希望の党の候補が獲得した五万八千票の行き先も注目点だ。

 元新宿区議の維新、藤川隆史さんは前回、10区から出馬した希望の候補を応援演説などで後押ししており、流れをくむ都民ファーストの票を「なるべく引き寄せたい」と意欲的だ。十九日の第一声では、大手商社勤務などで世界中を駆け巡ってきた経験をPR。「身を切る改革、しがらみのない政治。全力、前向きに死ぬまで突っ走る」と声をからした。(中村真暁)

3725チバQ:2021/10/24(日) 00:39:10
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-137926.html
仕事師はこちらだ 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/21 06:00東京新聞

仕事師はこちらだ 衆院選とうきょう・注目区ルポ

有権者と握手を交わす候補者

(東京新聞)

<東京5区 目黒(7区を除く区域)・世田谷区(南東部)>

「大阪万博や知的財産、まち・ひと・しごとなど、さまざまな分野を担当しています」

 衆院選が公示された19日午前、曇り空の下、目黒区の東急自由が丘駅前でマイクを握った自民の若宮健嗣さんは、多岐にわたる自らの仕事を紹介した。応援には青木英二目黒区長が駆け付け「ワクチン接種に尽力をいただき目黒区はスムーズにいった。大臣にふさわしい票を獲得しよう」と呼び掛けた。

 4日に岸田内閣が発足。選挙直前の初入閣に陣営は活気づいた。ある幹部は「知名度が上がった。事務所への電話が増えた」と明かす。

 アピールするのは政権運営能力。公務で不在の間は系列の自民の都議や区議が地域を回り「わが町の大臣」をPRする。

 5区は、目黒区と世田谷区にまたがる。高所得者や知識人が多く暮らす住宅街で若宮さんとバトルを繰り広げてきたのが、立民の手塚仁雄さんだ。

 自民が政権復帰した2012年の選挙から三度続けて若宮さんの後塵(こうじん)を拝しているが、前回は10万票近い票を得て、2000票差まで迫った。

 朝夕、駅やスーパーの前に立ち、演説をしてきた。旧民主政権時代に野田内閣の首相補佐官を務め、政権中枢で働いた経験もある。「コロナで痛んだ国民のくらしをどう立て直すかだ」と、経済対策の見直しを訴える。

 16日夕の事務所開きには世田谷区の保坂展人区長が姿を見せた。直前の集会には、れいわからの出馬を取り下げた中村美香子さんも足を運んでいる。

 手塚さんは、共産、社民、れいわの支援を受けており「共闘関係は前回より圧倒的に強固になった」と自信を見せる。

 維新の田淵正文さんは目黒区内の医療機関の院長。白衣がトレードマークだ。コロナ禍で発熱患者に対応してきたことをアピールする。昨冬の第3波では、正月返上で駐車場で診療にあたった。「現場で悲痛な声をたくさん聞いてきた。正しく政治を変え、みなさんの命も経済も守りたい」。言葉に力を込めた。(山下葉月)

3726チバQ:2021/10/24(日) 00:42:12
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20211023060000.html
衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は
2021/10/23 06:00神奈川新聞

衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 「横浜市長選のてん末にびっくりした人もいると思う。結果が出せなかった」

 公示日19日に同市鶴見区で行われた自民党の中西の出陣式。マイクを使わず、大きな声であいさつする元衆院議員の小此木八郎の姿があった。

 3区を地盤とし、8度の当選を重ね、国家公安委員長を務めたベテラン。8月の市長選に突如、無所属で立候補を表明し、後継候補には中西を指名した。

 自民が進めてきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致に反対の声を上げた波紋は大きく、市長選で自民が分裂した一因となった。落選し、政界を引退した小此木は「みなさん複雑な思いをされていると思う。だが、中西さんを一緒に応援してほしい」と声を振り絞った。

 小此木を長年支援してきた男性は「市長選で自民党内が大混乱した。勝てば良かったが、結果は完敗。頑張った支援者ほど『しばらく選挙はやりたくない』と思っている」と話し、自民の牙城が揺らいでいると感じている。

 今回の選挙戦では「小此木が立候補した」と勘違いされないよう、小此木は街頭では中西と一緒に立つことはない。しかし、数多くの支援者を紹介するなど顔をつないできた。それでも、3代にわたり横浜で築いた「小此木ブランド」の票が、中西に受け継がれるかは未知数だ。

 中西は神奈川選挙区選出の参院議員2期の実績があるとはいえ、3区の支部長になったのはわずか2カ月前。「準備期間が短く、名前が浸透していない」と陣営は危機感を募らせる。有権者から「小此木先生の後は誰が出るの」と目の前の中西自身が尋ねられることもあるという。

 一方、野党など候補3人は小此木の引退を絶好の好機と捉える。選挙戦序盤の20日、鶴見駅前で演説する立憲民主党の小林は、有権者の反応が良くなっていると感じていた。「引退は大きな転機で、『頑張れ』と声を掛けられることが多くなった。政治に変化を求めている人が増えているのでは」と期待する。

 神奈川区内で保護猫カフェを経営する無所属の藤村も選挙の構図に大きな変化があったことを出馬理由の一つに挙げた。

 好機と捉える一方、野党陣営は歯がゆい思いも抱いている。野党共闘による候補者の一本化が進み、県内18選挙区のうち7選挙区で一騎打ちの構図が生まれた。しかし、3区では立民と共産が競合したからだ。

 共産の木佐木は鶴見区選出の元県議で、小選挙区では横浜市内唯一の共産候補。共産の県委員会が神奈川区に本拠を置くなど共産が比較的強い地域ということもあり、立民との一本化が実現できなかった。

 野党陣営の幹部の一人は声を落とし気味に言う。「自民候補を倒す大きなチャンスが巡ってきたが野党共闘ができなかった。政権交代を実現させるという強い思いを有権者に伝えたいのだが」=敬称略

3727チバQ:2021/10/24(日) 00:42:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_2IM7BNHR3VKUNFOTYG4OHLFBFM.html
衆院選注目の選挙区 長崎1区 共産と一線画す国民民主
2021/10/22 23:20産経新聞

衆院選注目の選挙区 長崎1区 共産と一線画す国民民主

観光地の長崎新地中華街の近くで演説を聞く有権者ら=19日午前、長崎市(原川貴郎撮影)

(産経新聞)

「全国が注目する象徴的な選挙区だ。今までと同じ政治を続けるのか、新しい、国民のための信頼できる政治に変えていくのか。これが最大の争点だ」

国民民主党代表の玉木雄一郎は22日、衆院選公示日の19日に続いて長崎市で街頭演説に立ち、同党が擁立した前職、西岡秀子への支持を重ねて求めた。

玉木が長崎1区に強くこだわるのには2つの理由がある。1つは、国民民主は「改革中道」を掲げる立場から共産党を入れた野党共闘と距離を置く姿勢を際立たせているが、その共産が西岡への対抗馬を擁立し、足元を脅かすからだ。

国民民主は今回の衆院選にあたり、安全保障関連法の廃止を求めるグループ「市民連合」を介し、立憲民主党や共産などが締結した共通政策には合意しなかった。安全保障政策などで一致できなかったからだが、政権奪取を目指すなら共産と一線を画すとの信念が判断の背景にある。

玉木は19日に西岡の脇で衆院選の第一声を上げた後、「われわれは現実的な政党でありたいし、いつか必ず政権の一翼を担いたい。共産党を含め協力できるところはするが、外交、安全保障、エネルギー政策の面でどうしても合意できなかった」と吐露した。

共産は衆院選で立民との候補一本化を進めるため、公示直前に計22の選挙区で候補を取り下げた。しかし、国民民主との競合区は長崎1区を含め擁立方針を変えず、対決姿勢を鮮明にした。共産書記局長の小池晃は「共通政策が重要な要素になるので、(国民民主のために候補を下げる)選択肢はない」と語る。

共産が長崎1区に立てた安江綾子は「新しい政権をつくっていくために全力を尽くす」と強調。この「政権」とはあくまで立民を中心としたものだ。西岡は保守政治家として知られた祖父の元県知事、竹次郎や父の元参院議長、武夫の代からの後援会を引き継いでおり、周囲には「共産に支援してもらわなくてもいい」と強気の姿勢をみせる。

玉木が同区にこだわるもう1つの理由は、自民党が元首相の安倍晋三の秘書を長年務めた初村滝一郎を擁立したからだ。玉木は安倍直系の初村を「自民党政権の象徴」と位置づけ、「ウソ偽りのない正直な政治を取り戻そう」などと批判することに余念がない。

「皆さまの、地域の悩みに寄り添い国政に反映をさせていきます」

19日夕、初村は長崎市の商店街で街頭演説した後、買い物客らとグータッチをしながら支持を訴えた。初村は安倍が首相時代、中央省庁とのパイプを築いただけに「即戦力」(自民県議)と期待が集まる。

ただ、課題は知名度だ。初村は、参院議員だった祖父と元衆院議員の父を持つが、出身は隣の長崎2区にあたる諫早市。別の自民県議は「祖父や父を知る世代は限られる」と名前を浸透させる難しさを語る。

初村の初陣は、安倍にとっても重要な戦いとなる。

「初村は嫌がる仕事も真っ先に引き受けた。私の政治生活、いいときもどん底の時もあったが厳しい時も歯を食いしばりながら支えてくれたのが初村だ」

安倍は22日夕に長崎市で街頭演説に臨み、初村の人柄を切々とアピールした。

安倍は今回の衆院選でも多くの応援演説の要請を受けるほどの人気を誇るが、党内では「影響力に陰りが見える」(閣僚経験者)と指摘する向きもある。9月の総裁選では支援した政調会長の高市早苗が敗れ、直後の岸田文雄内閣の組閣と党役員人事では思惑通りに進まない場面もあった。

安倍は、初村が応募した党長崎県連の候補者公募の過程で、自民を支持する業界団体関係者らに電話で協力を求めるなど、初村のために骨を折ったとされる。今回初村が奮闘できたならば、間接的に安倍の力を見せることにもつながる。

西岡はこの構図を逆手に取る。19日の第一声では、安倍が「政治とカネ」の問題などに悩んだことを念頭に「信念、そして信頼が政治家には一番必要だ」と訴えた。=敬称略(原川貴郎、小沢慶太)

3728チバQ:2021/10/24(日) 00:57:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4e6842066a52fbf0a2b767b4aa915bcf6c1d690
選挙区を歩く 東京12区 公明「世代交代」の波紋
10/23(土) 18:57配信

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産経新聞
3候補者の選挙ポスターが並ぶ東京12区の掲示板=20日、豊島区(浅上あゆみ撮影)

大物議員の勇退で波乱が予想される東京12区(北区、豊島・板橋・足立各区の一部)。自公連立の象徴として当選を重ねてきた公明党の太田昭宏氏(76)の後任として、同党の衆院議員、岡本三成氏(56)が比例北関東ブロックから転出し、「世代交代」を掲げる。一方、野党はこれを好機ととらえ、共産党元職の池内沙織氏(39)に一本化。さらに日本維新の会は新人の阿部司氏(39)を擁立し、保守層の受け皿となることを狙っている。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン

21日午前、区立王子駅前公園(北区)で行われた岡本氏の街頭演説に、自民党の小泉進次郎前環境相が駆けつけた。公園を埋め尽くすほどの聴衆に対して、小泉氏は自公連立の実績を強調、与党の自信を見せた。だが、ある公明関係者は「岡本さんは地元でほとんど無名。本人も分かっているが、厳しい戦いになる」と不安をのぞかせた。

■牙城引き継げるか

12区は長らく「公明党というより太田党」(公明関係者)とさえ呼ばれる「公明党の牙城」とされてきた。太田氏は平成5年に北区を含む旧9区で初当選し、小選挙区制の下では12区で5回勝利。党代表や国土交通相などを歴任した。令和元年5月、公明は太田氏の選挙区立候補の見送りを発表し、岡本氏が後継者に決まった。

だが、公明の動きに自民側から「12区を返してほしい」との声が上がった。12区は太田氏の前に自民の八代英太氏が議席を持っていたためで、元北区選出の自民都議で衆院比例東京ブロックの高木啓氏(56)の転出が地元から要望されるなど〝ひと悶着(もんちゃく)〟もあった。

太田氏は、岡本氏の後継者アピールに奔走。地元の祭りや町会の総会など、岡本氏を連れて出席したイベントは200を数える。しかし、新型コロナウイルス禍で対面での政治活動が制限されてからは、新人の知名度向上は厳しい状況となっている。それでも太田氏の後ろ盾は大きく、「太田さんの牙城は崩されないのではないか」と公明関係者はみる。

■「東京に風穴を」

一方、池内氏は平成21年から太田氏に挑み続け、26年には次点で比例復活を果たしている。ジェンダーや性暴力の問題を発信し、若者らの支持を集めており、さらに昨年の都議補選で立憲民主党の斉藤里恵氏を応援して以降、立民との共闘体制を「(前回の衆院選よりも)進化させている」(共産関係者)という。

池内氏の選対幹部は今回の衆院選を「正直、チャンスと思っている」と打ち明ける。「東京で共産が風穴をあける選挙区にしたい。共産は東京でまだ勝ったことがないから」と、歴史的な勝利を目指す。

維新新人の阿部氏は、北区を地盤とする同党の参院議員、音喜多駿氏(38)と大学の同級生。選対本部長を音喜多氏が務めており、二人三脚で臨む。

12区は自民候補が不在などの背景から、選挙区で候補者の名前を書かない棄権票(白票)が多いことで知られており、維新の馬場伸幸幹事長は産経新聞の取材に「自民党支持層など、12区の保守層の受け皿にしたい」。さらに無党派層への浸透を目指している。(浅上あゆみ)

3729チバQ:2021/10/24(日) 00:58:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c4dfeb606bd20d85d6701de38b42de31c911ebe
【千葉13区】不祥事出馬断念で本命不在の3つ巴の戦いに 衆院選2021
10/23(土) 16:01配信

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自然の中に溶け込む高層ビルなど、美しい景観で知られる「千葉ニュータウン」を抱える千葉13区では、本命不在の3つ巴の選挙戦が繰り広げられている。

“宣言”時の高級ラウンジ訪問で前職不出馬 3つ巴の戦いに
この選挙区では、過去3回、自民党の白須賀貴樹氏が当選していたが、今年2月、緊急事態宣言中に都内の高級ラウンジを訪れたことを受け、自民党を離党し、衆院選への不出馬を決めた。本命候補が不在となったことで、各党は千葉13区を「重要選挙区」と位置づけ、自民党新人・医師の松本尚氏(59)、立憲民主党前職・宮川伸氏(51)、日本維新の会新人・前鎌ヶ谷市長の清水聖士氏(60)の3人が激しく競り合う展開となった。

松本氏は、ドクターヘリの普及に尽力した医師であり、フジテレビのドラマ「コード・ブルー」の医療監修に当たった。コロナ禍で、これまで思うように選挙活動を進めることが出来なかったが、最近になり徐々に手ごたえを掴んできたという。医師の立場から、コロナ対策を中心に訴えていて、一般の有権者にどこまで知名度を広げられるかが課題だ。

宮川氏は、3人の候補者の中で、唯一の国会議員経験者で、選挙戦では国会質疑の実績などをアピールする。共産党との野党共闘となったことも、大きな追い風だ。前回の衆院選では白須賀氏に敗れ、比例での復活当選となったが、リベンジを果たすべく、地方部の保守層への支持拡大を狙う。

清水氏は、選挙区内である鎌ヶ谷市の市長を5期19年務めた。豊富な行政経験から、「地方と国をつなぐ」手腕をアピールする。知名度が抜群の吉村大阪府知事も選挙区入りし、応援に駆け付ける。市長として培った支持基盤を武器に、保守層の受け皿になれるかどうか、また浮動票をどこまで固められるかが焦点だ。

(衆院選2021・千葉県)

政治部

3730岡山1区民:2021/10/24(日) 16:08:00
https://www.topics.or.jp/articles/-/609262
徳島中盤調査

3731チバQ:2021/10/24(日) 22:32:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/664664dcab59223bd601e064331846c5d724afff
東北の注目選挙区ルポ ㊤宮城5区 〝鉄壁の要塞〟に挑む元タレント
10/20(水) 20:26配信
産経新聞
立憲民主党の安住淳氏と、自民党の森下千里氏の一騎打ちとなった宮城5区のポスター掲示板=19日、石巻市 (大柳聡庸撮影)

選挙区は8連勝中

「〝鉄壁の要塞〟をどこまで攻められるか」

自民党宮城県連の幹部はこう語る。鉄壁の要塞とは、立憲民主党前職で宮城5区から9選を目指す安住淳氏の陣営だ。旧民進党が分裂したため無所属で出馬した前回も、自民候補にダブルスコアに近い得票で圧勝した。立民の国対委員長として抜群の知名度を誇る安住氏に対抗するため自民が擁立した候補が元タレントで新人の森下千里氏だ。

【グラフ】衆院選の女性候補者と当選者の割合の推移

「お年寄りは〝めんこい(かわいい)〟子が来たなあと思うだろうけど」。安住氏は、面識のない森下氏の印象をこう語った上で「20歳程度の差は、政界では同じ世代だと思う」と余裕の表情を浮かべる。

安住氏は公示日の19日に美里町での遊説で「(野党共闘で)二大政党に一歩踏み出した」と述べ、政権交代の必要性を訴えた。「地元に帰れば、小さな集会にも参加する」(立民県議)といった地道な活動も惜しまず、盤石の地盤を築いている。平成17年の郵政解散・総選挙、自民が政権を奪還した24年の衆院選でも勝利しており、現在8連勝中だ。

だが、今回の選挙は「国民に考える時間を与えないためではないか」と安住氏が苦言を呈するほどの短期決戦。党の顔の一人として応援演説で全国を飛び回り、地元を留守にすることも多いだけに、陣営では政策などを記したリーフレットを半年かけて選挙区全域に配布するなど引き締めを図っている。

つじ立ち1600回

一方、今回が選挙初挑戦の森下氏は「胸を借りるつもりで頑張る」と意気込む。森下氏はタレントとしてテレビ番組に多数出演していたが、23年の東日本大震災の発生当時に被災地を訪問。「たくさんの人の役に立ちたい」と思ったといい、令和元年に芸能界から引退し、政治家を志した。

宮城5区は、自民が擁立を予定していた元衆院議員が石巻市長選に回り、空白が生じた。そこで自民は候補者を公募。関係者によると、県選出の国会議員の人脈を頼り、森下氏に白羽の矢が立ったという。

19日に石巻市で第一声を上げた森下氏は「健康寿命を延ばす施策に取り組む」と訴えた。名古屋市出身で地盤がないことも自覚しており、6月以降は街頭での「つじ立ち」を約1600回も重ねてきた。16日には石巻市を視察した岸田文雄首相(自民党総裁)が参加した地元女性の対話集会にも出席するなど、票の掘り起こしに躍起だ。

だが、宮城で自民の議席がないのは5区だけ。ある自民県議は「5区の中心である石巻市が一枚岩ではない」と打ち明ける。平成15、17、21年の衆院選で自民候補として安住氏に3回も敗れた石巻市の斎藤正美市長が、安住氏支持を表明していることがその象徴だ。斎藤氏が安住氏支持を表明したのは、4月の市長選で安住氏が斎藤氏の支援に回ったことが背景にあるとみられる。

鉄壁の要塞を崩すためには、それを超えるだけの「結束」が自民側に問われている。(大柳聡庸)



衆院解散からわずか5日で突入した今回の選挙は、野党が候補者の一本化を図るなど与野党一騎打ちの構図となっている。注目される東北の選挙区を3回に分けて紹介する。

3732チバQ:2021/10/24(日) 22:33:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c6d7bd0be623f81a1364ea35ce9c24c38ce3739
東北の注目選挙区ルポ ㊦福島5区 処理水争点に一騎打ち
10/22(金) 20:58配信
産経新聞
東京電力福島第1原発に並ぶ処理水などを保管するタンク=福島県(芹沢伸生撮影)

■大きな争点

福島県浜通りのいわき市と双葉郡(6町2村)を区域とする衆院福島5区。選挙区の大熊、双葉両町には、東日本大震災で未曾有の事故を起こした東京電力福島第1原発がある。政府は今年4月、福島第1原発で蓄積された放射性物質のトリチウムを含む処理水について、海洋放出する方針を決定した。水産業などから風評被害を懸念する声が上がっており、5区の大きな争点になっている。

「今回の選挙で岸田内閣を退陣させ、汚染水の陸上保管を続ける。汚染水で海を汚さない、野党による新しい政権を作らせてほしい」。公示日翌日の20日、野党統一候補の共産党新人、熊谷智氏はいわき市のショッピングセンター前で行った街頭演説で、処理水の問題に切り込んだ。

熊谷氏は「4月の政府方針決定後、いわきではいち早く労働組合団体の橋渡しで立憲民主、社民、共産3党で『海洋放出は駄目』との共同声明を出し、市長に対し政府に白紙撤回を要請するよう求める要望書を提出した」と話す。この3党は県の組織間でも「処理水は国民の合意がない限り、海洋放出しない」ことを盛り込んだ共通政策で17日に合意するなど「海洋放出反対」を鮮明にしている。

一方、自民党前職の吉野正芳氏は20日、福島第1原発に隣接する楢葉町の商業施設で街頭演説を行った。応援演説をした選対本部長で自民県議の吉田栄光氏は、処理水の問題に触れ「双葉郡の復興には、政府が決めた方向性を前に押し出していくのがわれわれの責任」としたが、復興相の経験もある吉野氏自身は、町長らとの良好な関係を強調した上で「課題を抱える楢葉町のために働くことを約束する」と話すにとどめた。

吉野氏は「海洋放出を分かってもらうのは難しい部分がある」としながらも「丁寧に説明すれば、賛成でなくても『仕方がないね』にはなると思う」と、処理水の海洋放出について有権者の説得に自信を見せる。ただ、選挙戦では「課題はいろいろあるが、双葉郡に国際教育研究拠点を整備することを訴える」としている。

■ポスターにも違い

処理水に対する選挙戦での両者のスタンスは、ポスターにも如実に表れている。熊谷氏は「海洋放出中止」としているが、吉野氏は「第2期復興・創生へ」と記し、処理水の文字は見当たらない。

だが、選挙区内で処理水問題を重視する有権者は少なくない。漁業関係で働くいわき市の50代男性は「最優先課題は、新型コロナウイルス対策と処理水。投票は市民を第一に考えてくれるかどうかで判断したい」と話す。

選挙戦で、処理水問題を前面に押し出す熊谷氏と、地元の復興推進を強調する吉野氏。有権者の判断が注目される。(芹沢伸生)

3733チバQ:2021/10/24(日) 22:39:25
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021101800726&g=pol
【点描・永田町】「選挙前倒し」首相決断の舞台裏
2021年10月24日18時30分

衆院解散について記者団の質問に答える岸田文雄首相=14日午前、首相官邸
衆院解散について記者団の質問に答える岸田文雄首相=14日午前、首相官邸

記者会見する加藤勝信官房長官(当時)=1日、首相官邸

 史上初の衆院議員任期満了後の総選挙が19日公示・31日投開票の日程で実施される。第100代の岸田文雄首相が命運を懸ける政治決戦だが、永田町では選挙日程を前倒しした首相決断の思惑や舞台裏が注目の的だ。新政権の党・内閣人事も含め、党内への配慮ばかりが目立った首相の「唯一最大のサプライズ」(自民幹部)と受け止められているからだ。そもそも9月29日の自民党総裁選での岸田新総裁誕生の段階では、次期衆院選投開票日は11月7日か14日に絞られており、公職選挙法の手続きなどを踏まえ「最短でも11・7投開票というのが政界の常識」(自民幹部)だった。しかし、首相は土壇場で選挙日程前倒しを決断した。甘利明自民党幹事長らを含め、首相側近ですら「10月4日朝に知らされた」と口をそろえる。「まさに首相の独断」(自民幹部)だったことは間違いない。
 ただ、経過を振り返ると「さまざまな伏線があった」(首相側近)ことも明らかになった。首相側近は「総裁選告示後の早い段階から、岸田新政権誕生を前提に政治日程の事前調整に着手していた」と証言する。その窓口となっていたのは、菅義偉前政権で首相官邸を仕切る立場だった加藤勝信前官房長官だ。加藤氏は9月21日に当時の菅内閣が臨時国会の10月4日召集を閣議決定した際、岸田氏陣営とも調整の上で、会期を11日間として10月8日所信表明、同11日から3日間の衆参代表質問の日程を、森山裕国対委員長(臨時国会まで続投)を通じて野党に提示した上で、合意取り付けを目指す方針だったとされる。
◇“ご祝儀相場”狙いの「逆転の発想」だが…
 ただ首相は、その時点では衆院選投開票日について11月7日か同14日で迷っていた。ポイントは10月30、31日にイタリア・ローマで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議への出席。第2次安倍晋三政権で歴代最長の4年7カ月も外相を務めた首相にとって、国際舞台デビューの絶好の機会だったからだ。出席を決めれば、11月7日投開票では選挙中の外遊となるため、帰国後の11月2日が公示日となる14日投開票も有力な選択肢に浮上した。その一方で、総裁選で首相が掲げた「数十兆円規模の大型経済対策」の早期策定のためには、その土台となる補正予算、来年度予算の編成遅れは許されず、財務省幹部も「11月7日投開票がぎりぎり」との判断を示していた。これを踏まえ、首相もいったんは「11月7日」で心を決めたとされる。
 しかし、加藤氏が事務当局に確認した上で提案したのが、10月31日投開票案。憲法や公職選挙法を踏まえれば、「衆院選投開票は解散から40日以内」「選挙手続き上、解散から投開票まで23日以上が必要」というのが基本だ。ところが事務当局は「首相が事前に解散の日時を明示すれば、それを前提に投開票日を設定するのは手続き的にも可能」との見解だった。「解散後に投開票日を決めるのではなく、事前に解散日と投開票日を決めておくという逆転の発想」(総務省)だ。
 首相は「衆院任期満了後の空白はできるだけ短くすべきだ」と日程前倒しの理由を力説する。しかし、「ご祝儀相場での選挙戦突入と、『決断する岸田』の誇示を狙ったのは明らか」(自民選対)だ。さらに、ワクチン接種加速で、投開票日まで感染者数再拡大はないとの計算もにじむ。ただ、「周囲も欺く奇襲作戦が国民に見透かされるリスク」(自民長老)は拭えない。安倍・菅長期政権の“負の遺産”を抱え、野党が政権交代を叫ぶ「10・31衆院選」。考え抜いた首相の“独断”が吉と出るか凶と出るかは、「結果を見るまで分からない」(同)のが実態だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月18日号より】。

3734チバQ:2021/10/24(日) 22:40:58
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102400425&g=pol
自民、単独過半数うかがう 立民上積み、共・維堅調―衆院選情勢【21衆院選】
2021年10月24日21時42分


 衆院選の投開票を31日に控え、時事通信社は全国の支社・総支局の取材などを基に、世論調査の結果や過去の得票実績を加味して情勢を探った。定数465議席のうち、公示前勢力で276議席の自民党は議席を減らし、単独過半数の233議席をうかがう状況だ。立憲民主党は公示前の110議席から上積みし、共産党と日本維新の会も議席を増やす見通し。
【特設】衆院選2021

 ただ、自民党と野党・無所属候補の対決区のうち136の選挙区が接戦で、終盤の情勢によって結果が大きく変動しそうだ。
 自民党は、候補者を立てた277選挙区のうち、110選挙区で当選圏に入っている。接戦区では71選挙区がやや優勢。比例代表は前回の66議席を上回る勢い。
 公明党は前職を立てた9選挙区のうち、大阪、兵庫で四つを確保し、残り五つは激戦。比例は前回の21議席から上積みする公算が大きい。与党で見ると、岸田文雄首相が勝敗ラインに掲げる過半数(233議席)を超え、常任委員長ポストを独占し、委員数でも野党を上回る「絶対安定多数」の261議席に届く可能性がある。
 立民は候補を擁立した214選挙区のうち、18選挙区で議席確保のめどが立っている。比例は公示前の62議席には届かず、40〜50議席を視野に入れる。
 共産は沖縄で議席を維持する見込みで、比例は公示前の11議席から伸ばす勢い。維新は大阪で5議席を固め、比例は前回の8議席から大幅増を見込む。
 国民民主党は4選挙区で当選圏内。れいわ新選組は比例で1議席獲得する可能性がある。社民党は沖縄で1議席を確保する見通し。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得のめどが立っていない。

3735とはずがたり:2021/10/25(月) 10:15:12
自民4区北村氏公認決定 岸田総裁の意向働く 衆院選長崎
2021/10/16 09:51 (JST)10/17 11:12 (JST)updated
c 株式会社長崎新聞社
https://nordot.app/821913082832093184
長崎新聞 <HP特集>

公認候補になり選挙戦への意気込みを語る北村氏=佐世保市本島町の選挙事務所(右)、報道陣に「推薦していただいた方々の気持ちに応えられず残念」と語る瀬川氏=県庁議会棟(左)
 衆院選長崎4区の自民党の公認候補は、8選を目指す前職の北村誠吾氏(74)に決まった。西海市区選出の県議で前県議会議長、瀬川光之氏(59)の公認を求める動きが表面化して約2カ月。最後は北村氏が所属する派閥トップの岸田文雄総裁(首相)の意向が大きく働いたようだ。
 「誠にありがたい。感謝の気持ちでいっぱいです」。15日午後7時すぎ、佐世保市の事務所に姿を見せた北村氏は硬い表情で話し始めた。だが記者の質問が進むにつれ、時折笑顔を見せる場面も。「瀬川氏と溝を深めた覚えはない。お互い元ラガーマンなので、ノーサイドを実現したい」と述べ、挙党態勢を呼び掛ける意向を示した。
 先月18日、北村氏は県連の選挙対策委員会の意向調査(投票)で瀬川氏に敗れ、常任総務会は瀬川氏の公認申請を了承した。だが北村氏を推薦する佐世保支部は「大票田の(佐世保の)意向が反映されていない」と納得せず、党本部に再考を求める文書を提出した。
 「自信が確信になった」(同支部関係者)。先月29日、岸田氏が新総裁に選出されると、北村氏側は息を吹き返した。県連の決定に納得できない佐世保市の県議らが今月初めに上京し、岸田氏から党役員に指示が出ていることを確認したからだった。
 ◆
 党本部の公認の判断基準は(1)現職優先(2)県連の意見(3)勝てる候補-の3項目。(1)は北村氏、(2)は瀬川氏が該当する。
 複数の関係者によると、(3)の目安となる直近の党の情勢調査でも瀬川氏が北村氏を上回った。だが党本部は(1)を重視し、いったん「北村氏公認」の方針を固めた。北村氏に保守票を一本化すれば野党候補に勝てるとの判断があったとみられる。これに対し、瀬川氏側の意向を受けた複数の国会議員が巻き返し、いずれも公認せず双方が出馬する案が浮上。その状態で15日の党選対会議が開かれ、最後は一任を取り付けた岸田総裁や甘利明幹事長らが決定したという。
 県連の山本啓介幹事長は記者団に「非常に残念」と答えた後、「地方の声が、県連の声が、と(公示が目前に迫っているため)申し上げる時間がない」とやり切れなさを抑えるように語った。
 瀬川氏を推していた地域支部の関係者は懸念する。「佐世保支部の幹事長だった萩原活(ひろし)氏は北村氏を支えるはずだったのに出馬を決めた。北村氏は本当に選挙態勢を作れるのか」
 ◆
 「推薦していただいた多くの人々や組織の思いを受けてここまで来た。大変残念な気持ち以上の気持ちがある」。県庁議会棟5階の会派室で記者団の取材に応じた瀬川氏は心境をこう述べた。「党本部は(情勢調査の結果など)内容を分かっていながら決定したのだろう」と悔しさをにじませた。
 瀬川氏は4分ほどやりとりした後、「ご迷惑をお掛けしました」と頭を下げた。会派室を出た直後、記者団に「追いかけてこないでね」と声を掛け、喫煙所へと下りていった。

3736チバQ:2021/10/25(月) 10:51:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1c5d15d7aece361cd30bf1aa8ba8b29437a92ee
トヨタ労連、立民離れ…共産共闘に拒否感「もはや敵だ」と反発も
10/25(月) 8:45配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 旧民主党の「牙城」とされる愛知県で、全トヨタ労働組合連合会(全ト)の支援を受けてきた古本伸一郎前衆院議員(愛知11区)が衆院選不出馬を決めたことが、立憲民主党内に波紋を広げている。全トが与党と関係強化に動く中、立民の党名を隠して全トとの連携維持を図る候補も出ている。

【写真】厳しい表情で衆院選の不出馬を表明する、トヨタ労組出身の古本伸一郎氏

 「自動車産業を守ることは国を守ることだ。古本さんの不出馬はショックだが、自分が自動車産業をしょって立つ」

 24日、同県西尾市で開かれた決起集会で、立民候補はこう語り、支持を訴えた。演説の中で「立民」と言及したのは1度だけ。のぼり旗にも党名はない。全トに「党を表に出さない」と約束して支援を受けていることを意識したためとみられる。

 陣営では、「古本氏の不出馬は、全トの組合員に『自民党に投票してよい』とのサインになる」との危機感が強まっている。

 古本氏は全トに加盟するトヨタ労組出身。6期連続当選し、財務政務官などを歴任した。昨年9月の旧立民と旧国民民主党の合流には加わらなかったが、立民会派に所属していた。

 一方、約35万人の組合員を抱える全トは、2012年に民主党が下野した後も、古本氏ら同党出身議員の支援を続けてきたが、今年1月に自公両党と連携する方針を打ち出した。自動車業界がカーボンニュートラルへの対応など変革を迫られる中、「政策実現のために与党とも連携すべきだ」との声が強まったためだ。

 衆院解散日の14日、愛知県豊田市で行った記者会見で古本氏は不出馬を表明。同席したトヨタ労組の西野勝義執行委員長は「(各政党とは)是々非々で連携を模索していく」と述べた。

 全トが与党との連携に動いた背景には、立民と共産党の共闘に対する拒否感もある。立民は共産と歩調を合わせて大企業に対する課税強化などを主張しており、全ト内には「立民はもはや敵だ」との反発も出ている。

 巨大労組の方針転換に対し、党内からは「愛知11区だけの問題にとどまらない」(若手)と不安視する声があがっている。

3737チバQ:2021/10/25(月) 10:53:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dfeb8ea2ee34d4561a4c7be690157a63ef3c1d4
衆院選長崎3区・五島市 因縁の3候補 火花散らす 三者三様「負けられない」
10/25(月) 10:00配信

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長崎新聞
候補者と一緒に気勢を上げる市民=五島市内

 離島5市町を含む衆院選長崎3区。とりわけ長崎県五島市は、自民前職の谷川弥一候補(80)と無所属新人の山田博司候補(51)の出身地。立憲民主新人の山田勝彦候補(42)の父で元農相の正彦氏はここで生まれ育ち、谷川氏とはライバルだった。博司氏は正彦氏の秘書を務めていたこともある。21日には、この因縁の3人が同時に現地に入り、火花を散らした。
 「新しい時代には新しい政治家が必要。もうそろそろ五島を代表する政治家の世代交代が必要ではないでしょうか」。五島港公園で演説した山田勝彦氏は、傘寿で7期目を狙う谷川氏を意識して声を張り上げた。選挙カーにはキャッチフレーズとして「もう変えんば」と記している。
 谷川氏も負けていない。「この異常事態に『もう変えんば』とか抽象的な言葉でいいのでしょうか」。JAごとう本店駐車場で聴衆に向け、傘で雨をしのぎながらこう問い掛け、人口流出など島の課題に継続し対応する必要性を強調した。
 この日、新聞各紙が情勢調査で、勝彦氏との競り合いを報じていた。別の場所では、国境離島新法などの実績を挙げ「五島のため、日本のため仕事をする人が誰なのか。簡単に譲れない。『もう変えんば』という声を押し返してください」と訴えた。
 勝彦氏の父正彦氏とは、初当選した2003年から過去4回の衆院選で激突。うち3回は、敗れたどちらかが比例復活する接戦を演じてきた。
 その地盤を勝彦氏が受け継いだが、離島では父ほどの勢いはない-こうした見方が谷川陣営に一時広がっていた。業界団体幹部は、危機感をにじませた谷川氏の演説を聞いて「安泰という空気があった。もう1度呼び掛けを強める」と表情を引き締めた。
 勝彦氏は父の支持者の後押しも受け、保守層が厚い離島の切り崩しを図っている。「五島の選挙、大変厳しいが、相手の背中が見えてきた。過去の実績を語る政治家よりも新しい五島の未来を語る政治家を」と畳み掛ける勝彦氏。一緒に島を巡った陣営関係者は「雰囲気が変わっている。そこそこいける」と追い上げに手応えを感じていた。
 同じ日、山田博司氏は市内の事務所で出陣式に臨んだ。組織戦を展開する谷川陣営を念頭に「皆さん、いろんなしがらみを断ち切って自分たちの政治を取り戻すんです」と語気を強めた。
 政党同士の攻防とは一線を画し、大きな団体の支援もない。だが、定数1の県議選五島市区で自民候補を5回連続で下してきた。「相手は県議選でも、有名な国会議員を何人も応援に連れてきた。でも全部はね返した」(後援会幹部)との自負は強い。
 かつて正彦氏の秘書だった博司氏。正彦氏の次男が立候補したことに「私が一番嫌いな世襲をやろうとしている」と批判の矛先を向けた。
 一方、勝彦氏は博司氏には目もくれず、「あくまで谷川氏を追う」(陣営幹部)スタンス。陣営は「保守票を博司氏が獲ってくれれば、谷川氏と勝彦の差が縮まる」とそろばんもはじく。谷川氏は街頭演説で「元秘書が(国会議員の息子の)敵に回る-そんな人と仕事ができますか」と暗に博司氏を批判した。
 選挙手法も離島振興策も三者三様。五島市の70代男性は五島から国会議員を代々輩出してきた経緯に触れ、「離島を考えてくれる政治家が地元から出るのは心強い」と指摘。その上で「3区全体での勝敗だけでなく、離島ではお互い負けたくないだろう」と胸中を推し量る。
     ◆ 
 3区には諸派新人、石本啓之氏(52)も立候補している。

3738チバQ:2021/10/25(月) 13:57:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/52f8ea6cd519b4516859d46953a103bed8fcf0ae
衆院選:注目区を行く【神奈川9区】〝後継〟に対し〝刺客〟
10/25(月) 5:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)斉藤温氏、中山展宏氏、笠浩史氏、吉田大成氏

 「前神奈川県知事の松沢成文です。彼は政治活動の同志であります」─。衆院選公示日の19日夕、小田急線新百合ケ丘駅前で、松沢がこう紹介したのは日本維新の会新人の吉田だ。

 松沢はかつて9区選出の衆院議員。民主党(当時)から出馬した2000年衆院選では12万票余りを獲得し、次点の自民候補をほぼダブルスコアで退けるなど強固な地盤を築いた。

 転機は03年。知事選に松沢が出馬し初当選を果たすと、同年の衆院選では後継としてテレビ局記者だった笠が立った。これまでの選挙でも松沢は笠の応援にたびたび駆け付けてきた。

 17年の前回選では希望の党(当時)の結党メンバーとして2人が並んで設立会見に参加。“同志”ぶりを見せていたが、その後松沢は維新、笠は無所属とたもとを分かった。

 関係者を驚かせたのは昨年8月。維新の県組織代表(当時)の松沢は、9区に自身の秘書を務めた元県議・吉田の擁立を発表。笠に対する“刺客”とも映る中、松沢は「笠さんを維新に誘ったけど、自民党入りも取り沙汰され、彼の政治方針はよく分からず一緒にはできないと判断した。前から9区での挑戦を希望していた吉田さんを応援することにした」と説明する。

 笠は今年8月の会見で誘いがあったことを認め「維新が嫌なのではなく、選挙区で自民に絶対勝たなくてはいけない」と強調。9月に立憲民主党に入党した。

 吉田の応援演説では、松沢の元に以前からの支持者が声を掛ける場面も少なくない。一方で笠陣営には松沢票の流出は最小限にとどまるとの見方が強い。

 今月16日の笠の事務所開き。幹部を含め松沢時代からの後援会メンバーが顔を並べた。陣営幹部は「松沢さん時代からの支持者で離れたのはほんの少し。やはりとどめはあの選挙」とつぶやく。松沢は8月の横浜市長選に参院議員を辞職して出馬し、8人中5番目と惨敗。「松沢さんこそ何がしたいのか分からない。今は完全に笠さんの組織だ」と後援会幹部は断言する。

 「今まで4回挑戦し、一度も小選挙区で勝ったことがない。毎回あと一歩で涙を飲んだ。なんとか小選挙区で勝たせてほしい」

 週末でにぎわう23日の新百合ケ丘駅前。自民前職の中山の街頭演説会で選対本部長を務める党県連幹事長の土井隆典は強く訴えた。

 中山は岸田新内閣で国土交通副大臣に就任したことをアピール。党広報本部長の河野太郎、党副総裁の麻生太郎らが応援に入るなど、党のてこ入れが進む。

 自民関係者は「松沢票がどう割れるのかは分からないが、この構図で勝てなきゃもうチャンスはない」と危機感をあおる。

 9区は野党共闘を進める立民と共産党が競合する選挙区でもある。共産県委員長・田母神悟は候補者を取り下げなかった理由を「笠さんと市民連合とで政治的立場が違う」と説明した。新人・斉藤は駅頭や団地などを回り、子育て支援や女性の貧困対策などを訴えている。=敬称略

神奈川新聞社

3739チバQ:2021/10/25(月) 14:00:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/66ed0663604079b28e47fc1905200bc7b1e8b45b
銀座・カジノ、不祥事の代償 自民離れた2人のその後 神奈川1区、東京15区【注目区を行く】
10/24(日) 7:37配信

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時事通信
街頭演説に集まった聴衆=21日、横浜市(一部、画像処理してあります)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下での東京・銀座の高級クラブ訪問、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職―。

【主な経歴】松本 純(まつもと じゅん)氏

 衆院選では自民党を揺るがせた二つの不祥事にも国民の審判が下る。厳しい批判を浴び、離党に追い込まれた当事者2人の払った代償は大きい。(敬称略)
 ◇無所属の悲哀
 「軽率な行動を取ってしまった。誠に申し訳ありません」。21日昼のJR桜木町駅前。神奈川1区から無所属で出馬した前職の松本純は、神妙な表情でこう口にした。

 松本が聴衆に謝罪したのは、深夜のクラブ通いのことだ。党国対委員長代理だった今年1月、緊急事態宣言下で不要不急の外出自粛要請が出ている夜8時以降に銀座のクラブを訪れていたことが発覚。離党勧告を受け、2月に離党した。

 地元の反発は激しかった。「松本、出てこい」。事務所には外から罵声が浴びせられ、1日100本に上る抗議の電話が鳴り響いた。とても活動できる雰囲気ではなく、夏前にようやくおわび行脚を開始。だが、女性を中心に拒絶反応は消えていなかった。

 無所属は政党公認と異なり、選挙運動の制約が多い。法定はがきや街頭で配るビラの枚数が政党公認より少なく、政見放送にも出られない。何より松本にとって当たり前だった党の全面支援を受けられない。比例代表に重複立候補し、小選挙区で敗れた場合に復活当選する道も閉ざされる。

 公示直前には復党も取り沙汰されたが「批判は確実。あおりを受けて何十人も犠牲になる」(関係者)と衆院選への影響を危惧する声が噴出し、幹事長の甘利明は見送りを表明した。

 派閥で仕えた副総裁の麻生太郎やその盟友である元首相の安倍晋三、同じ神奈川県選出の河野太郎らが応援に駆け付けるが、「1票でも負けたら落選」。後がない陣営に余裕はない。

 立憲民主党前職の篠原豪は「有権者からは真面目に政治をしてほしいという声を聞く」と力を込める。日本維新の会新人の浅川義治は、街頭で第三極としての存在をアピールする。

 ◇出馬辞退
 IRをめぐる汚職事件で9月に実刑判決を受けた秋元司は、自民党離党後も無実を訴え、東京15区から4選出馬を目指していた。党本部に「無所属で戦いやすい環境をお願いしたい」と、他の公認・推薦候補を立てないよう何度も働き掛けた。

 だが、事件の影響で自民内では、秋元以外の擁立を模索する動きが進行。衆院選で旧希望の党などから出馬し、過去3回秋元と戦った柿沢未途の名前が挙がった。柿沢は所属していた衆院の立民会派を離脱。出馬準備を整えた。

 一方、柿沢と長年対立してきた地元の拒否反応は強く、柿沢の動きが表面化すると、都連は愛知県が活動拠点の元職、今村洋史の公認を党本部に申請。最終的に党本部が出した結論は「2人を無所属候補とし、推薦する」という折衷案だった。事実上の自民分裂の構図だ。

 秋元は蚊帳の外に置かれた。しかし、自らも出馬し乱戦になれば、野党を利する可能性もある。「私が出馬すると政党政治を否定する行為につながる」。秋元は公示前日の18日に記者会見し、不出馬を表明した。

 繰り返される「政治とカネ」の問題。秋元の事件は結果的に地元に混乱をもたらした。「どちらをやればいいのか」。2人の無所属候補を前に自民支援者からは戸惑う声が出ている。

 ◇漁夫の利狙う
 別の選挙区から15区に移ってきた立民元職の井戸正枝は、IR事件を念頭に「利権構造の中で政治を行ってきた」と自民を批判、分裂による漁夫の利を狙う。維新新人の金沢結衣の陣営も「自民票が割れてくれれば」と語る。

 ◇立候補者名簿
 【神奈川1区】
 浅川義治 53 元市議    維 新
 松本純  71 元防災相   無 前
 篠原豪  46 元市議    立 前
 【東京15区】
 桜井誠 49 政治団体代表 一 新
 井戸正枝 55 元兵庫県議  立 元
 柿沢未途 50 元予算委理事 無 前
                推(自)
 猪野隆 56 元国税庁職員 無 新
 今村洋史 59 医師     無 元
                推(自)
 金沢結衣 31 元会社員   維 新
 吉田浩司 61 会社員    無 新
 ※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。維=日本維新の会、無=無所属、立=立憲民主党、一=政治団体日本第一党、自=自民党。丸かっこは推薦政党。

3740チバQ:2021/10/25(月) 14:06:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b5f511d14989839cd6805ec9f7a16af73568ddb
衆院選:注目区を行く【神奈川6区】公明不出馬で構図一変
10/24(日) 5:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)串田誠一氏、青柳陽一郎氏、古川直季氏

 「自民党、公明党の連立与党にこれからもお任せいただきたい」─。20日、横浜市保土ケ谷区の上星川駅前。自民の古川は公明の市議と街頭演説に立ち、力を込めた。

【写真】街頭に立つ神奈川6区の立候補者ら

 神奈川県内で唯一、公明が公認候補を立ててきた自公連携の象徴区の構図が一変した。出馬予定だった公明議員が緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブを訪れたことが発覚して今年2月に議員辞職。自民が実に25年ぶりに候補を擁立したからだ。

 この日は、6区を地盤に当選7回を数える元職で、公明県本部代表の上田勇も古川の激励に訪れた。旭区では市議を7期26年間務め知名度がある古川だが、保土ケ谷区では「全く無名の新人候補」(古川)。上田は古川を与党候補として多くの地元経営者らに紹介し、同区選出の自民市議の後援会幹部と選挙カーで「比例は公明党、6区は古川直季」と訴えた。

 「懸命に耕し育ててきた地盤」。公明の支持母体・創価学会の幹部が語るように、6区内には公明の組織票が埋まる。支援の見返りとして古川陣営には自民支持層から公明への比例票をどのくらい出せるのか「見積もり」が求められている。公明関係者は「自民が言葉だけでなく、どれだけこちらの選挙に協力するかだ」と厳しい。

 23日には前首相の菅義偉が同区内に古川の応援に入った。公明とのパイプが太いとされる菅は「野党共闘と公明・自民の連立政権の戦い。大接戦なんです。(古川は)初陣で知名度はないが将来性は間違いない」と支持を求めた。

 一方、前回衆院選で上田を破って小選挙区を制したのが、立民の青柳。相手が自民に代わったことで青柳陣営は「自公政権批判票の受け皿の役割が明確になった」とみている。

 「おーっと、4人連続で受け取りました。野球でいったら猛打賞」。20日夕の三ツ境駅前での街頭活動。有権者が政策チラシを受け取ると、立民の県議がマイクで盛り上げた。

 政権交代を求める民意の「風」を感じるという青柳は、その背景に8月の横浜市長選での勝利が評価されたと分析する。

 街頭演説で青柳がコロナ対策やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)反対を掲げた立民推薦の新人候補が当選したことに触れると、聴衆から大きな拍手が上がった。青柳は「この勢いで国政も変えていき『政権交代』に結び付けたい」。

 前回比例復活した維新の串田は、自民、立民に割って入り、第三極としての存在感を示そうと躍起だ。陣営の一人は「前回までと違う構図になり、私たちが付け入る隙が出てきた」と前を向く。

 自民が初めて議席を獲得できるのか、野党が連勝するのか。自民関係者は「四半世紀ぶりの挑戦で組織づくりから始め、ようやく体制が整ってきた。これまで(自民候補がいなくて)行き場を失っていた票を掘り起こせるかが勝敗の鍵」と語った。=敬称略

神奈川新聞社

3741チバQ:2021/10/25(月) 14:07:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9976715bfea2c992122dff87da69113086278d06
「政治とカネ」、世代交代で苦心 議席獲得へ背水の公明 広島3区、東京12区【注目区を行く】
10/23(土) 7:12配信

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時事通信
街頭演説を聞く人たち=17日、広島県安芸高田市

 「私の血の95%は自民党だ」。

 集会の出席者は驚いた。発言した候補が公明党の斉藤鉄夫だったからだ。なりふり構わず必死に訴える斉藤の表情には危機感があふれる。戦いの舞台は、2019年参院選をめぐる大規模買収事件で揺れた広島の3区だ。(敬称略)
 ◇事件の影響まだある
 同区では元法相河井克行が長年議席を維持してきた。しかし、河井は参院選に絡む公職選挙法違反の罪に問われ自民を離党。そこで公明は比例代表中国ブロックで当選を重ねる党副代表のベテラン、斉藤を押し込んだ。自民広島県連は猛反発。「野党が勝てば候補のいすは(自民に)戻る」。斉藤が与党統一候補に決まっても、自民に協力する空気は乏しかった。

 さらに、河井の妻案里=自民離党=の当選無効に伴う4月の参院広島選挙区再選挙は自民が敗北。斉藤を取り巻く状況は悪化するばかりだった。

 雰囲気が一変したのは9月の自民総裁選で地元広島選出の岸田文雄が勝利し、今月4日に首相に選出されてからだ。斉藤が岸田内閣の国土交通相に就いたことも大きい。

 地元政界に強い影響力を持つ県議会議長の自民中本隆志は「岸田政権の国交相を落とす理由はない」と号令をかけ始めた。首長や県連関係者の支援が加速。岸田も応援に駆け付けた。

 公明支持票だけでは当選ラインに届かない斉藤にとって、いかに与党としての一体感を高められるかが勝負の鍵を握る。斉藤が「私の血の95%は自民党」とアピールしたのは15日に開かれた自民の集会だった。高校時代に創価学会に入り、自民村議だった父から猛反対された過去も明かした。

 公明の小選挙区候補は比例と重複しておらず、負ければそこまで。斉藤陣営は「まだ事件の影響はある。厳しい戦いだ。僅差の勝負になる」と気を引き締める。

 立憲民主党は共産党と候補を一本化し、新人のライアン真由美を擁立、「クリーンな政治」を掲げ再選挙に続く連勝を狙う。現地入りした立民代表枝野幸男は21日、「広島出身の総理が出ても事件の反省はない。政治を変えよう」と政権交代を呼び掛けた。

 ◇「太田党」継承
 約20年にわたり、公明前代表太田昭宏が「太田党」と評される地盤を築き上げてきた東京12区。公明は後継に幹部候補の岡本三成を立てたが、候補を長年出せない自民からは不協和音も聞こえ、世代交代は容易でない。

 「力を貸してください」。20日、東京・JR大塚駅前で絶叫する岡本の姿があった。09年から毎回出馬している野党統一候補、共産池内沙織に対し、小選挙区初挑戦の岡本は知名度で劣る。

 公明は丹念に積み上げられた太田の個人票を継承させようと岡本の公認を19年に決定した。だが、昨年から新型コロナウイルス感染が拡大。満足に引き継げない状態が続き、陣営は「太田でなければ支援しないという声は多い」と頭を抱える。

 危機感を強めた太田は地元を離れず、企業・団体回りに専念することを決断。全国から応援依頼が舞い込む太田が選挙区に張り付くのは異例だ。

 一方、地盤が重なる自民前職高木啓の陣営には冷めた空気も漂う。今回も比例東京の名簿上位に登載されたが、地元では太田の引退後、自民に選挙区を渡す密約があったともささやかれる。公明側はこれを否定するが、自民支持者からは「いつまで公明のものなのか」との声が漏れる。

 池内は岡本に真っ向勝負を挑む。21日のJR赤羽駅前の街頭演説には、09年に太田を破り現在は立民参院議員の青木愛が参加し、激励。共産書記局長小池晃は「力を合わせ自公政権を少数に追い込む」と意気込んだ。東京進出の足掛かりとしたい日本維新の会は、保守票の切り崩しで勝機をうかがう。

 ◇立候補者名簿
 【広島3区】
 大山宏     73 元会社員   無 新
 矢島秀平    29 ベーシスト  N 新
 斉藤鉄夫    69 国交相    公 前
                    推(自)
 玉田憲勲    64 医師     無 新
 ライアン真由美 58 元会社役員  立 新
 瀬木寛親    57 ラジオ司会者 維 新
 【東京12区】
 岡本三成 56 元外務政務官 公 前
                 推(自)
 阿部司  39 元会社員   維 新
 池内沙織 39 党中央委員  共 元
                 推(れ)
※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。N=NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で、公=公明党、自=自民党、立=立憲民主党、維=日本維新の会、共=共産党、れ=れいわ新選組。丸かっこは推薦政党。

3742チバQ:2021/10/25(月) 14:07:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/55e57272fe081a0aeaae1bf3df887e5fa8e4ceab
衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は
10/23(土) 6:01配信

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カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)中西健治氏、小林丈人氏、藤村晃子氏、木佐木忠晶氏

 「横浜市長選のてん末にびっくりした人もいると思う。結果が出せなかった」

 公示日19日に同市鶴見区で行われた自民党の中西の出陣式。マイクを使わず、大きな声であいさつする元衆院議員の小此木八郎の姿があった。

【写真で見る】出陣式や街頭での神奈川3区の候補

 3区を地盤とし、8度の当選を重ね、国家公安委員長を務めたベテラン。8月の市長選に突如、無所属で立候補を表明し、後継候補には中西を指名した。

 自民が進めてきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致に反対の声を上げた波紋は大きく、市長選で自民が分裂した一因となった。落選し、政界を引退した小此木は「みなさん複雑な思いをされていると思う。だが、中西さんを一緒に応援してほしい」と声を振り絞った。

 小此木を長年支援してきた男性は「市長選で自民党内が大混乱した。勝てば良かったが、結果は完敗。頑張った支援者ほど『しばらく選挙はやりたくない』と思っている」と話し、自民の牙城が揺らいでいると感じている。

 今回の選挙戦では「小此木が立候補した」と勘違いされないよう、小此木は街頭では中西と一緒に立つことはない。しかし、数多くの支援者を紹介するなど顔をつないできた。それでも、3代にわたり横浜で築いた「小此木ブランド」の票が、中西に受け継がれるかは未知数だ。

 中西は神奈川選挙区選出の参院議員2期の実績があるとはいえ、3区の支部長になったのはわずか2カ月前。「準備期間が短く、名前が浸透していない」と陣営は危機感を募らせる。有権者から「小此木先生の後は誰が出るの」と目の前の中西自身が尋ねられることもあるという。

 一方、野党など候補3人は小此木の引退を絶好の好機と捉える。選挙戦序盤の20日、鶴見駅前で演説する立憲民主党の小林は、有権者の反応が良くなっていると感じていた。「引退は大きな転機で、『頑張れ』と声を掛けられることが多くなった。政治に変化を求めている人が増えているのでは」と期待する。

 神奈川区内で保護猫カフェを経営する無所属の藤村も選挙の構図に大きな変化があったことを出馬理由の一つに挙げた。

 好機と捉える一方、野党陣営は歯がゆい思いも抱いている。野党共闘による候補者の一本化が進み、県内18選挙区のうち7選挙区で一騎打ちの構図が生まれた。しかし、3区では立民と共産が競合したからだ。

 共産の木佐木は鶴見区選出の元県議で、小選挙区では横浜市内唯一の共産候補。共産の県委員会が神奈川区に本拠を置くなど共産が比較的強い地域ということもあり、立民との一本化が実現できなかった。

 野党陣営の幹部の一人は声を落とし気味に言う。「自民候補を倒す大きなチャンスが巡ってきたが野党共闘ができなかった。政権交代を実現させるという強い思いを有権者に伝えたいのだが」=敬称略

神奈川新聞社

3743チバQ:2021/10/25(月) 14:08:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/74431709dd3e5afad4192209e9c11db02de3810d
最激戦区神奈川7区 “総裁候補”の右腕VS野党共闘 一騎打ち
10/25(月) 12:29配信


 シリーズ「総選挙」です。最激戦区の一つとされている神奈川7区。野党共闘によって選挙区の構図が大きく変わるなか、与党候補が頼ったのは“あの人”でした。



立憲民主党 中谷一馬候補
 「TBSさんですよね。どうもお世話になります」

 自転車にまたがり選挙区内を回るのは、立憲民主党・中谷一馬候補(38)。菅直人元総理の秘書を経て立憲の初代青年局長を務めるなど若手の注目株です。その中谷氏が出馬する神奈川7区をめぐっては、大きな変化が起きていました。

立憲民主党 中谷一馬候補
 「この選挙区自体は元々自公で過半数は超えたことがない選挙区。野党がいつも割れて負けてた選挙区。今回実は野党の一本化が図られて与党との一騎打ちの構図になっている選挙区情勢」

 野党共闘で“一騎打ち”となった激戦区ということで、立憲・幹部も応援に熱が入ります。

立憲民主党 蓮舫代表代行
 「岸田さんでは自民党を変えられない。これまでの問題には蓋をするだけです。みなさんが国会の景色を変えてください」

立憲民主党 中谷一馬候補
 「安倍、菅、岸田、長期に渡って続いた政権が、権力を乱用し政治に奢りと緩みをもたらした。みなさん、この神奈川7区から与野党を拮抗させる政治を作っていきましょう」

 陣営は枝野代表の応援入りも希望していて、党を挙げて勝利を目指します。

 一方、今回、5期目を目指す自民党・鈴木馨祐候補(44)は、“野党共闘”を批判します。

自民党 鈴木馨祐候補
 「日本が信頼されるような国にするために適した政権はどこですか?立憲民主と共産の政権じゃないと思います。自民党公明党の政権じゃなきゃ、これ、できないんじゃないでしょうか」

 これまで、財務副大臣や党の財務金融部会長を歴任し、こちらも中堅・若手の中で一目置かれる存在です。その鈴木氏がキーワードに掲げるのが「改革、断行」。

岸田首相(所信表明演説)
 「大切なのは『成長と分配の好循環』です」

 実は、岸田総理の所信表明演説中に「改革」の文字は一度も出てきませんでした。鈴木氏は、自民党が「改革」に後ろ向きとは見られたくないと話します。

自民党 鈴木馨祐候補
 「改革であったりとか自由貿易とか、キーワードとして若干弱くなっている気がします。当然、岸田さんも同じ事は考えていると思いますけども、明確に打ち出していかなくてはいけないと私は思っています」

 その鈴木氏とビラで一緒に写っているのが河野太郎氏です。鈴木氏は、先の総裁選で敗れた河野陣営の要として活躍。今回の総選挙でも改革色の強い河野氏と2か所を回り、深い絆を前面に打ち出しています。

河野太郎前行革相
 「次(の総裁選)は頑張りたいと思います。その時に私の右腕である鈴木馨祐がいないと私も困る」

 与野党一騎打ちの状況に、有権者はどう判断を下すのでしょうか。(25日10:13)

3744チバQ:2021/10/25(月) 14:09:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/65c6eabc378529b91997f522637ccb9265e15135
票はほしいが、「カラー」は敬遠…つかず離れずの野党共闘
10/25(月) 10:23配信
 衆院選(31日投開票)は野党共闘の成否が情勢を左右する様相が強まっている。九州でも野党の候補者一本化で自民党と互角の戦いに持ち込んでいる選挙区が増加。ただ、立憲民主党などは擁立を見送った共産党票を得たい一方で、「共産に近づけば離れる票もある」とのジレンマも。選挙戦終盤に向け、微妙な距離感で成り立つ共闘がどこまで深まるかが焦点となる。

【一覧】立候補一覧

 選挙戦で唯一の日曜日となった24日午後。福岡市・天神の警固公園に福岡1〜3区の立民の候補者が並び立った。立民、国民民主、両党を支持する連合福岡の合同演説会。連合福岡の会長は「立民、国民の力を合わせて与党の議席を減らそう」と結集を呼び掛けた。2、3区に候補者を擁立しなかった共産関係者の姿はなかった。

 共産票は各選挙区に2万票程度とされ、激戦区ではその行方が勝敗を占う。一方で、連合内には労働運動を巡って対立してきた共産への抵抗感も根強く、「共産関係者と一緒に並んだら応援できない」(福岡県の民間労組幹部)との声も聞かれる。共産との共闘を前面に出せば、保守層が離れるリスクもはらむ。

 福岡県内の11選挙区のうち、共闘する野党が候補者を一本化したのは6選挙区。自民前職と激戦を展開する福岡10区の立民前職は19日夜、北九州市で開いた出発式で「共産からも政策が同じ所は力を合わせようとお話をいただいた」。前回は僅差で自民前職に敗れて比例復活。共産候補と合わせた野党の得票は自民を上回っていた。今回は共産が擁立を見送り、票の上積みに期待する。

 2016年の参院選から野党共闘に取り組む熊本。立民熊本県連の鎌田聡代表は23日、熊本2区で共産新人の街宣車に立った。共産の小池晃書記局長と並び「お互いに力を合わせて頑張ろう」と激励したが、演説後すぐに車上から降り、小池氏の演説を見届けると、「時間がない」と足早に立ち去った。距離感に腐心する。

 長崎では、国民と共産が競合する1区以外の3選挙区で立民に一本化。立民、国民、社民の県組織は「実質的に推薦以上の協力」と結束を強調するが、市民団体が共産を含めた野党4党に呼び掛けた共通政策の合意は実現しなかった。

 野党候補が一本化されても、当落線上を行き来する立民の候補者は少なくない。立民の関係者は「共産票が自民に流れることはない。政権批判票は集約される」と語った。

 (華山哲幸、松本紗菜子、岡部由佳里)

3745チバQ:2021/10/25(月) 14:36:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf226caecc27b4e90976dc727830e6fb43b89be6
【衆院選】自民vs立憲vs維新、大阪独自の三つどもえ激戦区・大阪10区
10/25(月) 6:00配信

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日刊スポーツ
衆院選 大阪10区の候補者

衆院選は残り1週間となり、ラストサンデーの24日、各地で街頭活動が熱気を帯びた。大阪10区は前回選に続き「自民VS立憲VS維新」という大阪独自の三つどもえの激戦区。立民前職の辻元清美氏の応援に入った元文部科学事務次官の前川喜平氏(66)が「安倍政治」を切り捨てた。

東京屈指の激戦区東京5区は自民党の若宮健嗣万博担当相、立憲民主党の手塚仁雄氏による事実上の一騎打ちで拮抗(きっこう)。現役閣僚の落選阻止へ安倍晋三元首相ら大物幹部が応援に駆けつけた。

   ◇   ◇   ◇

JR高槻駅前、立民前職の辻元清美氏(61)がピンクのマイクを握り、声を張り上げた。「くさいものにはフタをする政治でいいのでしょうか」。森友・加計学園、桜を見る会の問題を指摘し、「長期政権のうみを取り除くには、与野党を伯仲させてください」と訴えた。

加計学園の獣医学部新設計画で「行政がゆがめられた」と告発した元文部科学事務次官の前川喜平氏(66)が応援に駆けつけ「安倍内閣が日本の教育を破壊した。敵を作って、社会を分断するのは安倍政治であり、維新政治」と切り捨てた。各社の序盤の情勢調査では同区で2連勝中の辻元氏の先行が伝えられるが、「あくまでも序盤の数字。維新の勢いがすごい」と陣営は気を引き締める。

維新新人で元府議の池下卓氏(46)は辻元氏を意識して「パフォーマンスだけでは国民の生活は良くならない。大阪での改革を全国に広げていく」と対抗心をみせる。公示前の14日には、吉村洋文副代表(大阪府知事)が早々と応援に入り、JR高槻駅前で「高槻にはメチャ強い人がいる。名前は言いませんが、辻元さん。強いんだ、こりゃ」。コロナ禍で一躍、全国区になった「吉村人気」を背景に、現有10議席からの躍進を狙う維新にとって大阪10区は最重点区だ。

外科医で自民前職の大隈和英氏(52)は菅、岸田両政権で厚生労働政務官に起用され、新型コロナウイルス対策に取り組んできた。

23日には三原じゅん子前厚生労働副大臣、この日は青山繁晴参議院議員が応援入り。25日には安倍元首相が応援に入る予定。街頭で大隈氏は「犯罪を犯すことのない国会議員を選んでほしい」と強調し、「大阪は改革、改革で焼け野原」と維新政治を批判する。青山氏は「戦うドクター・大隈を国会に戻してほしい」と訴えた。【松浦隆司】

3746チバQ:2021/10/25(月) 14:37:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ca74c2690658d9c5a66d407de2b7bd18979ea84
【衆院選】激戦の東京5区 若宮氏vs手塚氏大接戦で安倍元首相ら大物参戦
10/25(月) 6:00配信

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日刊スポーツ
衆院選 東京5区の立候補者

衆院選は残り1週間となり、ラストサンデーの24日、各地で街頭活動が熱気を帯びた。東京屈指の激戦区東京5区は自民党の若宮健嗣万博担当相、立憲民主党の手塚仁雄氏による事実上の一騎打ちで拮抗(きっこう)。現役閣僚の落選阻止へ安倍晋三元首相ら大物幹部が応援に駆けつけた。大阪10区は前回選に続き「自民VS立憲VS維新」という大阪独自の三つどもえの激戦区。立民前職の辻元清美氏の応援に入った元文部科学省事務次官の前川喜平氏(66)が「安倍政治」を切り捨てた。

    ◇    ◇    ◇

大激戦区がさらにヒートアップしている。現職閣僚の若宮氏と、ライバル手塚氏、日本維新の会の新人田淵正文氏が立候補したが、事実上の若宮氏対手塚氏の拮抗(きっこう)する一騎打ちだ。情勢一変へ、自民党は若宮氏の応援に安倍晋三元首相、茂木敏充外相ら大物を投入。安倍氏は東京・三軒茶屋駅前で沿道を埋めた聴衆を前に危機感をあらわにした。「大変な接戦になっている。明日にでも投票所に行って若宮さんに一票を投じていただきたい。お友達やお父さん、お母さん、ご主人や奥さんや、子どもたちを連れて。また恋人も連れて、昔の恋人も探し出して、どうか投票所に足を運んでいただきたい」と、ウケ狙いも交えて訴えた。

若宮、手塚両氏は同区で4度目の対決となる。前回2017年の衆院選は若宮氏が約2100票の僅差で制し、手塚氏は比例復活。14年、12年もいずれも若宮氏が制し、手塚氏は落選。これまで若宮氏の3戦全勝だが、今回は情勢が違う。

5選を目指す若宮氏は大臣就任で「知名度が格段にアップした」(若宮陣営)とするが、一方で公務優先のため、平日の選挙活動は午前8時〜9時台、午後は夕方以降が中心となり、街頭での活動量が減少した。

ライバルに対し、手塚氏は野党統一候補として追い風を受ける。手塚氏は7月の都議選でも党幹部として野党共闘を主導し、「手応えがある」(手塚陣営)。若宮氏とは対照的な「どぶ板作戦」を積極的に展開。手塚氏はこの日も駅頭で自ら、約300枚のビラを1時間半ほどで配布し、「10回目の選挙戦ですが、短時間で、これだけ手渡しをしたのは初めて」と手応えを口にした。 【大上悟】

3747チバQ:2021/10/25(月) 15:05:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc3a9926cea8596144bcba5bc6d5238405ccd5b6
【衆院選】山本太郎氏が立民・吉田氏招き「手打ち式」因縁の東京8区で演説
10/22(金) 21:38配信

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東京8区から出馬を撤回したれいわ新撰組の山本太郎代表が、同区の野党統一候補となった吉田晴美氏を激励した(撮影・大上悟)

選挙戦も残り9日となった22日、野党共闘を巡ってドタバタ劇の東京8区で、れいわ新撰組の山本太郎代表が初めて街頭演説を行った。最終的に野党統一候補となった立憲民主党の吉田晴美氏をゲストに招いて「手打ち式」を催した。

山本氏は11回目の当選を目指す難敵の自民党石原伸晃元幹事長の消費税政策を批判し、「吉田晴美ならば消費税は5%に減税。石原家のご子息ならば消費税15%。東京8区にお住まいの方には吉田晴美、この人しかいませんよ。必ず選挙区で勝たせてください」と連呼した。グータッチで壇上に招かれた吉田氏も「野党統一候補として、戦わせていただくことの責任の重みと感謝の気持ちで一杯です」と頭を下げた。

山本氏は8日、同区からの出馬表明したが、立民などと最終合意に至っていなかった。前回2017年の衆院選で初挑戦ながら石原氏相手に約2万3000票差と善戦した吉田陣営は出馬準備を進めており、支持者からの猛反発を受けた山本氏は4日後に小選挙区からの出馬を撤回し、比例代表東京ブロックからの出馬を決定した。

ドタバタ劇は一応の決着となったが両陣営には、しこりが残った。両氏のそろい踏みを水面下で調整したが、選挙戦4日目まで、ずれ込んだ。山本氏は「吉田さん、支援者のみなさんにご迷惑かけたので」とわびたが、「吉田さん支持層が比例で全面的にれいわに流れるかは微妙」(関係者)する指摘もある。

前回衆院選の同区で立民と共産党候補の得票を合計すると石原氏に約1100票差まで迫る計算で、れいわ支持票も加わる。野党共闘に危機感を示す石原氏はJR高円寺駅前などの拠点で街頭演説を行い、外交・安全保障政策などで持論を訴えた。日本維新の会の新人候補笠谷圭司氏も波乱を狙う。「必ず国会に行きます」と決意を示した吉田氏に、山本氏は「衆議院でお会いしましょう」と応じた。「永田町の空気を読まない。あなたにとってのミサイル山本太郎を国会に着弾させてください」と怪気炎を挙げたが、激戦区で野党共闘の微妙な空気は、どこまで一本化されるだろうか。【大上悟】

3748チバQ:2021/10/25(月) 15:09:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffa5c3d41ec5de94cea0e1b4516e8f1c9132d31b
10.31衆院選 長野3区 最激戦区!? 「因縁の対決」構図再び
10/22(金) 19:34配信
NBS長野放送
資料 国会議事堂

衆院選のシリーズ「候補走る」。22日は3区です。立候補したのは、届け出順に立憲民主党・新人の神津健さん。自民党・前職の井出庸生さん。NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で新人の池高生さんの3人です。長野県内最激戦区と目されていますが、これには理由があります。

衆院選 長野3区

小選挙区になって、初めて行われた1996年の総選挙。羽田孜さんと井出正一さんが議席を奪いあい、羽田孜さんが勝利。その後も羽田さんが議席を守ってきました。

衆院選 長野3区

2012年に羽田さんの後継の寺島義幸さんが当選しますが、2014年、井出正一さんの甥、井出庸生さんが議席を奪います。その後、井出さんは民進党、希望の党と移り、2017年には羽田家の後援会「千曲会」の支援も受けて当選します。

衆院選 長野3区 立候補者

ところが2019年、自民党に入りました。これに対し立憲と千曲会は羽田孜さんの甥、神津健さんを擁立。25年前の羽田対井出の構図が再び浮かび上がり、激しい選挙戦が繰り広げられています。

立憲民主党の神津健さん。21日は南佐久地域を回り、自公政権下で広がった格差の解消や政権交代を訴えました。

立憲・新・神津健さん(21日 南相木村):
「一部の強い者のみが豊かになっていき、格差がどんどん広がっていく社会をつくるのではなく、私たち一般庶民が暮らしの豊かさを実感できる暮らしの底上げを図り、格差を解消し、持続可能な支え合う社会を実現していきたい」

神津さんは羽田元総理の甥。去年亡くなったいとこの雄一郎さんに生前、勧められ、政治の道へ進む決意をしました。

前回、井出さんを支援した羽田家の後援会「千曲会」など陣営内では井出さんの自民入りに批判の声が上がっていますが、神津さんはこの日の街頭演説では触れませんでした。
しかし、記者が直接マイクを向けると・・・。

立憲・新・神津健さん:
「(井出さんは)向こう(自民)に行ってしまって、有権者の思いも途切れさせてしまったと思う。(「対井出」を)私自身は、あまり意識はしていない。『神津』対『井出』の戦いの中で、『羽田』が私のことも支援してくださっている」

立憲・新・神津健さん:
「まさに縁起を担いで…」

昼食は験担ぎの「とんかつ」。

立憲・新・神津健さん:
「おいしいです」

立憲・新・神津健さん:
「羽田孜先生、羽田雄一郎先生の志を引き継いでまいります」

選挙戦で強調するのは、2人の遺志を受け継ぐ覚悟。「千曲会」のバックアップを受けながら、議席の奪取を目指します。

立憲・新・神津健さん:
「羽田孜先生の『政権交代可能な政治を日本に定着させる』という志。雄一郎議員の『子どもの未来を守っていく』という志。私は引き継いで、今回の選挙戦を戦っています」

3749チバQ:2021/10/25(月) 15:09:33

自民・前・井出庸生さん:
「政策を実現する、地域の課題を解決する。2年前の自民党入りを含め、私自身のことを評価頂く、判断頂く、そういう選挙でもあります」

自民党の井出庸生さん。選挙戦では与党入りの説明もしています。

この日は軽井沢町や御代田町へ。街頭演説には自民入りを歓迎する自治体の長や公明党の議員が加わります。

立場は変わりましたが自身の姿勢は変わらないという井出さん。それを象徴するのが2010年の初出馬から使うタスキです。

自民・前・井出庸生さん:
「原点みたいなものなので。僕自身のやることは変わらないです。もともと有権者を男女とか年代とか、企業関係者だなんだとかっていうものを分け隔てなくやってきたので」

昼食は公園でサンドイッチを口に…

自民・前・井出庸生さん:
「この“映える”やつ、いただきます。(ニンジン)甘い。選挙になると野菜なくなるから…」

再び浮上した「羽田」対「井出」の構図には…

自民・前・井出庸生さん:
「自分は自分で自分のやること、訴えるべきことを最後までやるということかな」

コロナ禍で広がった格差是正や地域のインフラ・防災の整備などを訴えつつ、与党入りの決断に理解を求める選挙戦です。

自民・前・井出庸生さん(21日御代田町):
「応援の声、ご批判にも正面から向き合っていきます。積み重ねてきた活動は活動のための活動ではありません、思いを形にしていく、政策を実現する。この地域に根を張って日本のために、わが身を賭す覚悟で頑張ってまいります」

「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の池高生さん。弱者を守る政策の実現を訴えています。

N党・新・池高生さん:
「(NHKの)集金人に苦しめられている弱い人、いじめを受けている弱い立場の人、ネット上で誹謗中傷を受けている弱い立場の人、こういう弱い立場の人を守りたい」

県内には選挙事務所を置かず動画投稿サイトで訴えを発信します。

N党・新・池高生さん:
「旧態依然とした自民党の悪いところが復活したと思います。かといって、立憲民主党が共産党と手を組むとか、国民の理解を得られるのか謎です。自民党の対抗となる政党、取って代わる政党ができないといけないと思っています」

3750とはずがたり:2021/10/25(月) 15:13:49
>関係者によると国民は当初、三重4区での候補擁立を模索したが、立民との間で調整がつかず断念。

>共産党との関係を深める立民への反発は強く、この日の演説で玉木氏が、小選挙区に立つ立民候補への支持を呼びかけることはなかった。

公認候補ゼロの県で「異例の遊説」…国民・玉木代表、立民候補への支持は呼びかけず
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211025-OYT1T50106/
2021/10/25 12:24

 衆院選は24日、期間中で唯一の「選挙サンデー」となり、各候補は繁華街などで支持を呼びかけた。国民民主党の玉木雄一郎代表が三重県内入りし、四日市市内でマイクを握った。同党は県内の小選挙区に候補は立てておらず、比例票の掘り起こしを狙う。

 「失われた政治への信頼を取り戻したい。傷ついた日本経済を立て直して、働く人の給料が上がる経済を実現する。比例は国民民主党にぜひ投票を」。玉木氏はこの日夕、四日市市の近鉄四日市駅近くで街頭演説し、こう訴えた。

 公示後、主要政党の党首が県内に入ったのは玉木氏が初めて。県内の全4小選挙区に立憲民主党は公認候補を立てたが、国民はゼロで、候補不在での遊説は同党にとっても異例という。

 関係者によると国民は当初、三重4区での候補擁立を模索したが、立民との間で調整がつかず断念。共産党との関係を深める立民への反発は強く、この日の演説で玉木氏が、小選挙区に立つ立民候補への支持を呼びかけることはなかった。

 読売新聞が公示後に実施した序盤情勢調査で、国民は比例東海での議席獲得に向けて厳しい戦いとなっている。玉木氏は記者団に、「三重は前回参院選で選挙区の候補がいなくても比例票を多くいただいた重要な場所。比例票のテコ入れに来た」と説明した。

 県北部にはホンダやトヨタ系の自動車関連企業も多い。来年夏の参院選では、国民が支援を受ける自動車総連の組織内候補が改選を迎える。それだけに公示直前、愛知11区でトヨタ系労組を母体にする前議員が不出馬を表明した影響も懸念されるが、玉木氏は「小選挙区は対立を避け、比例選はそのままやるとの発言があった。影響はないし、ないようにしなければならない」と強調した。

 一方、県内では25日に、自民の安倍晋三元首相や小泉進次郎氏が公認候補の応援に駆けつける予定。ただ、現段階で岸田首相や立民の枝野代表らが来県する予定はない。ある陣営関係者は「大物の応援はありがたいが、まずは候補が地道に活動するしかない」と話す。

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3751チバQ:2021/10/25(月) 15:14:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/3401478ef392a73ccd373f4e5024b4d2f28619ff
戦いの構図 大阪選挙区① 1区〜6区
10/21(木) 19:30配信
31日に投開票される衆院選で、大阪府内19選挙区には計67人が立候補した。各選挙区の戦いの構図を順次、紹介する。(敬称略、名鑑は届け出順。☆は比例と重複)

1区(4人) 前新4氏が激突
大西宏幸54☆防衛政務官 自(岸)前 【公】
井上英孝50☆党組織局長 維 前
村上賀厚62☆会社役員 立 新
竹内祥倫39 党地区委員長 共 新

平成29年衆院選で勝利した自民前職の大西に、前回比例復活した維新前職の井上が挑む。立民と共産はそれぞれ新人を擁立した。

大西は「『商都大阪』の復活」を掲げ、経済政策や感染症対策、防衛政務官の実績をアピールする。

井上は維新の「身を切る改革」を強調。建設的な対案を出す政党として他党候補との差別化を狙う。

村上は消費税減税など個人消費の底上げによる経済成長を主張。若者向けに動画を配信し、浸透を図る。

竹内は分配重視の経済政策への転換を主張。森友学園問題を取り上げ、政権批判票の取り込みを狙う。

2区(3人) 前回と同じ三つどもえ
尾辻かな子46☆元参院議員 立 前
左藤章70☆党幹事長代理 自(岸)前 【公】
守島正40☆元大阪市議 維 新

前回衆院選と同様に自民、立民、維新の三つどもえの争いになった。

前回比例復活の尾辻は新型コロナウイルス対策で、医療体制や経済支援の拡充を訴える。共産の支援を受け、政権批判を強める。

左藤は、岸田文雄首相が掲げる成長と分配の好循環による「新しい資本主義」の実現を訴え、自公政権維持の必要性を強調する。

3期務めた大阪市議を辞職した守島は国政での行財政改革の実行を公約に掲げる。選挙区をくまなく回り、知名度向上を図る。

3区(4人) 公明前職に挑む
萩原仁54☆党府副代表 立 元
中条栄太郎52 会社役員 無 新
佐藤茂樹62 党幹事長代理 公 前 【自】
渡部結40 党准中央委員 共 新

10選を狙う公明前職に立民元職と共産、無所属の新人が挑む。

萩原は子育て支援や消費税減税を掲げ、公明に批判的な自民支持層の取り込みをうかがう。

自民と維新が候補者を擁立しない中、出馬した中条は保守層向けに憲法改正などを主張する。

自民推薦の佐藤はコロナ対策や2025年大阪・関西万博誘致をアピールし、自公政権継続を訴える。

渡部は政権批判票の受け皿を目指し、消費税減税や最低賃金の引き上げ、ジェンダー平等を訴える。

4区(4人) 経験者4人の激戦
清水忠史53☆党中央委員 共 前
美延映夫60☆元大阪市議 維 前
吉田治59☆元国交副大臣 立 元
中山泰秀51☆元防衛副大臣 自(細)前 【公】

自民、共産、維新の前職と立民元職という衆院議員経験者4人の争い。無党派層が多いエリアで、激戦が予想される。

清水は約9年に及んだ安倍晋三、菅義偉両政権を「冷たい政治」と批判。待機児童対策などを掲げる。

美延は改革路線を訴え、自民との違いをアピール。将来世代への支援も掲げ、浮動票を取り込む考え。

吉田はコロナ対策の充実と消費税減税などを主張。連合大阪の支援を受け、平成21年以来の勝利を狙う。

元防衛副大臣の中山は、日本周辺の安全保障環境に自由と民主主義を確立すると強調し、当選を目指す。

5区(4人) 前職に3氏が挑む
籠池諄子64 元幼稚園職員 無 新
大石晃子44☆元府職員 れ 新
宮本岳志61☆党中央委員 共 元
国重徹46 元総務政務官 公 前 【自】

4選を目指す公明前職に共産元職、れいわ新人、無所属新人が挑む。

籠池は森友学園をめぐる事件で検察当局に逮捕された経験から、司法制度改革を訴える。

大石は積極財政への転換による雇用安定や所得増、格差是正などを掲げ、現役世代への浸透を図る。

宮本は消費税減税や高等教育の学費半減を主張。立民とともに野党共闘を演出し、支持拡大を目指す。

自民推薦の国重は携帯電話料金引き下げの実績やデジタル化促進などを訴え、支持基盤固めを徹底する。

6区(3人) 前新3人が舌戦
伊佐進一46 元財務政務官 公 前 【自】
村上史好69☆元大阪市議 立 前 【れ】
星健太郎41 元市川市議 無 新

公明と立民の前職2人と無所属新人が争う。

伊佐はコロナ対策として国民1人あたり現金10万円の一律給付を公明主導で実現したと強調。安定した自公政権が必要だと訴える。

野党統一候補の村上は、れいわの推薦と共産の支援を受ける。消費税減税などを掲げ、政権批判票の受け皿を目指す。

星は情報技術の専門家としてデジタル化を進め、行政手続きを効率化すると主張。インターネットを通じた活動を展開している。

3752チバQ:2021/10/25(月) 15:16:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/93059e3e144055262b4ffa3283dcb09011490982
戦いの構図 大阪選挙区② 7区〜11区 著名候補が直接対決
10/22(金) 13:32配信

産経新聞
街頭演説に集まった人たち(一部画像処理しています)

31日に投開票される衆院選で、大阪府内19選挙区には計67人が立候補した。各選挙区の戦いの構図を順次、紹介する。(敬称略、名鑑は届け出順。☆は比例と重複)


7区(5人) 与野党5人が大混戦
奥下剛光46☆元市長秘書 維 新
渡嘉敷奈緒美59☆元環境副大臣 自(竹)前 【公】
川添健真39 党准府委員 共 新
乃木涼介57☆俳優 立 新
西川弘城56☆元府議 れ 新

自民前職に、立民、共産、維新、れいわがそれぞれ新人を擁立し、5人が争う混戦模様になっている。

前回に続いて立候補した奥下は、橋下徹・元大阪市長の特別秘書を務めていた経歴から改革を進める必要性を強調する。

渡嘉敷は4期の実績に加えて、吹田市のJR岸辺駅周辺で整備が進む北大阪健康医療都市(健都)を発展させると主張する。

川添は大学や専門学校の学費無償化を主張して、非正規労働者の格差是正を進めて自公連立政権からの転換を訴える。

乃木は俳優の認知度を生かして、時限的な消費税減税や所得減免除などを掲げ、政権交代を目指すとアピールする。

西川は、消費税廃止と積極財政で景気回復を実現すると主張。SNSなどを駆使した戦略で幅広い支持の拡大を目指す。

8区(3人) 新人三つどもえの争い
高麗啓一郎41☆元豊中市議 自 新 【公】
漆間譲司47☆元府議 維 新
松井博史53☆元議員秘書 立 新

緊急事態宣言の発令中に東京・銀座のクラブを訪れていたとして自民を離党した前職、大塚高司が公示1週間前に不出馬を表明。立民と維新が万全の準備を進めるなかで、〝不戦敗〟を避けたい自民は急遽、新人を擁立し、自民、立民、維新の3新人が激突する構図となった。前回は候補者を立てた共産は擁立を見送り、共産票の行方もカギを握りそうだ。

15日に豊中市議から国政出馬を表明した高麗は、コロナ禍で安定した社会を取り戻すために自公政権の維持が必要と主張する。

漆間は、府議時代に取り組んだ議員定数削減など身を切る改革を進めたことをアピールし、国政でも改革を進めると訴える。

前回に続く立候補となった松井は、飲食店支援などのコロナ対策を進めると主張し、自公政権との対立軸をつくると打ち出す。

9区(4人) 前新4人が5市町を奔走
原田憲治73 元防衛副大臣 自(竹)前 【公】
大椿裕子48☆元労組委員長 社 新 【れ】
足立康史56☆党幹事長代理 維 前
磯部和哉49 医師 無 新

過去3回にわたって激戦を繰り広げてきた自民と維新の前職に対して、野党統一候補として社民新人が立候補。さらには無所属新人も加わった。茨木市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町の5市町にまたがる広大な選挙区で、各候補が奔走している。

府連会長を務める原田はこれまでの実績に加え「コロナ対策で国民の命と暮らしを守ってきた」として政策実現力をアピールする。

労組委員長の経歴を持つ大椿は、格差社会や貧困問題の解消、非正規雇用を減らす政策、ジェンダー平等などを掲げる。

前回は比例で復活当選した足立は、大阪で維新が実現してきたとする改革の成果を強調し、選挙区での勝利を目指す。

開業医で在宅医療にも力を入れる磯部は、コロナ対策の強化や在宅医療の充実、子供の教育環境整備などを訴える。

10区(3人) 有数の激戦区で自立維が火花
辻元清美61☆党副代表 立 前
池下卓46☆元府議 維 新
大隈和英52☆厚労政務官 自(麻)前 【公】

前回に続いて、自民と立民、維新の3党が議席を争う府内有数の激戦区。前回は前職3人が争って立民が当選、自民が比例代表で復活、維新が落選と明暗が大きく分かれた。今回は維新が新人を擁立して雪辱を期しており、三つどもえの争いは激しさを増しそうだ。

高い知名度を誇る辻元は、党副代表として全国を回り、5%への消費減税などのコロナ対策を掲げて政権交代を訴える。

3期務めた府議から転身した池下は、行財政改革やコロナ対策などでの実績を訴え、「大阪から日本を変える」とアピール。

2回連続で比例復活している大隈は、厚生労働政務官としてコロナ対策の最前線に立ってきた実績を強調する。

3753チバQ:2021/10/25(月) 15:18:04

11区(3人) 著名候補3氏が激戦
中司宏65☆元枚方市長 維 新
佐藤ゆかり60☆元環境副大臣 自(二)前 【公】
平野博文72☆元官房長官 立 前

自民と立民の前職に維新の新人が加わり、知名度の高い3人が激戦を繰り広げている。

中司は地元出身を強調し、財政再建に取り組んだ枚方市長や府議の実績をアピール。「維新の改革で国政に風穴をあける」と街頭でマイクを握り、支持者らを回っている。

前回選挙に無所属で勝った党選対委員長の平野は、全国からの応援弁士の要請を保留。地元で「自民党政治を変える。いのちと暮らしを守る」と時限的な消費税減税などを訴える。

前回、比例復活した佐藤は京阪枚方市駅前で萩生田光一・経済産業相の応援を受けて演説。同駅前の開発などに予算を付けた実績を示し、「未来を選択する選挙」と支持を訴えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7b576ada0f4441ae5bbc2047d978cef5f5c11203
戦いの構図 大阪選挙区③完 12区〜19区 激戦、混戦、因縁対決…選択行方は
10/24(日) 14:31配信
31日に投開票される衆院選で、大阪府内19選挙区には計67人が立候補した。各選挙区の戦いの構図を順次、紹介する。(敬称略、名鑑は届け出順。☆は比例と重複)

12区(4人) 維新前職VS各党新人
北川晋平34☆会社役員 自 新 【公】
藤田文武40☆会社役員 維 前
松尾正利62 党府委員 共 新
宇都宮優子45☆作曲家 立 新

2年前の補選で勝利した維新前職が優位に戦いを進め、自立共の新人が追う。

叔父の死去に伴う補選で敗れた北川は議席奪還へ、「空想のような政策の政党を選ぶか、実現政党の自公を選ぶか」と強調する。

藤田は大阪での維新の実績を訴え、「しがらみなく改革を進められるのは維新だけ」と維新支持層以外への浸透に力を入れる。

2度目の挑戦となる松尾は「アベノミクスで生じた格差と貧困をただす」と自公政権を厳しく批判し、党勢の拡大を図る。

宇都宮は「子供たちが夢や希望を持てる国を残す」と教育改革などに軸足に置き、消費税減税などを訴えて支持拡大を狙う。

13区(3人) 自民、3選なるか
宗清皇一51☆復興政務官 自(細)前 【公】
神野淳一45 元東大阪市議 共 新
岩谷良平41☆元府議 維 新

3選を目指す自民前職に対し、共産、維新の各新人が挑む。

宗清は国として「政治の安定」の重要性をアピール。新型コロナウイルス禍の中、「がんばろうと思う中小零細企業を支援する施策を打つ」と約束する。

神野は「誰もが安心して暮らせる社会を」と強調。「消費税減税」や「最低賃金を1500円へ」といった政策実現のほか、政権交代を訴える。

岩谷は経営者としての経験から公平・公正・効率の頭文字をとった「3K」社会の実現を提案。既得権打破などの「維新改革を国政に」と呼びかける。

14区(3人) 維新VS自民VS共産、三つどもえ
青柳仁士42☆元国連職員 維 新
長尾敬58☆元内閣政務官 自(細)前
小松久64 元府議 共 新

維新、自民、共産の3氏による議席争いが繰り広げられている。

元国連職員の青柳は、SDGs(持続可能な開発目標)を広めたと強調。「未来に責任を持たないと日本が持たない」と力説し、知名度向上を図る。

4選を目指す長尾は政権が掲げる「難しいことを分かりやすく」と訴え、支持を求める。インターネットでの発信も進め、若者ら無党派層の獲得を狙う。

元府議の小松は高校教諭の経験を強みに、「格差の是正」「教育の充実」などを強調。「命を守る政治を」と繰り返し、政権交代を呼びかける。

15区(3人) 前新3人が舌戦
加納陽之助41☆元国交省室長 自 新 【公】
浦野靖人48☆党広報局長維 前
為仁史72 党地区委員共 新

比例復活の維新前職、前職後継の自民新人、共産新人の3氏が争う。

加納は引退した竹本直一元IT・科学技術担当相の娘婿で地盤を継承。元国土交通省官僚としてまちづくりに取り組んだ経験を武器に知名度向上を図る。

浦野は前回、前々回と選挙区で敗れたが、比例復活しただけに、選挙区勝利が念願。維新の「身を切る改革」の大阪での実績や国政での実現を訴える。

為は野党連合政権実現を前面に打ち出して戦う。選挙区内を細かく回り、支持拡大に結び付ける狙い。演説で医療や福祉の充実などを訴えている。

3754チバQ:2021/10/25(月) 15:18:55
16区(3人) 5度目の直接対決
森山浩行50☆党役員室次長 立 前
北側一雄68 党副代表 公 前 【自】
西脇京子49 主婦 N 新

公明の北側と立民の森山が5度目の激突。その争いにN党新人が参戦した。

森山は「新型コロナ禍で傷ついた社会や経済を立て直す」と訴え、医療費や教育費の個人負担を軽減する政策を強調。党幹部の応援で支持拡大を狙う。

党副代表の北側は支持基盤を固めながら、保守層への浸透に動く。安全なまちづくりへ「防災、減災対策を国家の基本政策にしていく」と主張している。

西脇は街頭演説は行わず、政見放送やポスターを通じて少子化対策をアピール。教育の負担減や大企業の高卒採用枠義務化などを掲げている。

17区(3人) 維新前職に自民、共産が挑む
森流星38 党地区役員 共 新
馬場伸幸56☆党幹事長 維 前
岡下昌平46☆元内閣政務官 自(二)前 【公】

選挙区で当選3回の維新前職に、比例復活の自民前職と共産新人が挑む三つどもえの戦いだ。

初挑戦の森は労働環境の改善を掲げ、「働き方に苦しんでいる多くの人たちの声を国会に届ける」と主張する。野党統一候補として政権交代を訴える。

馬場は「分配と成長には改革が必要だ」と与党との政策の違いを強調する。党幹事長として全国を回る立場だけに、地元の維新市議らが不在をカバーする。

内閣政務官などを務めた岡下は「コロナワクチン接種事業やデジタル改革で成果を納めてきた」とアピール。党幹部らの応援で支持拡大に弾みをつける。

18区(4人) 維新の地盤崩せるか
遠藤敬53☆党国対委員長 維 前
神谷昇72☆元環境政務官 自(二)前 【公】
川戸康嗣46☆会社役員 立 新
望月亮佑29 党地区役員 共 新

維新の強固な地盤を自民が崩せるか。立民、共産はいずれも新人が挑み、激戦になっている。

遠藤は新型コロナウイルス対策のため「最小限のスタッフ」で選挙戦を展開する。街頭演説も減らす中、国会でコロナ対策を提案してきた実績をアピール。

神谷は前大臣らを招いた街頭演説などで支持固めを図る。「観光事業の振興に取り組み、所得と雇用の増加を図って泉州復活を目指す」と訴えている。

川戸は兵庫9区からのくら替え出馬。起業経験を武器に、会員制交流サイト(SNS)も活用して政策を発信するなど、若者層の取り込みを狙う。

望月は「政権交代により政治を転換することが、この社会で生き続けるために必要」などと主張。核廃絶の推進や男女の賃金格差是正などを唱える。

19区(4人) 前職不出馬で混戦模様
北村みき55 元中学教諭 共 新
谷川とむ45☆元総務政務官 自(細)前 【公】
伊東信久57☆医師 維 元
長安豊53☆元国交副大臣 立 元

3回連続当選した丸山穂高の不出馬で混沌。これまでの支持層が今回どう動くかが焦点で、4氏の争いは過熱している。

北村は街宣活動に力を入れている。「自公政権をこのまま続けるのか、政権交代を実現するのか」と争点の明確化を図りながら、支持拡大を期待する。

谷川は、総務政務官として新型コロナウイルスワクチンの調達を担うなどした実績を強調するほか、公明との連携を重視した選挙戦を展開している。

伊東は丸山の党除名を受け、大阪11区からくら替えした。医師の経験から新型コロナ対策に加え、「泉州の医療改革」を掲げ、維新支持層に食い込む。

長安は前回、旧希望の党公認で兵庫11区から出馬。今回出身地で勝利を期す。「自民政権には国民に寄り添う姿勢が感じられない」と政権交代を訴える。

3755チバQ:2021/10/25(月) 15:19:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/728bd9c9d00c90608267104a178c93b2294f4b0c
【東京3区】「石原3男」vs「戦う庶民派」vs「共産党のジャイアン」 衆院選2021
10/25(月) 8:01配信

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多くのオフィスビルが建ち並ぶ品川区や大田区の一部、さらに伊豆大島や八丈島、小笠原諸島など東京の島嶼部を選挙区に持つ東京3区。4年前の衆議院議員選挙に続き、自民党前職で石原ファミリーの3男、石原宏高氏(57)と、立憲民主党前職で自身を“戦う庶民派”と称する松原仁氏(65)による激しい選挙戦が今年も繰り広げられている。

自民・石原宏高氏 初日から“人気者”の手厚い応援追い風に訴え
衆議院議員選挙が公示された10月19日夜、品川区の大井町駅前のデッキには100人を超える人だかりが出来ていた。その中心にいたのが石原氏だ。

「コロナで緊急事態宣言が毎回出たときに国民とのコミュニケーションが上手くいかなかった」「コロナが起こった当初、日本から中国にマスクを提供した。その後、日本でマスクが足りなくなったがマスクは中国で作られていて、輸入することが出来なかった」

前政権での課題と、多くの国民が経験したマスク不足の話を皮切りに経済安全保障の重要性などについて聴衆の前で訴えた石原氏。そして、ベージュ色のロングコートを身にまとった人物が石原氏のそばに近づいてきた。

「河野太郎さんが来られました。こんなにたくさんの人が河野さんの話を聞きたいと集まってくれました!」

前ワクチン担当大臣で、総裁選に出馬するも敗れ、自民党の広報本部長に就任した河野太郎氏だ。選挙戦初日、激戦が予想される東京3区に石原氏の応援のため駆けつけた。

「私の話はこれで止めます。でもどうかもう一度、国政に送ってください。そして河野太郎を総理大臣にさせてください。そのことを最後に申し上げて挨拶とさせて頂きます!」

石原氏はそう声を張り上げると、足早に演台を降りた。総裁選で石原氏は河野氏支持を当初から明確にした議員の1人だ。河野氏は「石原宏高さんに一生懸命努力を頂いた甲斐もあって東京では党員票で圧勝できた」と石原氏との親密さをアピール。そして「スマホで写真をたくさん撮って頂いて、宏高さんが一番ハンサムに映っている写真をSNSにどんどんあげてください」とユーモアを交えて呼びかけた。

公示日当日から“人気者”の手厚い支援を追い風に5回目の当選を狙う石原氏。一方、その石原氏と過去何度も激戦を繰り返し、直近3回の選挙ではいずれも僅差で苦杯をなめているのが立憲民主党の松原氏だ。

立憲・松原仁氏 “戦う庶民派” 地域に根ざした課題解決訴え支持拡大へ
「羽田航路の固定化回避、現実には出来ていない」

同じ19日の夜、品川区・大崎駅の改札前でマイクを握った松原氏は、“羽田低空飛行問題”から口火を切り、立ち止まった人々は頷きながら耳を傾けた。

陣営は「メインの関心事はいままではコロナだったが、感染者が減っている現状がある中で、今、地域の人が思う争点はどこなのか。空気をしっかりと読み切って発信していく」と話す。“羽田低空飛行問題”というチョイスによって、落下物の不安や騒音に悩む住民の意見を代弁する戦略だ。地域に根ざした意識の共有による草の根的な選挙戦を繰り広げ、票の掘り起こしと支持拡大を目指す。

「私は日本経済の活性化のために消費減税を訴える。財務省は税金を引き上げることで、相撲でいう“金星”をあげたと勘違いしている」

舌鋒鋭く拳を振り上げながら訴える松原氏。前回の選挙の雪辱を果たすため演説にも力がこもる。

共産・香西克介氏出馬で3つ巴の激戦に
一方で、今回の衆院選では多くの選挙区で、野党による候補者の一本化が進んだが、東京3区では野党共闘が成立しなかった。ブログで自身を“共産党のジャイアン”と称する香西克介氏(45)も立候補。公示日以降、香西氏は街頭で連日マイクを握り「リサイタル」と称する街頭演説を行うなど、精力的に活動している。

前回同様、自民・石原氏、立憲・松原氏、共産・香西氏の3つ巴の構図となった東京3区。コロナ・経済・外交、そして地域の課題など各候補者の訴えが開票日まで続いている。

(衆院選2021・東京都)

政治部

3756チバQ:2021/10/25(月) 15:20:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e353d0cc3c5ed9ea77d244f6fd385aa6d4e62b2
【茨城7区】様相一変で激戦必至 衆院選2021
10/25(月) 8:01配信

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茨城7区は、15選を目指す立憲民主党前職・中村喜四郎氏(72)と、自民党前職・永岡桂子氏(67)の6回目の対決が軸となる。長く保守系無所属だった中村氏が立憲民主党に入党したことで、かつての「保守分裂」から一変し「与野党対決」の構図となった。さらに日本維新の会新人・水梨伸晃氏(42)も出馬する。

「無敗の男」の異名を取る中村氏は、1976年に初当選。議員失職した後も、後援会「喜友会」の組織力を背景に、通算14回の当選を誇る。

対する永岡氏は、2005年の衆院選に死去した夫・洋治さんの跡を継いで出馬。中村氏に選挙区で5回連続敗れるも毎回比例復活を果たしている。

「無敗の男」立憲から出馬で様相一変
今回、茨城7区の様相が一変したのは、中村氏が立憲民主党から出馬したためだ。前回の選挙まで3回連続で中村氏に推薦を出した公明党が永岡氏の推薦に転じた。永岡陣営は「選挙区内すべての首長と中村氏の長男の勇太県議を除いた県議全員から強固な支援をいただいている」と自信を見せる。

他方、中村氏は強固な後援会「喜友会」に加え、野党共闘で戦いに臨み、15回目の当選を目指す。

ベテラン2人が対峙する中、日本維新の会新人の水梨氏も「最後まで死力を尽くす」と支持拡大に奔走。「新しい政治への切り替え」を目指し、現役世代の票の獲得を狙う。

(衆院選2021・茨城県)

政治部

3757チバQ:2021/10/25(月) 15:21:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd578f531254082f33213696ab77acbbf3c6849a
支持・推薦…共産、立民候補支援に濃淡
10/24(日) 20:37配信

産経新聞
衆院選の街頭演説に訪れた有権者ら=24日午後、東京都武蔵野市のJR武蔵境駅前(佐藤徳昭撮影、一部画像を処理しています)

共産党は衆院選で野党共闘を重視し、多くの選挙区で立憲民主党の候補への一本化を図ったが、個別の候補者への支援態勢は一貫していない。「統一候補」として「推薦」する選挙区もある一方で、「支持」や「支援」にとどめる選挙区も少なくない。共産と対立関係にある支持母体の連合や保守層に配慮して共産と距離を置く立民候補もいるため、共産の支援態勢は地域や候補者によって異なるのが実情だ。

共産は今回、多くの選挙区で立民をはじめとする主要野党間の候補者一本化を図り、公示直前にも選挙区での独自候補擁立の取り下げを発表した。党は全289選挙区のうち213選挙区で一本化が実現したと発表している。

しかし、共産が全国の選挙区での野党共闘の対外的立場をまとめた資料によれば、共産以外で一本化した179選挙区のうち、「統一候補」と明確に位置付けたのは67選挙区にとどまった。そのほかは統一候補と明記せず、「支援」「支持」「応援」「自主投票」に分類するなど表現には濃淡がある。

党広報部は、野党統一候補について「党本部としての態度は『応援』だが、応援の内容は選挙区ごとに候補者紹介の際の表記には違いがある」と説明する。

例えば、自民、立民の一騎打ちの構図となった選挙区でも、栃木2、3、4区は「勝利のために力を尽くす」選挙区と位置づけているのに対し、青森3区は「『反自民』の立場から候補者を出していない」選挙区となっており、やや消極的ともいえる表現だ。

共産が独自候補の擁立を見送った京都3、6区の立民候補については「支援」や「支持」でなく、「自主投票」とした。

京都は伝統的に共産が強く、立民の地方議員は日頃から選挙や議会で共産と争う。「共産と共闘できるような地域情勢ではない」(立民の福山哲郎幹事長)のが実情で、立民京都府連は共産府委員会からの共闘に向けた協議の呼びかけに応じなかった。「自主投票」は、こうした地域事情を反映している。(広池慶一)

3758チバQ:2021/10/25(月) 15:22:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/75f182a91a4bea86cf00e2052bfe58846067b259
自民〝牙城〟に維新、立民 三つどもえの大阪2区
10/24(日) 20:16配信

産経新聞
衆院選は31日の投開票まで1週間を切り、最後の日曜日となった24日も、各地の選挙区で候補者が支持拡大に奔走した。このうち大阪2区(大阪市阿倍野区、平野区など)は、長く議席を確保してきた自民党の〝牙城〟に、日本維新の会と立憲民主党が挑む三つどもえの構図。大阪を地盤とする維新も、この区では過去3度、自民の後塵(こうじん)を拝しており、議席の行方が注目される。

 ■強固な地盤、自民

「遠慮なく写真を撮ってください。ビデオでもいいです。左藤章が一番ハンサムに写っているのをツイートして、インスタ(グラム)にも上げてください」

23日夜、阿倍野区の大型商業施設前。街宣カーに立った自民の河野太郎広報本部長は、100人を超える聴衆に会員制交流サイト(SNS)による情報拡散を呼びかけた。先の自民総裁選で岸田文雄首相を上回る最多の党員・党友票を集めた河野氏の来援に、岸田派所属の自民前職、左藤章氏(70)も「ありがたい極み」と感謝しきりだ。

大阪2区は中選挙区(旧大阪6区)時代から左藤家の強固な地盤。義父の恵(めぐむ)氏は郵政相や法相を歴任、義祖父の義詮(ぎせん)氏も大阪府知事を3期務めた。衆院議員通算5期の章氏も、平成21年の選挙こそ民主党(当時)候補に敗れたが、24年以降は維新も含めて議席を譲っていない。

だが今回、序盤情勢では維新新人の守島正氏(40)と競り合い、陣営も「今までで一番厳しい」と認める。章氏は新型コロナウイルスの大阪の死者数が東京に迫る勢いだとして、大阪府・市のトップを務める維新の行政運営を批判、「国民の命と暮らしを守るためにもこの戦いに勝たねばならない」と訴える。

 ■「吉村人気」が後押し、維新

左藤氏に挑む守島氏は、自民が公約に掲げる「分配」政策について「財源なきばらまき」と政権批判に多くの時間を割く。これまで維新の実質的な後ろ盾だった菅義偉(すが・よしひで)前首相が退陣、政党としての影響力の低下も指摘されるが、今回の衆院選は独自色を打ち出す好機ともいえ、自民との対決姿勢を鮮明にしている。

選挙区を構成する4つの区は、維新の看板政策だった「大阪都構想」の住民投票で過去2度、反対が賛成を上回り、大きな壁として立ちはだかったエリア。守島陣営は「ここを制すれば、維新伸長の象徴区になり得る」。

その大阪2区の立候補予定者として、昨年自ら名乗りを上げた守島氏は23年から大阪市議を務め、初当選同期の吉村洋文副代表(大阪府知事)から「大阪維新の会」の政調会長職を引き継ぐなど、党内きっての政策通として知られる。ただ大阪2区に含まれない東淀川区選出の市議だったため知名度不足は否めない。

もっとも、選対本部長ら陣営の2トップには、かつて左藤一族の秘書を務めた地元選出の府議と市議を据え、短期決戦で有権者への浸透を図る追撃態勢を整えた。市議は「左藤家に恩義はあるが政党からして今は違う。エースを投入した今回は絶対に負けられない」と力を込める。

 ■弱者の代弁者に、立民

組織力が強みの左藤氏と「吉村人気」を後押しにする守島氏に対して、立憲前職の尾辻かな子氏(46)は、コロナ禍で医療崩壊の危機が迫った大阪に医療従事者を派遣するよう国会で求め、政府の協力を取り付けたとして、コロナ対策の実績を強調。性的少数者(LGBT)の差別解消や同性婚の法整備なども掲げている。

今月20日には、全国区の知名度を誇る辻元清美氏が応援に駆け付け、街頭演説で「(社会福祉士、介護福祉士の資格を持つ尾辻氏は)働く現場の声がよく分かり、皆さんの立場でこれまで親身に活動してきた。寝ても覚めても尾辻を」と声を張り上げた。

今回は新党の立ち上げに伴う前回選のような熱気には乏しく、野党共闘の構図も4年前と変わらないが、前回比例復活を果たした尾辻氏は「国会で仕事をしてきた野党代表として、がんばっていく」と気を引き締める。

陣営幹部は「男性2人に女性が1人という構図。非正規雇用の女性をはじめ、弱い立場の代弁者として、支持を訴えかけていきたい」と話す。(北野裕子、小泉一敏、小川原咲)

3759チバQ:2021/10/25(月) 15:24:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/5de455919e522b5a9ebfe9a5d967ffa3120f9bd4
岐阜5区「自民1強」構図に変化 ベテラン、若手が激突
10/24(日) 8:14配信

岐阜新聞Web
スーパーマーケットの前で買い物客らに向かい演説する候補者=23日午後、土岐市内

 衆院選の公示から初の週末を迎えた23日、11選を目指す自民前職に、野党の新人・元職3人が挑む構図の岐阜5区では、各候補がマイクを握り、舌戦を展開した。序盤情勢で立民新人今井瑠々候補(25)の猛追が伝えられた自民前職古屋圭司候補(68)は県外での応援演説を済ませて急ぎ個人演説会に駆け付け「攻撃こそ最大の防御」と支持者らに票の掘り起こしを求めた。今井候補は精力的に街頭演説などを進め「厳しい戦況だが、本気で挑んで勝ちにいく」と勢いに弾みをつけたい構えだ。維新元職の山田良司候補(61)と共産新人の小関祥子候補(68)も街頭に繰り出して無党派層への浸透を図るなど、中盤戦は熱気を帯びている。

 「地盤も看板もお金も知名度もないが、志はある」。今井候補は土岐市と瑞浪市を選挙カーでくまなく巡り、声を張り上げた。緑色のジャンパーとピンク色のスニーカー姿で、街頭に集まった有権者に駆け寄っては笑顔でグータッチを交わした。半年前から駅前などでの街頭活動に精力的に取り組み、企業経営者へのあいさつ回りも進めた。公示後は連日、朝から晩まで街頭に立って声をからしている。選対幹部によると、序盤情勢で接戦が伝えられると、陣営には「どこで本人の話が聞けるのか」との問い合わせが増えたという。今井候補は「厳しい戦況に間違いはなく、本気で挑んで勝ちにいく」と気を引き締める。

 古屋候補は、旧民主党が自民、公明両党からの政権交代を実現させた2009年衆院選で小選挙区で新人に敗れ比例復活で当選を決めたが、以降はいずれも大差で他候補を退けてきた。今回立民が擁立したのは全国小選挙区で最年少の女性。古屋陣営は序盤情勢を受け、未知数の新人候補に警戒感を強める。「比例復活当選を許さないくらい、圧倒的多数で勝利を」。23日夜に恵那市長島町で開いた個人演説会で選対幹部は力強く訴えた。古屋候補は、県外に応援に出ており、演説会には途中から合流。閣僚経験もあるベテランならではの制約もある中で「攻撃こそ最大の防御。『実現する政治』を実践させてほしい」と支援を求めた。

 自民県議の1人は「新型コロナウイルス下で、人が集まらなくても大丈夫という雰囲気があった」と油断していたことを明かす。22日に恵那市で開かれた集会では(刺客を差し向けられた)05年の郵政選挙を引き合いに、げきが飛んだ。陣営は「接戦との情報で組織が締まった」と受け止める。

 一方、維新元職の山田候補は自転車などで市街地を回り、共産新人の小関候補は各地を巡って支持を訴えた。

岐阜新聞社

3760チバQ:2021/10/25(月) 15:25:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/99d7025f58cfc337fc499b8618c7984bfba6b91f
千葉10区 立民VS自民、激しく競り合う
10/24(日) 7:50配信


産経新聞
千葉10区の選挙ポスター掲示板=23日、旭市(小野晋史撮影)

国際空港がある成田市、漁業が盛んな銚子市、東日本大震災の被災地の旭市などを抱える千葉10区には、いずれも新人の今留尚人氏と梓まり氏、立憲民主党前職の谷田川元氏、自民党前職で党前幹事長代理の林幹雄氏の4人が出馬した。「立共連携」で与野党対決の構図が鮮明になり、序盤戦は谷田川氏と林氏が激しく競り合っている。

「安倍政権から続いた経済政策で分厚い中間層が無くなった。それをわれわれは転換したい」

公示後初の週末となった23日。谷田川氏は選挙区の大票田、成田市で演説会を開催。自民党を批判した上で「政党よりも、地元のことを考えて行動し、結果を出してきた候補者を選んでいただきたい」と訴えた。

谷田川氏は、民主党(当時)が政権交代を果たした平成21年に林氏を破って初当選したが、その後は3連敗。31年に比例の繰り上げで2期目の当選を果たした。12年ぶりの選挙区奪還で3期目を目指す。野田佳彦元首相や蓮舫代表代行ら立民の大物が公示前から応援に駆け付けている。今回は野党連携が進む選挙戦。陣営関係者は「投票率が上がり、無党派層が投票所に足を運んでくれれば」と、票の上積みを見込む。

「幹事長代理として政治のど真ん中で働いてきた。その経験と人脈で地域と地元のためにしっかりと働きたい」。林氏は23日、旭市で演説会を開催。定員900人の大ホールをほぼ埋めた支持者にこう呼び掛けて支持を求めた。

さらに「成田空港の第三滑走路も銚子沖の風力発電も、幹事長室にいたから早く決められた」と、地域に恩恵を与えた実績を強調。銚子連絡道路の整備を加速する考えも示した。

自民の比例代表の定年は73歳。74歳の林氏は選挙区のみの出馬となり比例復活はない「まさに背水の陣」(陣営関係者)。後援会組織のほか首長や議員、支持団体がフル稼働している。23日に応援に駆け付けた同じ二階派の小林鷹之経済安保相は「(谷田川氏は)共産党の協力を得ている。『自衛隊は違憲』で日本は守れるのか」と訴えた。

無所属の今留氏はポスターなどで知名度向上を図り、諸派の梓氏は新党くにもり千葉代表として消費税ゼロや毅然(きぜん)とした対中政策を街頭で訴えている。

3761チバQ:2021/10/25(月) 15:26:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/74890ca7fbb1038b72073217ba301faeddd8e595
大塚高司氏、公示前の情勢調査「落選は確実」で不出馬…大阪8区は新人3人が争い構図
10/24(日) 6:00配信

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スポーツ報知
 今年1月に新型コロナウイルスの緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪れていたことが発覚し、自民党を離党した3氏は今回の衆院選で、三者三様の状況を迎えた。神奈川1区の無所属・松本純氏(71)は、安倍晋三元首相ら自民の重鎮の応援を受けるが、これまでにない厳しい戦い。強固な地盤を誇る奈良3区・田野瀬太道氏(47)も気を引き締める。一方、出馬を断念した大塚高司氏(57)の大阪8区は、新人3氏による混戦となっている。

 「次男」の大塚氏は、公示1週間前の12日に不出馬を表明した。情勢調査で他候補に水をあけられ「落選は確実」(陣営関係者)だった。引退会見もなく自民はすぐさま、元豊中市議の高麗啓一郎氏(41)を擁立。立民は元議員秘書の松井博史氏(53)、維新は元大阪府議の漆間譲司氏(47)が立候補した。

 大塚氏の14、17年の選挙は、いずれも僅差の勝利だっただけに、新人3人による争いとなった今回は本命が不在。情勢は混とんとしている。高麗、漆間の両氏は、これまでの実績をアピール。松井氏は「いのちと暮らしを守る」を掲げ、支持の拡大を目指している。

 ◆大阪8区(豊中市)

高麗啓一郎 41歳 自民新
漆間譲司 47歳 維新新
松井博史 53歳 立民新

※敬称略、届け出順。年齢は31日の投開票日

報知新聞社

3762チバQ:2021/10/25(月) 15:27:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed632e7a7d3d3d0e5fd45bdf46919f7a6df80674
衆院選注目の選挙区 広島3区 「サイトー」メロディーで浸透図るも自公に残る火種
10/21(木) 23:31配信

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産経新聞
衆院選の序盤から与野党の党首が顔をそろえたのが広島3区だ。20日には首相で自民党総裁の岸田文雄と公明党代表の山口那津男、21日には立憲民主党代表の枝野幸男が現地に入った。自民の候補が出馬していないにもかかわらず双方が同区にこだわるのは、それぞれ深い事情がある。

「最後まで頼む」

岸田は20日夜、広島空港から帰京する間際に党広島県連幹部と面会し、念を押すように伝えた。求めたのは、広島3区に出馬した公明党所属の国土交通相、斉藤鉄夫への支援。岸田は空港に入る直前に広島市のJR緑井駅前で街頭演説に立ち、「斉藤さんとともに新しい時代を切り開いていく」と訴えた。

広島3区は、令和元年の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で実刑判決が確定した元法相、河井克行の地元だ。自民が河井の後任候補選定を進めていた昨年11月、公明が機先を制するように斉藤の擁立を決めた。

広島は岸田の地元でもある。メンツをつぶされた岸田は自民党本部に駆け込み、当時幹事長だった二階俊博に「地元は公明に怒っている」と抗議したが、結局斉藤の擁立を認めざるを得なかった。公明の支持母体・創価学会は、岸田が会長を務める自民岸田派(宏池会)の議員に、選挙協力の打ち切りをちらつかせて揺さぶりもかけていた。

だが、今年9月の自民総裁選の結果、広島3区は首相のお膝元となり、自公協力の象徴区となった。自民県連幹部は「岸田内閣が発足した瞬間にガラッと雰囲気が変わった」と語る。

10月に発足した岸田内閣では公明の要望を受け入れ、斉藤を国交相に起用した。岸田は20日夕の街頭演説で、自民の「汚点」を逆手に取るように「誰よりもクリーンでまっすぐで、皆さんの期待に応えてくれる政治家が斉藤鉄夫さんだ」と訴えた。

参院広島選挙区選出の党税調会長、宮沢洋一は、広島3区で自民候補を擁立できなかった責任を取り、2月に広島県連会長を辞任した。今は「広島3区で公明と自民がぎくしゃくしたが、これを解決したのは両党の絆だ」と振り返る。

とはいえ、自公の間に火種が残っているのも事実だ。買収事件に関わった自民県議らは表舞台に立っていない。公明には自民県議らの支援に期待する声もあるが、公明県本部の幹部は「自民からは選挙買収に関わった県議らとは接触するなといわれた。こちらから支援を頼むこともない」と明かす。

斉藤が党幹事長や環境相を歴任した連立政権の大物といっても、広島3区では新参者だ。知名度不足も悩みの種となっている。

「サイトウ、サイト、サーイトー♬」

斉藤の集会では軽快なメロディーに乗せて名前が連呼されている。陣営関係者は「やはり名前が浸透していない。年配の人から気味悪がられるが、今はそんなことを言っている場合じゃない」と漏らした。

焦りを募らせるのは、新人のライアン真由美を擁立した立民も同様だ。広島3区は自民の「金権体質」を批判する上では絶好の舞台となるはずだったが、状況が一変したからだ。陣営幹部は「広島の首相が誕生し、相手は国交相になった。それまでは五分五分だと思っていたが厳しくなっている」と語る。

それでも枝野が21日に入ったのは、同区を重視している表れともいえる。枝野が意を砕いたのは、岸田政権の発足により「自公政権は変わった」というイメージの打ち消しだった。

演説では「広島の首相が出て、少しは期待している人もいるかもしれないが何も変わっていない。この間まで法相だった人がよりによって実刑。信じられない。それに対して、ろくな説明をしていない」と批判した。演説の最後に標的としたのは岸田や斉藤ではなく、元首相の安倍晋三や党副総裁の麻生太郎だった。

「安倍さん、麻生さんじゃなくて俺たちの声を聞け!」(児玉佳子)=敬称略

3763チバQ:2021/10/25(月) 15:29:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae23472fa1fc06cceb5aa5e5c2c02e7440747387
「銀座の大失敗」二つの風…逆風やまず謝罪行脚、雪辱への追い風
10/25(月) 10:13配信

西日本新聞
街宣車の上から無所属候補の松本純氏(左)への支持を呼び掛ける麻生太郎自民党副総裁=23日午後7時半ごろ、横浜市金沢区

 「無所属」と控えめに記されたのぼりが、秋の浜風にはためく。

 23日午後7時、横浜市・京急線金沢文庫駅西口。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言下だった1月、深夜に東京・銀座のクラブに行ったことで批判を浴び、自民党離党に追い込まれた前職、松本純の顔に、苦戦の焦りがべったり張り付いていた。長らく自身の派閥で苦楽を共にした最側近の修羅場に、矢も盾もたまらず駆け付けたのが自民副総裁の麻生太郎だ。「(松本の)初当選の時から二十数年、ずっと一緒にいました。数少ない波長が合う相手です」。こう援護射撃をもらった松本。マイクを握ると「真摯(しんし)に反省、謙虚に再出発させてくださいと言い続けている」。8期目を目指す演説を、平身低頭に切りだした。


 逆風は弱まる気配がない。

 「銀座行くなら野毛で飲め」―。騒動後、神奈川1区内でポスターにこんな落書きが見つかった。横浜市役所にほど近い野毛は、昭和の香り漂うスナックや居酒屋が軒を連ねる歓楽街だが、コロナ禍の爪痕はいまなお深い。選挙期間中、なじみの一軒に顔を出した会社経営者の男性(41)は、銀座問題を「特権階級のつもりかよ」とばっさり。これまでは松本に1票を投じてきたが、「今回ばかりは考え直す」と言う。

 自民公認候補として盤石の勝ちを収めた前回、松本は公明党の推薦を得ていたが、今回はなし。公明議員が松本と同様の銀座クラブ問題で議員辞職しただけに、「応援すれば示しがつかない」(公明関係者)と静観されているためだ。比例復活の機会も与えられない。

 21日には、第2次政権で松本を国家公安委員長に起用した元首相安倍晋三が、JR桜木町駅前で「友情」の応援演説を行った。選挙ポスターには、大写しになった安倍の顔写真と「純さんをお願いします」のメッセージ。そして、松本は「自民系・無所属」を強調しつつ、謝罪行脚に徹する。第一声では、こう声を振り絞った。「何よりも許されないこの大失敗を生涯、私自身は背負っていかなければならない」

     ■ 

 松本に挑むのは、立憲民主党前職の篠原豪と、日本維新の会新人の浅川義治だ。

 前回、そして維新に所属していた前々回の衆院選で松本に退けられ、比例で救済された篠原。敵失が追い風となっている今回を「雪辱の最大チャンス」(陣営幹部)とみる。衆院解散日の14日には、立民代表の枝野幸男が全国1発目の遊説先として横浜市に入った。アベノミクス批判などに訴えの重点を置く篠原は、前首相菅義偉の退陣の呼び水となった8月の横浜市長選を立民推薦で制した市長、山中竹春とも密に連携。19日の出陣式には、山中が「篠原先生の勝利を心から祈念する」と祝電を寄せた。

 維新は、報道各社の情勢調査で公示前議席から伸ばす勢いを示している。首都圏でも勢力拡大を狙い、代表の松井一郎、前神奈川県知事で同党所属の参院議員だった松沢成文らが続々と、浅川の応援に入っている。陣営関係者は「同じ保守系として、自民の地方議員の後援者にも今回は浅川の支援に回ってくれる人がいる」と手応えを話す。

 =敬称略

 (前田倫之)

3764チバQ:2021/10/25(月) 15:29:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/3355ce54fcd8250b871668d1fdfe567d2623afbf
総選挙、茂木外相の”密約”に大ブーイング…元秘書への「依怙ひいき」驚きの中身
10/25(月) 6:02配信

現代ビジネス
候補選びの出来レース
Photo by gettyimages

 「もとはと言えば、茂木さんのワガママが招いた混乱ですよ。真面目に応募して落ちた人には、何と説明するつもりなのか」(自民党栃木県連関係者)

【写真】岸田総理誕生の裏で「キングメーカー」を狙う安倍晋三がいよいよ動きだした

 衆院栃木2区で火種が再燃している。自民党は6月に行った公募の結果、五十嵐清元県議を公認することを決めた。

 だが五十嵐氏は県連会長を務める茂木敏充外務大臣の元秘書で、「他の応募者を茂木さんが引っ込めさせた、いわば出来レース」(前出と別の県連関係者)とされる。茂木氏が県連会長としての力を使い、依怙ひいきで公認を出させたと見られているわけだ。

 これに黙っていなかったのが、前々回の選挙まで同選挙区を守ってきた元農水大臣の西川公也氏である。長男の県議・鎭央氏が公募で敗れたことを不服として、盟友の二階俊博前幹事長に直接申し立て、自民党本部でも大騒動となった。

 事態を収めるために茂木氏と西川氏が取った方法は、「密約」をかわすことだったという。

 「9月末に茂木さんと西川さんが直接話し合った。その結果、『鎭央氏を北関東ブロック比例区候補とし、名簿上位で優遇する』との裁定が下されたのです」(自民党栃木県議)

 これで一件落着―と思いきや、今度は蚊帳の外に置かれた地元県議や支援者たちが怒りを噴出させた。

 もともと西川氏には度重なる違法献金疑惑に加え、収賄容疑で逮捕された過去もあり、不信を抱く関係者が多い。冒頭の県連関係者が言う。

 「鎭央氏は公募の選考で上位ではありませんでした。なのに、親が大物だからといって簡単に比例上位にねじ込むなんて、他の応募者にも有権者にもますます示しがつかない。

 『西川家の人間がまた出るなら、比例は自民党と書かない』という有権者も多いから、北関東ブロック全体の選挙情勢にも悪影響が出始め、困り果てています」

 選挙の結果次第では、県連会長の責任問題に発展する。茂木氏はひいきの高い代償を払うことになるかもしれない。

 『週刊現代』2021年10月23・30日号より

週刊現代(講談社)

3765チバQ:2021/10/25(月) 15:30:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/67601d819253a40c1fd547bfea5d50fc15e12882
宮城1区、議席死守へ党首次々 2区、支持固めへ批判の応酬
10/23(土) 6:00配信

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河北新報
■論戦攻防 宮城・選挙区ルポ(上)

 超短期決戦となった衆院選(31日投開票)は中盤に入り、宮城県内6小選挙区の攻防が白熱している。自民党の候補者は政権継続による政治の安定を前面に押し出す。共闘する立憲民主党と共産党をはじめ、野党や無所属の候補者は刷新や改革を掲げて対抗する。1票の増減を巡る激闘の現場に入った。(敬称略)

[1区]

 初日の声量に、かつてない危機感がにじんだ。仙台市青葉区の中心街で19日あった第一声で、自民党前議員の土井亨は「批判を信頼に変える。必ず、必ず結果を出す」と絶叫した。

 公示直前の党世論調査で出遅れが伝えられた。「地域に合ったきめ細かい経済政策を怠った」と安倍政権の金看板だったアベノミクスの問題点を率直に認める一方、「国柄に基づく憲法改正が国会議員の使命だ」と断言。保守層へのアピールも忘れなかった。

 支援に半身だった党地方議員は「具体の条文を挙げない点は物足りない」と注文しながらも、納得した表情を見せた。

 「どんな子どもにもチャンスがある社会をつくるのが政治の使命」。立憲民主党前議員の岡本章子は20日、青葉区愛子の街頭に立ち、「命、子ども、暮らしを守る」というキャッチフレーズを繰り返した。

 隣に立っていたのは党代表枝野幸男。公示日に首相岸田文雄が来仙したことに触れ、「(宮城1区は)大接戦だから昨日は岸田さん、今日は私が来ている」と激戦ムードをあおった。

 憲法改正は岡本も19日、JR仙台駅前の街頭演説で言及。憲法53条に基づく国会召集要求を拒否した与党を「憲法違反の首謀者に憲法改正を任せるわけにはいかない」と切り返した。

 日本維新の会新人の春藤沙弥香は19日の第一声で、フードバンクなどでのボランティア経験を踏まえ「必要な人に必要な支援が届いていない」と子どもの貧困対策の強化を主張した。

 陣営は比例票の上積みも狙い、23日に来県予定の松井一郎代表(大阪市長)に加え、吉村洋文副代表(大阪府知事)の応援を党本部に求めた。

 無所属新人の大草芳江は市中心部で演説を重ね、科学教育の充実を訴える。

◇宮城1区立候補者

岡本章子 57歳 党県代表代行 立前①
春藤沙弥香 40歳 党役員    維新 
土井亨 63歳 元復興副大臣 自前④(公推)
大草芳江 39歳 NPO理事  無新 

[2区]

 コロナ禍で募る政治への不満票を掘り起こせるか。

 仙台市若林区のスーパー前で20日、立憲民主党元議員の鎌田さゆりは「過ちを過ちと認めざるを過ちと言う。庶民の暮らしは追い詰められている」と語気を強めた。選挙2日目に仙台入りした党代表の枝野幸男も「政治を表紙だけなく中身も変えよう」と加勢した。

 1316票差で涙をのんだ2017年の前回選に続く事実上の一騎打ち。都市型選挙で無党派層も多い。

 鎌田の演説はアベノミクスとアベノマスクの批判、貧困と格差が定番。枝野は「投票先をこれから決める層へのアプローチが勝敗を左右する」と見据える。

 選挙カーの助手席から上半身を乗り出し、大きく腕を振る鎌田。自転車も併用し、有権者との近さを演出。おはこの空中戦を臨機応変に繰り出す。

 「総理が初日に来るほどの厳しい互角の戦いだ」。JR仙台駅西口で19日、首相の岸田文雄と並んだ自民党前議員の秋葉賢也は、危機感をにじませた。

 21日には党広報本部長の河野太郎も駆け付けた。宮城野区で「次はいつ閣僚の声がかかってもおかしくない」と明言。首相補佐官、厚生労働副大臣を歴任した秋葉を持ち上げた。

 「共産党に政権を任せたら日本経済は自滅的。皆さんの命と暮らしぶりを守るのは自公政権以外ない」。秋葉は野党共闘に触れ、共産批判を繰り返す。自民支持層を固める筋書きだ。

 前回選は、党所属の地元議員との不和など足元が乱れ、薄氷の勝利を何とか物にした。この4年間で関係修復を図り、「100パーセントの連携ができれば、勝てるはずだ」(陣営関係者)。

 NHK党新人の林幸子は市内の街頭で子ども手当の拡充に言及し「子どもの未来を守りたい」と訴えた。

◇宮城2区立候補者

鎌田さゆり 56歳 党県副代表  立元②
秋葉賢也 59歳 元首相補佐官 自前⑥(公推)
林幸子 47歳 NPO理事  N新 

河北新報

3766チバQ:2021/10/25(月) 15:31:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/c666dd229e7a4d5d553aba511291f8fbf9095937
宮城3区、無党派層の取り込みが鍵 4区、野党共闘の是非が争点に
10/24(日) 6:00配信
■論戦攻防 宮城・選挙区ルポ(中)

[3区]

 「相手が非常に伸びており、追い上げられている」。報道各社の序盤情勢調査が明らかになった21日、自民党前議員の西村明宏は蔵王町での演説で危機感をあらわにした。

 脳裏にあったのは、旧民主党の旋風で落選した2009年の衆院選だ。当時も共産党が候補者を立てず、民主候補との事実上の一騎打ち。「自民が下野したあの戦いと全く同じ状況が、今ここで起きている」と述べ、引き締めを図った。

 各地の遊説では地元首長と自民、公明両党の地方議員らが脇を固め、政権与党の太いパイプを誇示する。官房副長官などの要職を務め、インフラ整備で地域発展に取り組んできた実績を語り出すと止まらない。

 「(民主政権時代の)悪夢をよみがえらせないためにも勝ち抜く」。22日夜、岩沼市での個人演説会で拳を振り上げた。

 対する立憲民主党新人の大野園子は野党統一候補として、政権批判のボルテージを日増しに高めている。

 「自民は命と暮らしより選挙の顔を変えることを優先した。そんな政権に未来を託すわけにはいかない」。岩沼市の街頭で23日、つぶれそうな喉から声を振り絞った。足を止めた市民には「ぎりぎりで負けている。近所などにお声掛けを」と懸命に支持を訴えた。

 陣営では、19年の参院選宮城選挙区で立民候補の得票が自民候補を下回った郡部などのてこ入れを重ねてきた。党は代表の枝野幸男が白石市入りした20日、重点区に指定した。

 3区で候補擁立を見送り、比例代表の戦いに絞った共産が選挙区で大野への支持を呼び掛けるなどしており、基礎票の上積みをうかがう。選対幹部は「無党派層をどう取り込むかが鍵」と終盤戦をにらむ。

 無所属新人の浅田晃司は司法・行政改革を訴える。

◇宮城3区立候補者

大野園子 33歳 元会社員   立新 
西村明宏 61歳 元官房副長官 自前⑤(公推)
浅田晃司 74歳 農業     無新 

[4区]

 大通りから外れた住宅地の道路を一本一本なぞるように選挙カーが走る。

 自民党前議員の伊藤信太郎は22日夕方から夜にかけて富谷市北部を回り、「政治の原点は常に現場にある。地域の願いを与党の政策に反映する」と訴えた。

 先導するのは地元を知り尽くした党支部の役員。新型コロナウイルス下で集会を開かず、車で細かく地域を回る。行程は人口比などに基づいて練り上げた。

 陣営幹部は野党共闘について「政権批判の受け皿になった」と認めつつ、「4区では与党に比べて地方組織が弱く、協力の実態が見えない。それでは地域の声を拾えない」と断じる。

 「有権者の反応がいい。ビラを積極的に求められ、若い母親からも声がかかる」。共産党新人の舩山由美に同行する党県議は強調する。単独で戦う前回までとは異なり、野党統一候補の手応えを感じている。

 元保健師で医療福祉の専門家を自任する舩山は20日夜、塩釜市の病院で開いた演説会で「コロナ禍で防護服をごみ袋で代用し、命を削りケアに当たった」と医療従事者をねぎらい、感染症対策の拡充を訴えた。

 党が目標とする比例東北ブロックで初の2議席獲得には、4区での上乗せが必要。「選挙区で勝ち抜き、比例でも票を伸ばしたい」と演説を締めくくった。

 富谷市の商業施設前で22日昼すぎ、日本維新の会新人の早坂敦がマイクを握った。「格差を生み、何も変えられない」と政権与党を批判。野党の選挙協力は「政策が異なる党による談合だ」と切って捨てた。

 第三極としての存在を強調し、住宅街や商業施設周辺で組織に頼らない選挙戦を展開。この日2回目となる利府町での街頭演説を終え、「主要政党には変えられない今の政治への不満を肌で感じる」と口にした。

(敬称略)

◇宮城4区立候補者

伊藤信太郎 68歳 党政調会長代理 自前⑥(公推)
舩山由美 53歳 元仙台市議   共新 
早坂敦 50歳 党役員     維新 

河北新報

3767チバQ:2021/10/25(月) 15:33:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/08f7e9f9adf6e36177fdfd9651b70201d6a31937
宮城5区、共闘網に切り込む落下傘 6区、1次産業票巡り主張交錯
10/25(月) 6:00配信
■論戦攻防 宮城・選挙区ルポ(下)

[5区]

 雄弁な語り口の端々に8選を重ねた実績と自負がのぞく。

 「政治のよどみを排除するには政権交代しかない。私に任せてほしい」。公示日の19日、立憲民主党前議員の安住淳は、大郷町の道の駅でビールケースの上に立ち、拳を突き上げた。

 東日本大震災で被災した沿岸部や農村部を抱える選挙区に序盤の2日間入り、街頭演説は23カ所に及んだ。旧民主党政権で財務相を務めた震災当時に触れ「がれき撤去から始まった復興の歩みを知らない人にこの地を託せるはずがない」と相手候補をけん制した。

 区割り変更で前回加わった松島、大郷、南三陸3町にも後援組織を設置。念願だった野党共闘態勢も敷き、票の上積みを狙う。他候補の応援で全国を回り、選挙戦最後の選挙区入りは26日の予定。あるじ不在の中、後援者らが支持者回りを重ね、票固めを図る。

 21日、女川町中心部のテナント型商店街。「今回はしっかりとした女性候補です」。町長の須田善明から太鼓判を押された自民党新人の森下千里は「皆さんと前進していきたい」と強調。1600回を超えるつじ立ちで日焼けした顔を引き締め、支持者ら約50人とグータッチを重ねた。

 政治経験ゼロの森下は宮城とは縁遠い「落下傘候補」。引退したタレント時代の活躍を知る有権者は多くはない。ハンディ克服を草の根戦術に懸ける。

 公示後2日間は内陸部の大崎市から震災の津波で被災した沿岸部まで選挙区をほぼ一巡。中盤は首長や地元議員との連動に軸足を移し、各自治体や党の支部組織を丹念に回る。

 終盤は党政調会長の高市早苗ら党幹部らのてこ入れを受ける予定。連日更新する会員制交流サイト(SNS)の投稿と併せ、若者や無党派層への浸透を狙う。

◇宮城5区立候補者
安住淳 59歳 党国対委員長 立前⑧
森下千里 40歳 元会社代表  自新(公推)

[6区]

 「大臣に選ばれなくて本当に良かった」。公示日の19日、故郷・気仙沼市に戻った自民党前議員小野寺五典は街頭演説の冒頭で笑いを誘った。

 一転、真顔になって真意を説いた。「今、私がやるのは(国より)古里のための仕事だ」。東日本大震災の被災地は新型コロナウイルス禍で二重の苦しみにあるとの危機感を示す。

 防衛相だった前回(2017年)は北朝鮮情勢対応に追われ地元入りできなかった。挽回するかのように、各地域の後援会組織に導かれて広い選挙区の田園地帯や集落を丹念に回る。

 序盤は米どころの内陸部に軸足を置いた。コロナ禍で地元の農業は米価下落に苦しむ。価格安定へ党が打ち出す過剰米の長期保管などの対策を強調し、農家の票固めを図る。

 選挙戦後半は全国応援で不在がちになるため、陣営は気を引き締める。

 共産党新人の内藤隆司は23日、農業地帯の大崎市古川で個人演説会を開いた。「米価下落に政府は有効な手だてを講じていない」。約40人の支持者を前に批判のボルテージを上げた。

 「野党連合政権が樹立されれば戸別所得補償を復活できる」と主張。東京電力福島第1原発事故によって発生した処理水の海洋放出に反対する姿勢も鮮明にし、第1次産業に最大限配慮する姿勢をにじませた。

 6区で初の野党共闘が成立したとして立憲民主党の支持者や無党派層へのアピールに懸命だ。共産の地方議員と連動して各地で街頭演説をこなし、2巡目に入っている。

 個人演説会も各地で行い、26日は古川中心部で共産党の書記局長小池晃と合同で街頭演説をする。28日は党参院議員の岩渕友と一緒に気仙沼市を回る予定で、小野寺の固い地盤に食い込みを図る。

(敬称略)

◇宮城6区立候補者
小野寺五典 61歳 元防衛相 自前⑦(公推)
内藤隆司 63歳 元県議  共新

河北新報

3768チバQ:2021/10/25(月) 15:35:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/952413278330911071c9c906fe868d17de1af41e
選挙区を歩く 東京1区 風吹かず? 看板区の行方
10/24(日) 20:55配信

産経新聞
東京1区立候補者の演説に耳を傾ける聴衆ら=19日午後、JR新橋駅前(内田優作撮影)

東京1区(千代田区、港区・新宿区の一部)は、選挙区内に国会議事堂や東京都庁などを擁する首都の看板区だ。平成24年以来、立憲民主党前職の海江田万里氏(72)と自民党前職の山田美樹氏(47)が火花を散らす。日本維新の会新人の小野泰輔氏(47)、無所属新人の内藤久遠氏(64)も加わり、前回までの乱立一転、4人の戦い。〝首都決戦〟は佳境に入った。

 ■野党共闘のはしり

「コロナとの戦いに明け暮れた1年8カ月はどういう毎日か。失望、怒り。このままではいけないという1年8カ月だ。この思いを選挙でぶつけたい」。19日夜、海江田氏は港区のJR新橋駅前で政権交代を訴えた。

全国で都市部の「1区」は「風」によって選挙情勢が動きやすいといわれるが、同区の厳しさは屈指のものだ。17年の「郵政選挙」では自民の与謝野馨氏が海江田氏に大差で勝利、続く21年の「政権交代選挙」では、逆に海江田氏が現職閣僚の与謝野氏を選挙区で破った。26年には海江田氏が民主党代表にもかかわらず落選した。

海江田氏は前回選で共産党などの支援を取り付けて返り咲き、野党共闘のはしりになった。今回も共産、社民からの支援体制を整え、野党共闘と距離を置く立民の支持母体、連合とも良好な関係を維持する。有権者の不満を風に変えようと懸命だが、「野党共闘は1+1が2にならない。加わる票もあれば、出ていく票もあることを覚悟しなきゃだめだ」とも語り、陣営の引き締めに懸命だ。

 ■コロナ逆風も

与謝野氏の引退を受けて海江田氏との戦いに臨んだのが山田氏で、過去の戦績は山田氏の2勝1敗だ。19日午前、新宿区四谷の選挙事務所近くで第一声をあげた山田氏は「皆さんの声を与党の議員として届けたい」と政権与党の実行力をアピールした。選挙戦では経済再生や社会保障の整備などを掲げる。

山田氏陣営にとって大きな不安材料が、前哨戦と目された7月の都議選で、選挙区内で複数の自民党候補が落選したことだ。山田氏は「新型コロナウイルス対策で頑張ってきたことが、うまく伝わらなかった」と認める。高市早苗政調会長らが連日応援に入り、支持拡大に注力している。

 ■ビジネスマン狙い

海江田・山田両氏の対決に割って入ろうと名乗りを上げたのが維新の小野氏。熊本県副知事を務め、同党推薦で昨年7月の都知事選に立候補し、同年秋から1区で活動を開始した。知名度向上のターゲットは、40〜50代のビジネスマンだ。19日午後に新宿区内で開いた出陣式では「分配すれば成長するのは間違い。まずは成長させなければならない」と主張した。

「維新で東京の選挙区に勝ったらすごいことだが、そんなに簡単にはいかない」と冷静に分析する一方で、「自民に風が吹いているとは思えず、立民も共産と組んで伸び悩んでいる。そう考えると結構面白い戦いになる」と、風が見えない現状の中で、自民対立民の枠組みに倦んだ有権者からの支持に期待を寄せる。

無所属の内藤氏は、防災都市の実現や食料自給率の向上などを訴えている。

(内田優作)

3769チバQ:2021/10/25(月) 15:37:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/62be1e2911b3801c34c63f2e082d02c6170d0156
<衆院選>埼玉13区は共産、自民、立民候補が三つどもえ 15区は自民、野党統一、維新候補が争い
10/25(月) 11:10配信

埼玉新聞
集まった地域住民に支持を訴える候補者=24日、さいたま市南区(画像の一部を加工しています)

 衆院選の投開票まで1週間となった24日、県内15小選挙区の立候補者は支持を求め選挙区内を走った。休日の秋晴れの下、人出が多い商店街をはじめ住宅地や公園などに姿を見せ、1票への執念をみなぎらせた。

自殺も考えた男性、奴隷扱いされ夜逃げ…困窮の闇 NPOに救われ、生活保護から卒業「SOSの現場見て」

■13区

 共産新人の赤岸雅治氏(60)、自民前職の土屋品子氏(69)、立民新人の三角創太氏(33)が三つどもえを繰り広げている13区。

 赤岸氏は春日部市内や越谷市千間台、大袋の各地域を小まめに回り、街頭演説を繰り返した。「今回の選挙で政権交代を実現したい」と声を張った。

 土屋氏は休日で人出が増えた地元春日部の商店街を巡った。春日部駅西口の演説会には自民、公明の地元県議、市議らが応援に駆け付けた。「8回目の戦いでも危機感がある」と訴えた。

 三角氏は午前、越谷市長選の立候補者と駅立ちし、午後は春日部の中心街を練り歩きいた。のぼり旗を掲げ「教育、子育ての完全無償化を目指す」と行き交う人々へのチラシ配布に精を出した。

■15区

 15区は自民前職の田中良生氏(57)、事実上の野党統一候補となった立民前職の高木錬太郎氏(49)、維新新人の沢田良氏(42)が争う。

 田中氏は南区の2地区で街頭演説。「今回の選挙は政権選択選挙。天皇制や日米安保を否定する共産党と組む立憲にわが国のかじ取りを渡すわけにはいかない。健全な保守の議席を守りたい」と力説した。

 高木氏は南区の住宅地を中心に終日、細かく移動。随所でつじ立ちし「新型コロナ対策、子育て支援、くらしの底上げから始まる経済再生」の3本柱を強調。「支え合う社会に変えたい」と訴えた。

 沢田氏は朝からトレードマークのオレンジの上着を着て、選挙区内を自転車で活動。武蔵浦和駅西口で街頭演説した沢田氏は「政治への関わりを私を使うことから始めてほしい」とアピールした。

3770チバQ:2021/10/25(月) 15:39:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fcfb3698abdbe76b8ce079429c49ad83cc9c725
<衆院選>埼玉2区は自民新藤氏、維新高橋氏、野党統一奥田氏が訴え 8区は自民柴山氏、無所属小野塚氏が
10/25(月) 10:53配信

埼玉新聞
駅頭で市民にチラシを配布する候補者=24日午後、所沢市内(画像の一部を加工しています)

 衆院選の投開票まで1週間となった24日、埼玉県内15小選挙区の立候補者は支持を求め選挙区内を走った。休日の秋晴れの下、人出が多い商店街をはじめ住宅地や公園などに姿を見せ、1票への執念をみなぎらせた。

自殺も考えた男性、奴隷扱いされ夜逃げ…困窮の闇 NPOに救われ、生活保護から卒業「SOSの現場見て」

■2区

 2区は8選に挑む自民前職の新藤義孝氏(63)、維新新人で元川口市議の高橋英明氏(58)、共産新人で元県議の奥田智子氏(52)の戦い。

 出馬予定だったれいわ新選組の新人が比例代表に回り、かつ立民陣営は公示直後に奥田氏応援を表明。事実上の野党統一候補となった奥田氏はこの日午前、JR川口駅頭に立ち「川口から野党の代表として国会に駆け上がる。消費税は5%に、ジェンダー平等も実現したい」と演説。

 迎え撃つ形となった新藤氏は小集会や街頭で地道に足元を固める活動。この日は午前10時から自宅近くの公園で個人演説会。新型コロナ対策など実績を宣伝。陣営幹部は「皆さん、油断は大敵です」と話した。

 高橋氏は川口駅前などの街頭で演説に立ち、社会保障改革など国政改革の訴えを続けた。

■8区

 自民前職の柴山昌彦氏(55)と無所属で元職の小野塚勝俊氏(49)の一騎打ちとなっている8区。

 柴山氏は午後、この日市長選が告示されたふじみ野市で公明党の演説会に入り、同党比例北関東ブロックの立候補者らと共にマイクを握った。柴山氏は「コロナの新規感染者数は大幅に減少した。政治主導でワクチン接種を加速し、ここまで来たのは自公政権の成果」と強調し支持を呼び掛けた。演説会には市長選候補者も駆け付けていた。

 小野塚氏は午後、所沢駅西口から約300メートル続くプロぺ通り商店街を支援者と共に練り歩き、有権者へ支持を呼び掛けた。特定の政党の支援は受けず、超党派として活動する小野塚氏は「この選挙を何としても勝ち抜いて国会に行き、さまざま問題を変えていく。日本を良き方向に取り戻していく政治を実現したい」と支援を訴えた。

3771チバQ:2021/10/25(月) 15:39:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/82471cb7a7414c07dfccd9f8bf7385b88e0581dd
衆院選“本戦”の裏側は…身内同士の選挙戦もヒートアップ
10/25(月) 9:53配信

西日本新聞
【東京ウオッチ】秘書ひしょ話
論戦の続く衆院選。比例代表の票を巡っても関係者は頭を悩ませる

 31日投開票の衆院選は、中盤戦。立憲民主党などの野党は今回、289小選挙区のうち、213選挙区で候補者を一本化し、野党系無所属候補を含めると、217選挙区で対与党の共闘態勢が整ったことになる。比例代表と合わせた全465議席の陣取り合戦は最後、どのような絵巻を描き出すのか。さて、今回の「秘書ひしょ話」が光を当てるのは、こうした熾烈(しれつ)な“本戦”の裏側。与野党ともに、身内同士による争いも静かにヒートアップしているのです。

【一覧】立候補一覧

 報道各社が選挙戦序盤の情勢調査をさみだれに報じた今週。

 自民党の古参秘書が、食い入るように紙面を凝視していた。視線の先には、与野党の候補がしのぎを削る小選挙区の動向…ではなく、全国11の比例代表ブロックで自民党がそれぞれ何議席を確保できるかの予測記事。例えば、定数20の九州ブロックでは、自民の獲得議席予測は、前回2017年並みの7議席程度となっている。

 「このあたりが当落線上だろうな-」

 情勢調査に関する各紙の書きぶりや、その候補の前回選挙時の「惜敗率」(小選挙区当選者、つまり自分が敗れた相手に対する自分の得票比率)などを交互に見比べながら、秘書は誰にいうともなしにつぶやいた。リストの紙に赤ペンできゅっきゅっと丁寧に印を入れながら、興趣深げに独自の分析を進めていく。

 比例代表で当落の鍵を握るのは、その候補が所属政党の比例名簿に何位で登載されているかだ。もちろん、上位であればあるほど勝利の確率は高まる。

 自民は今回、九州ブロックで、かつて県内の小選挙区定数削減を受けて小選挙区を譲った比例前職を単独1位として優遇し、単独2位には小選挙区の公認調整から漏れた新人を掲載した。このほか、党の内規に沿って73歳未満を対象に、小選挙区と比例の重複立候補者25人を同列の3位として載せ、28〜30位には元職や新人を充てた。

「厳しい人がいっぱいいる」
 仮に、の話である。

 自民が比例九州で7議席を獲得すれば、単独1、2位の2人は当選。残り5議席を巡る党内の争いとなる。無論、小選挙区で当選すれば比例枠を争うレースからは自動的に勝ち抜け。問題は、小選挙区で敗れた候補が、前掲の惜敗率で残り5枠に滑り込めるかどうか。同列3位の25人中、惜敗率の高い人から順に5人が復活するという意味を持つ。

 「安倍晋三元首相の下で戦った過去3回ほど、自民に風は吹いていない。今回は、小選挙区では厳しい人がいっぱいいるぞ」

 くだんの秘書は、九州に限らず大方のブロックの比例代表枠は、小選挙区の敗者復活組で埋まることになると結果を見通す。与野党の攻防は日を追うごとに激しさを増しており、「比例(復活)当選の報に接するのは未明になる」。

 過去には福島県を地盤とする自民候補が、小選挙区の公認調整がもつれた末に、比較的当選が堅いとみられた中国ブロックの比例名簿に落下傘として回されたこともある。今回も、激しい公認争いの結果、参院からくら替えした閣僚経験者に小選挙区候補の椅子を奪われ、政界を引退する形になった前職にまつわり、その長男を、無縁の北関東ブロックで名簿登載する事態が起きている。

 「党執行部はわずかな比例枠を巡って、やりくりしないといけない。選挙区で厳しい戦いを強いられる候補者にとっては、まさに死活問題。選挙後にしこりとなるケースも少なくなく、知恵と胆力がいるぞ」

 赤ペンを持ち直し、新聞のページとリストを見比べ、めくり始めた秘書。「さてさて、あっちの派閥の連中はどうなるかね」。比例復活の行方次第では、党内派閥の勢力図もがらっと塗り替わりかねない。開票終了後の皮算用にも余念がないようだ。

「仲間を追い落とした」という引け目
 片や野党にとっても、比例代表での暗闘は、無縁とは言えない。

 比例復活を経験したことのある立民議員のベテラン秘書は「比例当選の任期中は党内で肩身が狭かった」。同じ衆院議員のバッジを着けているとはいえ、永田町では小選挙区で勝ってこそ一人前とみなされる。「復活組には、『仲間を追い落とした』という引け目が付いて回る」。逆に、接戦であっても小選挙区で勝ち上がれば、仲間を救った「功労者」として人事面などで優遇されやすいというわけだ。

 今回、立民は九州ブロックに、小選挙区との重複立候補者22人全員を、同列1位で掲載した。序盤の情勢調査の獲得予測議席は5議席程度。こちらも息を詰めるしのぎ合いの様相である。

 いまだ投票先を決めていない有権者も一定の割合を占める。終盤から31日の投開票へ向け、情勢は変わる可能性があります。

(河合仁志)

3772チバQ:2021/10/25(月) 15:42:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b5fe6b6796fbe61257d1f9ae57719006fe21de2
衆院選2021 自民分裂バトル!東京15区で7人乱戦 IR汚職で控訴中の前職・秋元司氏が不出馬
10/25(月) 5:00配信

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サンケイスポーツ
IR(統合型リゾート)汚職事件で前職、秋元司氏(50)が有罪判決を受けたことや野党共闘の調整遅れなどから、乱戦模様なのが東京15区(江東区)だ。自民党は地元で活動を続けてきた無所属の前職、柿沢未途氏(50)と愛知県を拠点にしていた無所属の元職、今村洋史氏(59)の2人を推薦。野党は東京4区(大田区の大半)で活動していた立憲民主党の元職、井戸正枝氏(55)を統一候補とした。この3人を軸に、計7人が戦う。

23日夜、江東区内の中学校で開かれた個人演説会。柿沢氏は約120人を前に、力説した。

「1週間前によその選挙区から移ってきた人。本当に地元の声を国会に届ける代議士を務めることができるのか」

中盤情勢で横一線と報じられる井戸氏のことを鋭く批判。「柿沢未途は地元『生え抜き』の政治家」と〝地元密着〟をアピールした。

柿沢氏は、元外相の弘治氏から親子2代で15区が地盤。みんなの党、維新、希望の党で4回当選後、無所属で立民の会派に入った。今月4日に会派を離脱し、首相指名選挙で「岸田文雄」に投票。「自民執行部から(公認候補として)擁立の話もあった」と明かす。

だが、自民と対立してきた経緯から東京都連が反発。事件の影響が避けられない秋元氏にかわる候補者として、今月に都連が今村氏を引き込み、党本部に公認申請した。

2人は無所属のまま推薦の扱いとなり、当選者が公認される流れ。秋元氏は18日に不出馬を表明し、今村氏支援を打ち出した。急転直下の国替えについて、今村氏は「自分の戦いをしっかりするだけ」と力を込めた。

同じ推薦とはいえ、柿沢氏は不利な立場だ。

今村氏にはこれまで丸川珠代前五輪相(50)、萩生田光一経産相(58)らが応援に入った。24日は朝日健太郎参院議員(46)が、新型コロナ感染第6波の可能性を念頭に「医師の今村さんに(国会で)活躍してもらいたい」などとマイクで強調した。

柿沢氏は支持者らにも「新聞紙上に自民党の広告が入っていたが、私の名前と写真だけがない」と苦境を訴える。無所属だと政見放送に出演できないため、「勝手に政見放送!」と題して政見放送風の動画をSNSで公開するなど懸命だ。

一方の井戸氏も野党のごたごたを引きずる「落下傘候補」。東京4区で出馬を予定していたが、共産党が候補者を擁立。井戸氏は「統一候補の確約がないまま国替えした」と明かし「候補者一本化の中で個人の犠牲もあった」。これまでの活動がふいになったことの無念さも示唆した。

東京15区では諸派新人の桜井誠氏(49)、無所属新人の猪野隆氏(56)、維新新人の金沢結衣氏(31)、無所属新人の吉田浩司氏(61)も出馬している。残り6日間の選挙活動で、有権者はどう判断を下すのか。

3773チバQ:2021/10/25(月) 15:43:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/83f7a45bee3f180edf1368de2be605d0cb85eb94
自民、単独過半数うかがう=立民上積み、共・維堅調―衆院選情勢【21衆院選】
10/24(日) 21:43配信
 衆院選の投開票を31日に控え、時事通信社は全国の支社・総支局の取材などを基に、世論調査の結果や過去の得票実績を加味して情勢を探った。

 定数465議席のうち、公示前勢力で276議席の自民党は議席を減らし、単独過半数の233議席をうかがう状況だ。立憲民主党は公示前の110議席から上積みし、共産党と日本維新の会も議席を増やす見通し。

 ただ、自民党と野党・無所属候補の対決区のうち136の選挙区が接戦で、終盤の情勢によって結果が大きく変動しそうだ。

 自民党は、候補者を立てた277選挙区のうち、110選挙区で当選圏に入っている。接戦区では71選挙区がやや優勢。比例代表は前回の66議席を上回る勢い。

 公明党は前職を立てた9選挙区のうち、大阪、兵庫で四つを確保し、残り五つは激戦。比例は前回の21議席から上積みする公算が大きい。与党で見ると、岸田文雄首相が勝敗ラインに掲げる過半数(233議席)を超え、常任委員長ポストを独占し、委員数でも野党を上回る「絶対安定多数」の261議席に届く可能性がある。

 立民は候補を擁立した214選挙区のうち、18選挙区で議席確保のめどが立っている。比例は公示前の62議席には届かず、40〜50議席を視野に入れる。

 共産は沖縄で議席を維持する見込みで、比例は公示前の11議席から伸ばす勢い。維新は大阪で5議席を固め、比例は前回の8議席から大幅増を見込む。

 国民民主党は4選挙区で当選圏内。れいわ新選組は比例で1議席獲得する可能性がある。社民党は沖縄で1議席を確保する見通し。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得のめどが立っていない。

3774チバQ:2021/10/25(月) 15:46:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/83ad2009f6c41433958c7ccdafbe2be639b4178b
衆院選長崎4区 野党「共闘」自民「挙党」掲げるも… 疎遠、しこりで一枚岩なれず
10/24(日) 11:00配信

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長崎新聞
野党の県連幹部らとガンバローコールで結束を誓う末次候補(右から2番目)=佐世保市(写真左) 北村候補の出陣式で激励する朝長市長(右)=佐世保市

 与野党対決が激化する衆院選長崎4区。立憲民主新人の末次精一候補(58)陣営が野党共闘に自信を見せる一方、党公認問題で出遅れた自民前職の北村誠吾候補(74)陣営も挙党態勢の構築を急ぐ。だが、いずれも組織が一枚岩になりきれない内情を抱えたまま、後半戦に突入する。
 公示日の19日夜。末次陣営が佐世保市中心部で開いた集会には、連携する国民民主や社民の県連幹部らが顔をそろえ、「全力で応援する」と激励した。衆院選5回目の挑戦となった末次候補は「これまで野党はバラバラで戦ったが、きょうは本当にたくさんの皆さんが来てくれた」と感激した様子を見せた。
 野党の結集をアピールした格好だが、組織の集票力は心もとない。立民は大票田の佐世保市に市議がおらず、4区内で唯一の市町議員だった平戸市議が衆院選公示直前の市議選で落選。支持者は「地域に根付いていない」と嘆く。
 過去の衆院選で非自民候補を支えた佐世保重工業(SSK)などの労組は、組合員の減少で弱体化。SSK出身の佐世保市議4人は国民所属だが、うち1人は「候補者との関係が深まっていない」と集会や街頭活動にも参加していない。社民も前回市議選で議席を3から2へ減らし、かつての存在感はない。
 共産の候補者擁立見送りは好材料とされる。三つどもえとなった前回は、北村候補が約7万4千票を集めて7選を果たしたが、希望の党だった宮島大典氏(現県議)と共産・石川悟氏の合計得票数とは約2千票差しかなかった。「自民を破る土台ができる」。共産党県北部地区委員会委員長の石川氏はそんな期待を込め、末次候補を支援する。
 ただ、国民は共産と政策で一致しない点もあり、労組関係者は「共産色が前面に出過ぎると波風が立つ」と懸念。こうした意見に配慮してか、共産幹部らは出陣式に姿を見せなかった。
     ◆
 「共産と協力する政権に国は任せられない」。19日、北村候補の出陣式で「盟友」として登壇した朝長則男佐世保市長はこう訴えた。自衛隊や米軍との「共存共生」を掲げるだけに、基地政策を否定する共産へのアレルギーは強い。
 北村候補は、閣僚時代の失言などが原因で、瀬川光之県議と自民党公認を争った。党本部裁定で決着したのは公示4日前。出遅れた陣営は「保守の火を消すな」と組織一丸となるよう訴えるが、「そう簡単にしこりは消えない」(自民関係者)。
 北村候補は20日、瀬川氏の地元、西海市に入った。瀬川氏も協力を約束して同行。市内3カ所で街頭演説をしたが、集まったのはいずれも20〜10人程度にとどまった。
 公認争いで瀬川氏を支持した県看護連盟や県農政連盟からも推薦を取り付け、組織固めを急ぐ北村陣営。だが幹部は「時間がない」と焦りを募らせている。

3775チバQ:2021/10/25(月) 15:47:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/f12216ac8750e87f1109ac1260b42ee8e1c886ae
<衆院選みえ・攻防の裏側>川崎地盤、長男に譲る 世襲批判の中、強い執念
10/24(日) 11:00配信

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伊勢新聞
【衆院解散で政界を引退した川崎県連会長=津市羽所町で】

 自民党三重県連が新人3人を擁立して「世代交代」を掲げる影で、川崎二郎元厚労相(73)が引退した。12選のベテランは世襲批判にさらされながらも長男に地盤を譲るという最後の大仕事に取りかかっている。

 「地元の名士で伊賀の人にとっては特別」(自民党県議)という川崎家の三代目。私財を投じて伊賀上野城を再建した元衆院議員、克の孫、同じく衆院議員で元厚生相の秀二の子に当たる。

 ただ、政界入りは順風満帆とは言い難かった。秀二の急死を受けて初めて旧三重1区から立候補した昭和54年の衆院選は次点で敗北。翌55年は当選したものの、58年は再び落選を喫した。

 「川崎にとって楽な選挙は一度もなかった」と振り返るのは、川崎を中選挙区時代から見守ってきた支援者の一人。川崎は世襲議員ながら盤石ではない選挙戦を戦い抜いてきたからこそ、戦術が磨かれていった。

 15年ほどの付き合いになる県連幹部は「選挙になると、いろいろな団体や会社に声を掛ける徹底的な選挙戦術をとる」と舌を巻く。「あの年齢でも記憶力がよく、会った人の名前を忘れない」という。

 野党の出方も深く読む。9月の知事選で与野党相乗り候補を提案した幹部は「『絶対に相乗りを崩す動きがあるから、万が一の場合も考えるように』と川崎に言われ、実際にそういう場面があった」と明かす。

 そんな川崎は地盤の三重2区を長男に譲り、県連会長として選挙戦に臨んでいる。公募せずに県連三役だけで決めるやり方は県連内からも反発を招いたが、衆院解散までに次期参院候補までまとめてしまった。

 県連関係者は「どうしても長男に地盤を譲りたいという執念を感じた」。川崎は県連会長としては参院候補の動きを指示するだけ。選挙では長男の選挙区に集中。街頭演説など表舞台には立たず、支援者を回る。

 一方、地盤としている足元の伊賀市で揺らいでいる。平成28年の伊賀市長選や31年の県議選伊賀市選挙区などでは、自ら擁立した候補者が相次いで落選。地元関係者は「求心力が低下している」とみる。

 長男に譲った選挙区は野党候補との激戦となっている。これまで何度も落選を経験しながらもよみがえってきた政治家一族の川崎家。選挙の厳しさを誰よりも知る川崎は長男にそのバトンを渡すことができるのか。

     ◇
 県内でも与野党の10人が県内の全選挙区で激戦を繰り広げる衆院選。5回にわたって、各政党の攻防の裏側に迫った。

伊勢新聞

3776チバQ:2021/10/25(月) 15:55:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/5da545e278e0b9bd876346bcf5b24fa42c2f3145
石原王国崩壊危機…「軍団」解散の年に、伸晃氏 11回連続当選黄信号
10/23(土) 5:30配信


スポニチアネックス
公示日の19日に、東京・南阿佐ヶ谷の杉並区役所前で演説を行う石原伸晃氏

 ◇衆院選2021 31日投開票

 れいわ新選組の山本太郎代表(46)による出馬表明と撤回で注目された東京8区。自民党の石原伸晃元幹事長(64)と野党統一候補で立憲民主党の吉田晴美氏(49)が激しく競り合っている。11回連続当選を目指す伸晃氏の牙城とされてきたが、今回は小選挙区での敗北の危機も指摘され、永田町では「石原王国の崩壊か」とのささやきも漏れ始めた。

【写真】東京3区に出馬している石原伸晃氏の弟・宏高氏

 突然の東京8区出馬宣言で騒動を巻き起こした後、比例東京ブロックから出馬した山本氏は22日、同区内のJR阿佐ケ谷駅前で演説を行った。ここに吉田氏がゲストとして合流。「1枚目の投票用紙には吉田晴美、(比例の)2枚目には“れいわ”とお書きください」とアピール。小雨が降る中、足を止める有権者が続出し、気付けば聴衆は約200人規模へと拡大。山本氏が与党を批判するたびに「そうだ、そうだ!」の合唱や拍手が湧き起こった。

 吉田氏は「野党統一候補として戦う責任と感謝でいっぱい」とあいさつ。山本氏から「衆議院で会いましょう!」と声を掛けられグータッチを交わした。吉田氏は演説終了後に報道陣に対し「(山本氏の応援は)心強かった。感無量です」とバックアップに感謝した。

 自民党都連関係者はこの様子に表情を曇らせた。「野党統一候補になった効果と“山本騒動”で吉田氏の知名度が上がった。そして今回のような“合流街頭”でさらに勢いづくかも」と口にしたのは懸念。中選挙区時代を含め、同区を地盤として10回連続の当選を果たしている伸晃氏だが、関係者がやきもきするのには不安材料があるからだ。17年の衆院選では約9万9000票で伸晃氏が当選を果たすも、次点だった吉田氏は約7万6000票。これに希望の党候補、共産党候補の票を合計すると13万9000票となり、伸晃氏の票数を上回る。

 都政関係者は「この4年間、地元で地道に出馬の準備をしていた吉田氏には“山本乱入”に遭って気の毒との同情の声も広がった。石原氏をリードしているとの調査もある」と明かす。

 石原陣営では「これまでで一番厳しい戦い」との声が上がり、危機感が広がっている。石原氏はこの日、JR高円寺駅前などを遊説し「今回は本当に厳しい選挙です」と頭を下げた。杉並区役所前で行った19日の第一声でも、地元企業など約300人の支援者の前で「政治信念の違う野党共闘に負けるわけにはいかない」とマイクを握る手に力を込めた。

 父の石原慎太郎氏(89)の背中を追いかけ初当選したのは90年。慎太郎氏は68年に参院選で初当選し、72年に衆院に鞍替えした後、75年に都知事選で落選したが、この1年を除き、国政の場から石原家が遠ざかったことはなかった。自民党関係者は「仮に伸晃氏が小選挙区で敗れても比例復活の可能性が高いが、現在、石原派の閣僚はゼロ。派閥の領袖(りょうしゅう)として一国一城の小選挙区を落としたら影響力の低下は加速するだろう」とみる。弟の石原宏高氏(57)も東京3区で激戦だ。今年に入り、かつて力強い援軍だった「石原軍団」も解散。政界の石原王国の存続にも危うい空気が流れる。

3777チバQ:2021/10/25(月) 15:56:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2b05f20801c203b008b4b953381ac714500fb3f
福岡10区 自民・山本氏、立民・城井氏と激突
10/21(木) 21:02配信

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産経新聞
立候補者の街頭演説に集まった聴衆=19日、北九州市小倉北区

衆院選(31日投開票)の福岡10区は、自民党前職の山本幸三氏(73)と立憲民主党前職の城井崇氏(48)による4度目の対決を軸に、激しい選挙戦が展開されている。公明党との選挙協力を深める山本氏に対し、城井氏は共産党も交えた「野党共闘」で雪辱を期す。前職2人に割って入る日本維新の会新人、西田主税氏(59)は、自公政権と野党共闘双方の批判の受け皿となることで票の上積みを狙う。

「岸田(文雄)首相とは何でも話せる、何でも頼める仲にある。しっかりと日本を安定させる政策を進めていきたい」

山本氏は19日の公示日、第一声でこう強調した。

山本氏は岸田氏が会長を務める自民党派閥、宏池会(岸田派)の副会長を務める。9月の党総裁選では議員票取りまとめの責任者として、岸田氏の勝利に貢献したという。

選挙戦では首相との親密ぶりを紹介し、自ら訴える政策の実現性をアピール。岸田政権の誕生を追い風にしようと懸命だ。24日には岸田氏が応援に入る方向で調整している。

■正念場

自民は比例代表候補の73歳定年制を原則としており、山本氏も比例代表に重複立候補していない。これまで福岡10区では山本氏が3回連続で当選を果たしているが、「今回は本当に厳しい。比例復活できず、小選挙区で負けたら政治生命の終わり。正念場だ」と気を引き締める。

強い危機感の背景には、今年1月に行われた北九州市議選での大敗がある。自民は、立候補した22人のうち6人が落選した。特に10区内では、そのうち当選10回の重鎮を含む4人が議席を失った。

選挙の実動部隊を担ってきた地元市議の勢力が弱まったことで「支持層をまとめ切れない可能性もある」(自民関係者)。一方で、別の自民関係者は「地元の県議、市議におんぶに抱っこでは駄目だ」と冷ややかだ。

頼みの綱は連立を組む公明との連携だ。公示前には自公合同で1千人規模の集会を開いたほか、街頭演説でも公明の比例代表候補と並ぶ場面が目立った。山本氏は「公明党の力がなければ、とても勝てない」と明け透けに語る。

■権力の塊

山本氏に3連敗を喫している城井氏は、共産が候補者を擁立しなかったことで事実上、野党統一候補として挑む。

19日の街頭演説では「相手(山本氏)は首相派閥の副会長で権力の塊だ。押しつぶされないようはね返す力を寄せてほしい」と対決姿勢を強めた。

前回平成29年の衆院選で城井氏は、当時の希望の党から出馬し、共産候補も含めた三つどもえの構図で、山本氏に約7千票差にまで迫った。前回、共産候補の得票は約3万票で、単純に城井氏の得票と足せば、山本氏を大きく上回ることになる。

共産が候補を擁立しなかったことで、陣営関係者は「今回は勝てる構図だ」と自信をみせる。公示直前の17日には立民の枝野幸男代表が応援に入り、てこ入れを図った。

ただ、外交や安全保障などで政策が異なる共産との共闘はもろ刃の剣でもある。立民関係者は「共産と組めば保守層は逃げていく」と漏らす。

■「立憲共産党」

維新の西田氏は21日、JR小倉駅前でマイクを握り「自公政権のままでいいのか。新型コロナウイルス対策は後手後手ばかりだ」と声を張り上げた。

しかし、それ以上に力がこもっていたのは野党共闘への批判だった。「『立憲共産党』の候補を当選させたら日本の外交、安全保障は成り立たなくなる」と訴えた。

街頭演説には馬場伸幸幹事長も駆けつけ「維新は、自民党がやらない、共産党と組んだ立憲民主党は興味がない大改革をやる」と支持を呼び掛けた。

維新は、1月の北九州市議選で3議席を獲得した。今回の衆院選でも支持拡大を図りたい考えだが、前職同士の与野党対決に埋没気味だ。

福岡10区には無所属新人の大西啓雅氏(51)も立候補している。(小沢慶太)

3778チバQ:2021/10/25(月) 15:57:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d68a1325b14bce40187c39a9aeb65195c369ef9
色合い異なる大分「野党共闘」 
10/20(水) 19:00配信

産経新聞
有権者とグータッチをする自民党の河野太郎広報本部長=16日、大分市

31日投開票の衆院選で、大分県の3選挙区すべてで激戦が繰り広げられている。2、3区は、自民党前職と前回比例復活の立憲民主党前職による与野党一騎打ちで、1区も野党系の無所属前職に、自民新人や共産党新人らが挑む。公示前から与野党ともに幹部が入り、支持拡大を図ってきた。ただ、大分は歴史的に社民党の牙城だったこともあり、共産党の候補取り下げなどで全国的に進んだ「野党共闘」とは多少色合いが異なる選挙戦となっている。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン

「共産党はドアの内側に靴の先を突っ込み、こじ開けて土足で家に上がり、家主を追い出し乗っ取る」

16日、自民党の河野太郎広報本部長は大分市に駆けつけ、街頭演説でこう訴えた。

選挙協力を進める立民と共産などの関係は与党側にとって攻撃材料で、自民党の甘利明幹事長らがしばしば言及する。河野氏も、立民が共産と「限定的な閣外協力」で合意したことを念頭に「今回の選挙は(共産主義政権の)第一歩を踏み出すのか、自由と民主主義を守るのかが問われている」と強調した。

これにすぐさま反応したのは、翌17日に大分県に入った立民の安住淳国会対策委員長だ。

「ご懸念には及びません。(与党側は)苦しいんだろうね。それしか言うことないんだろうね」

大分市内で記者会見を開いた安住氏は、こうした発言に不快感を示した。その上で「多少のハレーションはあるが、良い所に落ち着いた。(共産と)協力できるところはやるが、自分たちの政策や考えを曲げることはない」と続けた。

× × ×

立民は、大分1〜3区について「最も接戦になる。全国的にも最重点区」(安住氏)と位置づけ注力している。河野氏の発言は厳しい選挙戦を見越した先制パンチと言えた。とはいえ、ある県政関係者は「県の政治史を踏まえれば共産批判は的外れで、上滑りしているように感じた。大分は社民党の存在を抜きには語れないから」と指摘する。

この言葉通り、大分は社民党初代党首で元首相の村山富市氏や、4月に死去した重野安正氏らを国会に送り出してきた社民の牙城だ。自治労を中心とする官公労は長年、社民支持を打ち出す。連合大分を結節点に、旧民主党系の立民や国民と、社民の協力体制が、選挙戦の行方を左右してきた。

昨年、吉田忠智参院議員らが社民を離れて立民に合流。支持者には困惑も広がったが、7月に立民の枝野幸男代表が村山氏の自宅を訪ねて融和を演出した。安住氏も大分入りした17日に村山氏と面会した際、「勝たなきゃだめだぞ」と激励されたことを明かした上で「小政党同士の協力ではなく、1つの党として迎える選挙。自民に力で十分対抗できる」と述べ、合流効果に期待を見せた。

3779チバQ:2021/10/25(月) 15:57:31
× × ×

こうして立民と社民が一体化を進め、連合大分の仲立ちによって国民県連とも連携を深める中、共産の立ち位置は微妙だ。

共産は今回、立民前職が出馬した大分2、3区の2選挙区での擁立を見送り、「野党共闘」を演出した。

ただ、立民が擁立した2区前職の吉川元氏(55)と3区前職の横光克彦氏(77)に国民県連と社民県連が支持を表明する一方で、共産は「自主的に支援する形になるだろう」(県委員会幹部)と組織としての露出を避ける。

複雑なのは1区だ。

立民県連と国民県連が支持し、前回衆院選で希望の党から比例復活した無所属前職、吉良州司氏(63)に、共産県委員会書記長の新人、山下魁氏(44)をぶつけたからだ。

公示前には山下氏を「統一候補」とするような動きもあったが、民間労組などが反発して調整がつかなかった。ただ、連合関係者からは「共産が入らない方が一枚岩になれる」との声も漏れる。

× × ×

対する自民は、2区の前職、衛藤征士郎氏(80)と3区の前職、岩屋毅氏(64)がともに自身の後援会に加え、推薦を受ける公明党と、その支持母体の創価学会などの組織をフル動員し、票の掘り起こしを進める。特に党規定により比例代表と重複立候補しなかった衛藤氏については、自民党本部から九州内の有力企業に支援強化を働きかけ、てこ入れする。

1区の自民新人、高橋舞子氏(33)は公明推薦を受けることができなかった。学会関係者は「結局、(高橋氏側から)何も言われていない。選挙区では自公政権の枠組みに沿って投票するかもしれないが、どうなるかは分からない」と打ち明ける。自民県連内も「一丸ではない」(関係者)という。

しかし高橋氏には、20年近く県政を担う広瀬勝貞知事との良好な関係に加え、「政治の師」と仰ぐ甘利氏が党役員人事で幹事長に就くなど追い風もある。若さや記者経験、女性候補であることなどを打ち出し「自民党型の地上戦に加え、空中戦で従来にない票を掘り起こす」(陣営幹部)ことを狙う。



大分1区からは高橋、山下、吉良の3氏のほか「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の新人、野中美咲氏(25)、無所属新人、西宮重貴氏(43)も立候補している。(中村雅和)

3780チバQ:2021/10/25(月) 18:34:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/05885746a8117b41e6f63e6f598372e0f1ed20b9
大阪10区は“混戦必至”の三つどもえ 辻元氏vs外科医vs維新新人 注目は日本維新の会の動き
10/25(月) 16:56配信

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夕刊フジ
街頭で熱弁を振るう辻元氏

 選挙のたびに、自民党と立憲民主党(旧民主党を含む)、日本維新の会の候補が、激しい三つどもえの戦いを繰り広げているのが大阪10区(高槻市など)だ。今回も、立憲民主党副代表の辻元清美氏(61、当選7回)と、自民党の前厚労政務官の大隈和英氏(52、同2回)、日本維新の会の新人で前大阪府議の池下卓氏(46)が激突する。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン



 過去の激戦を、大阪府議が解説する。

 「2017年の前回衆院選は、小池新党をめぐる混乱で立憲民主党に追い風が吹いて、辻元氏が頭一つ抜け出たが、12年と14年は、ほぼ横一線だ。14年の選挙では、辻元氏が選挙区で勝ったが、大隈氏と日本維新の会の松浪健太氏も比例復活し、3人の国会議員が誕生した」

 今回、まず注目は日本維新の会の動きだ。17年の選挙で敗れた松浪氏が府議にくら替えした。結果、府議の池下氏が逆に国政に回った。

 自民関係者がいう。

 「池下氏は通称『イケタク』と呼ばれ、選挙に強い。祖父と父が高槻市議だったため、盤石の地盤がある。松浪氏が19年に出馬するまでは、府議選で常にトップ当選だった。また、税理士という職業柄か、政治手腕も緻密で理詰め、一方で趣味は茶道という。そのギャップに人気が集まる。府議になった松浪氏も全力支援するため強い」

 立憲民主党の辻元氏はどうか。維新関係者は分析する。

 「手ごわいの一言。11日も代表質問で、岸田文雄首相に舌鋒鋭く『森友学園』再調査を迫るなど、存在感を発揮した。12年の選挙は比例復活だったが、14年と17年は選挙区で勝ち切った。強さの秘密は、彼女の突破力と、秘書給与流用事件で逮捕されながら、不死鳥のように復活してきた不屈の魂。その2つが大阪人にはウケるようだ」

 自民党の大隈氏も善戦する。地元市議がいう。

 「大隈氏は、阪大医学部附属病院や大阪警察病院などで勤務した外科医ながら、偉ぶらず黙々と辻立ちや街頭演説をこなしている。コロナ禍では、厚労政務官として活躍した。選挙のたび票数をジワジワ増やしており、侮れない」

 10区の有権者数は約32万人。6万5000〜7万票が当選ボーダーラインか。 (ジャーナリスト、田村建雄)

 

【大阪10区】(高槻市など)

△辻元清美61  立民前

▼池下卓46  維新新

▼大隈和英52  自民前

※当落予測の△は「やや優勢」、▼は「やや劣勢」 (本紙分析)

3781チバQ:2021/10/25(月) 18:35:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/e686a9282db93286184d2cb79a494531b396c016
自民が単独過半数確保の勢い、立憲はほぼ横ばい 朝日情勢調査
10/25(月) 18:00配信

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朝日新聞デジタル
朝日情勢調査

 31日投開票の衆院選について、朝日新聞社は23、24日、全国約38万人の有権者を対象に電話とインターネットによる調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて、選挙戦中盤の情勢を探った。現時点では、(1)自民党は公示前の276議席より減る公算が大きいものの、単独で過半数(233議席)を大きく上回る勢い(2)立憲民主党は比例区で勢いがなく、公示前の109議席からほぼ横ばい――などの情勢になっている。

東京の選挙区、石原伸晃氏や菅直人氏らが接戦

 選挙区はインターネット調査で、比例区は電話調査で情勢を探った。調査時点で投票態度を明らかにしていない人が、選挙区は4割、比例区は3割おり、今後、情勢が大きく変わる可能性もある。

 自民は、選挙区では公示前の210議席に届かないものの、161の選挙区で優位に立ち、190議席に迫る勢いをみせている。比例区は堅調で、公示前の66議席を上回り、70議席をうかがう。

 自民は、政権を奪還した2012年の衆院選以降、国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261議席)を確保してきた。接戦となっている74の選挙区の勝敗次第では、今回もこれを獲得できる。

 公明党は、公示前の29議席は維持しそうな勢い。選挙区では、北海道10区と東京12区で接戦となっている。

 立憲は、選挙区では公示前の48議席を上回る公算が大きい。競り合っている65の選挙区が、議席を上積みできるかどうかの焦点。枝野幸男代表(埼玉5区)も自民前職と接戦となっている。一方、比例区は勢いに欠け、公示前の61議席を10議席以上、下回りそうだ。

 日本維新の会は、公示前の11議席から3倍近くに増える勢い。選挙区は大阪府内を中心に10選挙区でリード。比例区は地盤の近畿以外でも、東京や南関東で複数議席獲得を視野に入れている。

 共産党は、選挙区で議席を維持している沖縄1区で接戦。比例区で議席を積み上げ、全体として公示前の12議席を上回る可能性がある。

 国民民主党は、4選挙区で優勢で、比例区と合わせ、公示前の8議席と同程度になる見込み。

 れいわ新選組は比例区東京で議席獲得をうかがう。社民党は選挙区、比例区ともに1議席を確保できるかどうか。

 「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は、厳しい情勢だ。

     ◇

 調査方法 23、24の両日に実施。電話調査は、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、固定電話、携帯電話あわせて2万5595人から有効回答を得た。インターネット調査は、調査会社4社に委託し、各社の登録モニターを対象に調査した。全国で計35万3868件の有効回答を得た。小選挙区はネット調査から当落を予測し、比例区は、電話調査から予測した。

朝日新聞社

3782チバQ:2021/10/25(月) 18:40:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4e7236ac0db78679f298c82758cf649fe7bf5d5
自民・岸田派候補は衆院選でまさかの半分落選も…15人が野党候補と大接戦、閣僚経験者も劣勢
10/23(土) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
閣僚経験者も劣勢、平井卓也前デジタル相もリードを許す(C)日刊ゲンダイ

 60以上の選挙区で自民vs野党のデッドヒートとなっている10.31衆院選。とくに岸田首相が率いる岸田派(宏池会)の候補は軒並み苦戦を強いられている。このままでは、宏池会の勢力衰退は待ったなしだ。

 宏池会には衆参合わせて46人が所属していたが、閣僚経験のある宮腰光寛元沖縄北方担当相と竹本直一元科学技術担当相、三ツ矢憲生元外務副大臣の3人が引退。衆院勢力は31人に減っている。

 ただでさえ人数が減っているのに、今回の選挙は、多くが当落線上で喘いでいる。自民党が行ったとされる情勢調査によると、31人の宏池会メンバーのうち15人が野党候補と接戦を繰り広げている(別表)。宏池会の衆院勢力の半分が、リードを許しているか、リードしていても5ポイント差以内に収まっている状況だ。

 若手・中堅だけでなく、閣僚経験者も劣勢もしくは並ばれている。前デジタル相の平井卓也氏(香川1区)と元地方創生相の北村誠吾氏(長崎4区)は立憲候補に後れを取り、元地方創生相の山本幸三氏(福岡10区)も立憲候補と互角の戦いを演じている。

 大阪1区と2区では維新候補に先行され、静岡5区では民主党政権で環境相を務めた細野豪志氏に10ポイント以上も差を付けられている。埼玉1区では、首相補佐官に抜擢された宏池会のホープ・村井英樹氏が立憲候補と横一線だ。早くも「落選しても補佐官はできるから問題ない」(自民党関係者)と落選を見越した指摘まで出始めている。

 宏池会の半分が選挙区を落とすようなことになれば、党内の岸田首相の求心力が低下するのは間違いない。選挙後、政権運営が一気に苦しくなる可能性がある。

3783チバQ:2021/10/25(月) 18:40:43
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296313
自民・河村建一候補「比例中国」→「比例北関東」追放劇のア然…安倍家・岸家に影響力低下の焦り
公開日:2021/10/20 14:15 更新日:2021/10/20 19:33
 19日に公示された衆院選で驚いたのは、山口3区の公認争いで林芳正元文科相に敗れて引退した河村建夫元官房長官の長男・建一氏が、当初発表されていた「比例中国ブロック」ではなく「比例北関東ブロック」に変更になっていたこと。どうやら裏には、地元での影響力低下に焦る安倍元首相の蠢きがあったようだ。

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  ◇  ◇  ◇

 先週16日、自民党山口県連が、岸信夫会長名で党の選対委員長宛てに「比例候補者について」という文書を提出していたことが分かった。そこにはア然とするほどトゲトゲしい文言が並ぶ。

 河村氏の長男が中国ブロックの候補となったことについて〈当県連から党本部に対して公認決定を願い出た候補でもありません〉〈河村建一氏が決定されたことに強く抗議を申し上げるとともに、この方は、山口県連とは何ら関わりのない候補であることを確認させていただきます〉。そのうえで、〈杉田水脈候補の名簿上位搭載にご配慮いただきますよう、強くお願い申し上げます〉と記されていた。

 杉田氏は「LGBTには生産性がない」で物議を醸したウルトラタカ派の女性前職。安倍元首相の強力なプッシュにより、前回2017年衆院選でも比例中国ブロック上位となり、当選した。

 今回も、文書が“威力”を発揮したのだろう。結局、杉田氏は中国ブロック19位(小選挙区との重複候補を除き3番目)となり、一方の河村氏は、北関東ブロック32位(同2番目)へと追い出された形となった。

「15日に中国ブロックに建一氏の名前が入ったのを見て、『世襲で比例優遇はありえない!』と、安倍元首相が激怒し、弟で県連会長の岸防衛相に文書を出させたようです」(党本部関係者)

子飼いの杉田水脈氏を猛プッシュ
問題の文書。杉田水脈候補(右)はウルトラタカ派(C)日刊ゲンダイ
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 安倍元首相は自分も世襲のくせに、よく言うよだが、ついでに言うと、山口県内の小選挙区の4候補は全員世襲だ。

 県連は日刊ゲンダイの取材に、「杉田さんが県連唯一の比例公認候補であり、ごく自然な形で、県連の認識を本部にお伝えした文書です」(事務局長)と答えた。

 19日の公示日、安倍元首相は地元・山口4区で第一声。09年の選挙以来のことだった。

 もっとも、安倍元首相は公示前から何度も地元入りするなど、これまでのようなぶっちぎりの圧勝に不安がある様子。地元有権者の空気に変化の兆しが見えるからだ。

「首相を退陣し、安倍さんは“終わった政治家”。『次は林(芳正)さんだね』と、有権者の期待は移っている。安倍・岸家が永遠に安泰というわけじゃない。山口県内の小選挙区は、次回は現行の4から3に減ることが確実。だからその前に、河村家を追い出したということじゃないか」(地元関係者)

 岸田政権の人事で、安倍元首相は自身が望んでいた「高市幹事長、萩生田官房長官」が実現せず、いまだにイライラし、細田派の幹部に八つ当たり電話をかけているという。比例名簿に強権“介入”する暴走は、地元・山口でも求心力が低下していくことへの焦りの表れだ。

3784チバQ:2021/10/25(月) 19:24:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/aba81ecf12079b56bcf2c0c9fd3ef12259657280
「令和の上州戦争」の群馬1区 新潟5区は元首長三つ巴 混戦の終盤戦
10/25(月) 19:19配信
産経新聞
新潟5区の候補者と語り合う 有権者=13日、新潟県長岡市(太田泰撮影)

31日投開票の衆院選は終盤戦に突入し、候補者らは有権者へのさらなる浸透に向け奔走している。もっとも、各地の選挙区では、一枚岩になれない事情を抱える陣営も少なくない。公認争い、調整の不調、保守分裂…。それぞれの事情を追った。

■群馬1区「令和の上州戦争」

衆院選公示前日の18日、中曽根康弘元首相を祖父に持つ中曽根康隆氏(39)の前橋市の選挙事務所を、公認をめぐって争った尾身朝子氏(60)が訪問していた。

「自民党勝利のため、一致団結して頑張っていく」。そう口にした中曽根氏は、尾身幸次元財務相の長女である尾身氏と「肘タッチ」し、しこり解消をアピールしたが、両者の表情は硬いままだった。

中選挙区制時代には首相経験者が票を奪い合う「上州戦争」が繰り広げられた群馬。今回は1区の公認をめぐり、世襲議員による公認争いが勃発した。尾身氏は前回選で1区から出馬し得票率48・8%の9万2641票を獲得。一方、比例に回った中曽根氏は党員獲得数と世論調査のポイント数を伸ばしてきた。本来なら現職優先で尾身氏だが、党本部はそれを覆して中曽根氏に軍配を上げ、尾身氏の比例転出で決着を図った。

「これをかけるために4年間やってきたといっても過言ではない」。19日の公示日は自らの名前が記されたたすきとともに、選挙区出馬の思いを語った中曽根氏。背景には25年前の平成8年、選挙区調整の結果、康弘氏が比例への転出を余儀なくされた過去がある。

「中曽根家の執念だよ。国取りに勝ったということ」と自民関係者。24日には尾身氏が初めて中曽根氏の選挙応援を行い連携を強調したが、自民が一枚岩になれるかは今も最大の課題だ。選対幹部は「公認はゴールではない」と危機感を示す。

一方、自民の混乱に乗じ候補を一本化して選挙戦に臨みたかった野党の足並みも乱れた。立憲民主党では元職の宮崎岳志氏(51)と新人の斉藤敦子氏(53)が公認を目指したが、両者とも公認されないまま、宮崎氏は日本維新の会から、斉藤氏は県連の支援で無所属で出馬。共産党からは店橋(たなはし)世津子氏(60)が立候補した。

「野党一本化に向け努力したが、残念だ」と共産の選対幹部。野党乱立で票が割れるため「比例を伸ばしていく方針に変更した」とため息をついた。

■新潟5区 元首長3氏の戦い

「豪雪地帯の声を国に届ける国会議員は少ない。どうかみなさんの力を貸してほしい」。公示日の19日、元知事で自民前職の泉田裕彦氏(59)は、出陣式でこう訴えた。3期にわたり知事を務めた高い知名度を武器に、前回選では出身地の加茂市(4区)ではなく5区から出馬し、初当選を果たしている。

当初、5区は泉田氏に対し、前知事で無所属新人の米山隆一氏(54)が野党の支援を受けて戦う構図になるとみられていた。しかし、長岡市長を5期17年務め、全国市長会会長も歴任した無所属新人の森民夫氏(72)が参戦。結果、泉田氏と保守票を食い合う様相を呈しつつある。

この状況を招いた要因の一つが、前回選直前に急逝した長島忠美元復興副大臣の〝後継〟をめぐる問題だ。長島氏は中越地震(平成16年)で被災した旧山古志村(現長岡市)の村長として、復旧と復興に尽力したことで知られている。泉田氏は前回選で長島氏の遺志を継ぐと表明したが、なじみの薄い5区からの出馬には反発の声が上がっていた。自民関係者からは今も「長島氏の後継とはいえない」との声が漏れ聞こえる。

一方、長岡市出身の森氏は、市長時代に長島氏を市の復興管理監に迎え、泉田氏の後任を決める28年の知事選では自公の推薦で出馬した。野党が推す米山氏に敗れたものの、泉田氏と比較する有権者は少なくない。「長島忠美さんの遺志を引き継ぐのは私しかいない」。公示日、森氏は山古志地区でこう訴えた。

保守の争いを横目に、精力的な選挙戦を行うのが米山氏だ。泉田氏の後任として知事に就任した後、30年に女性問題で辞職。今回選では事実上の野党統一候補で組織戦を展開する。公示日は「当たり前のまっとうな政治を取り戻すのが今回の選挙だ」と強調した。

新潟は、近年の大型選挙で野党共闘が推進されてきた地でもある。「絶対に譲れない戦いだ」。米山陣営の関係者は意気込んだ。

3785チバQ:2021/10/25(月) 20:27:13
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_2S3VJQVLIJNKBKKK7XLIXRFMHM.html
選挙区を歩く 東京8区 「石原王国」に地殻変動
2021/10/25 19:37産経新聞

選挙区を歩く 東京8区 「石原王国」に地殻変動

衆院東京8区の候補者の演説に耳を傾ける有権者ら=24日午後5時4分、杉並区(竹之内秀介撮影)

(産経新聞)

れいわ新選組代表の山本太郎元参院議員が公示前にいったん出馬表明し、全国的な注目を集めた東京8区(杉並区の大部分)。公示直前になって立憲民主党、共産党、れいわの3党間で立民新人の吉田晴美氏(49)での一本化が決まり、8区で無敗を誇ってきた自民党前職の石原伸晃元幹事長(64)に挑む「与党」対「野党共闘」の構図となった。日本維新の会新人の笠谷圭司氏(41)も出馬しており、勝敗の行方は見通せない。

運動支える共産

22日、JR阿佐ケ谷駅前で開かれた山本氏の集会には、一時は山本氏と「野党統一候補」の座を争った吉田氏の姿があった。山本氏は今月8日、8区からの出馬を表明したが、吉田氏の支持者からの反発を受け撤回、比例東京ブロックに回った経緯がある。

この日は「頑張りましょう、一緒に国会に」「衆議院でお会いしましょう」と互いにエールを送り合い、笑顔で肘タッチを交わした。吉田陣営の関係者は「いろいろあったが、最終的には和解にたどり着けてよかった。〝雨降って地固まる〟だ」と胸をなでおろす。

吉田氏は今回、立民、共産、れいわの統一候補として出馬。組織力で石原陣営に劣る吉田陣営の運動を支えているのが、共産の存在だ。地元選出の都議や区議が連日街頭に立ち、挙党態勢で吉田氏への投票を呼び掛けている。同党の原田暁(あきら)都議は「これまでの吉田氏の地元での地道な活動を知っているからこそ、われわれも全力で応援できる」と話す。

「共闘」に警戒

一方の石原陣営は「野党が一気に攻めてきた」と警戒を強めている。石原氏は19日の第一声で、「共産と立民が『野合』をして、私たち自公に刃を突き付けている」と吉田陣営を牽制(けんせい)した。

約30年間にわたり石原氏が連勝し続けてきた8区。だが、中選挙区時代には共産候補が当選するなど、際立って保守的な土地柄だというわけではない。そんな8区がなぜ自民の牙城となり得たのか。ある自民区議は「長年の野党の足並みの乱れが石原氏の連勝を生んできた」と語る。

8区では小選挙区制の導入以来、野党候補が複数出馬する状況が常態化していた。例えば平成29年の前回選では旧立民、旧希望の党、共産の候補らが乱立。石原氏は約10万票を獲得して当選を果たしたが、次点の吉田氏は約7万6千票だった。旧希望や共産の候補者の得票を単純に合計すれば、石原氏を約4万票近く上回る計算になる。

自民票吸収も

第三極として石原、吉田両陣営が関心を寄せるのが、維新の笠谷氏の動向だ。維新は他の野党とは異なる保守政党であるだけに、石原氏の選対幹部は「自民票を食い荒らしかねず、今回のような大激戦では勝敗を左右しかねない」と話す。

元自民党員という経歴を持つ笠谷氏は19日の出陣式で、「一部の組織や団体の利益を優先する自民党の政治はおかしい。自民党を外から崩壊させたい」と強調。候補者の一本化が難航した野党陣営も引き合いに出し「この国をまとめられるわけがない」と批判した上で、「共産と手を組んだ立民にこの国の野党第一党を任せるわけにはいかない」と訴えた。

(竹之内秀介)


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